テイルズオブゼ…?   作:アルピ交通事務局

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力は色々と

 サイモンが現れて3日が経過した。

 アイゼン、ザビーダ、エドナ、そしてサイモン自身を視れるようにしてみたらあっさりと見ることが出来た。

 だがまぁ、あくまでも見ることが出来たのであってオレ達みてえに物理的な接触が可能かと聞かれれば話は別だ。

 

「コレを売りにすりゃあ1度は訪れてみようかとなると思ったんだがな」

 

「…………作為を感じるな」

 

「意図的にここに来ない様にしてるってか?んなのが出来るのは導師ぐれえだろ?」

 

 天族を認識することが出来ると言っても声を聞くことが出来るのと姿を見ることが出来るの2つだ。

 だが、ザビーダやアイゼンからしてみればそれだけでもう充分なぐらいにお得な事であり真っ当な天族ならば1度は立ち寄ってみるかと考えるだろう……だが……ただの1人も天族は訪れていない。

 実際に天族を視ることが出来るようになる、デメリットが無いといえば嘘になるが損得勘定でものを言えば圧倒的なまでにお得だ。特に長く生きていて人間と接する事が出来ていた期間があったザビーダやアイゼンからすればこの上なく嬉しいことだ。

 

「マギルゥが居たら、スゲえ楽なんだけどな」

 

「漫才は2度とお断りよ」

 

「オレ達はウケが悪かったからな」

 

「2人はそれ以前の問題ではなかったか?」

 

 色々と考えた結果、天響術を芸として見せている。

 戦いのための技を普通に芸事として魅せている。こんな時にマギルゥが居てくれれば演目内容を色々と決めてくれるだろうが生憎な事にマギルゥもエレノアもロクロウもあの世だ……死霊術を使えたとしてもロクロウ達を呼び出す触媒も無ければロクロウ達を入れる器も無い。キョンシー作る術はややこしいんだ。まず大前提に元気な遺体が必要なんだよ。

 漫才は2度とゴメンだとベルベットやアイゼンは言うが、アリーシャはネタ以外の部分に問題があったんじゃないのかと思い出す。ベルベットは恥ずかしくて、アイゼンは聞こえるレベルの舌打ちして笑ってはいけない状況を作り出した。お笑いは笑われてナンボだぞ。

 

「やはり……エドナ、アイドル化計画を始動するしかないのか……っく……」

 

「おい、なに言ってるんだ?」

 

「全員がエドナの声をエドナの姿を見ることが出来るようになった。ならば知ってしまう、エドナの可愛さを……エドナを崇拝したいと強く思うだろう。それは間違いじゃない……エドナをアイドルに……だが、だが、そうなれば……」

 

 お前はマジでなに言ってんだ……

 エドナは領内の人達にエドナの可愛さを知ってしまえば争いの火種になってしまうことを危惧しアイゼンはアイドル化計画を考える。

 おニャン子全盛期ならばまだしも今はもう親衛隊みたいなガチアイドルのガチファンはいない……いやでも、推しを祀る位牌を作ろうと仏壇業界が地味に儲かってるんだよな。

 

「しかしまぁ、あんたもよくこんな事を思いつくわね……」

 

「力の使い方はごまんとある。今ある物を極めてしまってそれ以上が無いのならば更に精進したいならば新しく発想を取り入れるのが大事だ…………メルキオルのクソジジイは想像力が足りない、とは言わねえ」

 

「……この村が限界、か……」

 

 オレの屋敷の直ぐ側にある村までがサイモンの幻術の範囲内だ。

 サイモンを中心に10kmぐらいまでしか幻術は使えない……サイモンが言うには天族自身に幻術を仕掛けて、天族が語ろうとしていることを限りなく誤差を無くして幻覚として見せている……が、サイモン1人に限界がある。

 村1つを包むぐらいがサイモンの幻術の範囲内、その事をアリーシャは残念そうにする。メルキオルのクソジジイはベルベットの故郷の村どころか領土1つをまるまると幻術世界に入れた。サイモンも出来るかと思っていたのだが、サイモンは出来なかった。

 

「メルキオルは曲がりなりにも特等対魔士だ。対魔士の使う術の殆どがあいつの物だ」

 

