テイルズオブゼ…?   作:アルピ交通事務局

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君の名は

「ふぁ~…って、暗っ!?え~っとって、スマホ無いんだったな」

 

 目覚めれば辺り一体が真っ暗闇だったので時間と明かりをと携帯を手に取ろうとするが、此処は異世界。

 携帯もないし懐中電灯もなにもない…故に真っ暗な時は物凄く暗い。現代の地球の日本だと何処かからか光を放ってるから、夜でもそれなりに明るい。

 

「腹は……まぁ、いいか」

 

 腹は減っているが作るのめんどい。こういうときは作らずに無視すれば良いとオレはランタンを取り出す。

 

「地図とかそう言うのを用意してくれたらありがたいんだがな…」

 

 今、自分が何処に住んでいるのかが一切分からない。

 その辺だけは親切にしてくれない、自力でどうにかしないといけないのが地獄らしい。

 

「……川沿いに沿っていけばどうにかなるか?」

 

 外に出て、川を見つめる。幾ら異世界とはいえ川は海に繋がっている。海がある。海があるなれば、海岸線に沿っていけば確実に何処かの港町につくことが出来る筈…だ。

 

「…港町となれば、どれだけあるか…今から行ってみるか」

 

 この地方の大きさをオレは知らない。時間はたっぷりある様で無いみたいなものだとオレは軽く身支度を整えて歩く。

 もしなにかがあっても川沿いに戻ればどうにでもなるから、余計なことに意識を持っていかなくても良いのはいい。

 

「きゅぅぇええええ!」

 

「うぉ!?」

 

 ランタンを手に歩いていると、見たこと無いが生物学上は鳥であろう生物が襲ってきた。

 この世界の初エンカウントが人間じゃなくて鳥ってなんか虚しい…って、違う。そうじゃない。

 

「テメエ、やんのか?」

 

 明らかに威嚇してくる鳥に対し、オレも威嚇する。無闇な殺生は好まねえが、そっちがその気ならばぶっ殺してありがたく異世界グルメにしてやる。腕をボキボキと鳴らして意識を臨戦態勢に切り替えると鳥は怯え、逃げ去った。

 

「ったく、相手見てモノを言えっての…見る?」

 

 もしかするとあの鳥はオレを見たから威嚇してきたんじゃねえだろうか?

 辺りは暗く聞こえるのは水が流れる音だけで、月明かりの様なものは無い。そんな中でオレは灯りを放つランタンを手にしている…生き物は色彩感覚には疎いが光や熱に敏感って言うからな。

 

「懐中電灯……は、持ってねえし、あ、オレの転生特典がアレだって言うなら、使えるのか?」

 

 ランタンの熱と光に生物が集まる以上は消さないといけない。

 こんな世界だから、市販薬を飲めばなおるレベルの風邪をひいたらおしまいの可能性がある。狂犬病とか怪しい病気持ちであろう生物…食うときは熱しないといけないな、うん。

 

「ワゥ…」

 

 ランタンの火を消し、狼を強くイメージするとオレは狼の姿になった。黒、白、緑とか言う現代じゃ中々にと言うか絶対に見ないであろう狼…なんか、元ネタよりも大きい。人二人を乗せることが出来そうな大きさだが、馬鹿みたいに大きいとかそんな事じゃない。

 

「フゥ…」

 

 狼になったことにより、暗闇でもよく見える。

 今まで匂わなかったものも、嗅ぎ分ける事が出来る…が、今はその能力は必要ない。

 地獄でバトル物の世界に行っても問題無い様に鍛えられてはいるものの、四足歩行なんてものはなれていない。これも早いところ慣れておかなければいけないものだとゆっくりと歩いていると、向こう岸に渡る橋を発見。

 

「ガゥ」

 

 これはと右の前足で橋を叩く。

 偶然の産物で生まれたものでなく、明らかに人工的に作られたであろう橋。そこそこの大きさの橋でボロボロじゃない…と言うことは向こう岸に渡るのによく使っていると言うことになる。

 

「……此処に鎮座していたら、人、いや、それは違うな」

 

 人の姿に戻り、橋に座っていれば人に会えると思うがやめる。人に会いさえすればついていったりすれば街に出れるが、それだと怪しまれる。自力で見つけ出さないといけない…変なのにあったら恐ろしい。

 

「なんかねえか…」

 

 なにか良いものがないかと腰につけている袋と言う名の四次元ポケットに手を入れる。

 なんで四次元ポケットとか思うかもしれないが、RPGあるあるの大量のアイテムを何処に入れてるのと同じでツッコミは禁止だ。こう言うときこそ地図が来いと思うと何かを掴み、取り出すと豚の顔が描かれた袋が出てきた。

 

「え~っと…なんだっけ、コレ?」

 

