仮面ライダージオウ〜フューチャータイム〜   作:子瓜

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「えっと、俺になにか?」

「ハッ!!」

 

そう声をかけると、唐突に俺に攻撃を仕掛けてくる。

 

「え、ちょ、待って!!いきなりなに!?」

「オマエは、私が倒す!!」

 

なんかめっちゃ攻撃されるんだけど!?って、アナザーライダーが逃げ始めてる。

 

「ゲイツ!!そのアナザーライダーを追って!!俺は追えそうにないから!!」

「ったく、次から次へと厄介ごとを。わかった、あのアナザーライダーはどうにかする。できればあのアナザーライダーの変身者は確かめておく」

「頼んだ」

 

そう言ってゲイツがアナザーライダーを追う。さてと、こっちも早くどうにかしないと。

 

「ハッ!!」

「よっと」

 

お姉さんの攻撃を防いで話しかける。

 

「なんで俺に攻撃するの。お姉さん、ゲートがこの時代に連れて来たっていう助っ人じゃないの?」

「助っ人?なにを言っているの。私は、オマエを倒すためにこの時代に来た。ゲートは利用したに過ぎない」

「えぇぇぇ・・・・」

 

なんで俺、こんなに恨まれてるの?というかこの展開、なんかデジャヴを感じる。ゲイツとかゲイツとかゲイツとか・・・・あ、この時代に来たばかりのゲイツだ。

 

「なんでネオタイムジャッカーの味方をするの?まさかお姉さんも誰か人質に取られているの?」

「人質?それはオマエの十八番だろ!!」

 

そう叫びながらお姉さんが俺から距離を取る。すると、また別のカードを取り出し、ドライバーに差し込む。

 

『死神、正位置』

 

ドライバーが音声を発すると、お姉さんの右手に膜が現れて鎌が現れる。それを俺に向けて振り回してくる。

 

「ハァッ!!」

「ちょっ!!」

 

なんとかライドヘイセイバーで受け止める。なんかめっちゃ衝撃を感じる。この人、俺を確実に殺そうとしてる。

 

「なんでこう俺を殺そうとするの。お姉さんになにかした?」

「なにもしていないわ」

「でしょ!!」

「いまのオマエはね。でも、アナタは近い将来私のお父さんを殺す。ライドウォッチとかいうものを手に入れるために、私のお母さんと姉を人質にしてライドウォッチを手に入れたら全員殺す。アナタはそういう人なのよ!!」

 

え?俺が、人を殺す?ライドウォッチを手に入れるために?なんで?

 

「そうなる前に私はアナタを殺す。ネオタイムジャッカーはその後に倒す。ネオタイムジャッカーを倒せばゲートとの約束は守ることになる。私は未来を創れても過去に行く手段はない。だから、ゲートを利用してこの世界に来た。オーマジオウ。アナタを亡き者にするために!!」

 

そう言うと、お姉さんが後ろに跳びながらドライバーに手を掛けて180度回転させる。

 

『リバーサリーフォーチュン。死神、逆位置』

 

その音声と共に天使の羽を模したバイザーが形を変えて悪魔の羽を模したバイザーになり、お姉さんの持つ鎌が黒い光を発する。そして、地面に足がついた瞬間、俺に向かって跳躍する。アレは、マズイ!!そう思った俺はライドヘイセイバーの時計の針を回す。

 

『ヘイ!!ビルド、ヘイ!!エグゼイド、ヘイ!!ゴースト、ヘイ!!ドライブ、ヘイ!!鎧武』

 

鎧武を選択してトリガーを押す。

 

『鎧武、デュアルタイムブレイク!!』

 

「せやぁぁぁ!!」

「ハァァァァァァ!!」

 

果汁のようなエフェクトのついたライドヘイセイバーと黒い光を放つ鎌が激突する。するとお互いに吹き飛ばされ地面に叩きつけられる。

 

「かはっ」

「うぅぅ!!」

 

お互いすぐに起き上がる。お姉さんは別のカードを取り出しドライバーをまた180度回転させて付け替える。あれ?さっきと違って金色?

