仮面ライダージオウ〜フューチャータイム〜   作:子瓜

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タロット編、スタート。


2031 運命、錯綜
1


この本によれば、普通の高校生だった常盤ソウゴ。彼には未来の時の王者、オーマジオウになる未来が待っていた。私達の前に謎の仮面ライダー、仮面ライダークラウドが現れ突如現れたネオタイムジャッカー、そしてアナザークラウドと戦うことになる。アナザードライバーという摩訶不思議なものを使って異種のアナザーライダーになったネオタイムジャッカーカイを我が魔王と私の活躍により撃ち倒した。だが、敵はまだ2人いる。その片方が動き出し、また新たな仮面ライダーが姿を現わす。

 

おっと、読み過ぎてしまいました。

 

「いったい、なにを言っていますの?」

「うん?誰だ」

 

ドガッ!!

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「ふぁぁぁぁ。おはよう」

 

今日は新しいライドウォッチが見つかるかなぁ。タイムジャッカーがいないいま集めておきたいんだけど・・・・なにせ情報が無いから集められないんだよなぁ。

 

「やあソウゴくん。おはよう。それにしてもいい天気だねぇ。テレビでも言ってたけどさ。今日は洗濯物がよく乾きそうだよ」

「天気、か」

 

仮面ライダークラウドこと雨雲快晴、天候を操る仮面ライダーだった彼は俺たちと一緒にネオタイムジャッカーと戦ってくれた。その結果、快晴のライダーのチカラをウォズに託しチカラを失ったという代償を支払いネオタイムジャッカーの1人であるカイを撃ち倒した。でも、アイツはアレで終わらないと思う。きっとまたなにか仕掛けて来るに違いない。

 

「あ、ソウゴくん。ウォズくん知らない?ゲイツくんもツクヨミちゃんも知らないって言うんだよ」

「ウォズが?」

 

そういえば、たしかに今日はまだ見てないな。うーん、なんか嫌な予感がする。

 

「俺、ちょっと探してみるよ」

「そう?気をつけてね」

「うん。行ってくる」

「あ、ソウゴくん。できたら帰りに」

カランカラン

「あ、もう行ったのね」

「なんの騒ぎだ」

「どうかしたんですか?」

「あ、ゲイツくんにツクヨミちゃん。いやぁ、実はね」

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「ウォズー!!ウォズー!!いないのー!!」

 

ウォズを探しに街に行く。いつもなら俺が呼べばすぐに来てくれるのに来ない。これって、やっぱりなにかあったんじゃないか?

 

「そこの人」

「うん?」

 

突然声を掛けられ足を止める。そこには黒いローブを着て顔が見えない人がいた。『占います』っていう看板があるからたぶん占い師っていうやつだ。・・・・・本当にこんな格好するんだ。性別は、声からして女性かな?

 

「アナタ、人を探しておられるのですか?」

「え?なんでそれを?」

 

まさかこの人、人の心を。

 

「あれだけ大きな声を出していれば聞こえるに決まっているでしょう」

「あ、うん。そうだね」

 

なんか恥ずかしい。

 

「それで、どうなのですか?」

「あ、うん。ウォズっていう人を探しているんだけど、どこにあるかわかる?」

「わかりました。では見つけ出してみましょう。お代は結構です」

「え?」

 

そう言うと、突然占い師が持っていたカードをシャッフルし、並べ始める。そのカードを表にすると、なにかを念じ、そして顔を上げる。

 

「どうやらそのウォズという人は現在どこか人が少ないところにいらっしゃるようです」

「え?なんで?」

 

って、聞いてもわからないか。

 

「近くに女性の方がおり、なにかを話しておられますね」

「へー。ウォズもデートをするんだね」

「いえ、縛られているのでこれは誘拐ですね」

「へー。ウォズも誘拐されるんだね」

 

・・・・・・・。

 

「誘拐!?」

「はい。どうやらそのようです」

 

え!?ウォズが誘拐!?なんでそんなことが?

 

「あ、いま話すのをやめて動かなくなりました。なんでしょうかこれは。まるで時間が止められたような」

「時間を止める?」

 

まさか。

 

「ありがとう!!またね」

 

急いでゲイツとツクヨミにも伝えないと。

 

「ええ。また」

 

占い師のお姉さんがなにか言っていた気がするけど、俺の耳には聞こえてこなかった。

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『ウォズが誘拐されただと?どういうことだ』

「わからない。でも、たぶん犯人はネオタイムジャッカーだ」

 

占い師のお姉さんと別れてすぐにゲイツとツクヨミに連絡を取った。どうやら叔父さんにウォズがいないことを聞いていたらしく、すでに探し始めていたらしい。

 

『その根拠はなんだ』

「占い師のお姉さんにそう聞いたからだよ」

『・・・・・』

「ゲイツ?」

 

ゲイツが突然黙った。かと思ったら呆れたような声で言ってくる。

 