「ああ……導師が使っている神依ももとを正せばメルキオルが開発した術の1つだ……」

 

「この時代にああいう術者的なのは生き残ってねえのか?」

 

 サイモンが悪いんじゃなくて、メルキオルのクソジジイが異常なだけだ。

 アイゼンは改めてメルキオルのクソジジイの異常さを言えばアリーシャは納得する……だからこそ、疑問に思う。天族を視ることが出来る人間は物凄く少ない、少ないが0ではない。そういう奴等は異端の目を向けられるのがベタな事で、イズチみたいに集い暮らしている可能性がある。その辺の事をザビーダに聞いてみればザビーダは黙る。

 

「そういうのは確かに居た……導師じゃないが術を使える、導師じゃないが従士じゃないが天族を視ることが出来る……その手の人間は厄介な存在だと忌み嫌われていた。だからこそ協力していたが、居ないと言う事は滅んだんだろう」

 

「自分で自分の首を締めるなんて……バカみたい、なんて言えないわね」

 

 ただのベルベット・クラウだった頃は天族の存在云々を否定していたらしいベルベット。

 アルトリウスもなんだかんだで余所者邪魔者異端な存在の扱いを受けて最終的には闇堕ちしているので他人事じゃねえ。アイゼンは居ないなら諦めろという。

 

「……………いや、流石にそれは…………無いな、うん」

 

「なにかまた思い浮かんだなら自己完結せずに伝えてくれ……ゴンベエ、大凡の予想は当たっていることが多いのだから」

 

「…………ここ以外を狙ってる」

 

「と言うと?」

 

「オレはヘルダルフを海の底に沈めた。ヘルダルフが死ねば連鎖的に捕まってるマオテラスも死んでこの大陸に異変を及ぼすだろうがなんの影響も起きてない…………異大陸の方に流れ着いた。ハイランドとローランス以外を攻め落としてから攻め落とすとか」

 

 転生する度に櫻井孝宏キャラになる男(クズ)がプリキュアが居ないところを侵略して、プリキュアの首を差し出せば侵攻は止めると言って一般市民達に「プリキュア、死んでくれ」と言わせた事を思い出すがその線は薄い。

 サイモンはヘルダルフのスパイの可能性が大きく、ヘルダルフは封印解除の後にサイモンに指示を出してサイモンはやってきた……その割には直接術をぶっぱしてきてるわけじゃねえ。

 

「そういえば、裏の天遺見聞録があるとか言ってたがそれにメルキオルのクソジジイの術の記録とかねえのか?」

 

「マギルゥが書いた一冊で誰かが持ってる……お前とアリーシャ以外の事を書いてあるが……いや、確かに大陸を探せば記録の1つや2つ見つかる時もあるが……」

 

 まだまだ八方塞がり、要の天族が居ないのが1番の問題だ。

 折角、天族を認識させることが出来るシステムの基礎的な部分を作り上げようとしても肝心の天族が居なければ意味はねえ。

 

「なら、パワーアップするしかないでしょ?」

 

「エドナ様」

 

「疲れたから、コーヒー牛乳持ってきて」

 

「は、はい」

 

 天響術で色々とやってたエドナが戻ってきた。疲れているからとアリーシャをパシってコーヒー牛乳を取りに行かせる。

 

「パワーアップって言うけどよ、エドナちゃん。こっちにはゴンベエにベルベットが居るんだぞ?聞いた話じゃゴンベエ、ボコボコにしたらしいじゃねえか」

 

「そういうパワーアップじゃないわ、サイモン自身をパワーアップさせるのよ……忘れてないかしら?まだ導師の秘力を授ける場所が残っているのを」

 

「忘れてないけど、彼処って人間的な意味合いで成長させる場所でしょ?私達はもう色々と嫌な物を見てきてそれでも色々と必死になって頑張りながら前に進んでるから今更なにを言われても意味は無いわよ?」

 

「エドナ、残っているのは地の神殿と風の神殿だ。サイモンはどちらにも当てはまらないし、サイモン自身をパワーアップさせる場所じゃない。オレやザビーダならパワーアップ出来るが」

 

「お兄ちゃん、大事な事を忘れてるわよ……サイモンはまだ器を持ってないわ」

 

