ヅダ開発に内海課長を突っ込んで見た【完結】 作:ノイラーテム
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面倒くさい報告が企画七課に入った。
最初にソレを確認したタケオや技術者たちは、一度隠しておこうと思った。
説得の筋立てを見付けてから、後で、後でちゃんと話そうと思っていたのだ。
「ねえねえ。ソレ、なーに?」
面倒くさい男に見つかった時、一同は溜息を吐いた。
良く良く考えれば、玩具を待ちわびる子供の様な男が、目聡くないはずがない。
こうなることは時間の問題だったろう。
報告書代わりにビデオグラムには、蒼いモビルスーツの戦闘が映し出されていた。
連邦軍の新型がジオンをはじめとした標的を蹴散らす光景だが、別に国へ忠誠など抱いていないウツミは気にもしないだろう。
だから、ソレそのものは問題は無い。
「コレ。どういう事?」
「ガワは連邦軍の制作したRX-78でしょうね。おそらくは予備パーツを流用したのかと」
「数機で試験するとしても、パーツはロットで必要ですからね」
表情は笑顔のままだが、案の定、ウツミはご機嫌斜めだった。
蒼いガンダムが、敵を粉砕して居る。
ソレは別に良い。鉄拳で暴力的に、あるいは体当たりで吹っ飛ばすのも構わない。
ビームライフルは気に入らないが、別に他のモビルスーツがやるのは止めはしない。
他のモビルスーツであれば。
「そう言う事を言ってるんじゃないよ。ボクだってそのくらいは知っているさ」
気乗りのしない提案を却下する時は一言なので、相当に腹を立てて居る。
笑い顔のまま静かに怒る細目の東洋系は恐ろしいと相場が決まっている。
だが一同が恐れて居るのはそんなことではない。
ウツミが取るべき対抗策が、非常目に面倒な事になると判って居たからだ。
「ガンダムの偽物というべきか、グリフォンの偽物というべきか。ボクはどうするべきだろうねぇ」
そう、そのガンダムはグリフォンに似て居た。
特徴的なフェイスマスクはそのままに、背中に何か背負って居る。
そして本気を出す際には、翼を広げて高速機動を始めるのだ。
機体色は蒼だが、夜間戦闘だと黒にも見える。
しかもジオン軍がメインだが、訓練なのか同志討ちなのか、偶に連邦軍も襲って居る。
これではまるで、グリフォンが両軍を襲っているかのようでは無いか。
「えーと。クルスト博士がグリフォンをマージュしたというか、彼もグリフォンの魅力にのめり込んだと言うか……」
「単純にこの機体も冷却能力が足りてないのでは? だから放熱板を追加して……」
「そう言う事を言ってるんじゃないよ。ボクだってそのくらいは判っているさ」
ウツミは先ほどの言葉を
こうなったらもう意見を聞く気が無いので、後は行くところまで行くしかない。
スッキリするか、癇癪を起こして玩具を叩きつけるように泣きわめく。
問題はウツミほどの面倒な男が、当たり前の方法で抗議や、釈明の行動などする筈が無いと言う事だ。
憂鬱になり始めた所で、気分を変えるべく、パンパンと手を叩く音がする。
「ハイハイ。じゃあ報復の方向でまとめましょう。……逆に考えるの、これはチャンスよ」
「へぇ。タケオにしちゃ珍しい。で、チャンスって?」
こうなったらどうしようもないとばかりに、タケオは方向性を制御する事にした。
今のところはソレが正解だが、まさか彼女が提案するとは思って居なかったので、ウツミは少しだけ話を聞くことにした。
ここでタケオが取り出したのは、クロサキから送られて来たクルスト博士に関する資料だ。
そこには博士が研究所から持ち出した、幾つかの資料のこと。
そして……討伐任務を帯びて、ある男が出撃したと書かれている。
その男が一同にとっても、因念があると言えなくも無かった。
「ニムバス大尉と手を組めるんじゃないかしら? 今なら全部の黒幕をクルスト博士の自作自演に出来るわ」
「それは確かに! 勝てば敵が減る、負けても戦闘データを採れる!」
「良いことずくめじゃないですか! 駄目もとで声を掛けて見ましょう!」
ニムバス・シュターゼンがイフリートの改良型を使っているという話だ。
この機体にEXAMの一つが搭載されているので、どっちが勝っても標的が減ってくれる。
自分達が手を汚す必要が無くなり、しかもクルスト博士のせいにすれば、仲良くすらなれるだろう。
「どう? そうすればマリオンちゃんも正規の病院に入れてもらえるかもよ?」
「却下」
だが断る!
