魔法戦記リリカルなのは ウォータイム 作:偽作者(ハザードフォーム)
「一体どういう事なんやろうな・・・・・今まで証拠一つも残さへんかった犯人が証拠を残すなんて・・・・・」
そのころ、とある場所ではというと、はやて、リインが調査をしていた。調査内容は最近起きている奇異な殺人事件についてである。そして、目の前には、透明なカプセルがあり、中には何らかの破片があった。そして、緑色に光る装甲であるからして、見たからには、前にアラタが破壊したラージドロイドの破片と思われる。そして、それらしき物が入っているカプセルの周りには空中投影ディスプレイが情報を表示しつつ、空中に浮かんでいる。
「それにしても、この破片が巨大なロボットやったなんてね・・・・・・・。」
「はい、それにこの巨大ロボットの破片は謎の物質でできていますし、それに、なのはちゃんの話では、ヴィヴィオちゃんとアインハルトちゃんを狙ってたようです。」
はやては空中投影キーボードを操作しながら情報を見る。その隣では、リインが言いながら、色んな情報を表示し、はやてと同様、キーボードを操作している。中には、破片の情報や原子構造の図面も載っている。
「そうやけど、たったこれだけしか、残らへんかったな。そうやけど、おかしいな・・・・・普通、なのはちゃんが破壊したとしても、破片は残るはずなんやけど・・・・・これだけ、残るなんて、何かおかしいと思わへんか?リイン」
はやてはリインに言う。そう、なのはが破壊したとしても、ある程度は破片は残る。そして、なのはには、傷一つなかった。要するに戦った傷跡がなかったのである。そうなると、なのはが戦ったのでない事になるが、アインハルト、ヴィヴィオにも戦った傷跡がない。だが、なのはが言うにはヴィヴィオとアインハルトは治療を受けたらしい。だが、高度な治療魔法でも、結局は細胞を活発化させ、細胞分裂を早めさせるだけである。どんな高度な魔法でも、傷口を完全に消すのは、無理である。
そして、フェイト、なのはが嘘を付くはずはないのだが・・・・・・・
「やっぱり、なのはちゃんとフェイトちゃん・・・うちらに何か隠しているかもしれへん・・・・・・。」
「えっ?なのはちゃんとフェイトちゃんが?」
はやての言葉に疑問に思いながらも、リインは首を傾げる。
「うん・・・・そうや・・・うちもあまりそうは信じたくないんやけど、少しおかしいんと思わへん?まず、一つ目の理由、なのはちゃんとフェイトちゃんには、戦った跡がない。要するに、傷跡がないんや、治療魔法を使って治療してもらったとしても、傷跡は残るはずなんや、それに、普通なら、治療魔法を使えば、かなりの疲労が溜まるはずなんや、なのに、ヴィヴィオもアインハルト、なのはちゃんにも、その様子は見えへん、という事はつまり、他の誰かがなのはちゃんの代わりにこの巨大ガジェットを破壊したんや、治療魔法以外の治療法で直した可能性もあるんやけど、それなら、今、考えられる方法としては、何か跡が残るはずなんや、それに、建物には傷一つ見あたらへんかったし、ある目撃者からの証言では、自分の見間違いではなければ、変なバリアジャケットを装着した者が、金髪の女性と緑色の女性を何処かへと、運んだ後、巨大ロボットを破壊したんやと、緑色のツインテールをした女性といえば、アインハルトの大人モードにしか、思えないんや、そして、証言の中には、なのはちゃんの事については話さなかった。という事はつまり・・・」
「なのはちゃんは後に来たという事ですか?」
「そうや・・・・・・それに、赤色の瞳を持った灰色のロボットがデバイスを構えていたのも見た者もいる。それに、ヴィヴィオの通ってるStヒルデ魔法学院の生徒からの証言では、アインハルトが自分達を逃がすために、時間を稼いで、ヴィヴィオがその後にアインハルトへと向かったって、そして、Stヒルデ魔法学院の教師達の証言によると、自分達が気を失う前にアインハルトとヴィヴィオを変なバリアジャケットを装着した者が戦闘のダメージで動けない二人を何処かへと運んだやそうや、それに、教師からもなのはちゃんの話はない。」
はやては、リインに自分の考える推測を話す。
「そうなんですか・・・・それじゃあ、一体誰が・・・・・まさか、その変なバリアジャケットを装着した者が?」
