テイルズオブゼ…?   作:アルピ交通事務局

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クソみたいな話が出来たよ


最後の不要な犠牲

 

「なんか裏口から入るの禁止的なのあるのか?」

 

「今、それを言うの!?」

 

 風の試練神殿の中は確実にダンジョンになっているので、外壁から登ろうとしている。

 その事に関して反則技、裏ワザとかいうレベルじゃない裏ワザを使っており、こう……不正防止的なのが起きねえか?

 ベルベットを背負ったまま神殿の外壁の凹凸部分を蹴ってはジャンプしてを繰り返しながらも不正防止的なのが発動しねえのかを気にする…………気にする…………

 

「おい、まだ居るのかよ」

 

「貴女も身投げをしにここに来たのですか!?」

 

「え?え?え!?」

 

 気にしてても結局のところはなにも起きなかった。

 頂上に辿り着くんだが……なんか普通の人が居た。ついさっき身投げをしている奴が居たってのにまだ身投げをしようとしている奴が居た。ここは富士山レベルの自殺の名所なのか?

 

「人が空を飛んでいる……ま、まさか……導師様!?」

 

「そんなゴミみたいな存在じゃないわ……あんた、なんで身投げをしようとしてるのよ」

 

 屋上の如何にも飛び降り台みたいなところに居る女性にベルベットは身投げをする理由を聞く。

 アリーシャも神殿の上に立ち神依を解除した後にザビーダ達を体の中から出せば身投げをしようとしている女は驚いた顔をする。

 

「私は……私は……罪を犯しました……家族を蔑ろにし食い物にしている男を殺した。その男から助ける為に殺した。救った筈なのに私達は人殺しだとなじられてしまい石を投げられた!私は、私はただ家族を助けたかっただけなのに………もう、もう地霊の供物になるしかない!!」

 

「…………はぁ……………めんどくせえ」

 

「……貴女はホントにそう思っているのですか?」

 

 また厄介なのが塔に登っているなと呆れつつアリーシャは話を聞く。

 地霊の供物になる、そうなることで救われる……殺すことで死ぬことで救われる……そういう考えはなくもない……アイツも今にして思えば親を殺し救いを求めれば良かったと激しく後悔していたな。

 

「もう、もう、私は死ぬしかない!死ぬことで私は救われる!」

 

「…………じゃあ、飛び降りてください。私達は見守ります」

 

「っ……」

 

「どうしました?貴女は地霊に魂を捧げる為にこの地に来ているのですよね?」

 

 どういう風に説得するのかと思えば飛び降りろと言い出すアリーシャ。

 女は驚いた顔をしている。どうしてそんな事を言うの?そう思っているだろう。アリーシャもそれには気付いている。だからこそ、心の底の声を聞こえたい。

 

「伝説を壊して、次の伝説になるのは1人

 

 この世は自分次第 自ら勝ち取るだけ 邪悪な闇が意識支配する 戦いは残酷で嘘がない

 

 未来を信じてるなど甘えだ 終わりの前には今しかないんだ 地獄の底から這い上がる者が真実

 

 絶望の歌よ!叫べ、魂!生きたいと響いた声、美しい。ぬるいこの世界で刻みつけてやる勝利者は1人

 

 傷口慰めあい群れて争い合う場所に恐怖の黒い影が舞い降りる 試されていることに気付けるか?

 

 救いを求めて逃げ込む友情 絆という名の儚い戯れ 己を犠牲に出来ない多くの現実!

 

 信じているなら証明してみろ 命賭けて愛する覚悟を 伝説を壊して次の伝説になるのは本物の強さ

 

 破壊からもう一度始めよう震えて眠れ 人間の旋律を聞かせてくれ

 

 喉元に凍りつく戦慄に我を忘れてひざまづくのだろう

 

 絶望の歌よ叫べ魂 生きたいと響いた声 美しい ぬるいこの世界で刻みつけてやる勝利者は

 

 信じているなら証明してみろ 命賭けて愛する覚悟を 伝説を壊して次の伝説になるのは本物の強さ」

 

「っ、穢れが!?」

 

 戦慄と旋律の歌を歌った結果、穢れが溢れ出る。

 ただ単に歌を歌っただけなのに穢れが溢れ出る事にサイモンは驚くのだが、オレがこういう事をするという事は何かしらの影響を及ぼすと分かっている。

 

「悪くない歌だな」

 

「ああ……来るぞ」

 

