HUNTER×HUNTERに双子の転生者!! 作:アストロサイト
少し更新遅いかな?
まぁこんな感じのペースですがよろしくお願いします。
自称神様のミスでSAOの世界とは別の世界に送られた虎一と龍二は今落下中だった。
「ちょ、ちょ、ちょ、どうすんだよコレ。
こんな転生して即効ゲームオーバーとか洒落にならねーぞぉぉぉ…」
「落ち着いて。
僕が何とかするから。」
「えっ?できんの?」
「取り合えず地面すれすれまで待っててね。」
「取り合えずって、大丈夫かよ。」
そうして2人の体がグングン地面に吸い寄せられていく。
このままでは本当にゲームオーバーになりそうだったので虎一は堪らず目をきつく瞑る。
地面に体が叩きつけられる寸前、虎一の体から突然浮遊感が消え、下からの物凄い風圧で着地寸前だった体は地面から1m位のところで止まり、そこから自然落下を開始する。
ドシャッ
「ぐぇ。」
目を閉じた虎一は上手く着地出来ずに地面に1mの高さから叩きつけられる。
「大丈夫?虎一。」
「大丈夫だ。それより龍二、なんで俺達は無事なんだ?」
「あー、それは能力を使ったからだよ。」
「+にする能力をか?」
「そうだよ。僕の能力で落下時の空気抵抗を+にして一瞬落下速度を停めたんだ。」
足元を見ると能力の作用か、クレーターが出来ていた。
「えっ?なんでそんなに楽々と能力使えちゃってる訳?
俺なんか未だに使い方すらわかんねぇよ。」
「それはそうだよ。
虎一は能力を貰ったばかりだからね。
僕は死んでから5年間あの神様のところでこの能力じゃないけど力の使い方を練習してたからね。」
「ズルくね?
これってあれだよね。
この世界で龍二は生き残るけど俺は序盤で死んじゃう感じだよね?」
「虎一は死なないよ。
能力の使い方はちゃんと教えるし、僕が死んでから5年間ずっと筋トレしたり格闘技の本を読んだりしてたでしょ?」
「あー、やっぱり見てたんだ。」
「言ったじゃん、5年間ずっと見てたって。」
「ハハ、そーだな。」
そういいつつ2人は辺りを見回してここが何の世界か確認しようとする。
が、落ちたのはジャングルっぽいところの中で何か手がかりになりそうなものは見当たらなかった。
「さーて、このジャングル感は何処だろうな?」
「SAOじゃないことは確かだね。」
龍二は右手を振ってみせるが、当然そこには何も現れない。
「まぁいいか。適当に歩いてれば何処かの町とかに着くって神様言ってたし、適当に歩こうか。」
龍二は適当に枝を拾って立てる。
そしてあろうことかその枝の倒れた向きに歩き出した。
「お前は死んでからあの神様に何を教えてもらってたんだよ。」
そういいつつも歩き出した龍二を追って虎一も歩き出す。
歩き出して2時間くらいたった頃。
「なー、本当にこっちでいいのか?
全くここを抜けるきがしないぞ?」
「大丈夫だよ。途切れないジャングルは無いんだから。」
俺達はまだジャングルの中にいた。
俺は龍二に能力の使い方を教えてもらいながら歩いていた。
そして今俺の手には木の葉が握られていた。
「ほら、集中して。
言っとくけどコレが一番簡単な方法だからね。」
「いや、そうはいっても何だよ。
木の葉から水分を-にする感じって。
いまいちピンとこねぇよ。」
龍二が言うには能力は対象に直接触れていると一番使いやすいらしいのだが如何せんはじめてのことなので俺は感覚をつかめずにいた。
「イメージって人によって違うからなー。
僕のイメージを教えても虎一が混乱すると思うからこれ以上のヒントは難しいんだよねー。」
「そういうもんか。」
2人はまた歩き出す。
更に2時間後
「なー、ジャングルまだ終わらねぇの?
取り合えず腹減ったんだけど。」
「まだ、かな?
