テイルズオブゼ…?   作:アルピ交通事務局

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まぁ、取り敢えずね……続きがどうあがいてもヤンデレだし後はヘルダルフをシバき倒すだけで終わりなのでテイルズオブザレイズ編を書こうかなと……


テイルズオブザレ……?
俺はお前じゃなくてお前は俺じゃない


 

 ある日突然知らない人になっていた……そういう経験はあるでしょうか?

 結論から言って俺はあった……俺の名前は白崎敬太、ビーダマンやミニ四駆を大人の財力と技術力に物を言わせて魔改造する動画を見て電子工学に憧れた割と何処にでもいる工業高校の生徒だ……いや、生徒だった。

 

「はぁ……」

 

 それがある日突然、目を覚ませば異世界にいた。

 地球の日本でなくティル・ナ・ノーグと言う異世界のイクス・ネーヴァと言う人間に憑依していた……よくある流行りの異世界転生だ!と手放しに喜べるほどに俺は呑気じゃない。流行りの異世界転生では前世の所謂出来事、エピソード記憶と呼ばれる記憶のみが抜け落ちていて前世の技術云々だけはハッキリと覚えているというご都合主義がある、だが俺は違う。白崎敬太と言う人間の記憶をハッキリと宿しておりイクスの記憶も引き継いでいる……イクスの記憶と白崎敬太の記憶が混ざり合い新たなる人格が生まれたとかそういうのは無い。俺はイクス・ネーヴァじゃなくて白崎敬太だと自覚している……だからこそ……苦しんでいる。

 

「……なぁ……イクス……出てきてくれよ……」

 

 イクスの記憶をハッキリと受け継いでいる。それなのに白崎敬太だという自覚をしている。

 なってしまった以上はイクスである事を受け入れればいいじゃないのか?と最もな疑問を抱くだろうが世の中はそんなに甘くはない。

 俺は自分自身に問い掛ける、もしかしたら自分の中にイクスの魂的なのがあるんじゃないのか?それがあるならば俺の人格が表に出なくても構わないと思っているのだが……うんともすんとも言わない。

 

「…………っ………………」

 

 もし、異世界転生物でよくある自分が死んだというのならばそれは素直に受け入れる事が出来る。

 でも俺は明日に乙4とか電気工事士の資格の合格発表を待ち構えていた本当に普通の工業高校生だ。YouTubeの動画編集技術を学んでそれでアルバイトしてた。動画を上手に編集出来ないYouTuber相手に数千円で動画編集したりしてて割とやり甲斐も感じていた。

 電気工学関係だったが将来的にはプログラマーとかなって外資系の企業辺りに就職したいとか色々と頑張っていた……それなのに全てが0になった。それをはいそうですかで受け入れるほどに俺は非情な人間じゃない。

 

「クソッ……クソッ……泣いたってなにも変わらないってのに……」

 

 焚き火の前でポロポロと涙を流す。あの頃の日々がもう二度と戻ってこないという絶望、心は普通に折れそうだ。

 自殺したいと思っていた。苦しまずにすむ毒薬が無いのかを探していた。死ぬことで苦しみから解放されるという安楽死の考えを俺は否定はしない。処刑の考えも俺は否定はしない。でも、出来ない

 

「イクス!ここに居たのね」

 

「っひぃ!?な、なんでここが分かったんですかミリーナさん!?」

 

 何故ならばイクスを愛している人が居るからだ。ミリーナ・ヴァイス、金髪巨乳美女……絶世の美女で綺麗な人だとは思っている。

 ただ……なんかブレーキが壊れている……記憶にあるミリーナさんがこんなんだっけ?と思うところもあるのだがそれはさておきミリーナさんに見つかった。

 

「ふふっ、愛の力よ♪」

 

「ふぅ〜……ミリーナさん、よく聞いてください……俺は貴方の知っている貴方が愛したイクス・ネーヴァじゃありません。ティル・ナ・ノーグと言う世界ではなく地球という世界の日本という国の石川県で育った石川県民なんです。貴方の知っているイクスはもう何処にも居ない……」

 

「もう、イクスったら……そういう設定は胸の内に閉まっておくものよ。でも、そういう設定を私も巻き込んでくれるのは嬉しいわね!イクスのそっくりさんでイクスじゃないからイクスは私を拒むだなんて愛に満ちてるわ!」

 

 ダメだ……もうこの話8回目なのにイクスが中二病だったせいで俺も中二病患者の中二病発言だと思われてるよ!