 中には粒の木の実と梨っぽい木の実が入っている。

 どっかで見たことあるけど、なんだったかと取り敢えずは梨っぽい木の実を取り出して豚の袋をしまう。

 

「きゅうええええ!!」

 

「あ、テメエ、さっきの!」

 

 何に使うんだったかと答えを教えてくれる転生特典を使おうとすると、さっき威嚇してきた鳥が空から急降下。

 オレを狙ってきたのかと思えば木の実をかっさらっていき、オレの上空を飛び回る。

 

「にゃろう、此方が空だけはNGだからって…っ!!」

 

 弓矢を出して光の矢で射ち抜いてやろうかと思うと、今見ている景色とは異なる景色が頭に流れ込む。

 コレはもしかしてと目を閉じると見ている景色とは異なる景色が鮮明に見えて、目で見えていた景色は消える。

 

「思い出した、これ空飛べる奴の視界を借りるエサだ」

 

 梨っぽい木の実がなんなのかを思い出したオレは別の方向を見たいと強く念じる。すると、鳥が動き出してゆっくりと視界は動き出していく…やっぱり、空を飛べるってのは強い武器だな。水中を泳げるどころか水中で生活出来る道具があったりするが、空を自由自在に飛び回る道具は存在しない…筈。

 

「何処かに……お、おぉお!……おぉ」

 

 割とあっさりと街は見つかった。見つかった…んだが、一つだけ問題がある。

 

「ハイラルと同じ…いやまぁ、防犯からしてそれが一番か」

 

 湖の上にある水上都市で入口は一つしかないが、かなり大きな街。

 一つしかない入口は今現在、開いておらず巨大な門に閉じられている…ハイラルと同じで、朝になれば開く筈…多分。だが、朝まで待つつもりはオレには無い。更に向こうにと強く念じて鳥を街の中に動かす。

 

「おぉ、街灯が…いや、これガスじゃなくてオイル式だ。ベネチアっぽい…違うな、単純に水の上にある街で教会らしきとこも存在している…街の中には大豪邸。あ~この国の首都かそれとも五指に入るレベルの街のどっちか…う~ん…」

 

 街の外観だけで、この世界が異世界だとよく分かる。それと予想通り電気の文明は無い…何処もかしこも窓からオレのよく知る灯りが無い。門前の人は騎士っぽい格好の連中で夜勤の奴等…これはオレの目で見て確かめないといけないか。

 

「家からあの街の距離はそれなりだが、歩いていけない距離じゃない。自転車…馬車があるし、製鉄技術が革新されて量産可能なら作ってもらう…あ、バイクみたいな乗り物あった」

 

 幸先の良い出だしに、喜びながらも、もう一度狼の姿になって水上都市まで歩く。

 人間の姿で門付近で寝ていると変なのに襲われてしまう可能性があるから、めんどくせえ。

 

「ぐぅ…ぐぅ…ぐぅ……」

 

 明日はどうするかとオレは少しだけ仮眠を取ることに。

 意識を完全に落とさずに、呼吸のリズムを整えて体全体の力を抜く

 

「狼?」

 

 意識を落とさずに、ボーッとしていると声をかけられた。

 何時の間にやら日は昇っていたらしく、オレを見て首を傾げている綺麗な女が目の前にいた。

 

「何故こんな所に狼が…いや、それよりもこの体毛。頭の部分が緑で、お腹周りは白、背中は黒…本でも見たことの無い種類の」

 

「がう」

 

「あ、すまない…」

 

 さも当たり前の如く人の体に触れるんじゃねえ。

 オレは女の手を肉球で弾き、軽く睨む。

 

「剣と盾を背負っている、となれば誰かが飼っているのか」

 

 別の事に女は意識を持っていっているので気付かない。

 オレが何処かの誰かに飼われていると分かると興味津々な顔をするが、なにか用事があるのか水上都市の方に去っていった。

 

「……改めてみるとデカいな」

 

 オレは人気の無い林に移動し、人の姿に戻ると水上都市に続く橋を歩く。

 空から見ていたから小さく感じたが、人の姿で距離を近付いてみるとデカい…うん、本当にデカい。村長が村回してる片田舎じゃない、領主的なのが存在するのは確実だな。

 

「ちょっといいか?」

 

「なんだ?」

 

「ここ、なんて街なんだ?」

 

 取り敢えずは情報を集めねえと。

 オレは門番と思う騎士にこの街の名前を訪ねると、門番は呆れた顔をする。

 

「此処はレディレイク、湖上の街だ。此処よりも大きい街となると後は皇都ペンドラゴぐらいで、この辺の人間なら誰でも知っているぞ。いったい、何処の片田舎から来た?」

 

「日出国にある出雲の黄泉比良坂を越えた先からやって来たんだよ」

 

