「ネオタイムジャッカー?タイムジャッカーとは違うの?」
「そういえば前にスーパータイムジャッカーとかいうのがいたな。そういう感じなのか?」
「いや、むしろもっと手がつけられないヤツらだ」
「どういうこと?」
「ヤツらはオーマジオウ、つまりキミが王にならないようにすることを目的にしている」
・・・・・・。え?
「それならタイムジャッカーと変わらないじゃん」
だってアイツらの目的はそれなんだから。そう思って口にしたけど、男は首を横に振って
「いや、違う」
そう断言した。
「タイムジャッカーは自分たちが作ったアナザーライダーを王にして自分たちの望む未来に改変しようとすることが目的だ。その過程でキミが邪魔になる。それだけだ」
「そうね。私たちもオーマジオウのいない未来を作るためにこの時代に来たわけだし」
「だけど、ネオタイムジャッカーは違う。アイツらは自分達が王になろうとしている。それだけなら手は出さなかったんだけどね」
まあ、過程がどうであれ過程はタイムジャッカーと一緒だろうしね。
「だが、アイツらは一線を超えた。アイツらは自分達が王にならないとこの地球そのものを消そうとしている」
「なんだと」
「ほう、それはなんと言うべきか」
「ところで、ネオタイムジャッカー達が王になる条件ってなんなの?」
「そのうち1つはクリアされてしまった・・・・。ジオウⅡウォッチを手に入れることだ。ジオウⅡウォッチに対抗できるゲイツリバイヴウォッチとジオウトリニティウォッチも奪われてしまったからクリアされた」
「え?奪ったのはウールだよ?」
「ネオタイムジャッカー達がタイムジャッカーの他の2人を人質にしてそのウールに持って来させたんだ。その後、ウールは時空の穴に閉じ込められてしまったけどね」
タイムジャッカーがそんなにアッサリと・・・・。
「ネオタイムジャッカーが王になる条件はあと2つ。1つは“ゲートウォッチ”を手に入れることだ」
「ゲートウォッチ?ってなに?」
「仮面ライダーゲートのチカラが入っているウォッチだ。そのチカラがあればすべての時代、すべての平行世界に行くことができるようになる。これがあればタイムマジーン無しで時間移動ができるようになる」
「もう1つは?」
「仮面ライダーディケイドの撃破だよ。彼を倒せばもう邪魔できる者がいなくなるからね」
ディケイド・・・・・正直倒されるところが思い浮かばないんだけど?
「そこで、キミ達にも依頼したい」
「まさか、私達にもネオタイムジャッカーの相手をしろというのかい?」
「その通りだ。なんでか知らないけど、アイツらは僕が声を掛けてこの時代に来てもらったライダー達のアナザーライドウォッチを持ってた。つまり、こちらの戦力は知られているんだよ」
「ライダー“たち”?つまり他にもまだいるのか?」
「うん。全員で3人いる。1人は仮面ライダークラウド、つまり快晴だ。他の2人にも近いうちに会うと思うよ」
「わかった。協力するよ」
「おいジオウ!!」
「ソウゴ!!」
「我が魔王。なにか考えでもあるのかい?」
「うん。どのみちアナザーライダーもネオタイムジャッカーも倒さなくちゃいけないんだ。だったら、いまはこの話に乗った方がいい気がするんだ」
「なるほど、要するに考えなしということだね。我が魔王。だが、一理あると私は思うが、どうかね?ゲイツくん。ツクヨミくん」
ウォズに問いかけられて2人は一瞬考えると口を開いた。
「わかった。ソウゴの決めた通りにする」
「そうだな。俺たちとしてもそんなヤツを王にするくらいならオーマジオウを魔王にした方がまだマシだ」
「ありがとう。よろしく頼んだよ・・・・・常盤ソウゴ」
そう言って男はその場から消えた。
『探しタカ〜タカ〜♪』
どうやらアナザークラウドを見つけたらしい。
「それじゃあ行こう。ゲイツ、ウォズ、ツクヨミ!!」
「ああ」
「行こうか」
「ええ」
「俺も行くぞ。先に頼まれたのは俺だからな」
「わかった。行くよ快晴!!」
「おう!!」
そうして俺たちはアナザークラウドのいる場所に向かう。
「おまたせ〜。コーヒー持ってき、誰もいない」