『オマエ、その占いに信憑性があると思うのか?』

「わからないよ。でも、なにもないよりはましだと思う」

『そうか・・・・わかった。とりあえず俺達も合流する。場所を』

 

ゲイツがそう言った瞬間に爆発音が叫び声が聞こえてきた。電話越しじゃない。ということは、俺の方だ!!そう思い辺りを見渡すと、近くの広場から悲鳴を上げながら逃がる人達が見えた。その先には、アナザーライダーがいた。

 

『ジオウ。聞いているのか?』

『待ってゲイツ。ねぇソウゴ。いまそっちから悲鳴が聞こえてきたけど。何かあったの?』

「アナザーライダーが現れた」

『なに?』

「場所は前にアナザーアギトを倒した広場だ。急いで来て」

『わかった。俺たちが来るまでやられるなよ」

 

そう言ってゲイツ達が電話を切る。俺はジクウドライバーをつけてライドウォッチの準備をする。

 

『ジオウ』

「変身!!」

『ライダータイム。カメーンライダー、ジオウ』

 

アナザーライダーに向かって行く。それに対してアナザーライダーはその場から動こうとしない。なにを考えているんだ?

 

「ハア!!」

 

アナザーライダーに攻撃する。俺の攻撃は躱されるかとなくすべて命中した。だが、それらの攻撃はまったく効いている様子はなかった。

 

「なら」

 

1度後ろに下がり、いま持っているウォッチの中で1番強いウォッチを取り出す。

 

『ディディディケイド』

「ハッ!!」

『ライダーターイム。カメーンライダー、ジオウ。アーマータイム。カメンライド (WAO)ディケイド、ディケイド、ディーケーイードー』

「一気に決める!!」

 

ライドヘイセイバーで攻撃を仕掛ける。そのとき、アナザーライダーが移動した・・・・・・・。俺の目の前に

 

「え?」

 

気付けばいつのまにか殴られていた。いったい、なにが起こった?

 

「グルルルル」

「この!!」

「ガァァァァァ!!!」

 

1度攻撃を当てると再び距離を詰め攻撃を仕掛ける。連続で殴られて、かなり痛い!!

 

「ちょ、待って、待って!!」

「・・・・・」

 

俺が「待って」というとアナザーライダーが攻撃を止める。攻撃が止まったことにホッとする。が、

 

「ガァァァァァ!!」

「ですよねー!!」

 

一瞬だけ姿がぶれたかと思うと突然回し蹴りが放たれる。これ、かなり痛い!!

 

「いっててて。うん?アレは」

 

アナザーライダーの全身が燃えている。その炎は体の中心に集まっていく。

 

「これ、なんかマズイ気がする」

「グルアァァァァァ!!」

「うわぁぁぁぁぁぁ!!」

 

『ゲイツ、ギワギワシュート!!』

 

「え?」

 

炎が集まっていた部位に突然黄色い矢が撃ち込まれ、その衝撃で炎が散る。アレって。

 

「ジオウ、なにをボサッとしている。油断するな!!」

「ゲイツ。・・・・・あれ、ツクヨミは?」

「ツクヨミなら後で来る。俺はバイクで先に行けと言われて先に来ただけだ。それで、こんなときにウォズはどこにいる」

「そんなこと、俺に言われてもわからないよ」

 

ほんと、ウォズはどこに行ったんだ。こんなとき、ジオウトリニティがあれば早いのに。

 

「驚いた。まさかアナタも仮面ライダーだなんて」

「え?」

 

突然声をかけられる。その声の主は先程の占い師のお姉さんだった。なんでこんなところに・・・・

 

「って、“も”?」

「別に怨みはないけど、私が望む未来のためにアナタは倒す」

 

そう言うと占い師のお姉さんが袖からなにか取り出し、それを腰の前に持ってくる。あれ?アレってまさか。そう思った瞬間、そのナニカが腰に巻きついて音楽が流れる。

 

「ねぇゲイツ。アレってまさか」

「そのまさかだろうな」

 

占い師のお姉さんが反対の袖からカードを取り出し、それを腰につけたナニカに差し込む。

 

『運命の輪、正位置』

「変身」

 

そう言ってお姉さんがナニカ・・・・ライダーのベルトについているボタンを押した。するとお姉さんを透明な膜が覆い、それが段々と形を変えて色がついていく。

 

『ロット、ゲット、カードセット。タロット』

 

水晶でできたアーマー、天使の羽を模した顔、やっぱりアレは。

 

「仮面、ライダー」

「未来を見通し、創造する。仮面ライダータロット」

 

また、新しい仮面ライダーが現れた。アレがタロットの言っていたこの世界に呼んだ3人のライダーの1人なのかな。それにしては、なんか俺に殺気を向けている気がするんだけど。気のせいなのかな?




もう2話、続けて投稿します。
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