魔法戦記リリカルなのは ウォータイム 作:偽作者(ハザードフォーム)
「凄いですね、はやてさんは」
そのころ、バル・スパロス、八神家はというと、食堂にて、紅茶を飲みながら話し合っていた。食堂は、全て最新設備であり、全てlbxが管理しているが・・・人工知能を搭載しており、味覚を持っているため、経験をつむ事で、調理方法がグレートアップしていくため、人に合う料理を作れるのである。
「ねえ、バル・スパロス。私、凄く疑問に思ったんやけど、バル・スパロスは何のために戦ってるの?アラタ君達はあるんやけど、バル・スパロスの理由は聞いた事がないんや。」
はやてはバル・スパロスに問う。そう、何故なら、束、アリシア、プレシア、アラタには、わールドセイバーを倒すという戦う理由があるが、バル・スパロスの戦う理由は分からないからである。
「私もアラタと同じですが、もう一つ理由があるんです。」
「何や?それは?」
すると、バル・スパロスは窓に写る空を見上げながら言う。
「記憶を取り戻したいんです。私は過去の記憶がないんです。ただ、あるのはワールドセイバーから脱出した時の記憶と今の記憶だけ・・・・・・」
バル・スパロスは言う。
「そ、そうなんや・・・・・・そんな事が・・・・・・。」
「でも、過去の記憶が戻らなくても、私は、ワールドセイバーだけは倒すつもりでいます。私やアラタのような実験による犠牲者が出ないように・・・・・・。」
「なるほどやな、だから、今になっては発生数が減少している奇異な殺人事件を止めてるのは、アラタ達が阻止してたんやな。」
「はい、そうなります。」
はやての質問にバル・スパロスは答える。
「なるほどやな、早く記憶が戻るとええな。もうそろそろ、時間やし、行こうか?」
「そうですね。それでは、皆さん、行きましょう。」
そして、八神家とバル・スパロスは第1アリーナへと向かって行った。
「それにしても、フェイトちゃん。凄いね、執務官になってるなんて」
そのころ、アリシア、フェイト、プレシアはというと、プレシアの部屋にて、話し合っていた。
「ううん、リニスと母さん、お兄ちゃんのおかげだよ。」
「そう・・・・・・でも、よかったわ。貴方を思ってくれてる人がいて・・・・・・そして、ごめんなさいね、リニスの事・・・・・・・。」
プレシアはフェイトに言う。
「ううん、もう過ぎた事だから・・・・・・良いの。」
フェイトは微笑みながら言う。だが、プレシアは知っていた。それが作り笑顔という事を・・・・・・
「ねえ、ママ、リニスって誰?」
アリシアはプレシアに問う。
「フェイトとフェイトの使い魔を教育してた家庭教師で、私の使い魔なの・・・・・。」
「そうなんだ・・・・・・・。」
プレシアの顔色を見て、アリシアはリニスに何が起きたのか、察知し言う。
「ご、ごめんね、いきなり暗い話をして!それより、もう時間だから、行きましょうか?」
「うん、そうだね。行こう。お姉ちゃん、母さん。」
「うん!行こう!(後でママのデータサーバーにハッキングして、リニスについて、見てみよ)」
そして、3人は第1アリーナへと向かって行った。
「全員来たよね?それじゃあ、ゲスト登場だよ!!!」
そして、全員が第1アリーナにて、揃った後、束がアリーナの放送室から、言う。
そして、束の合図により、アリーナの自動ドアから、二人の男性が入ってくる。一人は長い髪をした男性であり、もう一人はユーノに似た男性であった。アラタ、バル・スパロス、アリシア、プレシア、ジン、アリサ、すずか以外はゆ、ユーノ君!?と言い、驚く。
「えっと、僕はこっちの世界のユーノじゃなくて、他の世界のユーノなんだ。僕は教皇ユーノそして、僕の横にいるのは、獅子座の燐」
「皆、初めまして、俺は獅子座レオの燐っていうんだ。よろしくね」
ユーノと燐は皆に挨拶する。
「宜しくな!燐、他の世界のユーノ!」
アラタは燐に手を伸ばす。」
「うん、よろしくね。アラタ」
「よろしく、アラタ」
二人はアラタと順に握手を交わす。
(ユーノって、他の世界でも、あんなにかっこいいんやな・・・・・)
はやてはそう考えながらも、アラタが握手するのを見る。
「それじゃあ、皆は、観客席に行ってね!まずは、軽い試合から始めるね!」
そして、皆は、束の案内により、観客席へと、向かって行く。
「まずは、燐との軽い対戦だよ!それじゃあ、始めるよ!」
そして、二人は自分の位置に付く。
「じゃあ、宜しくな、燐。お互い、頑張ろうな。」
「うん!」
「それじゃあ、始め!」
そして、束の合図により、開始される。最初に動いたのは・・・・・・
「はあっ!!」
燐だった。だが、通常の人とは桁違いの速さで・・・・・・アラタは直ぐに防御体勢に入る。
(は、速い・・・・・凄いスピードだ・・・・聖衣を纏って無い状態でも、この強さか・・・・・だけど、燃えてきた!)