 

『太陽、正位置。チェンジ』

 

お姉さんの全身の膜が姿を変える。背中に輪っかが現れアーマーの形が炎を模したものに変わり色が水色からオレンジ色に変わる。手にはオレンジ色の銃が現れる。

 

「え、変わった?」

「・・・・・」

 

静かに銃を上げ俺に銃口を向けトリガーを引く。って、いきなり攻撃!?

 

「あーもー、しつこい!!」

『フィニッシュタイム!!』

 

銃弾を可能な範囲で回避しながらディケイドウォッチをライドヘイセイバーに取り付け針を3周させる。

 

『ヘイ!仮面ライダーズ!ヘイ!セイ!ヘイ!セイ!ヘイ!セイ!ヘイ!セイ!へへヘイ!セイ!ヘイ!セイ!ヘイ!セイ!』

 

そして、トリガーを引く!!

 

『ディディディディケイド!平成ライダーズ、アルティメットタイムブレイク!!』

 

「オラァァァ!!」

 

お姉さんに必殺技を撃ち込む。だが、お姉さんは銃にまた新しいカードを差し込む。

 

『塔、正位置』

 

銃口を下に向けて放つ。すると下から地面がせり上がり上に跳ぶ。そしてベルトに差し込んだ金色のカードを取り出すと銃に差し込む。

 

『リバーサリーフォーチュン。太陽、逆位置』

 

お姉さんの全身が炎に包まれ、その炎が身体の中心に集まり球体になる。その炎の球体の前に銃口を向け銃に吸収させ俺に向けて撃つ。銃に吸収された炎が黒色に変わったからか禍々しさが増した。その攻撃を俺は最後の縦切りで迎え撃つ。だが、今度は俺だけが飛ばされた。

 

「うわぁぁぁぁぉ!!!!!」

 

体が宙を舞い壁に激突する。それと同時に変身が解除させられた。そして、お姉さんは俺に銃を向けながら歩いて来る。ヤバイ。これは死んだかも。

 

「終わりだ!!」

 

その叫び声を上げた瞬間、突然お姉さんの動きが止まった。それと同時に俺を呼ぶ声がする。

 

「ソウゴ!!」

「ツクヨミ?いったい何が」

「話は後、いまは逃げるわよ」

 

そう言ってツクヨミは俺に肩を貸すとその場から逃げて行く。それにしても、お姉さんの最後の炎を集める動き、アレってアナザーライダーと同じだった気がする。・・・だとしたら、今回はウォッチが手に入らないのでは?あ、これってもしかして詰んでる?




用語集

仮面ライダータロット
タロットカードのチカラで戦う2031年の仮面ライダー。未来を選択するチカラを持っている。攻撃や防御に使う銀色のカードと変身やフォームチェンジに使う金色のカードを駆使して戦う。必殺技は自身がピンチであればあるほど効力を増す『リバーサリーフォーチュン』。

占い師のお姉さん
本名は 星見 廻(ほしみ めぐる)。もともとは星を見て未来を予知する超能力を持っているが精度が高すぎるため好んで使用せず、代わりにタロットカードで占うことをしていた。星占いより劣るものの的中率が高いことから有名になる。父親が仮面ライダーのライドウォッチを所持していたことからソウゴに家族を殺されたというが・・・・。

フューチャードライバー
形状はジクウドライバーにストッパーが付いて180度しか回転できなくなり、中心にカードを差し込むスキャナーが取り付けられたもの。差し込み口が右側にあるときは『正位置』、左側にあるときは『逆位置』と音声を発する。

ギアネスト
2031年でタロットが戦う怪人。人の運命を改竄して破滅させることを目的にしている。人間のDNAデータを取り込むことでその人間に変身できる。
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