「そうや、それに機械的やったと聞いたんや。まあ、来週の土曜日、なのはちゃんとフェイトちゃんお家に行ってみようや。」
「はい!はやてちゃん。」
「それじゃあ、うちらも・・・・・「えっと、はやて、久しぶり」・・え?ゆ、ユーノ君!?」
はやてが、リインと共に帰宅して家で休もうとした時、丁度、ユーノが入ってくる。
「あっ!ユーノ君、久しぶりです!でも、ここにユーノ君が来るなんて珍しいですね。」
「うん、Stヒルデ魔法学院を襲った巨大なガジェットが気になってね、それに、通常のガジェットのような機構をしてなければ、全部がブラックボックスだし、それにそれを送った者の目的が、ヴィヴィオとアインハルトだった、なら、実際には、ベルカ王族の末裔か、それに関係する者を狙ってるんじゃないかなってね、それで、ここに来たんだ。」
「そうなんだ・・・・・・・・・・。」
「それに、なのはやフェイトも狙っていたし、今まで殺されている上級魔導師の大体はベルカ王族の末裔に関係、もしくは親族かだったんだ。だから・・・・・」
「古代ベルカが関係してるという事やろうか・・・・・?」
「うん、僕の推測はそうなんだけど・・・・・はやては?」
ユーノは自分の推測をはやてに言う。そう、ユーノの考えでは、ミッドチルダができる前にあった古代ベルカに関係している。要するに、その中で古代ベルカの王族の末裔が特にそうである。古代ベルカにて、何かがあり、それを知っている王族の末裔を消すため、巨大なガジェットや、謎の者を送り出しているのだろう。そして、それに関係、もしくは親しい者、親族もである。
「私は他の事が関係するんやと思う。何か重要な事が・・・・・。」
「そうなんだ・・・・・それより、はやて、大丈夫?脚が凄く震えてるけど?」
ユーノははやての震えている脚を見ながら言う。
「そんな事ないで?ほら・・・・って、あれ?」
はやては歩こうとした時、急に力が入らなくなり、体勢を崩す。それに直ぐ反応し、ユーノが受け止める。
「ふ、ふぇ!?」
「大丈夫?はやて、あまり無理したら、駄目だよ。たしかに、事件を早く解決しないと駄目なのは、知ってるけど、はやても無理したら、駄目だよ?」
「う、うん・・・・・・(ゆ、ユーノ君のか、顔がち、近い!?それより、何で私はこんなにドキドキしてんや!?わ、私は・・・・・・・)」
「あれ?はやて、どうしたの?」
ユーノが振り向いた瞬間、はやての脳内再生により、ユーノの姿があれのような姿になり、はやてはそれにより、顔を紅くし、プシューという音と共に、気を失う。
「あ・・・・・・寝ちゃった。ねえ、リイン、はやてって今日はどのくらいしてた?」
ユーノはリインにはやての活動時間について問う。
「えっと、昨日から、今日までやっていましたよ?私は止めたんですが・・・・・」
「そうだったんだ・・・・・・。」
ユーノは直ぐにはやてを抱き上げる。要するに、お姫様抱っこである。
「それじゃあ、行こうか。リインも、はやては僕が運ぶから・・・・。」
「はいです!」
そして、ユーノははやてをお姫様抱っこして、リインと共に運んで行った。当然、それが後に「ユーノ司書会長と魔導騎士八神はやてが付き合ってる」という噂の原拠となるのもユーノとはやては知らないが、それはまた別の話である。
「まあ、フェイトとはそんな関係です。」
そのころ、なのは、フェイト、アラタはというと、クロノと共に話し合っていた。序に自分が奇異な殺人事件を止めているのは、伏せている。クロノには、自分がなのはとは幼馴染みでフェイトとは、なのはを通して友達になったいう事にしている。序にこれは全部本当である。
「うん、アラタ君の言う通り、私とアラタ君とフェイトちゃんはお友達なだけだから」
なのははクロノに自分が本当にアラタとは幼馴染みだという事を言う。
「そうか、さっきは疑ってすまなかった。良くフェイトに変なやつが良く絡むからな、すまない。」
クロノはアラタに自分がフェイトに絡む変なやつかと思い、殴りかかった事を謝る。序に言うが、最近は砲撃、射撃魔法などは、模擬戦、鎮圧など以外に使用する事は硬く禁じられている。
「い、いえ、大丈夫ですよ。でも、クロノさんがそれだけ、妹思いなんだから、俺を疑ったんですよ。クロノさんは、悪くありません。」
「そうか・・・だが・・・・すまない」