アラタは直ぐに蹴りをかますが、直ぐに燐は避ける。
(LBXのオーバーロードタイプとはいえ、全ての機能をオミットしている上に、人間くらいの運動力、再生力、反応速度にしているけど、普通の人間とは桁違いの反応速度を持ってる・・・・・・なかなか、やるね、アラタも!)
「す、凄い・・・・アラタ君と互角に戦ってる・・・・・・・。」
観客席にては、ジン、アリサ、すずか、プレシア、アリシア、束以外のなのは達が驚いていた。
「あれが・・・・・・・聖闘士の強さ・・・・・・・。(ですが、やはりアラタさんのあの動き・・・・・カイザーアーツでの構え、動きと似てる・・・・・・・・・・・。)」
アインハルトは言いながら、アラタの動きに疑問に思いながら、燐とアラタの戦いを見て言う。
「はあっ!!」
燐はアラタに接近し、蹴りを入れるが、アラタは直ぐに反応し、防御体勢に入り、防御する。
「くっ!!(一撃一撃が重い・・・・・!これが聖衣を纏って無い状態でも、この強さか・・・・・・・。)」
だが、燐の一撃はかなり重く、コアスケルトンの腕部にヒビが入る。その情報がアラタのディスプレイに表示される。
「はあっ!」
アラタは直ぐに燐に蹴りを入れる。燐も防御体勢に入り、防御するが、アラタの一撃も重かった。
(くっ・・・・一撃一撃が重い・・・・!流技のせいじゃない、聖闘士ではないけど、これがここでの束から聞いたこの世界の束が装着したインフィニット・ストラトス、いや、ミゼルオーレギオンを倒したほどの力・・・・・・!)
燐も重みを感じながらも腕部の骨にヒビが入ったのを感知する。
「は~い!そこまで!制限時間が過ぎたよ!勝負は互角だよ!」
束は勝負結果を二人に告げる。
「凄くよかったぞ!燐」
「ああ、そちらこそ、良い動きだったよ」
二人を握手を交わす。
「それじゃあ、治療を終えた後に最終試合を行うよ!!それじゃあ、30分休憩だよ!」
そして、束は何処かへと向かう。
「凄かったよ!!燐君!アラタ君!」
なのはは二人の戦いを見て言う。
「えっと、ありがとう。なのはさん。」
「ありがとな!なのは!」
二人はなのはに答える。
「それじゃあ、また後でな、じゃあ」
そして、燐は教皇ユーノと共にビットへと向かう。
「それじゃあ、行こう・・・・・うっ!」
アラタはビットへと行こうとするが、アラタの腕部、脚部が破壊され、アラタの腕部、脚部から痛みが伝わる。そう、通常の人間なら、聖闘士の攻撃くらいでは鋏で紙を切るように簡単に折れるからである。当然、両腕は千切れている。
「あ、アラタ君!!」
なのはは直ぐにアラタに駆け寄る。
「私とプレシア、アリシアは機械操作と道案内をしなければならないし、機材を取りに行くのでな、手が回らないんだ。はやてさん達は、今は聖闘士の治療をしに向かった。だから、なのはとフェイト、アインハルトはそれぞれ下半身、両腕、両足、上半身をこのパワーグローブを使って運んでくれないか?」
バル・スパロスは3人にアラタを運んでくれないか?と問う。
「うん!分かったの!それじゃあ、行こうか?アインハルト、フェイトちゃん。」
「はい」
「うん、分かった。」
そして、3人はバル・スパロスの出したグローブを装着し、アラタを持ち上げる。すると、かなり重いはずのアラタを軽々と持ち上げれるようになる。
「それじゃあ、早く行こう!(あ、アラタ君をだ、抱っこできるの!?)」
