魔法戦記リリカルなのは ウォータイム 作:偽作者(ハザードフォーム)
「撃て!」
束、アラタ、なのは達がダックシャトルへと向かったころ、とある森林にて、LBX同士の戦闘が行われていた。
「相手がたかが1体!何を梃子摺ってる!!」
隊長機らしき謎の者が言う。
「隊長!相手は1体でも、上の情報によれば、オーバーロードタイプの試作機です!いくら何でも、ぐあっ!」
何処からかビームが放たれ、報告をしている謎の者を破壊する。
「ぐあっ!」
「ぐほっ!」
そして、どんどんと放たれたビームに胴体を貫かれ、爆発していく。
「くっ!やつめ、一体何処から狙ってる!」
隊長らしき者は、火炎放射器を使い、辺りの森林を燃やし尽くす。森林火災を起こすのは、時空管理局の規制に違反するが、この謎の者達にとっては関係ない物である。
燃やしている間にいたる所から砲撃が放たれるが、隊長は直ぐにそれらを避ける。
「私を甘く見ては困るな、こう見えて伊達に5年も隊長を務めていないからな。」
その時、隊長の後ろから紅く光る目が出る。
「っ!!!」
隊長はとっさに気づき後ろに振り向いた瞬間、いきなり何かに撃たれ、爆発する。すると、砲撃が放たれた方の暗い場所から、緑色の恐竜のような、機械的な体をした者が砲筒のようなハンマーを持ち、現われる。
「またワールドセイバーか、いつも付いて来るな・・・・・・。」
そして、空を見上げる。
「ティアナ・・・・・・絶対に戻るからな・・・・・・。」
そう言い、暗い森林の木の中へと消えて行った。
「着いたぞ、皆。」
そのころ、アラタ達はというと、ダックシャトルのある場所へと到着していた。
「ここがダックシャトルのある場所ですか?凄い荒れてますね。」
ティアナは問う。
「うん、ちょっとしたカモフラージュだから、それじゃあ、皆、後ろに下がって」
束に言われた通り、アラタ、バル・スパロスは後ろに後退する。すると、紫電が走り、巨大な沢山のレール砲、鋭利な装甲を持つ赤い航空機が姿を現す。
「「「えっ・・・・?」」」
皆は驚く。何故なら、その航空機は・・・・・・
「「「何でアンノウンJSがここに!?」」」
そう、アンノウンJS、JSというのは、JS事件の事を意味し、JS事件にて、崩れさるゆりかごの近くにて現われた謎の戦艦である。
「あ、説明するの忘れてたな、あのJS事件で宇宙を漂流してたなのはを助けたのは、俺だ。だから、束と俺が近くにいてもおかしくないだろ?」
アラタは皆に説明する。
「えっ?じゃあ、なのはさんがいつの間にか姿を消して、病室にいたのも・・・・・」
ティアナはアラタに問う。
「ああ、俺が運んだ。なのはに黙って行ったがな・・・・・・ごめんな、なのは。」
アラタは訳を説明しながらも、なのはに謝る。
「ううん、良いの。もう過ぎた事だから。」
「ありがとう、なのは。それじゃあ、入るか。プレシアさんやアリシアは寝てるはずだけど、まあ、良いか。」
そう言い、アラタはデータサーバーにアクセス、その後ゲートを開ける。
「それじゃあ、早く中に入って、ワールドセイバーにばれるかもしれないから。」
「ワールドセイバー?」
なのはは束の言った「ワールドセイバー」に疑問を抱く。
「それは、中で言うよ。早く入って。」
そして、束は皆を入れ、最後にゲートを閉める。それと同時に、ダックシャトルは消える。
そして、皆は中を見渡す。中には、沢山の演算装置、ホワイトボード、ロボットアーム、小型粒子加速器など、沢山の研究用装置があった。
「えっと、これは見なかった事にしてくれ。少し汚いかもしれないな。束が部屋に案内してくれるから、俺達はちょっとあの二人を起こして、連れて行くから、待っててくれ。」
アラタはそう言い、バルスパロスとある所に向かう。
「うん、分かったの。」
「フェイトちゃん、なのはちゃん、皆も私に付いて来て。」
そして、皆は束に案内され、部屋へと向かって行った。