 歌詞の内容についてアイゼンは心地良いと感じている。絶賛、天族を蝕む穢れを放っているのだから毒気しか感じねえだろう。

 この歌を歌って穢れを放っているから起きることは大体は予想がつく。馬に乗ったデュラハンが走ってきて突風が吹き荒れ……女性が吹き飛ばされた。

 

「っ、ザビーダ様!」

 

「構わねえが、いいのか……あいつは死ぬことを望んでるぜ?」

 

「それでも……いえ、だからこそ向かいたいのです」

 

「ベルベット、エドナ、アイゼン、サイモン、あのデュラハンを任せていいか?」

 

「構わないけど、あんたはどうするつもりなの?」

 

「最後を聞いてくる」

 

 アリーシャは風属性の神依を発動し、オレはなんの迷いもなく神殿を飛び降りた。

 

「ゴンベエ、追いかけているのは構わないがゴンベエは落下しているから追いかける事が」

 

「なんの!重い物を装備していればこちらが早くに落ちる!ヘビィブーツ!」

 

 ゆで理論?知ったことじゃねえよ!ヘビィブーツを装備する事でオレの重さが追加されて落下する速度が強まる。

 女性と同じ速度になり追いかける事に成功しアリーシャも追いかけてきた。

 

「あぁ……私は……私は……」

 

「コレが、コレが貴女のホントに望んだ事でしょうか……貴女の最後の言葉を聞かせてください」

 

「っ…………きたい…………生きたい!!」

 

「ゴンベエ!」

 

「はいよ!」

 

 女は生きたいと叫んだ。

 その心の声の響きを聞かせて貰えれば異論はなにもないのだとフックショットを取り出して、女を掴んでフックショットを飛ばす。

 フックショットは神殿の外壁に引っかかりオレ達は急停止した。

 

「アリーシャ、コイツを抱えてくれ」

 

「……降ろすのでいいのだな?」

 

「ああ」

 

 左腕に脇で抱えた状態の女をアリーシャに託す。

 アリーシャはゆっくりと降下していき、女性を地面におろした。

 

「まだ、人が……」

 

「私は……私は死にたくない!でも、この罪は一生消えない!!こうすることでしか許しを」

 

 さっき飛び降りた人はまだこの場に居てくれた。

 まだ人が居たのかと驚くのだが、女は気にすることはせずに死にたくないと言うが死ぬしか道が無いと言えばアリーシャはビンタをした。

 

「道が無いのなら、新しく道を作ればいいだけの筈だ……貴女は罪から逃れたいのか?罪を許してほしいのか?それとも救われたと思いたいのか?……貴女が死んでも罪からは逃げられない。貴女が死んでも誰も貴女の罪を許さない。貴女が救われたと思うのならば、歩くことを止めないで!生きて!胸をはって!」

 

「でもっ……でもっ……」

 

「確かに私の言っている事は信頼も信用も出来ない、言っている事も無茶苦茶かもしれない……でも、心の底から笑顔になってほしい!それがマオクス=アメッカ……貴女の罪は誰にも背負うことが出来ない。でも、貴女の歩くべき新しい道を作ることが出来る……貴女の罪は許しません。罪とは貴女が向き合ってください……家族を食い物にしている男を殺すことが出来る行動力を持つ貴方なら生き抜く事が出来る……」

 

「導師、様……」

 

 だから導師じゃねえってば。最後まで生き抜くことを言うアリーシャの言葉に女は涙を流した。

 女の目に生気が宿っている。生き抜くと言う意思を感じる。コレでもう大丈夫だとアリーシャは安堵して空を見上げる。

 

「少し、待っててください……伝説を壊して新しい伝説を作ります」

 

 アリーシャは頂上に向かった。

 オレもヘビィブーツを脱ぎ捨てて普通の靴に切り替えた後に神殿の外壁を蹴って頂上に向かえばベルベット達がデュラハンを倒してた。

 

「遅かったわね、もう終わったわよ」

 

「そりゃ殴って解決すればいいことと話し合いじゃ難易度が異なるよ…………」

 

 エドナが倒したと傘を開く。殴って解決すればいいだけの事だったら物凄く気分が楽だよ。

 

「どうだったの?」

 

「生きたいと叫んだ…………こういう事を言うのは不謹慎だが、その声は心の底からの叫びで美しかった……助けることが出来て、よかった」

 

 助けることが出来たかどうかをベルベットは聞いてくる。

 アリーシャは助けることが出来たと最後の最後で聞こえた生きたいと言う叫びがなんともまた人間らしい叫び方だと感じている。

 

「……きゃ!?」

 

「ギリギリだ……ギリギリのやり方だな。導師が褒められるべき行いとは真逆の行為をするとは」

 

