HUNTER×HUNTERに双子の転生者!! 作:アストロサイト
アストロサイトです。
これまで読むのみだったのですがいろいろ読んでるうちに書きたくなってしまいました(笑)
なので投稿していきます!
拙い文章ですがお付きあいお願いします。
最初かなりシリアスですが、この話だけのつもりです。
5年前の10歳の誕生日に、俺は唯一の理解者である弟を事故で失った。
車の運転手は捕まり事情聴取を受けた結果原因はよくある飲酒運転だったそうだ。
あれ以来俺、亜門虎一は一歩も家から出ず部屋で運転手を恨み、何故弟の龍二が被害に遭わなければならないのかと運命を憎んだ。
龍二は双子の弟だ。
俺達はずっと一緒にいた。これからもそうだと信じていた。
5年経った今でも葬式での龍二の安らかに眠る顔が頭から離れない。
何故あんなに安らかに眠っていられるのか。
何故文句の一つも言わないのか。
何故もう会えないのに涙を流さないのか。
子供だった俺は龍二が死んでからずっと自問自答してきた。
だが、答えは簡単だった。
龍二は死んだから。
死んだから感情を持たず、意思を持たない。
俺は全てを忘れようといつものようにベットに潜り込む。
「…ち、…こ…ち、…虎一。」
目を開けるとそこは光に包まれた空間で、光で顔は見えないが目の前に10歳くらいの男の子がいた。
だが、俺はすぐに誰か分かった。
「龍二なのか?」
「あぁ。そうだよ。」
「龍二!!」
俺は嬉しさのあまり龍二に抱きつこうとしたが体が動かない。
いや、口以外どこも動かない。
「なんだよ!
なんで動かないんだよ!
それより、なんでここに龍二がいるんだ?
どうして!」
「落ち着いて。
確かに僕は5年前に死んでるよ。つまりこれは夢だ。
僕はこの5年間ずっと虎一を見てきた。
でもこれはあんまりだよ。
ずっと部屋に閉じ籠ってさ。
虎一の人生は虎一のものであって僕のものじゃないんだ。
忘れろ、とは言わない。でも、せめて普通に生きてくれ。」
「でも、無理だよ。
俺、龍二のいない世界なんか楽しめない。」
「甘えるなよ!
僕がいないから楽しめない?
違うだろ?虎一が楽しもうとしない限り人生なんて楽しめない!」
「俺が楽しもうとしない限り?」
「そうだよ。
僕はずっと虎一を見てるから。
何があってもずっと。
だから人生を思いっきり楽しんで。」
龍二がそういうと光が強くなって目も開けられないようになる。
「待ってよ。龍二。
まってよ!」
光が収まった後目を開けるとそこは見知った天井だった。
「俺が人生を楽しもうとしない限り楽しめない、か。」
俺は夢で龍二に言われたことを思い出すと久しぶりに外に出ようと決心した。
さて、久々に外に出るのはいいがお金がない。
そりゃ5年間家に籠ってたらお金なんか無いわな。
別に実家暮らしだからお金なんてまず要らないし。
「お年玉下ろして久しぶりに漫画でも買うかな。」
俺はそう思い、久しぶりに部屋着から外出用の服装に着替え、久しぶりに自分の意思で部屋から出た。
部屋を出てリビングにより親に一言、出掛けてくる。といったとき親は二人揃って口を開けて固まっていた。
まぁ気にせずに出ていくけどね。
玄関を出ると、5年ぶりに浴びる日光に少し顔をしかめるが構わず歩き出す。
「久しぶりに外に出たから銀行がどっちかなんてわかんねぇな。
ま、歩いてたら銀行やらコンビニやらが見えるだろ。」
俺はよくわからない自信を胸に勘で歩き出す。
なんで俺、地元歩くのに勘を頼りにしてるんだろうね。
歩くこと5分、何とか銀行に着いた。
「何かやけに人が多い気がするけど、こんなもんなのかな?」
俺は予想以上に銀行に人がいたので知らないうちに随分地元が活性化したんだなと区切りを付けて気にしないことにした。
「あ、いくら口座に入ってんだろ?
これで500円とかなら洒落にならねーな。」
俺はそんな心配しつつも口座の残高を確認する。
158,680円
「よかった。
俺の親はお年玉を学費にするとかいって自分の服を買うようなことはしてなかった。」
と、世間の通説?にあるような事態を想定していたがどうやら無事だったようだ。
「1万円でいいか。」
と、俺が1万円を引き出そうとしたとき、
パァン!
「動くな!
誰も動かず、騒がずその場に座れ!」
なんと世にも珍しい銀行強盗に遭遇してしまった。
よく見るとさっきまでいた客だと思っていた連中の4割程が拳銃を持っていた。
どうする?
