「ついたな」
「着いたわね……はぁ」
「どうした?」
地の試練神殿に辿り着いた。やっぱり知識は大事だなと思っているとエドナがため息を吐いた。
なんか嫌な事でもあったのだろうかと聞いてみる。
「めんどくさい」
「……?」
「貴方達は火の試練神殿でなにも見てないけど、ここって導師としての覚悟とかを試す場所でもあるのよ」
「それはわかってる……ただまぁ、その事に関しては物凄くどうでもいいと思っているんだ」
「なんで?」
「決まってる。水の試練神殿で見た感じなのを毎回問うのならば愚かとしか言えない……曲がりなりにも導師、導く人間だ。そういう立ち位置に居る人間は重圧に掛かる……それでも前を歩かないといけないんだ」
「……狂ってるわね」
「エドナ……やりすぎるから正義なんだよ……自分自身と戦うなんて言うけど、この世で最も信頼する事が出来るのは他人じゃない、自分自身だ。自分自身が競争相手なのはまだ分かるが敵になればこの世で最も信頼と信用が出来る人間が裏切ったも同然なんだ。だから自分を愛するんだ」
オレの価値観を狂っているの一言で済ませるが、オレからすればお前達が狂っている。
文句の1つでも言う暇があるならば自分からなにかアクションを起こさなきゃいけねえ、上条当麻は基本的には事件が発生してからそげぶするけども、それじゃあダメだ。自分から探す、自分から動くのが大事なんだ。
「とりあえず、前みたいにここを担当している天族探すか」
地の試練神殿に足を踏み入れる。
前と同じで試練を与えるのを仕事にしている天族がいるだろうと思えば、無駄にデカい憑魔がいた。
「アレは……ミノタウロスか……」
「とりあえず浄化しておくか、デラボン」
「ああ!!」
「ん?」
アイゼンが憑魔名を言うのでとりあえず通路を塞いでいるので邪魔だとデラボンで倒す。
おそらくだがこの神殿で1番強い憑魔だろうが関係無いとデラボンをぶつければ浄化される……が
『助けて』
『おとうさん、おかあさん』
『痛い、やめて』
『ぼくがなにをしたの?』
『生まれてきてごめんなさい』
『おなかすいた』
「…………………胸糞悪い事をしてくれるじゃねえか」
怨念が聞こえた。幻聴かと思ったがオレだけでなくアリーシャ達にもハッキリと聞こえていたみたいで困惑している。
どうしたもんかと思っていると天族の格好をしている奴が現れる。
「お、おおぅ、ミノタウロスを力技で倒したのか……それじゃいかんぞ……」
「……テメエがこの地の試練神殿担当の天族か?」
「如何にも!ワシがこの神殿の護法天族、パワンドじゃ……して、そこのお嬢ちゃん達が導師かのぅ!そっちの黒髪の姉ちゃんはバリボー」
「人の嫁達に手を出すな!!」
ベルベットがエロい、アリーシャの絶対領域が最高だと興奮するパワンド。
人の嫁に手を出そうとするので拳骨を叩き込めばパワンドは地面に減り込む。
「……私を嫁として認知してくれるのね!」
「まぁ…………あんま口にしたくねえけど………」
嫁として認知していることを言ったので喜ぶベルベット。
アリーシャもモジモジとして嬉しそうにしているのだが、エドナが傘の先端部分で突いてきた。
「イチャつくな、バカップル」
「エドナ様、違います!カップルではありません!私達は既婚者です!」
「そういう事を言ってるんじゃないわよ!……なんで私がツッコミをしなきゃならないの」
愚っさんと似たような運命にあるな。
地面にめり込ませたパワンドはゆっくりと起き上がる。拳骨を叩き込んだとはいえ軽めだったから余裕で起き上がるか。
「いたた…………人妻はいかん、人妻は……お主達がここに来てワシが見えているということは力を求めに来たのだろう……しかし、ミノタウロスを一撃で消化する事が出来るのに今更パワーアップは必要かの?」
「オレじゃねえ、アリーシャ達のパワーアップだ」
ミノタウロスを簡単に浄化した事でここに来た意味が無いと言いたげなパワンド。
オレじゃなくてアリーシャ達がパワーアップをしに来たことを伝えれば興奮するのだが、越えてはならない線を越えるならば躊躇いなく殺すぞ。
「エドナにちょうだい♡おじたまの♡は〜や〜く〜♡」
「エドナ……」
堂々とぶりっこな姿を見せてなんとも言えなくなるアイゼン。ザビーダは笑いを堪らえようと必死になっている。
日頃の行いというのは割と大事なんだな。
「力を与えるのは試練を終えて祭壇に向かわなければ」
