テイルズオブゼ…?   作:アルピ交通事務局

195 / 229
Aiイラストでアリーシャ出来ないかと試してみるがアリーシャの髪の色の時点で詰んじまってるってばよ。
ベージュ?金髪?ブロンド?サイドテール?……厳しいってばよ。


自分以外が居なければ

 

「なんだ……あまりにもシンプルか……」

 

 アリーシャに力を貸す理由が今になってやっと分かった……アリーシャの事が大好きだと言う至ってシンプルな理由だった。

 笑い話にしかならねえなと思いつつもオレはマスターソードを取り出したと。

 

「殺すならば殺せ……私の役目はもう終わりだ。ハイランドに戦争の火種を投下した、時期に戦争に」

 

「そうはさせません……私は、私達が戦争を起こさせない……」

 

「ゴンベエが戦争を無理矢理締結させた事を導師の力と言っているが……時間の問題だ」

 

 時間の問題ねぇ…………。

 

「だったらお前等と言う悪を用意すればいいだけだろ?」

 

「なに?」

 

「人類が手を取り合う理由は主に意見が合うからだ。ならば、至極当然の理由…………ヘルダルフと言う裏で戦争を手引きしている悪の存在を証明してやればいいだけだ。そうすればハイランドもローランスも共通の敵を得れば戦争なんてしてる暇は無いのだと自覚する」

 

 人類が手を取り合うには共通の敵を認識させる事だ。

 幸いにもそれをする手立ては幾らでも存在している。ヘルダルフと言う明確に見える悪が実在しているのならば、余裕で奴を悪人に、世界共通の敵として認識させる事が出来るだろう。

 

「人間の深い業を見たと思いこんでるんだろうけども、人間の本性もなんも分かってねえな……」

 

「穢れを放つ心が人間の」

 

「だから、なんで黒と白しかねえんだよ?」

 

 黒か白のどちらかしか存在しないと主張しようとするオバハン。そりゃ確かに白と黒は色の存在度で言えば圧倒的に上だろう。

 でも、世の中は黒と白しか存在しねえんじゃねえ。

 

「赤とか緑とか青とか黄色とか沢山あるだろう?なんでその色を見ようとしない……そりゃ色の存在度でとかでは黒と白が重要だ。でも、赤とか緑とか青とか黄色とか紫とか色々な色が存在している。それが手と手を取り合うことで美しい虹色になる……黒と白と言っても100種類以上ある。ベルベットみたいな黒もあればヘルダルフの様な黒もある……まさかそんな初歩的な事すら考えていなかったのか?」

 

「──」

 

 開いた口が塞がらないオバハン。

 原価何十円のパスタも盛る皿や食べる人によって何十倍にも値段が膨れ上がる調和の話をしてもいいが、それだと話が少し違う。

 全くと言ってなんにも考えてない、ただ単に自分がその色が好きだからと押し付けているだけの力を持っただけの子供に過ぎない。まぁ、子供らしさを忘れることはいけねえ事だがよ。

 

「バカだバカだとは思っていたがここまでバカだったとはな」

 

「……勝手に絶望して、勝手に恨んで、勝手に無関係な人間を巻き込んで…………なにがしたいのですか?全人類憑魔化なんて馬鹿な真似を……」

 

 呆れて言葉も出すに出せない。

 アリーシャはなにがしたいのかを問い詰める。色の存在を認めようとしない、黒か白しか無いと思っているオバハンは答えなかった。

 赤があれば青もあり青もあれば紫が黄色が緑がオレンジがと沢山の色が存在している。初歩的な事でそれらが混ざり合えば醜い色になる時もあれば綺麗な色になる時もある。

 

「……師匠(先生)、貴女からすれば私なんて現実を知らない小娘でしょう。ゴンベエと一緒に始まりを見届けて、自分がどれほどに無力な存在なのか嫌でも思い知りました……でも、それでも頑張ります」

 

「………………私は、そんなお前が大嫌いだった」

 