「何処だそこは…」

 

「地獄だよ…景気は良いのか?」

 

「地獄に決まっているだろう。年々作物の実りは減るかと思えば、税は上昇、戦争は何時起きるかどうか分からん切羽詰まった状況、そんな中で祭りと来た」

 

「そうか…あ、通っても大丈夫か?」

 

「行商人でもなんでもないんだろ、勝手に通れ」

 

 門番から色々と聞きたいことが聞けた。

 不作の年で税が上昇、更には戦争のトリプル役満…普通に怖いな。しかし、行商人じゃなきゃアッサリと通れるのか…こんな領主制度の危険な街だから、通行手形作れとか持ってこいとか言ってきそうな感じなんだがな。

 

「なんかどんよりすんな…」

 

 よく分からんが、不思議とどんよりした空気を感じる。

 けどまぁ、現代の日本もこんな感じだし地獄なんてド腐れ野郎が集まるところだからもっと最悪で馴れている。やっぱ不景気になると何処もかしこも荒れるもんだな。適当な道を歩き、大きな通りに出ると露店商らしき店が立ち並ぶ所に出た。

 

「…」

 

 異世界だが、やっぱ現代と食うものは一緒……いや、一緒どころの騒ぎじゃないな。

 牛と豚、ニンニク、鱗の無い水生生物と色々と宗教的に食べてはいけないもののオンパレード。見た目こそ外人だが、中身は日本人。つーか、さっきの門番も普通に日本語だったな。

 

「そこの男前のお兄さん、リンゴ、如何ですか!」

 

「男前って御世辞言われると、逆に腹立つな」

 

 店側も売るのに必死なのか、声をかけてくる。

 しかし、男前とは…自身の容姿が酷いと思っているけど、親族とかがあんたが一番イケメンやと言う身内目線で言うアレ並みに恥ずかしい。そしてムカつく。

 

「朝っぱらから甘いもん食えるか…どっかに汁物売ってねえか?」

 

 日本人なら味噌汁を食わねえとやってらんねえよ。

 この辺で皇都除けば一番デカい街なんだから、味噌ぐらいは売ってるだろう…あ、炊き出しはねえか。色々と探してみたが味噌汁は無かった。

 

「おっさん、これ幾らだ?」

 

「900ガルドだ」

 

 仕方ないとケバブを食べる事にした。

 

「たっけーな、少しまけてくんねえか?」

 

「文句あるなら国に言えよ、1000ガルドじゃないだけましだ」

 

「何処もかしこも不景気なこった」

 

 出来れば無駄遣いはしたくないが、最初の方はある程度は妥協しないといけねえ。

 オレは財布を取り出して支払う…どうでも良いが、ガルドって金貨っぽいんだな……札束を量産できる文明じゃないのか?少なくともこの街を作れる技術があるなら、活版印刷術とか作れるだろう。

 

「ケバブ、旨いな…」

 

 買ったケバブは中々の味だ。

 日本人は舌が肥えているらしく、異世界の飯が合わんとかどうとか…まぁ、これは救いだな。ドラゴンの肉食えとか言われたら困るし…米、不味いの無理だ。

 

「……」

 

 ケバブを食べ歩きながら街を詮索しているとやはりと言うべきか、馬で荷車を引っ張っている行商をみる。

 こんだけ水が豊かならば水を利用した技術を…水力発電所を作ろうと思えば作れる。と言うか、水車ぐらいはあるよな?

 

「ど、どいて!」

 

 ケバブを食べ終え、何処かにゴミ箱が無いかと探していると子供とぶつかる。はしゃぎ回っていて元気があるもんだ……って、言うかボケえ!!

 

「おい、こらテメエ、なんのつもりだ?」

 

「な、なにがだよ!」

 

 ぶつかった拍子に上手く財布を抜き取ったクソガキ。

 油断も隙もない。と言うよりは明らかに狙ってスリに来やがった。

 

「惚けても無駄だぞ、ちょっと来い」

 

「は、はなせ」

 

「誰が放すかよ」

 

 財布を奪い返し、オレはクソガキの腕を掴み、体ごと持ち上げる。

 すると痛そうな顔をするクソガキだが、オレはそこで手を緩めるほど甘くはない。

 

「手口と良い、明らかに常習犯だろう。なにしたいかしらんが、オレを狙った事を恨むんだな」

 

「ひっ!?」

 

 水上都市だけあって、ヴェネチアみたいな感じのレディレイク。

 橋の下には下水が流れていたり、湖だと言う感じで、オレは腕を突き出して手を放せば子供が湖に落ちるようにする。

 

「……最後に、言い残す言葉はあるか?」

 

「あ……あぁ」

 

「……ッチ」

 

「そこで何をしている!!」

 