「っち、使えないわね……今更この私に試練だなんて何様のつもりよ?」
「……それで試練の内容はなんなの?」
力を与えるには手順がいるとの事でそれが分かればエドナは舌打ちをした。
めんどくさいというのは分かっているが、一応はなんなのかベルベットが聞くのだがパワンドは困ったような素振りを見せる。
「あのミノタウロスを鎮めるのが試練じゃったが……」
「大体わかった…………お前、大分胸糞悪い事をしてるな」
「……もう分かったのか?私にはなにがなにやら分からぬが」
「親に恵まれなかった子供とかのオチだろ…………実にくだらねえし胸糞悪い」
パワンドがミノタウロスを鎮めろというのが試練内容だと言えば大体が分かった。
ミノタウロスから聞こえた怨念は子供の助けての悲鳴だ。大方、導師は穢れの根底を知らなければならないとかそんなオチだろう。
「……ザビーダ……アルトリウスがくたばって以降に導師は生まれたか?」
「まぁ、そりゃそれなりには生まれたけど……どうしたんだ?」
「そいつ等は政治に関してはどうなっている?」
「……深く関わるな、そう言われてるしそういう政策をとってたな。アルトリウスの一件もあったし、導師が力を貸す=その国の勝利も同然になっちまう」
「…………ライラがスレイにハイランドに深入りして力を貸してはいけないって言ってたわよ」
ああ、そうか。
「
ザビーダから聞きたいことは聞けた、エドナからもポロリと言葉が落ちた。
怒りの沸点が徐々に徐々に高くなっていくのが分かっている。オレらしくないのも分かっているがそれでもシンプルにムカつくのだとピタロックでパワンドの時間を止めてマスターソードを抜いて一閃する。
「冥道残月破」
真円の冥道残月破をパワンドにくらわせる……いや、この技はくらわせるという技じゃないだろう。
冥道残月破により黄泉の国の門が開き、パワンドは冥道の中に引きずり込まれて最終的には冥道は閉じて無くなった。
「ゴンベエ、なにを……なにをしているんだ!?」
「そうだな…………オレからの問題だ、どうしてオレはこんな事をしたのか?それを考えてみろ」
パワンドを殺した事にアリーシャは戸惑う。アリーシャだけでなく、ベルベット達もいきなりのことで動揺している。
どうしてオレがこんな事をしたのか?それを知りたければ、先ずは考えてみろよ。
「……怒っているのか?」
「え?」
「導師の試練内容について、怒っている……静かだが確かな怒りが分かる」
「……探索するぞ」
サイモンがオレが怒っている事に関して気付く。
怒っているから、オレはパワンドに冥道残月破をくらわせた。新しく転生させない為に冥界に直接叩き落とした。何故に怒っているのか分からないアリーシャ達は一緒に神殿を探索する。
「……ゴンベエが怒っている理由は子供の魂を利用したからかしら?」
「モアナの時もあまり表に出さなかったがキレていた……だが、今回は違う。モアナは聖寮が無理矢理利用したのであって、ミノタウロスから聞こえたのは助けてと悲しい悲鳴だ。ミノタウロスは子供の魂から成り立つ憑魔だ……パワンドは曲がりなりにも護法天族だ。勝手に憑魔化することはしない……筈だ……」
神殿を探索しながら、ベルベットはアイゼンに怒っている理由を聞く。
モアナの時と似ているが異なる事でパワンドがそれを利用した事について怒っているかと考える。神殿内を探索してみれば子供の道具が色々と見つかり、さっきのミノタウロスは報われない親に愛されない子供達の魂が集合して出来た怨念の憑魔なのが判明する。
「……親に愛されない子供……メディサは子を愛さない親が居ないと言っていたが、その真逆が」
「……………アリーシャ」
「なんだ?」
「それは押し付けだぞ」
かつてメディサが子を愛さない親なんていないだなんだと言っていた。
この神殿から出てくるものは親に愛されていなかった子供達の遺品でそんな真逆な事が起きているのかとアリーシャには受け入れ難い事だった。流石にそれは良くない事だと分かっているがコレばかりは言っておかなきゃ気が済まねえ。
「親だから愛する、子供だから愛される。それはお前達の勝手なイメージに過ぎない」
「………私とお兄ちゃんは同じ地脈から生まれた。他にも色々と天族が居るのに、私はお兄ちゃんとの心の繋がりを感じているわよ」