「……貴女が諦めてしまったからですか?…………ならば言います、私は貴女とは違う」

 

 アリーシャはそう言うとオレの手を取った。

 

「私にはゴンベエが側に居てくれる。ベルベットと側に居る。エドナ様やザビーダ様が力を貸してくれる、アイゼンが教えてくれる……貴女の様に1人ぼっちじゃない、真の仲間が家族が居ます……苦しい事や辛い事は沢山ありました。ですが、一歩ずつ皆で前に進んで行きます」

 

「……くだらない、な…………っ…………」

 

「自分が見れなかった夢の続きを妬むなよ…………気絶したか」

 

 アリーシャは自分が弱い小娘である事を認めて、己の弱さを認めて受け入れた。

 誰かに支えてもらわなければ歩くことが出来ないダメな奴だがそれでも一歩、また一歩と歩んでいく事を決める。それを聞いたオバハンは穢れを強くして気絶した。心の何処かでアリーシャの事が羨ましいのだと妬んでたみてえだ。

 

「…………肉体が穢れに耐え切れずに浄化したら死んじまうと言う話は割とある……お前の師はハイランドとローランスに戦争という災厄を齎そうとした悪魔だ、ケジメをつけなきゃならん……」

 

 アイゼンは倒れたマルトランの元に歩み寄る。

 明確に見える悪の使者ならば、浄化したら死んでしまうと言うのならばもうそれしか道は無いのだと言い切り天響術を使おうとするが、アリーシャが槍をアイゼンに向ける。

 

「許す、と言う選択肢は最初から無しだ」

 

「分かっている……分かっているんだ……でもっ…………私に殺せない、死んでほしくない!」

 

 自分が大好きだった人を見殺しには出来ない。例え子供でも分かるような明確な悪人だとしても殺される姿を見られたくはないだろう。

 裏社会ならば殺すことがケジメだという意見に関しても間違いではない。でも、殺して救ったりするのは間違いだとアリーシャは思い込んでる。

 

「だったら裁ける様にするしかないか……」

 

「裁ける様にって、証拠が中々に見つからないのよ?証拠を探す前に裏で暴れられたらひとたまりもないわ」

 

 アリーシャのやりたいようにするだけだ。

 エドナは証拠探しが上手く行っていない事を指摘するが……要するに全てが終わってから、裁ける様にする。

 

「まぁ、証拠なんて最悪でっち上げればどうとでもなる…………ただな、アリーシャ。コイツ等は人類全てを憑魔化させるとかいうくだらねえ野望を抱いてるんだ。その為にお前みたいに自らの意志で武器を手に取ったんじゃない人達が沢山生まれて沢山傷ついた…………それ相応の報復はさせてもらう」

 

 何もせずに許すと言う選択肢は何処にも無い。それ相応の事はしなければならない。

 その事に関してアリーシャは首を振らなかった。オレの好きにしていいのだと言うアリーシャなりの相槌だろうと思っているとアリーシャが抱き着いてきた。

 

「私はもう疲れた。逃げたい……もう苛められるのはコリゴリ、いいことは……君と出会えたことだ。こんな地位なんていらなかった。こんな家に生まれたくなかった、下の苦しみなんて知らない小娘のワガママを受け入れてくれない?」

 

「そうか…………そうか…………疲れたなら立ち止まってもいい。苦しいって思ったなら思いっきり泣いてもいいんだ……とりあえずオレが出来るのはこういうことだからな」

 

 涙をポロポロと流しているアリーシャを抱き締める。

 辛いことや苦しいことは沢山あった。泣かないように我慢してる時が多かった。叫ばない時も多かった。でも、苦しいことは辛い事は沢山あった。オレがアリーシャに対して出来ることは精々こうやって抱きしめて頭を撫で続ける事ぐらいだろう。

 

「ゴンベエ……私はただのアリーシャになっても好きで居てくれるか?」

 

「オレにとっちゃ目の前に居るアリーシャがアリーシャだよ……」

 