なのははそう思いながら、アラタを抱き上げる。
「うん、行こう、アインハルト」
フェイトはアラタの下半身を持つ。
「では、行きましょう。」
そして、アインハルトは両腕を持つ。
「って、あれ?すずかちゃんとジンさんとアリサちゃんがいない・・・・。」
なのははいつの間にか、アリサとすずか、ジンがいない事に気付く。
「多分、ジンさん達は何かのミッションに行ったんだと思う。そうじゃないと、何も言わずに去るはずがないからね。」
タケルは皆に説明する。
「そうだったんだ、それより、早く運ぼう!」
そして、3人はアラタをメンテナンス室へと運んで行った。
当然、アラタの顔はなのはの胸に、両腕部はアインハルトの胸に、下半身はフェイトの胸に当たっていたが・・・・・・・・アラタは最後まで気付かなかった。
「やっぱり、聖闘士って凄いね!別宇宙の私からは聞いていたけど、実際に見ると、アラタ君以上の強さを持ってるね。」
そのころ、束はというと、ダックシャトルの上にて、空を見上げていた。
現在、夕方であり、綺麗な夕焼けが見れていた。
「そうですね、束さん」
すると、いつの間にかジンが束の隣にいた。
「あれ~?ジン君が一人でいるなんて珍しいね、アリサちゃんとすずかちゃんは?」
束はジンに問う。
「アリサとすずかは、任務により、帰りました。それより、束さん、気付いているかもしれませんが、アラタをあんなに無茶をさせては、いずれは・・・・「うん、知ってる」」
「私もね、最初は反対したの、でもね、アッ君は「絶対になのはを守らなきゃ、いけないんだ!」って言われてね、オーバーロードタイプの試作機体なのに、無理してまで、なのはを守ってる・・・・・・私はアッ君を支えるだけしかできない・・・・・・。」
束は紅い空を見上げながら言う。
「ヒューマノイドフレームも、アッ君が最後に、人としての姿を取り戻して欲しいために作ったの・・・・・・。」
「・・・・・・・愛してるんですね・・・・・アラタを」
ジンは束に言う。
「・・・・・・・・・・・・うん・・・・・でも、助けられない・・・・・・天才の名を聞いてあきれるよね・・・・・・・。」
束はジンに言う。
「いいえ、束さんは十分に頑張りましたよ。」
ジンは束に言う。
「うん・・・・・ありがとう。少し元気出たよ、それじゃあ、私はそろそろ最終戦を開始しなきゃ、いけないから、行くね?ジン君、今日はありがとうね。」
束はジンに感謝する。
「いいえ、いつもの事です。お互い頑張りましょう。私達はチームじゃないですか。」
「うん!それじゃあ!」
そして、二人はそれぞれ、違う方向へと去って行った。
「終わったわよ。」
そのころ、燐はというと、ビットにて、シャマルの治療を終えた後、最終試合をするため、黄金聖衣を装着しようとしていた。
聖闘士とは、この世に邪悪が蔓延る時に現れる希望の闘士。
その拳は空を裂き、その蹴りは大地を砕く
88の星座を象った聖衣と呼ばれる防具は大きく分けて三つの階級に別れ、聖闘士として最低限の実力者が纏う52種の《青銅聖衣》、小宇宙、闘技が高次元である程度完成された実力者が纏う24種の《白銀聖衣》、そしてそれらの聖闘士の頂点にたち黄道十二星座を模した神話の時代より破壊されたことがない12種の《黄金聖衣》…黄金の箱《聖衣箱》が開き光が溢れ獅子を象った黄金の獅子が現れ分解、燐の体をアーム、レッグ、チェスト、ショルダー、最後にマスクが装着され背中にマントが風に揺れなびかせ黄金聖闘士《獅子座レオの燐》が姿を見せる