「だろうな……でも、望まれず祝福されずに生まれる子供は世の中には沢山いる。そして望まれて祝福されて生まれた子供もこういう、親ガチャにハズレたと」
「……親ガチャ?」
なんだそれは?と首を傾げるサイモン。
意味を理解していない……あんまり言いたくない事だけども言っておかなくちゃいけないことだ。
「ガチャガチャと言うおもちゃが300円ぐらいで手に入るくじ引きみたいな道具がある……子供は親を選べない。親は子を選べないが子を作る作らないを選ぶことが出来る。だから、親はガチャガチャと同じで運に身を委ねなければならない。それが当たりかハズレかによって人生を大きく作用する」
「……子供側が文句を言うのか?」
「ああ、言うよ……無責任に産むなと…………仮に、天族と人間の間に子供が生まれたとして、生まれた親は祝福するかもしれないが周りが祝福してくれるか?時と場合によっては種族や一族を越えたハーフは差別の対象になる……親同士が愛するならば勝手だ。だがな、無責任に産むな。子供の環境を整えてから、生まれても問題無く育てる事が出来るようにしてからだ……種族を越えた禁断の愛は文句は言わねえが新しい命を無責任に産むな……オレは大人の無責任な事を、子供にとって一生の重荷になる事を沢山見てきた。オレ自身もそれの被害者だ。親が子を愛していたとしてもその思いが伝わらなかったり歪んだ愛で子供にとっては不幸でしかない事だってあるんだ」
「例えば?」
「お前達天族が大事にしている真名、アレをもし親に変な名前にされたらどうする?少なくとも世の中にはキラキラネームと呼ばれる痛々しい名前がある。それを親が付けた大事な名前を罰当たりなと言うバカな大人も大勢いる……子供にとって時には親は足枷だ。親だから見捨てる事は出来ない。親だから逆らうことが出来ない。親だから文句を言うに言えない。親だからきっと自分のことを思ってくれる。親の前だから我慢をしている……世の中には助けてと言っても親が邪魔で助けてくれる大人が声が聞こえない」
親だから、子供だから、それは勝手な押し付けに過ぎない。親の心子知らずなんて言うけども子の心親知らずなんだよ。
世の中には改心しないどうしようもねえクズは普通に存在している。自分が地獄に堕ちる事が確定しても構わないから相手を地獄に突き落とす権利を使う人間も居る。と言うか深雪はそれだった。
「人間はもともと善なる心を持っている。しかしそれが環境によって悪に変わる。人間の本性は悪であり弛まぬ努力によって善の状態に達することができるとする……どちらが正しいのか?答えはどちらも正しい……大事なのは環境、才能、血筋だ」
「努力を真っ向から否定するのだな」
「その考えを否定するな。努力はうんこと同じだ。毎日する、ふんばる、水に流す、人には見せない…………オレも色々と見てきたが、生まれてから1度も努力のどの字もしていない人間なんて何処にも居なかった。努力はして当たり前だし、報われない時が多々ある」
綺麗な言葉でなく残酷な事ばかりを言うオレに言葉がでないサイモン。
「嫌なものを沢山見続けている。嫌なものを沢山知っている。だからこそちゃんとしなきゃいけねえ……大方、ここは穢れの根底を知らなければならないと言うだろうが違うだろ?穢れの根底を知った上でそれを改善する方法を考え続けなければならないだろう?それなのに導師は関わったらいけない…………導師は天族の信仰を得るための道具か?今の世の中を良くするのは導師以外の人間に任せよう!なんて無責任な考えか?」
「その答えを考えるのがここではないのか?」
「その結果が災厄の時代だろ……既存のシステムが時代に合わず老害化していっている。オレ達がやらなければいけないのは新しい世代として開花し更に新しい世代に託せるようにすることだ」
最初の頃はそれで問題が無かったかもしれない。だが、今の時代に合わない。
何時までも伝統だなんだと言ってなにも変わらない事を教えている。それは頑固とも言える、何時しか老害になってしまう。
歌舞伎の世界ですら徐々に徐々に考えが変わっている。歌舞伎でNARUTOやONE PIECE、ルパン三世なんかをやるのが良い一例だ。
「オレを非難したいなら非難しろ。罵倒したいならば罵倒しろ……ただ、自らで見て学ぶ姿勢を忘れる事は受け身な姿勢はあんまり好みじゃない。ここで孤児が、飢えに苦しむ人間が多くいると言われても意味は無い……理解させた上で浄化し供養しても意味はねえ……もっと根本的な部分を解決する。そこに導師云々の壁は不要……導師でなければならないというのならばそんな世界は滅びればいい」