→戦う
従う
逃走を試みる
無視する
いやいやいや、従う以外撃たれてゲームオーバーだろ!
ということで俺は大人しく従いその場に座ることにした。
強盗はセオリー通り鞄に金を詰めさせ、警察に車の手配をさせている。
なんかこういうの本当にする強盗っていたんだー。
とか思っていると強盗が隙を見せたとき人質の数人が逃げ出した。
強盗は予想外の事態に慌てるがまだ人質が10人ほど居ることに気付きまたもや余裕の笑みを浮かべる。
そしてリーダーらしき男が
「おい、お前ら。
次逃げようとしたらこのガキの命は無ぇぞ!」
と言い10歳くらいの男の子を人質にする。
その瞬間人質の男の子が龍二と被り、俺はすぐに動く準備をする。
そして強盗に気付かれないように状況を整理する。
(まず、強盗は14人、皆1丁ずつ拳銃を持っていてリーダーっぽい男はショットガンを持ってる。
外は警察が囲んでいて突入部隊が待機している。
あの距離からすると、もう一度人質が逃げられる隙が出来れば難なく突入出来るだろう。
次に俺の位置は出口に最も遠く、リーダーに最も近い。
出口までは15,6歩、リーダーまでは2,3歩か。
強盗は統率力が無いところを見るにほぼ全員が初犯。
他の人質は出口のすぐ隣にいる。
全員が逃げ切るまで5秒か。)
俺は状況を整理し終えると
「あのー、トイレ行ってもいいですか?」
「くそ、こんなときに。
おい、こいつに一人付いていけ。」
リーダーにそういわれると強盗の一人が俺の方に来た。
そしてそいつに連れ添われトイレにいくと俺は強盗の顎を殴り脳震盪を起こさせる。
うまく当たったのか強盗は糸の切れた人形のようにその場に崩れ落ちる。
俺は強盗の拳銃を奪う。がここで違和感に気が付く。
拳銃が軽いのだ。
それこそモデルガン並みに。
不審に思い弾倉を抜いてみるとそこにはBB弾が入っていた。
つまり、強盗はエアガンを本物と偽って襲って来たのだ。
とすると俺がすることは一つ。
トイレの角からロビーの様子を伺い一番後ろにいた人質の一人が此方を見ていることに気が付くと俺はこの人に逃げろと合図を送り、強盗から奪った拳銃の弾倉を外して見せる。
その男性は思いの外冷静で直ぐに状況を察し、一つ小さく頷いた。
男性が強盗にバレないように小声で皆に状況を説明し、皆の視線がこちらに集まるのを確認すると俺は飛び出した。
俺はただまっすぐにリーダーの元へ走る。
他の連中がリーダーに叫んでいるが気にせず走る。
そしてリーダーが此方を見た瞬間残りの人質が逃げ出す。
リーダーはどちらを見ればいいか分からず人質の方にもう一度視線を戻す。
その隙に俺はリーダーから男の子を奪い、膝の裏を蹴りヒザカックンの要領でリーダーを転がす。
そして男の子と出口に向けて走る、走る、走る。
パァン…
しかし、自動ドアが開く寸前に突然の発泡音。
このとき俺はミスを犯していることに気が付いた。
それはこいつらが動き出したとき、鳴り響いた発泡音は本物だったということ。
そして今その音が鳴った。
突然俺の膝が崩れる。
胸を見ると血で赤く染まっていた。
「マジかよ。」
俺は警察の突入部隊の一人に支えられ、強盗が捕まったのを確認すると静かに目を閉じた。
目を覚ますとそこは一面真っ白の空間だった。
「起きたかい?虎一くん。」
「…誰だ?」
「私は君たちが言うところの神様だよ。」
「神?