 あ…………そう言われればそうだな。

 サイモンは普通に幻術を使っているから深く考えてなかったが、サイモンは何かを器にしていたりしていない。

 

「なるほどな…………」

 

「オレは無理だぞ」

 

「あたしも無理よ」

 

「お前等2人は最初から当てにしない…………アリーシャが鍵を握るのか」

 

 サイモンの器になって幻術を会得する、少なくともありかなしかで言えばありだ。

 アイゼンはオレとベルベットに視線を向けるが、オレはそういうのしないしベルベットは自分自身が穢れを産む存在なのを理解している。清浄かどうかは別として器になれるのはアリーシャだ。

 

「エドナ様、コーヒー牛乳です」

 

「アリーシャ、パワーアップしに行くわよ」

 

「……え?」

 

「だから、導師の秘力を授かりにいくわ……お兄ちゃん、場所を知ってるんでしょ?」

 

「知ってるには知ってるが」

 

「だったら行くわ。何度も何度も議論を重ねる暇があるならパパっと動いて解決した方がスッキリするわ」

 

 バッサリと行くエドナ。

 仕方がねえなとフォーソードの力を使って4人に分身し、サイモンを呼び出しアリーシャがサイモンのパワーアップやサイモンの力を使える様にする事が出来るように事情を説明する。

 

「サイモン様の力をより高める為に分け合う為にもどうぞ力をお貸しください」

 

「……正気か?災禍の顕主にすら打ち勝つ力を既に手にしているのに、まだ力を求めるのか?」

 

「ん〜…………お前、なんか勘違いしてねえか?」

 

「なにがだ?」

 

「力は色々とある。心の力もありゃ筋力も色々とある……確かにこの面々ならばヘルダルフの討伐は容易い事だ。だが、それだけなんだ。世の中をいい方向に、今までの既存のシステムを根底から覆すのでなく強みをある程度は活かしたシステムを作らなくちゃならねえ。その為にオレの力なんてカスも同然だ」

 

 人をボコボコに叩きのめす事ならば、余裕で出来る。けど、その力を今は求めていない。

 オレの力なんて基本的にはカスも同然なんだ……他の転生者ならばもっと上手い方法を見つけることが出来ていたかもしれないし。

 だからこそ、求める。どうにかすることが出来る力を。

 

「オレを凄まじい人間とか導師とか高尚な偉い人だと思ったら大間違いだ……確かに男爵なんてやってるけども、その実態は普通の人だ。だからこそ、イカれているがな」

 

「お前が普通の人だと?一度辞書を引いて、普通の意味を調べてみろ」

 

「その見る方向がおかしいんだよ…………とある本の物語にはこういう話がある。世界を恐怖に陥れる魔王を倒したと言うことはその魔王よりも強い存在が生まれたのだと。よく言われるよ、それだけの力があるならば力を行使して酒池肉林なり平穏な世の中を築き上げる先導者に救世主になれる素質はあるって……………でも、めんどくせえし興味ねえんだ」

 

「…………目の前で無垢な民が傷ついてもか?」

 

「自分を愛せる様になれ、自分を労れる様になれ、自分を大事にする人間になれ……自分で自分を救うことが出来ねえのに、他人に手を差し伸べてそれは果たしてホントに救いの手か?」

 

 かわいそうだ、助けてあげようの精神は否定しねえ。けど、人をホントの意味で救うためには自分自身が救える立ち位置の人間じゃないといけねえんだ。場合によっては独りよがりになっているからな。

 サイモンは色々と思うところがあるのか考える。考えることは大事だ

 

「…………お前はホントに変わった人間だな」

 

「サイモン……お前は見るものを見たのか?」

 

「なに?」

 

「どうも天族は人間を知ったかの様に見せているけども、天族は人間とは異なる種族だ。だから、理解する事が出来ない部分もある。例えばお腹を痛めながら生んだ自分の子供、鍬を手にして開拓した土地……天族は便利な力を持っているから自覚するのは難しいかもしれねえけど、そういう尊い(エモい)ものに関して見てきたか?」

 

「それは…………無いな…………その壁があるから、天族と人間は分かり合えない」

 

