「見つけた!!」
俺とツクヨミは人を襲っていたアナザータロットーーウォズを見つけた。その声に反応したのかアナザータロットは俺の方に顔を向けゆっくりと歩いて来る。
「ウォズは絶対に取り戻す!」
『ジオウ』『ビルド』
「変身!」
『ライダータイム。カメーンライダー、ジオウ。アーマータイム。ベストマッチ、ビールドー』
さっそくビルドアーマーになってアナザータロットに向かう。距離が0になったその瞬間、右手に持っているドリルで殴りかかる。
「オラァァァ!!」
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「・・・なによ、それ」
「どうやらオマエはこれを知らないみたいだな。と言っても俺もこれについては知らないが」
俺がいま持っているウォッチ。これは俺が知っている歴史では生まれなかったものだ。だから未来のライダーであるタロットが知らないのは無理もない。そう思った。だがそれは
「なんで、なんでよ」
すぐに勘違いであることを知った。
「なんでアンタがそのウォッチを手にしているの!!」
「・・・なんだと?」
なぜタロットが俺の知らないウォッチを知っている。いや、俺だけじゃない。このウォッチのことは白ウォズも知らなかったはずだ。もし知っていたならゲイツリバイヴを入手させるのではなく真っ先にビヨンドライバーを渡したはずだ。そうすればわざわざ未来の仮面ライダージオウからチカラを奪うより早く、簡単にジオウを倒させることができたはずだ。
・・・まあ、このことは後で考える。いまは目の前のことに集中しよう。そう思いながらウォッチを起動させる。
『ゲイツフューチャー』
そのウォッチをドライバーにセットする。その瞬間、緑色だったドライバーが赤色に変わる。
『アクション!』
その音声と共にウォズが変身するときと同じサウンドが鳴り響く。俺はゆっくりと左手をウォッチをつけた裏側に当てる。そして右斜め前に素早く動かす。
「変身」
『投影!!フューチャータイム。比較!扞格!改革!!仮面ライダーゲイツ!フューチャー!!』
その音声が鳴り響くと俺の姿が変わる。ウォズと比較すると白い部分が赤くなり、緑色の部分が黄色くなっていた。肩を見てみると、そこには『かめん』という文字が書かれていた。
手を前に伸ばすとそこに武器が現れた。
『ジカンザッパー!!オノラシ!!』
その音と共に歪な形の小型の斧が現れる。その斧は持ち手の少し上にウォズのジカンデスピアーと同じようなアイコンが4つ付いており、その上に『おの』という文字が表示されている場所があり、そのすぐ上に小さなネジが付いていた。そのネジを左に回すと文字の部分が回転して『かたな』という文字が現れた。
『カタナラシ!!』
その音声と共に斧の刃の部分が引っ込み小刀に変化した。なるほど、このネジを回すことで形状を変えられるのか。そのようにゲイツフューチャーの能力を確かめていると、突然前から殺気を感じた。それと同時に目の前にタロットの拳が迫っていた。後ろにジャンプする形でダメージを軽減させてタロットを見る。その姿は見るからに正気ではなかった。
「・・・なんで、なんで、なんで、なんでなんでなんでなんでなんでなんで!!なんでそのウォッチが存在するのよ!!まだ魔王は覚醒していないはずなのに、なんで!!」
「おい、なんの話だ」
「うるさい!!そのウォッチは私が貰う。ハァ!!」
そう叫ぶと俺に攻撃を仕掛けてくる。その攻撃を避けながら蹴りつける。
「ウグッ」
そんな呻き声を出した。すると金色のカードをベルトにセットした。
『太陽、正位置。チェンジ』
その音声と共にタロットの姿が変わる。アーマーの形がオレンジ色の炎を模した形状に変わり、手にはオレンジ色の銃が現れた。これがジオウの言っていた形態か。だが、変化はそれだけで終わらなかった。その手には白色のカードを持ち、それを銃にセットする。
「ジオウを殺すために、私はアナタを倒す」
『プリースト。Say 位置。正!!』
先ほどまでと違う音声が流れる。するとタロットにまた変化が現れる。色がオレンジに白を混ぜたかのように薄くなり、銃が二丁に、後ろの輪も分かれて翼のようになった。
「仮面ライダータロット、ソルプリースト。私は、絶対にアナタを倒す!!」
そう言って銃口を俺に向けるタロット。
「やってみろ。だが、俺も負けるつもりはない」
『シノビ!!』
そう言いながらシノビのミライドウォッチを取り出す俺。
どちらもしばらくの間そのまま動かない。が、次の瞬間タロットがトリガーを引いた。それを避けながら俺はウォッチを入れ替える。
『アクション!!投影!!フューチャータイム。ダレジャ!オレジャ!ニンジャ!!フューチャーリングシノビ!シノビ!!』
フューチャーリングシノビになるとそのまま走る。シノビのスピードで弾を避けながら接近する。そしてついに距離をゼロにして斬りかかる。
「させない」
そう言って背中の翼で飛ぶ。その際に俺に弾を撃った。俺はそれをわざと受ける。そして、飛んだタロットの背後に出現した。
「なんでいきなり背後に・・・まさか。シノビの」
「空蝉の術だ。ハッ!!」
「ウグッ」
そのままタロットを背後から斬り裂く。そのままの状態でジカンザッパーのアイコンにタッチして擦る。
『カタナラシ!!フィニッシュタイム!!両断成敗!!』
「ハァァァァァァ!!!オラッ!!」
「キャァァァァァ!!」
超高速の居合いで仮面ライダータロットを斬る。するとタロットがいた場所は爆発し空中から落下した。そして地面に激突する。だが、すでに限界以上のダメージを受けているはずなのにそれでも立ち上がろうともがいていた。
俺はそのままタロットの下へ落下していった。