「でも、それより、実際には何故こんな夜中にクロノさんがフェイトさんを密かに追っていたんですか?」
アラタはクロノに問う。通常、フェイトでも執務官だ。だが、妹を心配していたとしても、通常一緒に行けば良いはずだが・・・・・・・
「・・・・・・それは、最近、減少しているが、謎の死に方に、証拠も残さず、更には上級魔導師のみが狙われる奇異な殺人事件で、前になのはとフェイトが襲われたのは知っているな?」
クロノはアラタに問う。
「はい、たしか、なのはが倒したんじゃ・・・・・・」
「ああ、だがな、もう一度狙ってくる可能性が出る。証拠隠滅のためにな、だが、それは上級魔導師が一人の時だけだ。なら、隠れて様子を探れば、フェイトや、なのはを守る事もでき、犯人も逮捕する事も可能だが・・・・・・・お前に迷惑を掛けてしまった。」
「そうだったんですか・・・・。」
「お兄ちゃん・・・・・・。」
「まあ、今日の所は帰った方が良いと思いますよ?奥さんにも言っておいたとはいえ、心配すると思うので、それに、今日は安全ですので。」
「そうか・・・・まあ、安全だというのが、分かったからな、今日は帰る事にする。じゃあな、フェイト、なのは。」
そして、クロノは自宅へと帰って行く。
「えっと、じゃあ、俺もそろそろダックシャトルに戻る、それじゃあ、今週の土曜日にな。」
「えー、もうちょっと一緒に居たかったな・・・・・・。」
アラタが帰ろうとした時、通信が入る。誰からというと束からであった。
「うん?束から?もしもし?」
『アッ君!大変だよ!ティアちゃんがLBXに連れ去られたよ!監視カメラの情報によると、ワールドセイバーからティアちゃんを殺害するために派遣したLBXを破壊して、東に向かったよ!アーマーフレームはワイルドフレーム、更にマルチギミックサックを搭載していたよ!!』
「分かった!直ぐに向かう!」
アラタは、束との通信を終え、通信回線を切る。そして、直ぐに向かおうとした時、なのはに止められる。
「待って!さっきティアちゃんって聞こえたけど、ティアナの事だよね?」
「ああ、直ぐに行って来るから、ここで待っててくれ。」
そして、アラタが出ようとするが・・・・・・・・・
「ううん、私達も行く!ティアナを見捨てたりしたくないから!!」
「・・・・分かった。じゃあ、一緒に行こう!」
「うん!」
そして、3人は急いで出て行った。序にヴィヴィオは就寝している何故なら現在午前12時、要するに深夜12時である。
「う、う~ん・・・・・ここは?」
そのころ、とある場所にて、ティアナは起き上がる。周りを見てみると、公園であった。そして、自分はベンチの上にいた。
「起きたか・・・・・久しぶりだな、ティアナ」
「っ!!」
ティアナは驚き、声のした後ろを振り向く。そこには、緑色で恐竜のようなLBXが隣のベンチに座っていた。
「LBX!!」
ティアナは直ぐに警戒態勢を取るが・・・・・
「ごめんな、ティアナ、俺がお前の隣にいたら、ワールドセイバーのLBXに狙われる。だから、俺はもう、消える。後は幸せに暮らしてくれ。」
そして、手であるあるサインを送る。ティアナはそれを見て驚く。その後、その緑のLBXは去って行く。
ティアナは待って!と言い、その緑のLBXを止めようとするが、それは遅かったらしく、直ぐに、去って行った。その後、遠くから、お~い!というアラタの声と共に、フェイト、なのはを背負ったアラタがタイヤを高速回転させ、飛んで来る。フェイトは大丈夫だが・・・・・・・
「にゃ~アラタ君とフェイトちゃんが二人に~」
なのはは目を回していた。しかも、かなり・・・・・・・
「で、大丈夫か?ティアナ?」
「あ、はい、大丈夫です、えっと、アラタさん、ブレインタイプってたしか、人の脳を生体パーツとして使いますよね?」
ティアナはアラタにブレインタイプの特徴について、問う。
「ああ、そうだが、それがどうかしたのか?」
「いえ、何でもありません・・・・・(まさか、あのLBXが・・・・・・・)」
「まあ、それより、まずはダックシャトルに行こうか。ワールドセイバーのLBXに襲われたんだ。何か、されたかもしれない。」
「あ、はい」
それと、同時にアラタのライディングソーサが上空から姿を現す。
「それじゃあ、乗ってくれ。しっかり掴まってくれ!」
そして、ライディングソーサに乗り、ダックシャトルへと跳ばした。