「仮面、ライダー?」
どういう名前の拳銃かは分からないけど拳銃で撃たれた。
京極真(仮)の男はネオディケイドライバーを装備した。
「っ……」
「イクス!」
「治癒系の術を使うのは構わないが、銃弾を取り除かないと後でなんかややこしくなるぞ」
銃弾で撃たれたところが尋常じゃない程に痛い。
血をダラダラと流していて京極真を殺そうとするミリーナさんが一旦攻撃をやめて回復系の術を使おうとするけど、京極真(仮)の男はこの状態で治療するのはややこしいと言う。確かに後々厄介な事が起こりそうだと痛みに耐えながら自分の剣を突き刺して無理矢理、銃弾を抜いた。ミリーナさんは即座にファーストエイドではなくヒールを使ってくれる。傷口は閉じた……
「仮面ライダーだと……仮面ヤイバーじゃないのか」
「確かにそれは正しい、だが間違いでもある」
京極真(仮)の男は1枚のカードを出す。それを見て確信する、この男は京極真に似ているだけで完全な別人だと。
何者かは分からない……だが、なにかを知っている可能性がある。聞き出さないといけない。
『カメンライド ディケイド』
「っ!!」
1枚のカード、仮面ライダーディケイドに変身する仮面ライダーディケイドのカードをネオディケイドライバーに入れた。
仮面ライダーディケイド(ネオディケイドライバーver)に変身した
「ヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイ」
「多少は知識があるようだな」
ネオディケイドライバーのディケイドとか仮面ライダーの中でも上から数えて直ぐ、2番目か3番目ぐらいの最強格のライダーだ。
ディケイドに変身している男はライドブッカーを取り出してソードモードで俺に斬りかかろうとするが、ベルベットさんが攻撃を受け止めた。
「お前等の相手はするつもりは無い……俺の目的はそこに居る男だ。出会っても間もなく深入りしているわけではないのに何故助けようとする?」
「いきなり現れて、自分だけが一方的に知っている。だから話し合いもなにもせずに力技で解決する。意見の対立でぶつかり合うこともあるけど他の人と協力することが出来るのが人間の武器よ。イクスが善悪かは置いといて、このまま殺されれば危険なことぐらい知ってるし寝覚めが悪いわ」
「先ずは話し合いをしないか?」
いきなりの攻撃、向こうにも何かしらの事情がある。
ベルベットさんやアリーシャさんはそれを踏まえた上で話し合いをしないかと停戦を求める。
「成る程、噂通りバカがしっかりと人間性を整えたか……己の思想が絶対的な正義と思わないとは、随分としっかりした人間性だな」
「え、褒めてるの?」
「ああ、褒めているさ。この世界に愚現化される奴等は悪人と戦っていて自分達を正義の味方だと勘違いしたり、自分達の考えが正しいと思っている奴等が多い。そんな中で意見を聞いて考えよう、お互いにどうすればいいのかと落ち着くところを探す。実にしっかりとしている」
「……そんな事を言えるのなら、話し合いは出来るんじゃ」
「悪いな、今回はお前達から見れば悪役にならないといけないんだ」
ベルベットさんやアリーシャさんが話し合い等をしようとすることについてしっかりとしていると言う。
いきなり俺を攻撃してきたけど、なにかしらの目的なんかがある。決定は覆すことが出来ないみたいで1枚のカードを取り出しライドブッカーを銃の状態にする
『アタックライド ブラスト』
「がっ!?」
「イクス!?」
アリーシャさんとベルベットさんは近距離で武器を持って戦う、俺も武器を持って戦う。
ディケイドはブラストのカードを使って中距離以上の攻撃が出来ない俺に……ミリーナさん達をガン無視して俺を攻撃する。
今まで具現化してきた世界の法則的に剣と魔法のファンタジーみたいな世界観だ。だから、飛び道具は弓矢や魔法、拳銃は無い。
ベルベットさんやアリーシャさんは強いみたいだけど、流石に銃を持っている人を相手にしたことは無いみたいで俺を守ろうとしてくれたけど銃弾に対応が出来なかった。
「ライドブッカーのブラストはエネルギー弾じゃなくて実弾を飛ばしている。回復系の術で複数の弾丸を摘出せずに居ればどうなるか」
「その前にあんたを倒せばいいだけよ!」
「虚空閃!」
エネルギー弾でなく実弾だと再び言ってくる。ベルベットさんとアリーシャさんがディケイドを倒そうとする。
アリーシャさんの槍が輝く。虚空閃と言い槍を振るうがディケイドには当たらない……いや、違う。