「だろうな」

 

「!?」

 

 エモいものがなんなのか、見ることが出来ても体験することが出来ない。

 だから、天族との溝は深まる一方で共感者になることは不可能だ。その辺の事を否定するのかと思っていたサイモンは驚いた。

 オレは種族が違っても分かり合えるなんて高潔な事を言うほどに偉くないし偉くもなりたくねえ。

 

「自分のことを知っているのは誰でもない、自分だけだ。だから理解してもらいたいって思うこと自体が間違いなんだ」

 

「それでは理解しようとする思いも無駄だと?」

 

「ああ、無駄だ」

 

「姫の考えを否定するのだな」

 

「当たり前だ……オレにはオレの持論がある。アリーシャにはアリーシャの持論がある……だからこそ意味がある。何処ぞの災禍の顕主は人類憑魔化なんて言うけども、世の中は不公平に出来ているからいいんだよ。平等な世の中は平等と謳っているだけのただのディストピアだ。お前の中で平等がおかしいと思えばお前は理不尽や不平等を受け入れる…………お前の理不尽や不平等、持論はあるか?」

 

「……………幸福になりたい、そう言うのは傲慢だろうか?」

 

 サイモンの心が少しだけ開いたのか、サイモンは幸福を求めている。

 誰もが不幸になる世界を求めている奴の配下なのに幸福を求めている……それはきっと、絶望を知ってしまったからだろう。

 絶望の内容についてはどうでもいい、ただそれが原因で他所様に迷惑をかけていい道理は何処にも存在していない。

 

「お前にとっての幸福はなんだ?」

 

「なら、お前にとっての幸福はなんだ?お前は異大陸の人間だ、異大陸の技術をここで伝えているが異大陸の方が心地が良い、この地を故郷と同じ様に変えたいと望んでいるのでは?ならば、我が術でお前の望む世界を再現してやる」

 

「質問を質問で返すなよ…………ベルベットやアリーシャみたいな絶世の美女を嫁にして、マイペースに生きていたい」

 

「曖昧で……ちっぽけだな」

 

「それをちっぽけと言えるほどにお前は偉いのか?それを笑えるほどの幸福をお前は掴んだのか?オレなんかが殴り合いで手も足も出ねえ化け物共が望んでるのは1つの食卓を囲むこと……黄金の刻を刻んだ事はあるか?」

 

「…………分からない…………私にとっての幸福がなにかが、人間というものがなんなのかも……お前は逸脱し過ぎていてイカれているから基準にならない」

 

 コレは……アレだな、ヘルダルフについていたけども人間がなんなのかが分からなくなってきている状態だな。

 勝手に絶望して勝手に破壊をしようとしているという認識になっている。だから……裏切るキッカケにはちょうどいい。

 

「準備出来たわよ」

 

 サイモンと話し合いをしている間にベルベット達が出掛ける準備をしてくれた。

 内政関係に関しては2ヶ月分を終わらせているから、問題となるのは子供達だが分身のオレがなんとかしてくれるだろう。

 

「ここが地の試練神殿がある場所だ」

 

 アイゼンは地図を持ってきて印をつけた場所を見せる。

 アイフリードが捕まったとか言われている場所からそこまで距離はねえな。印を2つつけているという事はもう1つは風の試練神殿か。

 

「ここなら行けるわね……大地の汽笛を呼んでちょうだい」

 

 行ったことがあるなとベルベットは大地の汽笛を呼び出すように言う。

 パンフルートを取り出して大地の汽笛を呼び出すのだが大地の汽笛をはじめてみたサイモンは驚いている……あ、そうだ。

 

「お前の幻術で大地の汽笛とオレ達を見えなく出来るか?」

 

「可能だが……こんな物で移動するからだぞ」

 

「しゃあねえだろう……ちんたら時間かけてる暇は何処にもねえんだから……」

 

 大地の汽笛を走らせれば嫌でも噂になるから、こういう時はサイモンの幻術だ。

 メルキオルのクソジジイは自分自身の姿を見せないように出来ていたから理論上は可能だろう。サイモンはやれやれといった感じで術式的なのを展開したが、オレ達には見えているから例によって分からねえな。