 ポワァっとアリーシャのヘソ辺りが光る。

 コレはもしかしてと思っていると何時もの天族の格好をしている天族が現れた。

 

「……心の底からの魂の響きは死ななければ聞こえない……絶望と希望は密接に繋がっているんだ」

 

「だから落としたと……褒められるべき行為ではないな」

 

「死にたいと思っている奴を否定するつもりはねえ。救いのヒーローなんて何処にも存在しねえ。絶望して絶望して絶望して、どん底に堕ちて首を吊った人間を何人も知っている。未来に希望が持てない子供を多く見てきた……それもコレも、団塊の世代が老害共が居るせいだ」

 

 頑張っても報われない1番の原因は頑張れば報われる状況だった時と異なる時代なのに頑張れば報われると信じてる老害のせいだ。

 そのせいで多くの命が死んだ。オレはそれに関しては憎悪を抱いている。昔の世代は今の世代をなにも知らない、だからそんな事を言えるんだ。

 

「……だが、それでも君は君達は…………………絆を感じるな」

 

「なにを言い出すかと思えば……あんたが友情を試練として提示したのならば、仲間のおかげという言葉を使う友情や絆は生温い!」

 

「なに?」

 

「オレは別に落ちた女が死のうが生きようがどうでもよかった。ベルベットは死ぬしか無いという考えに呆れていた……ここにいる面々は真っ当な存在じゃない。歪な存在だ。だが、そんな歪な存在だからこそピースが噛み合う時もある。歪な存在同士が噛み合い手を取り合い円を作り出す。その時こそ友情ごっこではない真の友情が生まれる!仲間が居るから信頼できるから等は時としてヌルい考えだ」

 

 友情は一歩間違えればただの馴れ合いになる可能性が高い。

 仲間のおかげという言葉はなんて特にそうだ。歪な誇りが流儀があるからこそ、噛み合った時に強固な円となる。オレは友情を信じているし知っているが属性が異なる者が多い。オレ自身も秩序を持った悪人だ。それでも他者を否定せずに己の意思を尊重し生きている……まさに、真・友情パワーだ。

 

「そんな絆が……」

 

「お前は元が導師だったかどうかは知らないだろうが人として生きていないのだろう。人の恐ろしさを、人が持つ地獄を見ていない……もっとも全員が全員強いわけではないが……」

 

 真・友情パワーについて語ればそんな絆があるのかと驚いている。

 ただの絆は馴れ合いだ。真の仲間だと言うのならば己の意思を尊重し他者の意思も尊重しなければならない……もっとも、それをするのは物凄くめんどくせえことだけどな。

 

「貴様達は何時までも井の中の蛙になっているつもりならば喜んで蛇となって蛙を食らう……アリーシャに秘力は授けたのだろう?」

 

「ああ……ハチャメチャだったが彼女ならば」

 

「ならばここは永久に不要だ」

 

 オレはベルベットを抱えて、塔を飛び降りた。

 アリーシャも風属性の神依になってアイゼン達を器に入れてからゆっくりと降りていき、地上に戻る。

 

「ちょっと真面目にやる……防御系の術が使えるならば、使っておけ……メテオラ」

 

 メテオラを作り出し、神殿に向けて放った。

 神殿にメテオラがぶつかるとメテオラは爆発を起こすのだが今までの適当なメテオラと違って真面目なメテオラを使った。自殺の名所になっているのに絆だなんだと曰わすくだらない場所は不要だ。メテオラは一撃で風の試練神殿を破壊した。

 

「負の遺産は負の連鎖はここで断ち切る…………新しい世代に託す時が来た。過ぎ去りし過去など不要だ」

 

「コレでもう地属性と風属性の秘力は得られなくなる……後戻りは出来ない……いや、違うか。オレ達は最初から戻るつもりなんてないか」

 

 後戻りする事が出来ない所に来ていることを呟くアイゼンだが最初から戻るつもりなんてない。

 オレ達は基本的には前を進んでいる。生き物とは前に進むように出来ている……過去をしがらみに縛ると言うのであれば迷いなく過去を断ち切るまでだ。

 

「さて……………アリーシャのパワーアップも果たしたし、帰るとするか」

 

「そうね……この人達の今後も決めないと」

 

「おい、なんだ今物凄い音が響いたぞ!!」

 

「なに?いったい、なにが起きてるの!?」

 