「空の技は俺には通じない……空の技は邪悪を断ち切る技だ、邪悪でないものに大してはなんの効果も無い」
技そのものに効果が無い。
ディケイドはそれが分かっているのかアリーシャさんに攻撃が通じないと言ってくる。
「魔神剣!」
「スレイさん!?」
「なんか破裂する音が聞こえたから来てみたら……なんだありゃ?」
スレイさんが魔神剣を使いディケイドを攻撃した。
どうしてここにと思っているとユーリさん、ラピード、ルークさん、ジェイドさん、ジュードさん、ソフィさんも駆けつけた。
銃を撃った時の発砲音でユーリさん達は気付いたみたいでディケイドを見てなんなのかと聞いてくる。
「敵よ」
「この状況からして、その様ですね」
ミリーナさんが敵だと断定した。
ジェイドさんが状況を読んでくれる。ミリーナさんが敵だと言う言葉を信じて全員が武器を取り出したり構えたりする。
「1人を相手に複数で挑むとは卑怯と思わないのか?」
「イクスに害するなら私の敵、それだけは絶対よ……」
「愛の力か、だがその愛はそこの男には全くと言って通じていない。自分が自分じゃないのを理解している、お前が抱いているのは歪んでいるところはあるが愛である事には変わりはない。だからそれだけは受け入れてはいけない、その線を引いている」
「…………」
「自分にとって不都合な事を言われれば黙る、都合のいい女だな」
「っ、フォトン!」
図星を言われたのでミリーナさんが黙れば、ディケイドはミリーナさんを都合の良い女だと言う。
ミリーナさんは違うと言い返すことが出来なかった。だから力で押さえつけようとするがディケイドは軽々と避ける。
「……なにかを、知っている……」
ディケイドはなにかを知っている。なにを知っているかは分からない、だけどなにかを知っている。
その情報は俺にとってお宝とも言えるものだ……でも、ディケイドは話すつもりは無い。ディケイドはディケイドなりに色々と考えた末に俺を排除しようという答えに至っている。例えそれでティル・ナ・ノーグが滅びる可能性があったとしてもだ。
「あんたを倒し、情報を聞き出す……」
俺の知りたいことをディケイドは知っている。それを聞き出せば俺は前に進める。
「そう、お前にとって俺はお前の知りたいことを知っている男だ。俺はお前を殺すつもりで居る、そうしないとお前を苦しみから救うことが出来ないからな。ならなにをすればいいのかぐらいは分かるだろう?」
「皆さん、ディケイドを殺さないでください。ディケイドは俺の知りたいことを知ってる。だから」
「殺してくる相手を生け捕りか、無茶な注文だがなにかを知ってるならやるしかねえか!」
「全員、バラバラに動かない!相手は1人!この場にいる者の殆どが近距離戦を主体で戦うのですから連携を乱してはなりません!ユーリを主体に方円の陣、円に囲みなさい!」
ユーリさんが無茶だがやるしかないといいジェイドさんが指揮を取る。
研究者として悪名が高いらしいけど一応はエリートな軍人で多対一の戦い方もしっかりと知っている。
この場にいる面々は所謂魔法とかが使えない、ジェイドさんとミリーナさんは使える。アリーシャさんも少しだけ使える。ベルベットさんも炎と闇を操る程度ならで基本的には近距離戦主体の人で構成されている。だからジェイドさんの指示のもと円になるように囲む。
「おいおい、いいのか?ディケイドを相手にそんな戦い方をして……お前ならばディケイドがなんなのか知っている。銃弾が体内に入っていても口は動かせる。ディケイドがなんなのかぐらいの説明は出来るだろう」
「……なんでもありがディケイドだろ」
「ああ、その通りだ。ディケイドはなんでもありだ」
「イクス、どういうことだ?あのピンク色の能力とか知ってるのか?」
円形に囲んだが手を出さない。
ここに居るのは戦いを経験してきたけど連携を重視にしていたわけじゃない。下手に動けばバラバラになるのは目に見えている。
ディケイド側が隙を見せればそこを起点に突いて攻撃する的な感じだがディケイドはなにもしない。俺がディケイドがなんなのかを知っているかどうかを聞いてくるからディケイドはなんでもあり、だからなにを言っても意味は無い。
「仮面ライダーと呼ばれるジャンルの日本で生まれたヒーロー、全てを壊し全てを繋ぐ……全ての仮面ライダーの力を使える最強格のライダー」
「それって全部の属性での攻撃とかが出来るってこと?」
「違う、属性攻撃だけでなく特殊な能力も全てなんのデメリットも無く使える」
全ての仮面ライダーの能力を一切のデメリットも無く使える。