スキット 閉心術

サイモン「…………1つ、聞いても構わないか?」

ゴンベエ「なんだ?」

サイモン「なにも考えていないのか?」

ベルベット「ゴンベエは悪ふざけしてるだけで、色々と考えてるわよ?」

サイモン「私の幻術は私の知らない事でも相手の頭の中を読み取って作り出す事が可能だが…………お前からなにも出来ない」

ゴンベエ「お前さぁ、サラリと人の頭の中身を読むのはやめろや……」

サイモン「何故だ?お前が知っているが作っていない便利な物も作れるぞ」

ゴンベエ「高度な有幻覚は便利だが、そういうのはいいんだよ……お前はアレか?ジグゾーパズルを自力で解くのを楽しめねえタイプか?」

ベルベット「それと少し違うんじゃ……なんで読めないの?」

ゴンベエ「お前、そりゃあ他人の頭の中を読み取る技術があるならばその逆で相手に心を読み取らせない技術の1つや2つ存在してるだろ?」

サイモン「……そんな便利な技術があるのか?」

ゴンベエ「閉心術って言って頭の中を読めないようにする技術だよ…………神通力って言う技の中で相手の心を読む技があるが、それの逆で意外と簡単に会得出来る」

ベルベット「あんたの簡単は信頼ならないわ……どうするの?」

ゴンベエ「頭の中がキャベツやレタスみたいに葉っぱに包まれてるってイメージを持っとく」

ベルベット「……なんか出来そうな気がするわね……」

ゴンベエ「やめとけ、この手の術は実際に相手の頭の中を読み取る術を使って対抗できているか確認しなきゃならねえ……なにかの手違いでお前の中にある大事な記憶や触れちゃいけない部分も見られるし、高度な読心術なら閉心術を突破出来る」

サイモン「……サラリとやっていて言っているという事は読まれたのか?」

ゴンベエ「まぁ、色々とな」


スキット 本当は

アイゼン「なにを話していたんだ?」

ゴンベエ「ん〜……サイモンは悩んでるみたいだった、そうとしか言えないな」

アイゼン「悩んでいる?アイツがか?」

ゴンベエ「自分の中の凝り固まった考えとは異なる考えを知って戸惑っている……多分、サイモンは自分の力をいい方向に使えなかったんだろう。自分自身の加護がいい夢を見せるだけだと言っていた、それはつまり過去に加護を与えていた事になる……そこで失敗したんだろう」

アイゼン「……そうか…………昔のオレに近いのか」

ゴンベエ「先輩としてなにか教授するか?」

アイゼン「それもありかもしれない……オレはオレである事を受け入れている。奴も災厄を撒き散らす存在だと受け入れろと言っても激情するだけだろう。考えて思って悩んで、そうして1歩ずつ前に進むことで見えるものがある……だが」

ゴンベエ「だが?」

アイゼン「お前ならば、何かしらの答えはあるだろう……仮にアイフリードでなくお前に先に出逢えばどうなってたか」

ゴンベエ「タラレバは無しだろう……でも、そうだな。オレはお前は怒る事や試練を与える加護だと思ってるぞ」

アイゼン「……そうか……」

ゴンベエ「正の側面と負の側面がある、相反する存在に見えて根底は同じだ。アイゼンの死神の呪いの正体は怠け者を怒ったり、障害、試練を与える加護だと思っている……」

アイゼン「……アイフリードじゃなくてお前に出会っても死神の呪いは受け入れていたか」

ゴンベエ「コレはあくまでもオレの勝手な考えだけど、サイモンは本当は助けてほしいんじゃねえのか……お前とエドナが変わってるだけで、天族に家族がいるかどうかは微妙だ。数が少なくて本音を言い合える相手もいねえしどいつもこいつもいい子ぶってる。だからイレギュラーな存在の自分に戸惑い心の何処かで助けてほしいって……まぁ、それをするのはオレじゃねえけど。オレはもうベルベットとアリーシャを助けるのに精一杯だ」

アイゼン「アリーシャならば、どうにかなるだろうな……」

コラボは?

  • 仲間と共鳴し合うRPG
  • 生まれた意味を知るRPG
  • 伝説のRPG(真実と向き合うRPG)
  • 全てやれ
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