ウツミは一石二鳥も三鳥もなるアイデアを否定した。
何が気に入らないのか、ウツミはソファーにひっくり返って全身で怒りを表しながら続ける。
「まずマリオンの話を先に片付けよう。その場合はニムバス大尉が保護者になるね。多分、病院には『私の妻だ』と主張するだろう」
「……無い話では無いわね。そこは迂闊だったわ」
「エリート軍人の妻子なら、最優先で診てもらえますしね」
「いや、そこじゃないって。この場合はマリオンの自由意思の問題だろ」
問題なのは、ニムバスが今は古きナイトシンドロームに罹患して居ることだ。
ジオンの騎士であると自己主張する男は、騎士道物の登場人物の如く行動するだろう。
研究所時代はマリオンに敗北していたが、いま取り返せば戦利品の御姫様だ。
返却したが最後、朝になったら『ゆうべはお楽しみでしたね』ということになりかねない。
もちろんマリオンがニムバスにそういう思いを抱いて居るとか、見合い結婚にウンというタイプならば問題無いのかもしれないが。
「マリオンに関しては私が迂闊だったわ。巻き込んだ以上は、せめて彼女の意思を尊重しましょう」
「彼女に関して判ってくれればそれでいいさ。……こっちが重要なんだが」
もちろんマリオンが可哀想だなんて言い訳である。
タケオが迂闊なことを言ったので、ソレを利用して、自分の意見を通したいだけに過ぎない。
正論ではニムバスをぶつけると言うアイデアに勝てないので、勢いで乗り切る気かもしれない。
「このままじゃまるでグリフォンがテロリストみたいじゃないか!」
「「え……」」
その瞬間、一同は目を点にした。
(「まさか……自覚して無かったのか……」)
味方の基地を襲って、モビルスーツの実戦テストをした以上はテロリストも同然である。
というか結果的に人を殺して居ないだけで、テロ扱いされても文句は言えない。
そもそも自分自身の主張を押し通す為に、暴力を使う行為をテロというのだという。
「あー。面倒なので、言葉遊びは止めましょう。ようするに必要な犯罪であることは受け入れられても、無意味に暴力的な行為だと思われたくないと?」
「そうさ! 君達だって、技術の結晶であるグリフォンを悪者にされて嬉しくはないだろう?」
「そりゃまあ……そうですがね」
自分が実験や自己主張の為に襲っておいて、どの口が言うのか。
そう思った一同だが、ここまでウツミの態度を見て居ると判って来るモノがある。
「美学?」
「そう、美学。悪役の美学って奴が、こいつには足りてない」
集約すると、全てそこに行きつく。
手に入れた玩具を見せびらかしたいという意味で襲いはしたが、それでも相手を選んでいる。
人体実験なんて格好悪い事をやってる研究所を襲ったのはその理由付けの一つだ。
あとはその中から、闘うに足りる相手を絞り込み、最終的にクルスト博士の研究対象が面白い相手だった。
そこまで負けたら『残念』『天晴れ!』で済ませたろうが、この相手は違う。
研究の為に手当たり次第に襲っている。
単に近いから、単に秘密にできるから。単に目撃したから味方すらも襲って居る。
もちろん暴走した結果である可能性もあるが、どちらにせよクルスト博士側に美学の持ち合わせなどないだろう。
「呑み込めてきたようだね? じゃあボクらが一番グリフォンを巧く扱えるんだって、証明に行こうじゃないか」
「はあ……仕方無いわね」
「せめてクルスト博士が用意した技術に期待しておきましょうか」
フラガナン研究所が正式にスタートして拡大し、そこで得た成果でも博士の研究は完成しなかった。
ゆえに技術をいくつか持ち出して亡命したのだが、その数々を取引材料に、連邦側の技術も揃えて居る筈だ。
そう言う意味で言えば確かに、この偽グリフォンは倒す意味のある相手かもしれない。
そこまで判るほど、ウツミの毒が伝染してしまった。
一同は最後に特大の溜息を吐いたのである。
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気が乗りはしなくとも、一度決めたら即実行が企画七課である。