「じゃあ、キスして」

 

「ああ」

 

 アリーシャが望んだのならばとオレはアリーシャにキスをした。

 それだけでアリーシャは救われた気分になる。幸福になる。アリーシャはオレの左腕を抱き締めており嬉しそうにしている。

 

「そういう事してると、アリーシャ余計に依存するわよ………て言うか、貴女は怒らないの」

 

「…………大好きな人に大嫌いだった、違うって否定された苦しみは完全じゃないけど少しだけ分かるのよ…………まぁ、後で私も思いっきり抱き締めてもらうけど……そうね」

 

「えっ!?」

 

 ベルベットが嫉妬しないのかとエドナは聞けばベルベットはアリーシャの背中を抱き締めた。

 前はオレが、後ろはベルベットが抱き締める姿でありアリーシャは一瞬だけ戸惑ったが直ぐに心地良さそうな顔をする……今日、寝る時はアリーシャを真ん中にして寝よう。じゃなきゃ、アリーシャの気持ちが落ち着かないだろう。

 

「…………黒でもなければ白でもない。赤や青、様々な色が交差して光り輝き煌めく虹色が生まれるか…………その様な考えには至らなかったな」

 

「……まだ居たの?」

 

「いや、最初から居たが」

 

 護法天族がオレの意見に賛同しているが、マジで影が薄かった為にエドナに驚かれる。

 割と最初から居たが、なにを言えばいいのかがわからないというか…………まぁ、いいか。

 

「ここには俺達の求めている答えやキッカケになるヒントが存在していなかったか……」

 

「そなた達は既に覚悟を決めており赦す心を持ち合わせている。他の試練神殿の詳しい内容は知らないが……求めている物は無い筈だ」

 

 試練神殿はあくまでも導師を人間的な意味合いで成長させる場所だと言いたげな護法天族。

 求めている物が無い……

 

「それならこの場所は要らなくね?」

 

「は?」

 

「だって人間の世の中はコロコロと変わっててコレだと言う絶対の答えは無いに等しいじゃねえか。闇堕ちした理由を探せが試練内容だとしても、そういう人間も居るものだなと認識するぐらいだろう……そもそもでそういうのって教えてもらわなくても大体分かるだろう」

 

 人間的な意味合いで成長させたいのならば、もっともっと効率がいい方法がある。

 しくじり先生俺みたいになるな!!みたいにミスした人間が色々な事を教える方法があるかもしれないが、それはそれこれはこれである。

 多分だけども、天族のシステムは何時の間にやら老害化に近いシステムに代わろうとしている……厄介だよ。オレは抱き締めているアリーシャを放して爆弾を取り出した

 

「おい、待て……その形状は」

 

「伝統や文化は時として壊すものだ」

 

「や、やめろぉおおお!!」

 

 爆発オチってサイコー!遺跡を木っ端微塵に粉砕というか大爆発を起こして二度と人が入ることが出来ないようにした。

 スレイとかロゼが万が一ここに来たとしてもここにはもうなにも残っていない。跡形も無いぐらいに木っ端微塵にしたのだから。

 

「さて……帰るか」

 

 ザビーダが自殺とかが出来ない様にする拘束系の術を覚えていたのでオバハンを動けなくする。

 腕の一本でも圧し折っておけば楽だがアリーシャの感覚的に既に肋の骨は折れているみたいだからな。

 

「結局のところ、1歩も進んでないわね」

 

「いや、今の災禍の顕主の手下を捕まえたから少しだけ前進している」

 

 大地の汽笛を走らせてあっという間に辿り着いた我が家。

 ベルベットが進展が無いことをボヤけばアイゼンは一歩ずつだが少しだけ前進している事を言う。前向きに捉えとかなきゃダメだよな。

 

「それで……あの女をどうするつもりだ?法的な裁きをするにも絶対的な物的証拠が無い……仮にあったとしても揉み消される立ち位置の人間な可能性が高い」

 

