「「ハァァァァァァ!!」」
俺とゲイツの2人がかりでネオタイムジャッカーに攻撃を仕掛ける。でも、2人がかりで攻撃を仕掛けているのにネオタイムジャッカーに攻撃が全く当たらない。くそ!!
「なんだ?この程度なのか。遊びにもならないな」
そう言ってネオタイムジャッカーがなにかの印を結び俺たちに手を向ける。するとその手から唐突に吹雪が放たれる。
「うわぁ!!」
「どけ!!」
ゲイツが俺を蹴り飛ばして攻撃を避ける。起き上がりながら吹雪が当たった場所を見ると、そこは凍っていた。
「うそぉ」
「おいおい、なにボサッとしてるんだよ。戦いはこれからだろうが」
ネオタイムジャッカーが剣を持った状態でこちらに走ってきて剣を俺に振り下ろす。俺は両肩の剣でその攻撃をなんとか防ぐ。これ、一振りがかなり重いんだけど。
「なんだこの程度か。期待外れだ、な!!」
「うぐっ」
ネオタイムジャッカーが連続で剣を振り下ろしてくる。ちょ、これ、まずいんだけど。
「俺を忘れるな!!」
「おっと」
あと少しで斬られると思ったところにゲイツが助けに来てくれた。ネオタイムジャッカーはゲイツのその攻撃を避けながら距離を取る。
「さっきの吹雪の対応といい、いまの攻撃の鋭さといい、やっぱりこっちの方が厄介だな。・・・減らすライダーはこっちにするか」
「なにを言っている。倒されるのはオマエの方だ!!」
『フィニッシュタイム。ブレイド、ライトニング、タイムバースト!!』
かなりの高速で全身が雷で覆われたゲイツがネオタイムジャッカーに走る。そしてそのままタックルして体勢を崩させる。その後ある程度の距離を開けたゲイツはまたネオタイムジャッカーに走り出し、今度はジャンプして跳び蹴りをする。そのキックが当たるとネオタイムジャッカーのいた場所に爆発が起こる。やったのか?
「なにをしている。早くオマエも技を打て。おそらくコイツのウォッチはブレイドに対応していないから壊すことはできない!!」
あ、そうだった。爆発した場所に近づきながら必殺技の準備を・・・・!
「ゲイツ、後ろだ!!」
「なに?なっ!?」
ゲイツのタイムバーストが直撃したはずのネオタイムジャッカーがゲイツに剣を振る。それを受けたゲイツは一瞬だが怯んでしまった。
「やっぱコイツは強いんだよなぁ。・・・潰すか」
『フィニッシュタァイム。ハッタァリ、ファンタスティック、タァイムブラスト』
ネオタイムジャッカーがゲイツに向かって手を向けて先ほどの吹雪を放つ。一瞬だけでも怯んでしまったゲイツは対応に遅れてその吹雪で凍らされる。そしてネオタイムジャッカーの持つ剣を黒いエネルギーが包み込む。
俺は急いでゲイツの下に向かう。走りながら必殺技を起動させゲイツに攻撃が決まる前に攻撃を当てようとする。だが、それよりも早くゲイツに剣が振り下ろされる。
「グオォォォォ!!」
「「ゲイツ!!」」
ツクヨミと俺がゲイツを呼ぶ。その瞬間、ゲイツを中心にして爆発が起きる。そのとき俺の目の前になにかが飛んできた。それは、さっきまでゲイツが使っていたブレイドのライドウォッチだった。よく見るとそれにジクウドライバーのライドウォッチをつける部品がついたままだった。
そして、爆炎が晴れるとその中心には剣を持ち上げるネオタイムジャッカーと倒れるゲイツの姿があった。
「そんな、ゲイツ!!」
「安心しろ。殺してはいない。まあ、それよりもほらよ」
そう言いながらネオタイムジャッカーが俺に何かを投げてきた。それには断面が浮き彫りになったジクウドライバーがあった。
「そんな、ゲイツのジクウドライバーが」
「俺は別に殺しにきたんじゃない。ライダーを減らしにきただけだよ。邪魔だからな」
「このっ!!」
「よっ」
俺が振った剣をネオタイムジャッカーは危なげなく避ける。そして、その剣を今度は俺に向ける。
「今回は減らすライダーは1人でよかったんだけどなぁ。戦いを吹っかけられたんじゃあしょうがない。うん。しょうがないよな」
そういうと今度は俺に向けて向かってくる。クソ。ここまでなのか。
「いい加減にしなよ」
俺の後ろから声が聞こえた。振り返るとそこにはゲートがいた。
「へー。オマエがゲートなんだな。うん?なんかどっかで見たことがある気がするんだが、気のせいか?」
「さあね、どうでもいいよ。それよりも、流石にこの状況は看過できないんだよね。いま手を引くなら僕はなにもしない。どうする?」
「オマエが相手になるのか?だったらちょうどいい。ゲートのチカラはまだ奪えないが、どれだけのチカラか試してやるか」
「・・・ふーん。随分と舐められたものだね」
『ドライバー、セット♪』
ゲートの腰に突然金色のドライバーが現れる。そのドライバーにポケットから板状の物を取り出すとそれを溝にセットする。
『ライダーゲート、ゲート♪』
「先に言っておく。僕のチカラはディケイドやジオウ達と同じ系統だ」
「なんでそれをいま言うんだ?別に言わなくてもいいだろうに」
「なに、先に言っておかないと一方的に蹂躙してしまうからだよ」
そう言いながらゲートはドライバーの右についた持ち手を握り右に引っ張る。するとゲートの目の前に光でできた門が現れる。その門は少しずつ開かれていき、最後まで開ききった。
「変身」
ゲートのその一言で開かれた門は崩れさり、その破片がゲートを包み込み、そして砕け散る。砕け散った門の破片が飛び散ると、その中から胸部に門を連想させるようなアーマー。目も鼻も口も付いていない顔、そして左腕に奇妙な形の手甲をつけた顔以外が金色のライダーがいた。
『行ったり来たり時渡り〜。ゲート♪』
「この世の果てが僕の果て。仮面ライダーゲート」
そのライダーからは逆らってはいけないと思ってしまうほどのプレッシャーを感じた。
用語集
ゲートドライバー
ゲートが仮面ライダーゲートに変身するのに使用。使用方法はゴーストドライバーと同様にレバーを引くことで変身する。
ライドキー
他のライダーのいる世界と繋ぐことのできるカードキー。ゲートドライバーにセットする事でそのライダーのチカラと戦闘経験の両方を得ることができる。
ゲート
仮面ライダーゲートに変身する見た目は15歳くらいの謎の少年。だが、その顔はどこかで見たことが・・・・・。
仮面ライダーゲート
時空の均衡の崩れた2041年で始めて観測されたライダー。人のためではなく時空の乱れを正すために戦っている。