朝方まで迷って居たのが嘘のように、あれよあれよと言う間に日程と行程が決定した。
「もう生き先きが決まったの? 早いねぇ」
『オーストラリアは勢力が入り乱れてますからね。ソレを知って居れば、網を張る事自体は難しくはありません』
問題なのはこの情報を特定したのが、宇宙に残ったクロサキだということだ。
彼の手がそこまで長いかと言うと、ウツミの方が長い筈なので、別口の情報だろう。
「ということはキシリア閣下絡み?」
『ええ。相手の派閥とは話が付いて居た筈なのに、グリフォンが襲ってくるとはどういうことかと凄い剣幕でした』
ジオンにも連邦にも派閥があり、キシリア派が手を組んだ派閥のライバルを攻めて居たと言う事だ。
同様に相手が勝ち星を欲しい時は、手薄な場所を漏らしていたのだろう。
連邦にモビルスーツが無い時期でも戦力を集中すれば勝てるので、情報さえあれば問題無い。
加えて派閥同士の取引と言う事は、オーストラリアに限定せず、他の地域で戦果や情報のやり取りを行えばバレ難い。
『と言う訳で戦果そのものは疑って居ませんが、注文がキシリア閣下から入って居ます』
「データならそっちに送るけど? それとも身の潔白を連邦に証明しろって?」
クロサキは画面の向こう側で首を振った。
連邦側は連邦側で、クルスト博士の背後やら何やら探ったらしい。
そしてキシリアとの話し合いの末、グリフォンではないと裏を取っているとのことだ。
『どうもニムバス大尉にクルスト博士の始末を任せたいようですね。キシリア閣下の目効きだとか、派閥内における上下関係の問題で』
「ったく。面倒な注文を押しつけてくれるよ。まあ、そのくらいならいいさ、なんとかしよう」
(「何とかするのは主に私たちなんですけどね」)
また安請け合いをして……。
そんな空気が流れた後、ウツミが唐突に話しを変えた。
「そういえばクロサキく~ん」
『なんでしょう?』
「……?」
急な展開にも関わらず、クロサキは真顔で返した。
だからウツミが何故気が付いたのか、謎である。
「キシリア閣下に何を売ったの?」
『キュマイラと……サイレンです』
顔色こそ変えて居ないものの、クロサキは明らかに緊張して居た。
おそらくは問題の起きかねない取引を、ウツミに無断で行った事を覚られたのだ。
(「キュマイラってあれよね? ブロッケンを小さくした様な……警備用の」)
(「はい。戦闘力は比較に成りませんが、総合性では決して劣って居ません。それにOSが同じで教育型ですから」)
教育型コンピューターを横流しにした後、EXAM設計に流用。
それをグリフォンが回収したのだが、EXAMを排除した廉価版を作ってみたのだ。
作った以上は社内に回すし、当然ながらブロッケン以降はそれがフォーマット、ブロッケンもコックピットに余裕があるので積み替えが可能である。
(「訓練用に納入したんですかね? でも問題なのはサイレンの方です」)
(「そっちは機密過ぎて良く知らないんだけど、何なの?」)
(「水中用のゴッグをリファインする計画があるんですが、ひとまずダウンサイズジングと改良のために、水中作業に必要な部分だけを抜き出した物です」)
当然のことながら、ジオンに海はない。
いちおう大型プールで実験はしているが、地上に降りて見ると無駄な機能があったりするものだ。
更に他のメーカーも開発したり、新しい技術の成立、技術その物の発展で大きく変化してしまう。
(「要するに海のグリフォンってとこですね」)
(「何よ、大問題じゃない!」)
(「だから問題なんでしょうねぇ」)
それが特に顕著なのが水中用と言う事で、現段階で可能な限り洗練された水中用モビルスーツが、サイレンということである。
戦闘用では無いとはいえ最新技術の塊であり、当然ながら、クロサキ一人に任せておいて良い物では無かった。
「……海のグリフォンね。あっちもグリフォン、こっちもグリフォン。大人気じゃないか。結構けっこう」
『そう言っていただけると幸いです。それでは』
クロサキは追認が出たことで胸を撫で下ろし、通信を切った。