はぁ、また夢か。
夢で神様出てくるとか、俺は厨二かよ。
ここでまた寝れば目が覚めるのかな?」
俺は自称神様を無視して寝ることにした。
「おいおい、きちんと人の話、いや神の話を聞きなさいって学校で習わなかったかい?」
「………」
「困ったねぇ。
ちょっと彼に状況を説明してやってくれないか?」
「ふぅ、わかりました。」
その声を聞いたとたん俺はすぐさま目を開く。
「龍二、また夢に出てきたのか。
次はなんだ?無茶はするなってか?」
「ていっ。」
ベシッ
龍二は俺の言葉を無視してデコピンをかます。
「いってーー!?」
痛いのだ。
そりゃデコピンされたら痛いだろうけど、夢なのに痛いのだ。
「目が覚めた?」
龍二はニコニコしながら俺に話しかける。
「あ、あぁ。
夢じゃないのは分かった。
ってことは俺は死んだのか?」
「そうだよ。
いやーーよかった。
あのままじゃ話が進まなかったからね。」
「ごめんなさい。」
「いや、いいよいいよ。
誰でもいきなり神様と名乗るものが目の前にいたら夢だと思うか異常者が現れたかのどちらかを考えるからね。」
((自覚あったんだ…))
「まぁそんなことより、ここに2人を集めたのは少し話があったからだ。
まずはすまない。私は2人に謝らなければならない。」
「「なんでですか?」」
「いや、実は虎一くんと龍二くんは元々1人の人間に生まれるハズだったんだ。
だが手違いで双子という不完全な形で人生を歩ませてしまった。
だから2人を集めてとある選択をしてもらおうと思ってね。」
「「とある選択てすか?」」
「双子というのは面白いね。
いや、正確には元々一人なのだかり双子というのは些か語弊があるのかな?」
「「いいから話を進めろよ!」」
「ふふふ、すまないね。
じゃあ本題にはいろう。
さっき君達は元々一人の人間に生まれるはずだといった。
そして二人をここに集めた。
死という方法を用いてね。」
「つまり俺達にお詫びをかねて何かを与えると?」
「察しがよくて結構。」
「虎一は昔から頭は良かったからね。」
「いやー。照れるな。
で、何を与えてくれるんだ?
差し詰め一人の人間としてもう一度生きるかどうか、か?」
「ご名答。
話が早くて助かる。
で、どうする?」
「「断る。」」
「…理由を聞いても?」
「俺達は元々一人なのは分かった。」
「そして死ぬことによってここに集められた理由も分かった。」
「「でも、俺(僕)達はもう離れたくない。」」
「そうか。
なら、もうひとつの選択肢だ。」
「「もうひとつの選択肢?」」
「あぁ。
本当は一人の人間にしてもといた世界に変えそうと思ったけど、ダメだったので他の方法を考えました。
それは二人してもといた世界とは別の世界に転生することでーす!」
「「別の世界?」」
この際自称神様のキャラ崩壊のことには触れずにおこう。
龍二も同じ結論を出したようだ。
「キャラのことは放置なんだね?
まぁいいよ。でも、安心して。
別世界に転生させることが楽しみで仕方ないなんてことはないから。
ごほん。
話がそれたね。
さっきいった別世界って言うのはそれこそアニメや漫画の世界、ドラマ、映画の世界さ。」
「「おぉー。」」
俺達は揃って目を輝かせた。
だって俺達まだ15歳だぜ?
そういうことに憧れたりもするよ。
「というわけで初回はどこの世界に転生したいかリクエストを聞こうじゃないか。」
「初回?」
「そう。初回。
もし、君たちが望むのなら何回でも転生出来るってことさ。」
「「おぉー!」」
「さぁ、どこがいい?」
「「SAO!」」
「あれ?なんで龍二がSAO知ってんの?」
「なにいってんのさ、ずっと虎一を見てたって言っただろ?
虎一が知ってるものは大概は知ってるよ。」
「そっか。」
「さて、SAOだね。
いいだろう。あと、能力を一つずつプレゼントしよう。
転生後も長生きできるようにね。」
「じゃあ僕は全てを+にする力で。」
「じゃあ俺は全てを-にする力だな。」
「抽象的だか何とかしよう。」
パンパンっ
自称神様は手を叩くと俺と龍二は一瞬光に包まれ、自称神様の後ろにさっきまでなかった扉が現れた。
「さてさて、心の準備は出来たかね?
出来たのならこの扉をくぐるといい。冒険の始まりだ。」
「「RPGくせー。
いい年して恥ずかしくないの?」」
「うるせーよ。
さっさと行けっ。」
自称神様は顔を赤くして俺達を掴み開いている扉の隣の壁に投げつけた。
「「えぇぇぇぇぇぇーーー!」」
「あ、やばっ。
南無阿弥陀仏。」
ドカァァァン
「ごめんごめん。
手がすべっちゃった…あれ?」
自称神様が二人が落ちているであろう場所にいくとそこには深くて暗い穴が広がっていた。
「しまったぁぁぁぁぁぁ!
別の世界に転生してもうたぁぁぁぁぁぁ。」
そんなこんなでSAOをお預けになった二人だった。
「「うわぁぁぁぁぁぁぁぁ。
覚えてろよーーーーあのクソ神ーーーーーーーー!!!」」
さて、書いてるうちに何か長くなってしまいました。
読んでいただきありがとうございます。
こんな感じで進めていきますのでこれからもよろしくお願いします。