「ん〜……オレはこれでも表情に出さないだけで結構怒ってるし……あのオバハンは自分でなにを言ってるのかが全くと言って理解することが出来ていなかったっぽいし…………全力の嫌がらせをする」

 

 家に帰ればオバハンをどういう風にするのかをアイゼンに聞かれる。

 殺すのは無し。アリーシャがしたくないと言うし、アリーシャも浄化する事が出来ねえ。でも、それ相応の報復はさせてもらう。

 

「一応の為に確認しとくが……ベルベット、お前があの監獄に居た時は3年間まともに食事とかしてなかったんだよな?」

 

「ええ、まぁ……穢れを放ってる業魔を餌に喰魔の左腕で喰らってたけども基本的には飲まず食わずだったわよって……なにするつもりなの?」

 

「別に、盛大なまでの嫌がらせと言うかあのオバハンが言っている理想に近い世界を作り出すだけだ」

 

「……どういう意味?」

 

「いや、別に…………相手が狂った事を言っているのならば、それ以上の狂気を見せてやるだけの話だ」

 

 こんな事を考えているのだから秩序を持った悪人だなんだと言われるし、自覚出来る。

 翌日にオバハンは意識を取り戻しているがアイゼンが施した拘束系の術のせいで逃げる事なんかは全く出来ない。無論、自殺もだ。

 

「殺すならば殺せばいい……私が倒されたとしても、問題は無い」

 

 四天王の中で奴は最弱的な事を言い出すオバハン。

 いっそのこと頃してやれば物凄く気が楽だろうが、それだけはやってはいけねえ事だからととりあえず海に向かった。

 

「ふん、我が主を封印した時と同じく海の底に沈めるのか…………」

 

「いやいやいや、そんな甘いことをオレがするとでも思ってるのか?」

 

「なにをするつもりなんだよ?」

 

 ヘルダルフが海の底に沈められた事を知っているのか、同じ目に合わせるつもりなのかとザビーダは聞いてくる。

 殺して終わりだなんて甘いことをするわけがない。アリーシャが殺すなと言うので殺そうとはしない。口で説明するのは面倒だからと望遠鏡を取り出してザビーダにあっちを見ろと海側を指差す。

 

「おい、あの船……火事が起きてるぞ!?」

 

「なに!?ちょっと貸せ!」

 

 指さした方向には船があった。

 煙を出していることからザビーダは火事が起きていることに驚き、その事を知ったアイゼンはザビーダから望遠鏡を奪って覗き込む。

 小さな船があるのは確かだが、火事は起きていない。慌てているザビーダに対してアイゼンはスゴく冷静だった。

 

「まさか……アレは……」

 

「知ってんのか?」

 

「大地の汽笛の様に蒸気で走る船、なのか?」

 

「ああ、そうだ……そろそろこっちに来るな」

 

 大地の汽笛の様に蒸気で走る船……夢幻の砂時計に出てくるラインバック号とも言うべきか。

 その船にオレ達は乗り込む。アイゼンがワクワクしているのだが特に気にすることはしない。

 

「ゴンベエ、こんな物も持っていたんだな」

 

「使い道が基本的には無いし、10人ぐらいしか乗せる事が出来なくて重量制限とかも色々とあるから使い時がねえんだよ……異大陸に行くのに貸さないからな」

 

「いや、この船の力ならば確かに異大陸に行くことが出来るが小さすぎる。バンエルティア号サイズの船でなければ……しかし……こんな船も存在しているのか……大地の汽笛と動く原理は一緒なんだろうな?」

 

「蒸気で動いてる……じゃ、いくぞ」

 

 アイゼン達を乗せれば船を、ラインバック号を発進させる。アイゼンはジッと船を操縦しているオレを見つめている……運転はさせねえぞ。

 直ぐにグリンウッド大陸が見えないところまで離れる。ベルベットは羅針盤を手にしていて方向性を気にしている。

 

「う〜ん……お、あそこがいい感じだな」

 