ソフィが全ての属性で戦えるのかと聞くけどそうじゃない、むしろそれよりも上だ。属性じゃなくて能力も全てデメリット無しで使える。
「その通り、さてじゃあお前等に少しだけ舐めた真似をしてやろう」
『カメンライド オーズ ガタキリバ』
『クワガタ!カマキリ!バッタ!ガータガタガタキリッバ、ガタキリバ!』
「姿が変わった!?スゲえ、どうなってんだ!?」
「驚いてる場合じゃないわよ!」
仮面ライダーオーズのガタキリバコンボにディケイドは変身した。
その姿を見てルークさんは驚いて子供心が揺れるけれど、ベルベットさんが警戒心を強める。
「これと似たようなのを私とベルベットは見たことがある!物凄く理不尽で反則的な能力を持っていた!」
「イクス、あんたアレがなんなのか知ってるんでしょ!それに合わせて」
「ガタキリバコンボは……っ……」
ディケイドの変身に合わせて戦う。
ベルベットさんが俺の知識を頼ってくるからガタキリバコンボの能力について言おうとするが直ぐにディケイドの狙いが分かった。ディケイドは行動した。
「ふ、増えた!?」
「分身能力、を持ってます。本体を倒せば消えるとかじゃなくて全てが本体で全てが意識を持ってて……50人ぐらい分身出来ます」
円形に囲って人数的な有利を取っていたが、ガタキリバコンボの分身能力で人数差を埋められた。
ジュードさんが驚いているので一応は言っておく。どれかを倒せば消えるという都合の良い話はない。
「ガタキリバコンボは全てが本体ですけど、全てが本体なので疲労蓄積も分身の数×で」
「オーズのガタキリバコンボは影分身の術と同じで本体にしっかりと経験値が付与される。当然疲労という経験値もだ。だがディケイドオーズにはその理屈は通じない。メダルのコンボで掛かる肉体的負荷も無い」
「そんな……」
演算処理能力でなく肉体的な疲労で負荷をかける。ガタキリバコンボはとにかく掛かる疲労が他のコンボより大きい。
だけど相手は仮面ライダーオーズのガタキリバコンボじゃない、仮面ライダーディケイドのオーズのガタキリバコンボだ。
龍騎の様にやろうと思えば誰でも扱えるライダーじゃない、オーズの様に適合者じゃないと変身出来ないライダーに条件を無視して変身出来る。数の上での有利性を失った。デメリットも無いのだと言われる。
「1人で1体倒せばいいんだ!幸いにも俺達に数を合わせてきている!」
「どうやらそれしかないみたいだね」
50人ぐらいに分身出来るけど、銃弾が体内に入ってて上手く動けない俺は除く10人に合わせてきたガタキリバコンボ。
ルークさんは小難しい事を考えず、敵ならば倒すだけだと剣を振るえばそれに触発されてジュードさんもガタキリバコンボと戦う。
ディケイドオーズ ガタキリバコンボに各々が攻撃する。ミリーナさんを除けば基本的には近距離戦が出来る人達で構成されているから、ディケイドオーズ ガタキリバコンボと戦うことが出来ている。
「イクスを守らないと……鏡火」
鏡から火を放つミリーナさん。
この中で1番不利、決して鍛えてないわけじゃないけど近距離戦での戦闘は得意じゃない。中距離遠距離補助系の術と典型的なウィザードタイプ。ディケイドオーズに向かって攻撃してるけれども、大したダメージになっていない。
「皆さん、ベルトとライドブッカーを狙ってください!仮面ライダーの変身の力の源はベルトです!ディケイドはカードを使えなければネオディケイドライバーを破壊すれば」
「滅茶苦茶強い奴を何時もの調子が出ないし本来の力も発揮出来ない状況でコレは厳しいわよ!」
「っく……こんな時に、ゴンベエが居てくれたら!」
ネオディケイドライバーとライドブッカーを破壊する、それ以外に攻略の糸口が見えない。
でもベルベットさんは難しいと言う。エンコード化されて本来の力を出せなくなっている、仲間が居ない等の色々な理由で弱体化している。1番力を持っているベルベットさんやアリーシャさんが苦しんでおり、ゴンベエが居てくれたらとアリーシャさんが言う。
「奴か、確かに奴ならば俺を殺すことが出来るだろう……とは言え、奴は俺を殺すつもりは無い。現に今もなにもしてこない。俺のやり口には文句は無い。それを認めないといけないからな」
「っ、どういうことだ!!ゴンベエもこの世界に具現化されている筈だ!グリンウッド大陸の者達はゴンベエを領主と認識していた!鏡映点としてゴンベエも居たと聞いている!」
ゴンベエの事を話題に出せばアリーシャさんと戦っているディケイドオーズ ガタキリバコンボが攻撃の手を緩める。