 やることをやり終えたとこの場所から去ろうとすると…………ロゼとデゼルが現れた。

 何故ここにこいつ等がいやがるんだとスレイ達が居るかどうかの確認を行うのだがスレイ達はこの場には居なかった。

 流石に殴られたからロゼを従士にするのをやめただろうが、デゼルは何故かついてきている。どういう事だと思っているとオレ達に気付いた。

 

「あんた達は……なんで、ここに」

 

「それはこっちの台詞だ……テメエ……テメエんところの暗殺者がオレ達を殺しに来やがった……覚悟は出来て」

 

「ウィンドランス!!」

 

「っちぃ!!テメエ、この野郎!」

 

「ちょ、ちょっとデゼル!?コイツがなにを言ってるか分かんない。私、暗殺してって依頼を受けてないし勝手な真似はしてないよ!」

 

「ふざけないで!!ゴンベエやアリーシャが邪魔だから殺しに来たんでしょう!」

 

「そうだ!前にレディレイクでアリーシャを殺しに来たキツネ野郎が来たぞ!」

 

 話を一切せず、殺しにかかるデゼル。

 殺したいのはこっちもだ。アリーシャを前に殺そうとした奴がまたやって来た。それはなにをどうしても隠すことが出来ねえ証拠だ。

 

「探したぞ……俺のダチを殺したテメエは許さない」

 

「あ?」

 

 デゼルが攻撃してきたと思ったら、その原因は……サイモンにあった。

 災禍の顕主の手下だから何かしらの事があるだろうと思っていたが、デゼルは物凄く怒っている。殺意を高めている。

 

「風の傭兵団を風の骨に変えたテメエだけは……テメエだけは絶対に許さねえ!!」

 

「……どういうこと、デゼル?……あんた、セキレイの羽が風の骨だって噂を消す為の力が必要だから風の試練神殿を探しにって、うぉぁ!?」

 

 光の玉になったデゼルはロゼの中に入ったと思えばロゼは風属性の神依になった。

 向こうはやる気満々で一切の話をしてこないと思っているとサイモンはアリーシャの中に入った。コイツ……いや、落ち着け……。

 アリーシャの中に逃げたサイモンはアリーシャの体を動かして手を翳した……その瞬間、幻に包まれた。この世界を撃ち破る事は可能だが、なにかを見せたいのだろうと一先ずは見守ることにした。

 

「……」

 

 デゼルと過去にザビーダが着ていた衣装と同じ衣装を着ている男がロゼ達を見守っていた。

 ロゼ達はローランス帝国にスカウトされた結果、ロゼは王子と結婚することが決まったのだがその王子が憑魔化した……その原因はサイモン、そう思っていたのだが違う。幻のサイモンが現れる

 

「人聞きの悪いことを言うな……何故憑魔化していたのか、それは……お前自身が原因だ」

 

「っ!」

 

「オレの死神の呪いと同種……いや、それならば気付く筈だ…………加護の力が働き過ぎた……」

 

 幻になっているサイモンに攻撃するが幻なので一切意味がねえ。

 サイモンはどうして結婚相手の王子が憑魔化していたのか、その原因は全てデゼルに当たると言えばアイゼンは考察する。

 天族の加護が強く働きすぎた……いい旅に恵まれる加護だから旅が絶対に終わることはない様になってしまった、そんなところか?

 

「何処だ!テメエだけは絶対に」

 

「どうするゴンベエ……アイツの怒りは分かるが…………」

 

「ったくよぉ…………ホントによぉ……………」

 

 サイモンがなにかをしたわけじゃない。デゼルの加護が強くなった、加護を与えすぎた。

 どいつもこいつも自分の持っている能力について理解をしてねえ………………………………

 

「コレはやりたくねえんだがな…………ホントにやりたくねえが仕方がねえ」

 

 怪しい光を人差し指に集約する。

 冥道残月破が使えた以上は魂の概念がある以上はこの技は使える……使いたくねえんだけど仕方がねえ。

 

「積尸気冥界波」

 

 ロゼに向かって積尸気冥界波をぶつけた。ロゼの体は糸が切れた様にプツリと倒れた。

 何事も無かったかのように糸が切れたかの様にロゼは倒れた。

 

「どういう思惑があったかなんてどうでもいいが一応は言っておいてやる……テメエんところの部下が災禍の顕主との繋がりがあった。もし仮にその事を知らないなら知らない罪がある……デゼル、テメエの加護も人と天族の間に生まれた負の遺産だ…………だからこそ、言おう…………最後の不要な犠牲になってくれと」

 

「ゴンベエ……まさか!?」

 

「この技は、積尸気冥界波は相手の魂を直接あの世の叩き込む技だ……」

 