 とりあえずはと色々と島を探していれば見つけることが出来た。

 あそこだったらどうにかなる。島に近付けば島に近づいていることをエドナは気付いて驚く。

 

「ちょっと待って、貴方正気なの?あんな所に向かうだなんて……」

 

「言っただろ?盛大なまでの最大の嫌がらせをするって……はい、着いたぞ。お前等、1度降りるぞ」

 

 オレ達は島に上陸する。

 10mあるかないかの石の島、いや、果たしてコレは島と呼んでいい場所なのか?ギネスブックに載っててもおかしくないレベルの小さな島。

 エドナは右を見る。辺り一面海だ。アイゼンは真正面を見る。辺り一面海だ。ザビーダは左を見る。辺り一面海だ。ホントに島と呼ぶのはいけないレベルの場所だ。

 

「なにを、なにをするつもりだ…………っ!?」

 

「オレは怒ってるから、それ相応の報復はする……地獄の九所封じその1大雪山落とし!」

 

 ここまで来てもなにするのかが分からないオバハン。

 オレは結構怒ってる。オレが殺せば本末転倒なのは分かっているがボコっとかなきゃ気が済まねえ。フィニッシュを決めない限りは相手を殺さない地獄の九所封じを行う。

 

「地獄の九所封じその二と三、スピン・ダブルアーム・ソルト!地獄の九所封じその四と五、ダブル・ニー・クラッシャー!」

 

「背中が……足が……腕が………結局のところ、お前が殺すのか……」

 

「オレが込めた怒りの部分だけ……じゃ、オバハン残して帰るぞ」

 

「…………は?」

 

 地獄の九所封じでボコったのはオレの怒りが込められているからだ。

 だが、それはそれでありこれ以上はなにもしないと地に伏せているオバハンを放置して船に乗れとアイゼン達に言えばアイゼン達は驚く。オバハンも流石の事なので思わずキョトンとしている。

 

「お前は誰もが苦しんで不幸にならない世界を望んでいるんだろう。だったら与えてやるよ、お前の周りに誰も居ないから誰もが苦しんでいる。そうお前だけが苦しむ孤独な社会に」

 

「待て……こんな場所で、人が」

 

「あんたはもう人じゃねえ、憑魔だ。飯は食わなくていい存在だ、暑さや寒さも殆ど感じねえ存在だ…………あえてオレはあの時は言わなかったけどよ、全人類が憑魔化したら飯とかはどうすんだ?お酒を嗜好品として嗜む憑魔だって世の中には存在しているんだぞ…………まさかだとは思うけれども、自分だけ美味しい美酒を飲んで愉悦に浸りたかったわけじゃねえだろうな?そんなんじゃ自分だけ幸福になって相手だけ不幸になるという思考だよな」

 

「そ、それは……」

 

 あえて昨日は聞かなかったけども、人類全てが憑魔化したとしてロクロウやあんたの様に人を維持してる憑魔はそんなにいねえ。

 ロクロウ以上に人間臭いと言えばダイルとクロガネぐらいで後の殆どは自我を失っている。自我を失っていない連中は嗜好品として酒を嗜んでる。趣味として飲んでるじゃなくて好んで飲んでいる。

 

「喜べ、オバハン。テメエの願いは叶う!だって周りに誰も居ないんだから自分だけが苦しんでるって思いをしなくていいんだ!世界で自分1人だけになれば不幸も幸せも存在しない!プラス1もマイナス1も感じない!比較する相手さえ居なければあんたは苦しむ事も他人から妬まれる事も無いんだ!世界中の人間があんたみたいに人間の姿を持ってて考える事が出来る憑魔にならないのならばあんたには孤独を与えてやる!そうすることであんたは不幸でありながら幸せになれる!」

 

「殺せ……殺せ……殺せぇえええええええ!!」

 

「い・や・だ・ね…………じゃ、帰るぞ……どうした?」

 