「あの様子だとまだ何かあるんじゃない?」
「だろうねえ。まあキシリア閣下の反乱ごっこにまでは付き合えないさ」
あからさまに打ち切ったことを指摘すると、ウツミはアッサリと暴露した。
クロサキがこっそり報告したとは思えないので、なんとなく察したのだろう。
「はっ……反乱って。物凄い大事じゃない。放っておいていいの?」
「課長はどこから思い付かれたんですか?」
「ほっときゃいいの。どうせあーいうのはポーズなんだし。ちなみにキュマイラからでも次世代機のパーツに組みかえられるんだぜ?」
同時に納めた二種は、結局、どちらも問題があったと言う事だ。
キュマイラは反乱計画用に、機種転換訓練と経験蓄積する為。
サイレンは現状で最も洗練された機体であり、水辺であれば相当に世界有数になり得る機体である。
「その手がありましたか。確かに規格の大きなTYPE.7よりも現実的ですね」
「とりあえずXデーがあるならサイド3やグラナダには居ないようにしておきましょうか」
ウツミまでいるのにキシリア之面倒まで見切れない。
一同はそんな事を思いながら、自分達にだけは関わってくれるなよと思うことにしたのである。
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オーストラリアに到着して最初にやることは、各部の問題修正である。
まともとか常識とか、何ソレ美味しいの? を地で行くマシーンである。
これにEXAMなんてシロモノを追加するのだ。未調整だと、まともに動くわけがない。
「バド。新型のコックピットの調子はどうだい?」
「最初は戸惑ったけど、慣れたら問題ないで」
キャプチャーによるトレース型の操縦装置が、大まかに変わって居た。
感圧機やの他に神経パルスを測る機械などを総動員し、入力システムが大幅に強化されていた。
この段階では教育型コンピューターのみを接続する事で、バドが好む動作をリストアップを始める。
二つ三つ程度のボタンに絞ることで選択肢を絞り、同時にコンピューターの方でゲーム・コマンドのように選択肢を流用化するのだ。
前回はダッシュと腕を伸ばす程度だったが、今では複数のバリエーションが使用出来る。
あとはバドがシュミレーターで覚えたり、訓練すればとっさの判断で様々な行動に対応できた。
「どうだい?」
「バドは緊張してますね。以前ならなんでもないで済ませたでしょうし」
「それもですが稼働時間の方も問題が出てますね」
エンジンの改良によって多少は放熱板を追加したが、それでもまるで足りてない。
所詮は機能向上のついでに、余ったスペースに放りこんだ程度だ。
ルナチタニウム性のフレームにすれば軽量化する筈だが、そしたらその配分を別の利用法に使いそうで今から怖い。
「夜間や寒い地方ならまだしも、昼間だと居るだけで10%は飛びますよ」
「炎天下でEXAMなんか動かした日には、10分なんて言った過去の自分を殴りたくなるでしょうね」
「そいつはゾっとしない話だ。バドが早めに決着を付けてくれることを祈るしか無いね」
初期データを見るともっと酷い。
諸源を以前のままにして戦うと、20-30%くらいロスをする。
だからオーストラリアの地形に合わせてアジャストしたのだが、それでも10%ほどは稼働時間が短くなると言う。
そしてロスするのは立って居るだけでも、だ。
もし戦闘すればどれほどの無駄が出るか判らない。
「こうしてみると水中用モビルスーツを引っ張って行った連中の気持ちがわかりますね」
「あっちはビームなんてものさえ積まなきゃ、水冷式エンジンがありますからね」
「勘弁してくれよ。グリフォンに水泳部の真似をしろって言うのかい?」
どっちも肩をすくめて笑うだけだ。
もはやモビルスーツに関する会話をしている気持ちなんてしない。
ロボットの形状をしたナニカを奉る為の儀式か何かだろう。
「まあこっちはやれるだけの事をやったさ。向こうは何やってると思う?」
「そうですね……。EXAMを前提に、パイロットをパーツ化してるってのがまず一つ」