ゴンベエがこの場に居たとしても、ゴンベエはディケイドを止めることはしない。ゴンベエについてディケイドはなにかしら知っている。
「あんた……ゴンベエが何処に居るのを知ってるの!?」
「ああ、知っているさ。目的を果たせばちゃんと会わせる……とは言え向こうはちゃんとしてないが」
「あんたの目的は……イクスを殺すことでしょ?そんなことしたら」
「俺は世界の破壊者ディケイド、世界を破壊するのが仕事だ」
目当てのゴンベエについてベルベットさんが聞いた。ディケイドは目的を果たせばと言う。
ベルベットさんがディケイドの目的は俺を殺すこと、自分達が聞いている話からして俺が死ねばティル・ナ・ノーグが崩壊する。
その事について言えばディケイドは自分は世界の破壊者ディケイド、だから世界を破壊することが仕事と言い切る。
「…………なにか……なにかがおかしい……」
「アリーシャ?」
「イクス自身が1から10まで具現化させているわけではない、聞いた話だとカレイドスコープと言う道具をイクスが使い私達を具現化している。だったらイクスを殺すのでなくカレイドスコープも破壊しなければならないのでは?」
なにか違和感を感じるアリーシャさん。ベルベットさんはなにがおかしいのかを疑問に思った。
カレイドスコープを破壊しないといけない、具現化出来る人間がイクスくんだけだがカレイドスコープを破壊すればいい。それだけで大体はどうにかなる。
「まさか、僕達の足止め!?」
「生憎だが、カレイドスコープには興味は無いんだ。俺の目当てはそいつだ……悪いがイクスには死んでもらわないと困るんだ」
ジュードさんが自分達を足止めする為にここに居るのかと考えるけど、ディケイドは違うと否定する。
カレイドスコープには興味は無く、俺を殺すことを目的にしている。なんでそんなに俺を殺したいのか、なんでかは分からない。
「最初から最後まで俺を殺す気で……」
「ああ、それが目当てだ……そろそろ遊ぶのを止めて真面目にやってやる」
『カメンライド』
「っ、ベルトが!カードを装填していないと言うのに!?」
「その気になればカードを入れる動作無しでカードを使えるに決まっているだろ?」
俺を殺すのが目的、そこは最初から変わっていない。
ジェイドさん達の相手をしているディケイドはカードをライドブッカーから取り出さない、カードを入れる動作すらせずにネオディケイドライバーにカードを入れる。カードを入れる動作が唯一の弱点、ジェイドさんはそう考えていたけれどカードを入れる動作はその気になれば無しで色々と出来る。
「通りすがりの仮面ライダーの力だ覚えておけ……いや、この場合はゴージャスタイム?レジェンドタイム?ライダータイム?……まぁ、どれでもいいことか」
イクス「そう言えばずっと気になってたんですけど、なんであんなのを放置してるんですか?」
????「グロロー……殺すか地獄に落とせと?」
イクス「いや、そこまでは……でもそれ相応の罰とかそもそもで権利を行使できない様にとか」
????「ふむ……まぁ、君の言いたい事は分かる。ならば逆に聞こう、あの者達の価値を知っているのかと」
イクス「……卑劣様みたいなのはともかくアレは完全に手遅れな屑だと思いますが」
????「それに関しては私も否定はしない……だが、それ=ダメ、絶対、と言う考えだけは持ってはいけないと私は認識している」
イクス「どういうことですか?」
????「君は源氏物語を知っているか?」
イクス「えっと……平安時代に紫式部が書いた日本の古典で内容はちょっと知らないです」
????「成る程、ならば吉野家は知っているか?」
イクス「牛丼でお馴染みの吉野家なら」
????「まず、答えから言って……源氏物語が書かれていた頃の私は源氏物語の存在を認めない、吉野家は存在してはいけない存在だと認識している」
イクス「……え、なんでですか!?」
????「当時の私の基準では源氏物語は最低な作品だ、その時代を生きている者達からもこんな作品は破廉恥だなんだと言われまくっていた。ToLOVEると言う漫画があるだろう、アレを描いている作者は性関係で問題を起こした者が落ちる地獄に落としていいと思うか?」
イクス「いや……悪いことはなにもしてないじゃないですか!?PTAとかを敵に回してますけど」
????「そう、当時の私はどちらかと言えばPTA側の住人だった。源氏物語は淫らな物語と認識していて世を乱すという考えを持っていた。しかし、今の時代ではどうだ?日本の古典の代表格だ。現代っ子にはお馴染みの牛丼だってそうだ、何処の宗教とは言わないが牛を食うことを禁止されている宗教はある。日本でも牛は神聖な生き物で、平安時代でもそれは変わらない。そんな中で食べる為に牛を肥やしている、ビールの粕を飲ませて肉質を上昇させようとする。平安時代の頃の私からすれば即座に地獄行きを決定していた」