 オバハンはドス黒い穢れを放つのだが地獄の九所封じが効いているのか全くと言って動けない。

 自分の事をいっそのこと殺せと言ってくるのだが、誰がそんな事をするか。オバハンを放置してしまえばコレでもう終わりだとラインバック号に帰ろうとするがエドナは引いていた。

 

「普通、そこまでする……」

 

「オレは普通の人間だったけども、今じゃ災禍の勇者だ…………コレぐらいの事はしておかねえと、秩序を持った悪人じゃねえよ」

 

「…………外道ね………」

 

「殺さない道を教えてるのに何処が外道なんだ?」

 

「そういう意味で言ってるんじゃないわ…………………酷すぎて言葉が出ない」

 

「まだ優しい方だぞ……殺してしまえばそこで終わりなのだから、生かさず殺さず、生殺しを与えれば最高なんだ」

 

 自らが命を断つ事が出来ない様にアイゼンが拘束系の術をかけている。地獄の九所封じをくらったので体がまともに動かない。

 右を見ても左を見ても海だらけで、この大陸には現時点では異大陸に行く方法を知らないから船が来る事も早々に無い。

 

「希望を与えられ、それを奪われる。その時人間は最も美しい顔をする……ならば死と言う一種の絶望から救いを与えたかの様に見せつけて永遠の生という恐怖を与える……マルトラン、お前の足掻きは素晴らしかった!情報操作なんかも!だが!しかし!まるで全然!!!このオレ達を倒すには程遠いんだよねぇ!!!悔しいでしょうね〜」

 

「……………なんでゴンベエって穢れを放たないのかしら……」

 

 それはそれ、これはこれで割り切って生きているからだ。

 ともあれマルトランを殺さず生かさず、人が住めない環境の無人島に放置するという荒業を成し遂げた。




スキット 振り切れれば色ボケになる。

アリーシャ「その…………えっと……………」

ゴンベエ「どうした?」

アリーシャ「どの辺りから、私の事が好きになってくれたの?一目惚れというわけじゃないよね?」

ゴンベエ「乙女の口調になってるぞ?」

アリーシャ「だ、だってあんな事を言われたら気になるじゃない!ゴンベエ、私の事をなんとも思ってないって……ベルベットがお嫁さんになってたし……グスッ」

ゴンベエ「泣くなよ……アリーシャがどの辺りから好きか……ライラに対して色々と聞いたりして災厄の時代を切り抜ける事を模索し………あ〜ごめん、ホントにごめん」

アリーシャ「そんな頃から私の事が好きだったの?…………それを自覚せずに、ベルベットと結婚したんだ」

ゴンベエ「事実ですけど、そういう事を言うんじゃねえよ……………オレ、結構最低な理由でアリーシャに好意を抱いてるんだよ」

アリーシャ「どういう意味?私の顔が好きとか胸が好きとかなの……その、別にいいよ。ゴンベエだったら、そのおしりの方の処女を渡したいって思ってるし……こんな情勢じゃなかったら今すぐにでも」

ゴンベエ「お前もお前でネジ狂ってるなぁ……オレはやる気がねえダメ人間だ。大体の事を察して気付くダメな人間だ……アリーシャの求めてるものが如何にしてめんどくせえのか、たった1つの小さな幸せを見つける為に手に入れる為には死ぬ気で立ち向かわなきゃいけねえ……だからアリーシャに頑張れってオレみたいになるなって言いたいんだ……あ〜最低だよ、マジで」

アリーシャ「……構わないよ……それで私は救われた。私は甘い考えを持っている……武器を手に取り戦う事は辛い現実を見なければならない、傷を背負う覚悟がなければならない、それでも前に突き進まなければならない。愚痴を零すのならば墓場で死んだ後にすればいい……それを学ばせてくれた。それはきっと学ぼうと思って学べる事じゃない……ありがとう、ゴンベエ」

ゴンベエ「そうか…………じゃ、キスしていいか?」

アリーシャ「うん!ちょうだい!」

エドナ「……ゴンベエ、振り切れれば色ボケに走るのね…………」




スワベエ「Q&Aのコーナー!今回はゴンベエじゃなくて諏訪部として出してもらっている諏訪部だ」

みやのん「どうもどうも、みやのんだよ……じゃ、早速行こうか」

Q 転生者の方に質問です。

1.無限に転生できる権利を得た後、自動車講習のように定期的に地獄に呼び出されることはありますか?