オレはそう言うと時のオカリナを取り出した。魂のレクイエムを吹く。
すると辺り一帯に穢れが溢れ出る。オレは黙々と魂のレクイエムを吹き続ける。
『助けて』
『ごめんなさい!ごめんなさい!』
『もう欲しいなんて言わないから!許して!』
「っ……ゴンベエ……」
予想通りと言うべきか、この土地にまだまだ子どもの怨念が報われない魂が存在している。
仮にスレイが来た後に次の他の導師が来て孤児云々を伝える為にそういう子供達の魂が居るのだと思っていたが居たか。魂のレクイエムを吹き続ければ怨念の塊が1つに集約していきミノタウロスになりアリーシャの前に現れる。
「……………………すまなかった………………私は、恵まれている人間だ。持っていないと思っていたが逆だった。持っている人間だった…………皆を生き返らせる事は出来ない」
アリーシャはミノタウロスに対して戦うことはしない。
何時暴れてもおかしくないのでザビーダやアイゼンは警戒しているがミノタウロスは攻撃をしてこない。
「許してくれとは言わない……知ろうとしなかった罪と知ってから後で色々と文句を言う怠惰な罪と言われるまでなにもしなかった罪を背負って生きる……もうゆっくりと休んで……天国があるかどうかは分からない。ゴンベエが言うには命は生まれ変わるらしい……私が出来るのは君達が生まれ変わった時に楽しいと笑顔になれる世の中を作ることだ……おやすみなさい」
『……おや、すみ…………』
「ミノタウロスが消えた……コレは……」
「元となってる子供達の魂が消えた……ゴンベエが吹いてる曲も影響があるだろうが、アリーシャちゃんが浄化したんだ。殴り合いでなく語り合いで」
ミノタウロスは消えた。アリーシャが浄化の力を振るったわけでなくミノタウロスが自らの意思で消えた。
ザビーダがどういう原理なのかを考察してサイモンに語ればアリーシャは何故かエドナとの神依を発動してヘソの辺りが光る。
「……ゴンベエが護法天族を殺したが、秘力は……四聖主は眠ってやがる……この大地がアリーシャを認めたのか?」
「……こういう負の側面を教える為にここがあるって言うなら気に食わないわね……」
アイゼンがアリーシャが秘力を得たことに気付く。
パワンドを殺したのに秘力を授かった、四聖主の力かこの星がアリーシャの行いを認めたから力を授けたのかと考察をしている。
「フィーは、人間の心の強さや生きる力を見たけど人間のホントの悪や負の側面を見ていなかったわね……それを伝えてどういう答えを出すのかを試しているのだろうけど、コレじゃ意味は無いわ。知るのと経験するのは異なるんだから」
「10歳の子供に無茶を言うな……とは言えないな……親だから子供だからはあんまり好きな言葉じゃねえ」
人の醜さをマオテラスは知らない。人が持っている神や悪魔すら悍ましいと思える汚い部分をマオテラスは知らない。
きっと過去にここを訪れた導師は色々と考えたんだろう。災厄の時代をどうやって乗り切るか……だが、その結果が今の時代だ。もっと色々と考えないといけない。もっと色々と備えないといけない。出した答えは間違いとは言わねえ、でも正しいとも言えない。
「子供の魂は……無くなったか」
アリーシャがミノタウロスを浄化した後も魂のレクイエムを吹き続けたが、穢れは出てこなかった。
子供の魂をなんであれ利用している、例えそれが聖人の為の試練だとしても許されることではない……オレで良かったな。オレ以外の転生者だったら、特にアイツだったら逆鱗に触れていた。魂を直接煉獄に叩き込んでただろう。
「………………」
「批判や批難があるならば好きなだけ言え……そうやって意見をぶつけてぶつかることが大事だ」
「…………お前は狂っている……だが、我等天族も狂っている。祀られるべき存在だと言われてもなに1つ疑問を抱かなかった……」
「そこが天族の限界だ……だからこそ、変わる価値がある。向き合い方を変えなければならない……変わらないものは何処にもない、変わるからこそ意味がある……もうこんな場所は不要だ」
サイモンは向き合うことを忘れていたと呟く。