 俺でも分かる、ミリーナさんはイクスという男を異性として大好きだったのを。イクスもミリーナさんの事をライクとラブの曖昧な境界線上の上で好意を抱いていたのを……それなのに白崎敬太が奪っていいわけがない。後、普通に彼女居たからね俺は。

 

「っく、逃げる!!」

 

「待って、イクス!!」

 

「ミリーナさん、俺の事はもう放っておいてください!!新しい素敵な人でも見つけてください!!」

 

 イクスは漁師をしていた。ミリーナさんはイクスに愛妻弁当を届けていた。

 現状を理解するために1か月ぐらい時間がかかった……そのせいで罪悪感が酷く重かった。ミリーナさんはイクスがとっても大好きだった。イクスはそれに応える事がまだ出来ていなかった……ミリーナさんはイクスを愛している。それなのに……っ…………

 

「もう俺に関わらないで!!俺を……俺を苦しめないでください!……俺はっ、俺はっ……」

 

「イクス……イクスがなにが怖いのかは分からないわ……でも、私じゃダメかしら?」

 

「っ……………………うわぁあああああああああ!!!」

 

 イクスという人間に対してミリーナさんは歩み寄っている。

 俺は白崎敬太だ、イクスという人間じゃない……ミリーナさんの思いが本物だとしても俺は偽物ですらない。

 ミリーナさんは俺を抱きしめて励まそうとしてくれるのだがそれが逆に俺の心を締め付ける。痛めつける……

 

「俺はイクスじゃない、白崎敬太だ。俺はイクスじゃない、白崎敬太だ。俺はイクスじゃない、白崎敬太だ。俺はイクスじゃない、白崎敬太だ。俺はイクスじゃない、白崎敬太だ。俺はイクスじゃない、白崎敬太だ」

 

 ミリーナさんから逃げる日々を送る。何処に行ってもミリーナさんは俺をピンポイントで見つけてくる。

 女の勘と愛の力で見つけているのだとミリーナさんは言うので普通に怖い……ホントどうやってミリーナさんは俺を見つけてるんだ?鬘を被ったり色々と変装しているのに銭形のとっつあん並の腕前で見抜いてくるよ。

 

「……ここまで逃げれば問題は無いか……っ!!」

 

「イクス・ネーヴァ……なにをしている?」

 

「……ミリーナさん、そんな格好をして騙せると思ったら大間違いですよ!!」

 

「っ!?」

 

 なんか如何にも魔女っぽい謎めいた格好の女性が現れる。

 俺の名前を呼んでいるがイクスの知り合いの中でこんな人は居ない……そしてミリーナさんから逃亡する日々を送っていたからわかる。目の前にいるのミリーナさんだ。

 

「ミリーナさん、何度も言ってますけども俺はイクスじゃないですからね!!なにを言えば納得と理解することが出来るんですか!?」

 

「あの……私がミリーナだと……」

 

「その手で騙されませんよ!!何度も何度も逃げまくってたから分かるんです!ミリーナさんなのは!!クソッ、ここ最近の睡眠時間平均して3時間ぐらいだから逃げ切れるか……」

 

 魔女っぽい謎の女性がコスプレした……世界観的に言えばナーロッパな感じだからコスプレとは言えない。

 ともかくミリーナさんであることは確かなのでこっちを中二病患者だと勘違いしているのを利用して中二病を装ってやって来たのか?

 色々とあるがここ最近の睡眠時間が3時間ぐらいだ、普段より頭が回らない……とにかく目の前にいるのがミリーナさんであることには変わりはない、逃げなきゃいけない。

 

「あっ!あんなところに俺が居る!」

 

「っ!?」

 

「逃げるは恥だが役に立つ!!」

 

 適当な事を言って魔女っぽい格好をしているミリーナさんから逃亡する。

 なんか何時ものミリーナさんとは違うなと思っているが……ミリーナさんであることには変わりはないので逃げるだけだが

 

「まずいな……もうここ逃げる場所が無いな……」

 

 数ヶ月感ミリーナさんから逃亡する生活を続けていた。

 旅の資金が無くなったとかそういうのは無い。だが、ミリーナさんが凄まじいストーキングをしてくるせいで現在住んでいる大陸をあらかた逃げ回りミリーナさんが見つけたら通報してくださいと顔写真を配っているので逃げ場が無い……絶世の美女が男を探している……

 

「出るか、大海原に……」

 

 農業系アイドルの様な技能を活かす……流石のミリーナさんも未開拓の無人島には手を出さない筈だ。

 幸いにも島があるけども誰も手を出さない感じの、ニライカナイ的な感じの近付いてはいけない島でなくホントに未開拓の島がある筈だ!