2.転生者の痴態(恋愛面でのグタグタ・人生での失敗等)に関してですが、転生者本人が望めば他の転生者に伝わらないように出来ますか?

スワベエ「1つ目の答えに関しては今のところは無い……講習的なのは存在しねえな」

みやのん「2つ目の質問に関しては……出来ないよ。転生者になる上では暴露されても問題無いよね?的なのを聞かれててイエスじゃないと転生者になれないから……ただ」

スワベエ「転生者になる前の頃は一切語らねえ……悲しい過去とか厄介なものを背負っていてもそれはそれ、これはこれで割り切ってもらわなきゃ困るからな。転生者になる前の事だけは地獄の転生者運営サイドは一切語らない、教えちゃいけない決まりとかは無いけれども人様の家庭事情に首を突っ込むも同然の行いだから、聞かない」

みやのん「皆、苦しいけれども辛いけれどもそれでも一歩ずつ一歩ずつ前に進んでいく。僕だってそう。生きることに対して希望を見出だせずに自殺した人間だけどもそれでも前向きになって歩いているんだ……仮に転生者になる前の事を聞かれてても答えない転生者の方が多いかな」

A 1 今のところは特に無いです

  2 無理です。転生者になる上で暴露しても問題無いか的な事を聞かれてます。尚、転生者をやる前の事に関しては地獄の転生者運営サイドは一切教えない。当人の口から聞き出さない限りは死因は知らない。


Q ゴンベエ、吹雪、黛さんに質問。


  転生者生活をやっているなかで一番一緒にいて嬉しかった女性は?

みやのん「やめろ、マジでやめてください!そういう正妻戦争に繋がりそうな話はダメだ!!」

スワベエ「そういうのを答えさせるのって鬼なの?どのヨッメが1番だって言えば……裏切りだからな?」

「質問から逃げるな」

みやのん「ま、まゆゆん!?」

「誰が、まゆゆんだ、誰が……正直な話、オレはヲタライフを送れればそれで構わねえな……まぁ、それでも誰かを上げろって言えばゼロの使い魔のティファニアだな」

スワベエ「黛さん、そういうガチなのよくないと思う。ホントさ……皆、綺麗でいい女だよ」

「曖昧な言葉にして逃げるんじゃねえ、そんな事を言ってるから嫁がヤンデレになる」

みやのん「いや、スワベエの場合は地雷原に飛び込んでるだけだから……そうだね……皆、美女でいい人だったけども、それでも誰か1人を上げろって言うならば……寿みなみ……なんでかは言えないけども、色々とあった……ホントにね……」

スワベエ「マジなのを出すな馬鹿野郎」

「オレ達も言ったんだ……1人だけでいいから上げろ。ベルベットとアリーシャは先ず無いだろう?1番を決められなかった結果なんだから」

スワベエ「…………藤丸のの……ワールドトリガーに転生した際に色々とあった………作者がメガネがガオーンで構想は練ってるけども、まだ書いてないからアレだけども、色々とあった……」



 誰が1番なのかは決めたくないけどもそれでも上げろと言われれば

 黛 ゼロの使い魔の世界に転生した際に一緒になったティファニア

 スワベエ(ゴンベエ) ワールドトリガー(メガネがガオーン)で藤丸のの

 みやのん(吹雪) 推しの子の世界で寿みなみ

 である。

スワベエ「答える側が傷つく質問は良くないよ、マジで……質問待ってるぜ!」

コラボは?

  • 仲間と共鳴し合うRPG
  • 生まれた意味を知るRPG
  • 伝説のRPG(真実と向き合うRPG)
  • 全てやれ
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。