「流体パルス・アクセラレーターが旧型の筈ですから、代わりに反応性を向上させるシステムってとこですかね」
宇宙世紀に入っても、人体の全てを解明できた訳でもないし、コンピューターの発達が全てを上回った訳でもない。
ファジーさを入れるなら……たとえば戦術予想などはまだ人間の方が上だ。
だからEXAMでは人間をパーツの一つに数えて居るフシがある。
クルスト博士はそこから改良発展させて、二つのパターンを設定した。
一つ目は完全にパーツ化して、人間は必要な場合にのみ、勝手に機械が計測に使う。
二つ目は人間と協力して行くことで、あくまで相談相手であったり、アシストに抑えたレベルのものだ。
瞬間的な判断では前者の方が即効性があり、大局的な判断では後者の方が高いのではないか……ということだろう。
もっともクルスト博士は時折、ニュータイプに対して何か含む所があったようなので、別の理由かもしれないが。
「いずれにせよ、次の戦いはデータ取りだと思ってください。薬品焼却くらい向こうも用意してるでしょうから、パーツは怪しいですね」
「まあ、その辺は対策を立ててからだね。ニムバス君の方にも多少の期待はしておこうじゃないか」
クルスト博士も複数の機体を用意して居るだろう。
その内の一機をバドがグリフォンで倒し、その間に本部を急襲したニムバスが博士を倒す。
そこまで作戦として相手を組み込んで居る訳でもないが、ニムバスなり背後に居るキシリアの方で計算するだろう。
それに本命はあくまで、グリフォンが偽グリフォンを倒す事だ。
連邦製のパーツ拾いはオマケであり、苦労するのは情報部の方だろう。
そんな風に考えるウツミと同じ考えに至るあたり、やはり彼らも毒されていた。
と言う訳で、第二部の第三回です。
相手の居場所を特定したので、次回で勝負を挑みに行きます。
原作よりも技術レベルが敵味方共に上昇して居るので、ブルー一号機は最初から強いです。
またイフリート改も強化されて、水中用モビルスーツのパーツを流用。
冷却性能とか大幅に上昇させ、教育型コンピューターとかも搭載したりしてます。
・キュマイラ
レイバー側原作ではただの警備用でしたが、この作品ではブロッケンの量産型版です。
一回り小型にして、次世代機の実験用であり、警備用としてスケールメリットを測って居ます。
要するにサイズが大きくして早めに作ったドムを、普通のサイズで再現しただけということになります。
ですが教育型コンピューターの医術が流出して居るので、戦闘面ではともかく、総合性ではかなりのもの。
ネタとしてキマイラ隊に近い名前なので、反乱用に経験値を積んだり、パーツ組み換えでいつでも戦闘できる様になっています。
・サイレン
レイバー側原作における最新型の水中用レイバー。
ガンダム側原作では水中用ザクが数年前、ゴッグなんかも開戦前みたいなのですが……。
コロニーで地球を知らない連中が作ったので、色々と問題が生じて居ます。
その為、経験を活かして作った機体はみんな優良。
ズゴックやアッガイ、ハイゴックやハイズゴックが優秀だったのもその辺が原因かもしれません。
と言う訳でサイレンは、そこに至る為の仮定になります。
水中用モビルスーツをダウンサイズ化しつつ、必要な部分だけを抜き出して改良を実現した物。
ビームキャノンとかは付いておらず、追加装備や厚い装甲を動かす優良なエンジンとして、水中エンジンが存在して居ます。
・イフリート改:ネレイドー
新型水中用モビルスーツのパーツを流用し、水辺であればEXAMをずっと使い続けられるバケモノ。
(プロト・ハイゴックとでも言うべきMSのパーツを使ったイフリート)
ニムバスが趣味で肩を赤く染めて居るので、水中を移動するのに目立つと言う。
もっとも彼には奇襲する気はないので、それで良いのかもしれない。
形状としては放熱フィンの形状が人魚ッポイ作りになっている。
またテイルスタビライザー兼放熱器として尻尾が付いており、やろうと思えばこれで攻撃も可能。
この辺は廃棄物十三号や、ルーンマスカーのネレイドーから着想。