向き合うことを、やり方を変えなければならない。アリーシャがパワーアップしたっぽいので遺跡を出てオレは遺跡に向かって拳骨を叩き込めば遺跡が一瞬にして崩壊した。それを見たサイモンは引きつった笑みを浮かび上げた。
「化け物が……今までを壊す1つ間違えれば闇の道を歩んでいるぞ。その事に後悔は無いのか?」
「後悔だらけに決まってるだろう」
自分の行いの悔いが無いと思ってたら大間違いだぞ、オレは色々と後悔だらけだよ。
「ならば何故この様な真似を……お前ならば日の目を見る事は幾らでも可能だろう、自ら暗く深い闇に堕ちる?」
「……暗い闇の中に居るからこそ見えてくるものがある……オレは夜明けじゃなくて暗いところの方が好みだ。暗い闇は冷たくて残酷だ……だからこそ闇の中にある温かい本物の光を見つけ出したい。闇の中にある輝きは何時か夜明けの光に変わる。少なくとも、アリーシャやベルベットは闇の中にある夜明けの光だった」
DLCスキット 精神的な問題です
エドナ「ゴミみたいな魔法しか使えないわね、貴方」
吹雪「おっと、それはどうかな?確かに僕の魔法は使えないように見えて使える魔法が沢山ある……くらえ、スイーツ」
エドナ「ちょっとやめなさいよ……無性に甘いものが食べたくなるじゃない!」
ベルベット「それは普段からじゃない……あんた、少しは使える魔法を持ってないの?」
吹雪「急に無性に甘いものを食べたくなる、相手の集中力を乱す最強クラスの精神干渉系の魔法を使えないとは……そうだね〜……僕の世界もティル・ナ・ノーグの影響でね、紅き界賊団の団長が現れたんだ」
アイゼン「海賊だと?」
ゴンベエ「海の賊の海賊じゃなくて世界の賊の界賊だよ……アカレッドのおっさんか」
ライフィセット「その人からなにか教わったの?」
吹雪「ある魔法を教わったんだ……その名もジー・ジー・ジジル」
ザビーダ「ジジイになるとかそんなオチじゃねえだろうな?」
吹雪「まさか、そんなしょうもない効果なわけがないだろう……ジー・ジー・ジジルはバフ、つまりはパワーアップをさせる魔法……でもこれ1人じゃ使えないんだよな……ベルベットの姉御とアリーシャが協力してくれるなら、あ、エドナとエレノアもいいよ。マギルゥとサイモンは心がいたたまれない気持ちになるから無しで」
マギルゥ「お主、ワシとサイモンだけハブるのか!!」
ロクロウ「まぁ、落ち着け。ものは試しだ。実際にその魔法を使ってみてくれ」
吹雪「エドナ、アリーシャ、エレノア、ベルベット……ジー・ジー・ジジル!!」
ベルベット「ちょ、なに勝手に…………………なにこれ?」
ザビーダ「…………チアリーダーだな……」
エレノア「チアの格好ですね……え、コレだけですか?」
吹雪「ミニスカのチアだよ……アイゼン、カメラあるけど使う?」
アイゼン「いや、この目に焼き付ける!」
アリーシャ「この衣装になにか特別な」
吹雪「無いよ」
ベルベット「それじゃあ私達、ミニスカのチアの格好をさせられてるだけなわけ!?もとに戻しなさい!」
ライフィセット「べ、ベルベット、激しく動いちゃダメだよ!その、中が」
吹雪「ほら、頑張れって応援するんだよ!そうすることでパワーアップする!」
エドナ「ほんっと、ゴミみたいな魔法じゃない!!」
アイゼン「いや、エドナが頑張れと言ってくれるならばオレは頑張れる」
ザビーダ「いや〜良いものが見れたし、やる気が出る」
サイモン「…………クズが……」
アリーシャ「その……ゴンベエ、頑張れ!頑張れ!」
吹雪「救国の姫君が恥じらいを捨てたんだ!君達もやるんだ!!」
ベルベット「っぐ…………が、がん……………って、出来るかぁ!!」
ゴンベエ「コレ、現地調達するチアーズの下位互換の魔法じゃね?」
吹雪「博打要素が強い魔法だけど僕は彼女のミニスカの応援でパワーアップできた……エロは世界を救うよ」
コラボは?
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仲間と共鳴し合うRPG
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生まれた意味を知るRPG
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伝説のRPG(真実と向き合うRPG)
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全てやれ