仮面ライダークラウドと名乗った男はライダーに変身するとアナザーライダーに向かって行く。その瞬間、快晴の前に雷が落ちる。
「おっと・・・へぇ、これはオレのチカラか。だったら対処は簡単だな」
そう言うと快晴はベルトの右の方のボタンを押す。
『曇り、のち、晴れ!!
クラウド・サン』
ドライバーから音声が流れると、灰色だったライダーの色が赤色に変わる。
「天気は晴れ、と。さて、どっちのチカラが強いかな、と」
快晴が手を上にかざすと、先ほどまで黒い雲が広がっていたのが嘘だったように無くなっていく。そこには戦う前の晴れた空が広がっていた。
「ま、こうなるか、それじゃあ・・・・・行くか」
快晴が太陽に向かって手を伸ばす。すると、太陽のある方向からなにかが快晴に向かって飛んできてそれを掴む。それは剣だった。
「オラ!!」
「ガァァ!!」
快晴がアナザーライダーに斬りかかる。アナザーライダーはその攻撃を受けると後ろに仰け反る。どうやらかなり聞いているらしい。
「どうやら、奴の正体は“アナザークラウド”であることには間違いないようだね、我が魔王」
「ウォズ!?」
「なんで雷に撃たれて立っていられるんだよ・・・・」
アナザークラウド、つまり、アイツを倒すにはクラウドウォッチがいるのか・・・・・。ん?ちょっと待てよ?
「ねぇ、ウォズ。このまま快晴がアナザークラウドを倒したらどうなるの?」
「わからない。同じライダーのチカラで戦っているから倒せるだろうし、倒せなくてもジオウIIとゲイツリバイヴ、もしくはジオウトリニティならウォッチが無くても倒せるだろう」
僕たちはそこまで甘くないよ?
そんな声が聞こえると同時に時間が止まった。そして、どこからか青い服装をした少年が現れる。その手にはジオウIIウォッチとゲイツリバイヴウォッチ、そしてジオウトリニティウォッチがあった。
「ウール‼︎」
「貴様、俺たちのウォッチを返せ‼︎」
「僕たちだって馬鹿じゃない。だから、厄介なジオウIIウォッチとゲイツリバイヴウォッチ、ジオウトリニティウォッチ、そして」
止まった時間の中でウールは快晴に近寄る。
「コイツのチカラを奪ってしまえばそれまでだよね」
ブランクウォッチを押し付けようとする。が
「坊主、オイタはそこまでだ」
そのウールの手を快晴は掴んだ。
「なっ!?止まった時間の中で動けるのか」
「当たり前だろ。俺は、本来止まった時間の中で戦うんだぞ?ダチストどもは時間を止めて一方的に虐殺しているんだからな。晴れない空は無い。ってな」
もう、無茶苦茶だ。
「チッ‼︎・・・・・まあいいよ。ジオウIIウォッチとゲイツリバイヴウォッチは手に入れたんだ。他に手段がない君たちに何ができるんだろうね」
「オイオイ、盗みもいけないだろう」
「知るかバーカ。じゃあね」
「ちょっとまっ、グハッ‼︎」
止まっていた時間が動き出す。そして、ウールを追いかけようとした快晴はアナザークラウドの攻撃を受ける。
「ったく、いってぇな。まずオマエから終わらせるか」
そう言って右の方のボタンを長押しする。
『ウゥゥゥゥ、カン!!』
そしてボタンをさらに連打する。
『カン、カン、カンカンカンカン照りぃ‼︎』
「ハァァァァァァ‼︎」
ボタンを叩きつけるようにして押す。すると、快晴の持っていた剣が赤く発光しだす。
『晴れ‼︎今日は一日、晴れで、show‼︎』
「デリャァァァァァァ‼︎」
発光した剣でアナザークラウドに斬る。そしてアナザークラウドは爆発した。だが、爆煙が晴れると、そこには快晴と剣を交差させる別のライダーがいた。
「あれ?あのベルト・・・・・快晴のに似てない?」
「なんだあのライダーは」
黄色と緑の2色のライダーがアナザークラウドに話しかけた。
「行け」
「ガァァァァ」
アナザークラウドが去って行く。そこには快晴と新しいライダーが残った。
「テンペスト、なんのつもりだ」
「なんのつもりだと?見た通りだよ」
そう言って2人は距離を取り、そしてお互いに変身を解除する。そこには快晴と緑の髪の男がいた。
「テンペスト、おまえ、何があった」
「・・・・・・・・」
「何もなくてオマエが裏切るわけがないだろ」
「・・・・・オマエには、関係ないことだ」
「あ、おい、テンペスト‼︎」
緑の髪の男が去って行く。その場には快晴と状況にまったくついて行けてない俺たちが残った。
「なんか、ダメな気がする」
「オマエに言われるとは、アイツらも災難だな」