 

「ふぅ……ミリーナさんも流石に未開拓の島ならば追っては来れない……」

 

「私達が島を開拓するのね」

 

「アイェエエエエエ!?ミリーナサンナンデ!?」

 

 未開拓の島を目指そうと逃亡する準備を整えた末に海を出た。

 出たはずなのにミリーナさんがなんか船に密航していた……なんでだよ!なんでだよ!

 

「あ!」

 

「イクス、ここはもう船の上だからその手は通じないわよ」

 

「いや、そうじゃなくてなんか炎の雨が降り注いで来てな、ぁああああっ!?」

 

「きゃあああ!?」

 

 何時もの逃亡する時に使う手は船の上では通じないとミリーナさんが迫ってくる。

 泳げるから何処か近くの無人島まで泳いで逃げていくかと考えていればなんか……本土の方に光が、炎の雨的なのが降り注いでおり衝撃波に吹き飛ばされて……意識を失い目を覚ませば知らない天井だった……

 

「クソッ……………」

 

「おいおい、目が覚めたのになんで悔しそうな顔をしてるんだ?」

 

「えっと…………」

 

「マークだ」

 

「マークさん……えっと……助けてくれてありがとうございます……なにがあって何者ですか?」

 

 俺の隣でミリーナさんもベッドの上に寝ている。

 目を覚ましたなと1人の青年とこの世界じゃよく見る近衛兵の格好をしている人達がいる。何者なのか分からない……そもそもでなにが起きているのかが分からない……この世界、魔王的なのは居ない筈だ。

 

「お前達の故郷は滅んだ……オレ達が何者かって聞かれれば魔女を倒す救世軍、みたいなところか」

 

「魔女って……ミリーナさんの事ですか?」

 

「…………どういう意味だ?」

 

「いや、なんか分からないですけどもミリーナさんが1回魔女の格好をして現れたんですよ……鏡士とか言う職業らしいですけども魔女とは」

 

「魔女と出会ったのか!?何処だ何処でなんだ!?」

 

「いや、故郷が滅んだって言われたんでもう……」

 

 あの時の魔女の格好をしているミリーナさん、なんか隣で眠っているミリーナさんとは違っていた。

 冷静にイクスの記憶を探れば目の前にいるミリーナさんと記憶のミリーナさんが若干だが異なっている……でも、それを言い出せば俺はイクスじゃない。

 

「…………故郷、滅んだのか……」

 

 人格としてはイクスでなく白崎敬太だから……愛着らしい愛着は特に湧いてこない。

 イクスになってから罪悪感やらなんやらあって逃亡する日々を送っていたから……………うん……………特に実感とか悲しい思いは無い。コレは色々とやばいな……

 

「まぁ、色々とあるから……取り敢えず彼女が起きるのを待っとけよ」

 

「マークさん……彼女じゃない!赤の他人です!!」

 

「……え?」

 

「いや、顔見知りの関係性ではありますが彼女じゃないです!そこを勘違いしないでください!」

 

 彼女と言ってくるけども違うから!全然違うから!

 その辺の外堀を埋められたら色々と厄介だなと思いながらもミリーナさんが目を覚ますのを待ち、義勇軍的なのは自分達と居るのは危険だから王都を目指せと言ってくれる。その間に数回ほど嘔吐した……ミリーナさんと一緒に居れば色々と心に来るものがある。

 

「気をつけろよ、街にまで繋がる道に魔物がいるから」

 

「大丈夫だ、全集中の呼吸でどうにかなる!」

 

 イクスの声的に出来るかなって思ってたらなんかそれっぽいのが出来たので道中の魔物は問題無い

どれにしようか

  • デカマスター
  • アバレキラー
  • ウルザードファイヤー
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