ちょっと待ってて。すぐに用意するから。」
そうして龍二は目を閉じる。
龍二が目を閉じて1分後位に草むらの影から大きめの猪が飛び出してきた。
「じゃあ、狩りはよろしくねー。」
「おいおい、龍二の能力でどうにかならないのかよ。」
「ごめんね。この能力は生命活動を停止させる為には使えないんだ。
上手く発動しない。
まぁ身体能力を+するから頑張って。」
「俺より虎一の方が強いだろ?
神様のところに5年間もいたんだから」
「確かに技術はあるかもね。
でも肉体は普通の15歳と変わらないよ。」
「何でだ?」
「幽霊みたいな感じで実体が無かったからね。
力がつく肉体がなければ筋力なんて増えないよ。」
「あー、そういうことね。
まぁ俺が頑張りますか。」
そういって俺は猪に向かって真っ直ぐ突っ込む。
途中体が羽のように軽くなり更に肉薄のスピードを上げていく。
突然速くなったことに一瞬固まる猪にまずは一撃を当てようと回し蹴りを横っ腹に叩き込む。
俺の予想では骨くらい折れるだろうと思っていた。
ドパァン
が、あろうことか猪が弾けてしまった。
それこそ風船の様に。
「「えっ?」」
2人は同時に固まる。
数秒か数分かが経過した頃俺はハッと我にかえる。
「おいおい、龍二。
お前はどれだけ俺の身体能力を+にしたんだよ!
猪を食べようとしたのに消えちまったじゃねぇか。」
「いやいや、虎一こそ何でそんなに力があるんだよ!
僕は虎一の身体能力を倍にすらしてないぞ?」
そこで2人は理解する。
あぁ、あの神の仕業か。と。
「一応身体能力の強化無しの力も知っといた方がいいね。」
「そうだな。」
そして俺達は2本並び立つ木の前にそれぞれたつ。
そして拳を振りかぶり
「「せーのっ」」
ペシッ
ドスッ
「「いってぇぇぇ!!」」
木はびくともしなかった。
「「なんでだ??」」
俺達は一緒になって考える。
「龍二、俺にもう一回強化してくれ。
倍率は1,5倍くらいで。」
「う、うん。」
さっきの猪を思い出したのか龍二の顔が少しひきつる。
俺は体が軽くなったのを確認し、もう一度同じ木を殴る。
バキバキバキッ
「やっぱりか。」
俺は殴った木の破片によって広範囲の木が倒れたのを確認して仮説を確信に近づける。
「なにがやっぱりなの?」
「いや、おそらくだが今の俺は龍二の身体能力強化+俺の能力で更に強化されてる。」
「えっ?でもまだ虎一は能力使えないよね?
あぁ。恐らく無意識だ。
能力は自らのダメージを-にする。
ってところか。」
「あれ?なんで自分へのダメージを-にする力で身体能力が強化されてるの?」
「俺達がここに来たとき能力で着地したのは覚えてるよな?
その時に足元にクレーターが出来ていた。
俺はてっきりあの風圧の影響で出来たものだと思ってたんだが、多分あのクレーターの原因はそれまで落下していた俺達の衝突の際のエネルギーだ。」
「ええっと、どういうこと?」
「あの時は地面から1mの高さで落下を停止させただろ?
その時までに俺達にかかっていた力はどこにいったのか。
俺達が感じなくて地面にクレーターが出来ていた。
よって答えは逆方向にある地面にいったんだ。
このことをふまえるとさっきの俺の身体能力は少なくとも龍二に強化された1.5倍と木が殴られるダメージと俺の拳が受けるダメージ。
1,5×2で少なくとも3倍になっていた。
威力から見るとまだいくつか同時に発動してるだろうな。」
「自身の強化か。
よし、ちょっと練習の方向性を変えようか。」
「方向性を変える?」
「うん。本当はさっきまでの練習の次に自分への発動。最後に触れていない別のものに発動って順番でいくつもりだったけど、自分への発動の方が向いてるっぽいからね。」
「そうだな。
そうしようか。
その前に飯食おうぜ。
結局食えてないし。」
「そうだったね。また呼ぶよ。」
そうして龍二がまた猪をよんだあと、次はきっちり狩って思いの外美味しかった猪に感動するのであった。
ジャングルはまだ途切れない。
読んでいただきありがとうございましたー。
次はジャングルを抜ける。予定(笑)