イクス「肉を食っちゃダメなんですか?」
????「魚以外の肉を食すのを色々と禁じられていた、例え食べる機会があっても害獣を殺処分したから食べる。食べる為に育てているわけじゃない。そんな時代は確かにあった」
イクス「……でも、今は牛肉も鶏肉も豚肉も、牛肉は牛丼、豚肉は豚カツ、鶏肉は唐揚げで当たり前の様に食べれます」
????「ああ、当然の様に食べられている……しかしそれを君は罰当たりだなんだと考えたことはあるか?」
イクス「いえ……それを粗末にしたら罰当たりですけど食べる行為に関しては……いただきますってしっかりと言いますし……」
????「私の事を勘違いしているかもしれないが、あくまでも私は日本人で最初に死んだ人間であって神ではない。平安時代の頃の私は牛丼や豚カツを食べている人間が居るのならば地獄行きを即座に決めるが、今の私は牛丼や豚カツを食べていても特になにも言わない。むしろベジタリアンやヴィーガンになれと強要して色々と酷いことをする者について罰を与えなければならない」
イクス「菜食主義とかそういうのは各々の自由で強要はちょっと…………時代によって価値観や倫理観は変わるってことですか?」
????「ああ、そうだ。知っての通り私は審判者の1人だ。人格が既に出来上がっていたら価値観や倫理観は早々に変えられない、しかし時代によって価値観や倫理観はコロコロと変わる。故に私達は変わらないといけない。アップデートしなければならない」
イクス「……それとあのクズが関係あるんですか?」
????「手遅れな屑と言うのは否定はしない、しかし奴等の考えややっている事については1つの筋が通っている。特別な力を持っているが故に自分がやらなければならないと言う謎の使命感から来る行為に対して冷静に考えればそれ◯◯じゃね?と言う意見をぶち込む。あのクズは帝国華撃団の者とは全く関係無い者と婚姻を結んだ。しかし、それは悪いことか?地獄の傀儡師はプリキュア=異世界と戦争しているんじゃないかと危機感をプリキュアに抱かせた。それは悪いことか?100%の真っ黒と聞かれればそれは違う。審判者である私は100%でないのならば柔軟に考えなければならない。自分の独断と偏見を交えているが柔軟性を失ってはいけない。奴等が屑なのは否定はしないが」
イクス「屑なのは認めるんですね……」
????「ああ、認める。そこは否定しない。しかし奴等の考えは私が考えない発想力やそうかもしれないと納得する部分もある。屁理屈と言われればそこまでだがその屁理屈も一応は理屈だ。そして屁理屈をとことん突き詰めた物がツンデレと言う概念だ」
イクス「いや、ツンデレは違うんじゃないですか?」
????「グロロー……ツンデレは屁理屈だろう?蛇喰深雪はツンデレは滅びろ、上条×食蜂のカップリングを成立させようと御坂美琴を全力で潰そうとしていた」
イクス「あの人はなにをしてるの!?」
????「ツンデレは現実ではクソという事だ……まぁ、とにかくだあの屑共はちゃんとポリシーがある。己の快楽の為に色々とやっているところがあるが、一応は流儀がある。あのクズは転生者=原作キャラと恋人にならないといけないわけじゃないと言っている……原作キャラは人間的な意味で個性強すぎてキツいという。つまりツンデレは現実ではクソという事だ。特に異世界おじさんの様な気持ちが合わないツンデレは」
イクス「アレは時代が悪かったんですよ……と言うかツンデレ否定派なんですね」
????「ツンデレを曇らせ終わらせる話は面白い。とにかくあの屑共は屑共で価値がある、私達は理解や想像が出来ないがちゃんと説明されれば納得や解釈が出来る……自分の意見こそが絶対に正しい、完璧であると考えれば堕ちてしまう」
イクス「その見た目でそれを言われると困るんですけど」
????「グロロー、こっちの方が見た目に威厳があるからと変身して頑張ってキャラ作りをしているだけだ。見た目が似てるだけで完全な別人だ……それとも私を呼び出す方の見た目がいいか?」
イクス「いえ、その見た目のほうがいいです」
どれにしようか
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デカマスター
-
アバレキラー
-
ウルザードファイヤー