 オレに怯えたクソガキは冷や汗をかき怯えており、最後の言葉を言えない。

 人間一度酷い目に合わないといけないと思っていたが、直ぐに使いもんにならなくなると思っていると狼の姿のオレに興味津々だった女が現れた。

 

「その手を放せ!って、颯爽と現れたら手を放したんだがな」

 

 これ以上はやってられないとオレはガキを投げ捨てる。

 本当なら保護者呼び出して、色々とやっていたがこれ以上はやってられねえ。

 

「何処に行くつもりだ!」

 

「適当にこの街をぶらつくんだよ」

 

「その前にこの子に謝るんだ!」

 

「アホか、逆だよ逆…そいつはオレの財布を盗もうとしたんだ。ごめんなさいって言葉出ないし言い訳もしねえから、出そうとしたんだぞ」

 

「なに?」

 

 ピンチの状況ほど、人間は本性を現す。ごめんなさいの一言が聞ければ即行で戻してやろうとしたが、怯えるのは予想外だった。

 

「それは、本当なのか?」

 

「……アイツが俺の財布を盗んだんだ!!」

 

「…そう言っているのだが?」

 

 ああ言えばこう言うクソガキ。

 さっきまで静観を貫いていた街の住人達は盗んだのはガキじゃなくオレだと信じたのか、軽蔑の眼差しを向ける。

 

「はぁ……」

 

「子供からお金を盗むなんて…」

 

 女もオレに軽蔑の眼差しを向ける。なんで転生して辿り着いた最初の町でこんな目に合わなきゃいけねえんだろう。

 

「お前が良識ある人間なら、大人とか子供とか関係無いちゃんとした奴なら考えろ」

 

 オレは財布を取り出し、クソガキでなく女の方に渡した。

 

「どういう意味だ?」

 

 良くやったとか流石とかの尊敬の眼差しを向けられる女は疑問に思う。

 

「百聞は一見に如かず、っつー諺が存在する。百回聞くよりも一回見た方が価値があるって言葉だ…」

 

「百回聞くよりも一度見た方が良い……!!」

 

 オレが何を言いたいのかやっと分かってくれた。財布をチラリと開くと、目も大きく見開き驚いた顔をして慌てる。

 

「百聞は一見に如かずだろ」

 

「ああ…すまない。コレは紛れもなく貴方の財布だ…明らかに子供が持てる額じゃない!」

 

「そう言うことだ」

 

 女はオレの財布がオレの財布でオレの物だと分かった。

 そこそこの大金、入れてきて正解だったな。少量だったら確実に奪われていた。

 

「ダメじゃないか、財布を盗んだら」

 

 女は財布をオレに返すと、クソガキを叱る。

 常習犯だから、叱ったところで反省しないぞ。そこそこの酷い目に合わないと、なにも変わらねえ。

 

「うるせえ、腹が減ったことねえクソババアはとっととくたばれ!!」

 

「あっ……」

 

「あのクソガキ、将来有望だな」

 

 最初は反省らしい反省をするのに、あんな口を利くとは…恐ろしいクソガキだ。

 オレも女も去っていったクソガキは追わず、逃げるのを見守る。

 

「バカめ、手口からして常習犯なのは丸分かりだ。捕まえようと思えば捕まえれる」

 

「クソババア、か…はぁ…」

 

「そう落ち込むなって。オレの知り合いが言ってたよ、女は15過ぎた辺りから熟女やババアになるって。お前はババアにオレもジジイに何時かはなるんだから、問題はそこまで長生きすることだ。老人達にこれから長く元気に生きてねって言うけど、オレ達がそこまで長生き出来るかどうかが」

 

「私はババアじゃない、それどころか美少女…って違う。確かにあの子が貴方の財布を盗もうとしたが、幾らなんでもやり過ぎだ!」

 

「やりすぎねぇ…じゃあ、程好く確実に反省し、二度としない素晴らしい方法を教えてくれねえか?世間が流石とか立派とかその手があったと思えるような立派な方法を」

 

「それは……」

 

 代案を求めるが、答えることが出来ない。典型的な正義感が強いでしゃばり…いや、でしゃばりじゃなさそうだな。

 

「答えれないなら答えないでいい、別にそんなもん求めてもお前とは無関係なんだから…じゃ」

 

「待ってくれ、貴方を疑った事を詫びたい」

 

「何処の誰かも知らない奴に詫び入れられても困る」

 

 つーか、とっとと何処かに行きたい。こいつ容姿が良いだけじゃなくて人気者だから、悪目立ちする。

 

「すまない、自己紹介がまだだったな…私はアリーシャだ」

 

 そういう意味じゃないんだけど、そういう意味だと捉えた女もといアリーシャはオレに自己紹介をした……あ!!


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