「ロゼを……殺したのか……っ…………」

 

 アリーシャはロゼを殺した事について悲しい顔をする。

 やりすぎだと言いたいのだろうが、コレもある意味負の遺産が積み上がった結果に生まれたことだ……ロゼが神依でデゼルと一体化していなければデゼルだけを追い出す事が出来ていたがな。

 

「さて……問おう、厄災を振り撒く天族に未来はあるのか?生きててもいいのか?我等は疫病神……もっとも、貴様は殺すという手段を用いたがな」

 

「ふ〜……言っただろう、最後の不要な犠牲だと……」

 

「ほぉ、殺さないと?この身に利用価値があるからと活かすと……なんともまた業が深いワガママな存在だ」

 

「ああ、そうだ……オレは秩序を持った悪人だ……テメエが悩んで失敗してグレたんだろう……立ち上がる気力をどいつもこいつも持っていない。それを持っているかどうかが大事なのに……」

 

 オレは背中のマスターソードを抜いた。

 まさかホントに殺すつもりなのかと一歩引いたがオレはマジでやるつもりだ。

 

ビタロック(ポーズ)

 

「待て、ゴンベエ!サイモンは殺すな!そいつはまだ使える!」

 

「安心しろ、屈辱を味合わせるだけだ」

 

 オレはそういいサイモンを目にも止まらぬ速さで切った。

 アイゼンは殺すなと言っているのだが、殺しはしねえ……死ぬことよりも酷い屈辱を味合わせるだけだ。

 

「リスタート」

 

 オレがそう言えばサイモンの髪の毛がまつ毛が眉毛が全て落ちた。

 突然の事でサイモンは驚いている。オレのマジの殺気に恐怖心を抱いていたが殺しはしねえ。

 

「か、髪が!?」

 

「感謝しろよ。テメエには利用価値があるから生き残らせてる…………キツネ男のボスのロゼにはケジメをとってもらう……ロゼは最後の不要な犠牲だ……コイツの屍を最後に不要な犠牲は出さない…………文句があるならばそれ以上の結果を示せ……気炎万浄」

 

 浄化の炎でロゼの肉体を焼いた。 ロゼの肉体は一瞬にして灰になった。

 

「…………」

 

「言いたいことがあるなら言えばいい……だが、オレはコイツを殺すつもりだった。仮にコイツ自身がヘルダルフと繋がりが無くても、サイモンにヘルダルフとの繋がりがあったとしても、オレは利用する……オレは秩序を持った悪人だ。悪事は平然とした顔で出来る」

 

 なんともまぁ後味の悪い形で2つの秘力を得た。

 アリーシャ自身がパワーアップを果たすことが出来ていたのならばそれで問題は無い。アリーシャは不満そうな顔をしているがなにかを言ってこない。言っても無駄だと理解しているしそれよりも最善の道を示すことが出来なかった弱い自分が悪いんだ。




スキット 未来へのロード

アリーシャ「コレしか……道はなかったのか……」

??「ふん、奴と貴様は相反する存在で何れはぶつかり合わなければならない……ただそれをあの男が肩代わりしたに過ぎん」

アリーシャ「なにかを選ぶために犠牲にする物を選ぶ権利を手にしている、これじゃあ全くと言って前に進めていない。前となにも変わらない」

??「くだらんな」

アリーシャ「なっ!?……ロゼの死は必要な犠牲だとでも言うのか!私は、私は!」

??「貴様が憎いのは災禍の顕主でも風の骨でも無い!貴様が憎いのはこの世界のルールそのものだ!貴様は守るべき力を手にするのではない!破壊する為の力を求めろ」

アリーシャ「破壊……」

??「問おう!貴様にとっての闘いとはなんだ!己の敵は肉親か!己の敵は他のものか!己の敵は他の国か!我々は守る者の為に闘う!我々は思想の異なる者と闘う!ならば全てを越えろ!国境!人種!思想!言語!あらゆる物を越えて超越しろ!貴様が何を悩もうと貴様自身で歩いた道こそが未来へのロードになる!!」

アリーシャ「っ…………」

??「次回、超融合!時空(とき)を越えた出会い()!」

ゴンベエ「違う違う違う!お前、なに嘘ついてるんだ……次回、サブイベント!姫騎士アリーシャと導かれし愚者達FINAL!」

??「このサブイベントの果てに、1つの答えに至る!」

コラボは?

  • 仲間と共鳴し合うRPG
  • 生まれた意味を知るRPG
  • 伝説のRPG(真実と向き合うRPG)
  • 全てやれ
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