本来、女神アテナの聖闘士は私闘は禁じられているのだが現教皇にして牡羊座アリエスのユーノが立ち会うことを条件にアテナが今回だけのためだけに特別に許されたのだった
「頑張ってね、燐。」
「うん、分かったよ、ユーノ。」
そして、束の合図が出ると同時に、燐は第1アリーナへと出て行った。
「ごめんな、なのは、フェイト、アインハルト、俺を運んで」
そのころ、アラタはというとビットにて、最終試合に向けての、格闘用アーマーフレームを装着していた。
「ううん、良いの。でも、束の話じゃ、聖闘士って、女神アテナに仕える者達って聞いたくらいだよ?それだけ、燐は強い、でもアラタ君は互角に戦っただけでも凄いよ。」
フェイトはアラタに言う。
「ありがとな、フェイト。」
アラタはフェイトに礼を言う。それと、同時に束からの合図が出る。
「がんばってね、アラタ君。」
「ああ!ありがとな、なのは」
そして、第1アリーナへと出て行く。観客席にては、なのは達がおり、目の前には、黄金に輝く、獅子座の黄金聖衣を装着した燐がいた。
(凄いな、黄金聖衣って、別宇宙の束からは聞いてはいたけど、実際に見たら、凄い迫力だ・・・・・。)
アラタはそう思いながら、自分の位置へと着く。
「これが最終試合だから、俺も全力で行くよ。アラタ」
「ああ!」
「それじゃあ、最終試合、開始!!」
そして、束の合図と共に試合が開始される。先に動いたのは・・・・・
「ライトニングボルト!!」
燐であった、アラタに高速で接近し、拳でアラタを叩こうとするが・・・・・。
「はあっ!!」
アラタは直ぐに、避ける燐が放ったライトニングボルトを喰らった部分は隕石が落ちたような穴が開いていた。だが、第1アリーナの機能であるのか、直ぐにその部分は再生していく。そして、直ぐに燐は動き、アラタの前まで高速で接近する。
「迅雷振動拳!!」
直ぐにアラタは魔力を拳に溜め、高速で叩く技「迅雷振動拳」を放つ、だが、燐はそれを避ける。
「ライトニングプラズマ!!!」
無数の光が軌跡を描いた瞬間、うけた相手をスタボロのように原子を砕かれ消滅させ、一秒間に数千発の光速拳を放つため光が走ったかのように見える多数向けの技である「ライトニングプラズマ」が放たれる。
「っ!?」
アラタは避けようとするが、避けきれず当たる。
「ライトニングファング!!」
燐は直ぐに地面に打ち付けた拳から相手の足元に雷を打ち立て砕く技「ライトニングファング」を放つ。
「ゼロガード!!」
アラタは直ぐに防御魔法を使いガードするが、シールドにヒビが入る。さっきの燐の放ったライトニングプラズマにより、アラタは腕部のナックルアーマーを損失している。
「紫電一閃!!」
そして、アラタは紫電一閃を燐に放つ。燐はすぐに防御体勢に入り、防ぐ、だが、黄金聖衣には、そのくらいの攻撃では、傷つかない。だが、今回は違った。
(黄金聖衣にヒビが!?)
そう、たしかに紫電一閃くらいでは、傷付けることはできない。だが、別の方法でやったのであれば、別である。
「はあああああああああっ!!!」
直ぐに燐はその場でライトニングボルトを放つ。
「ゼロガード!!」
アラタは防御魔法を使うが・・・・・・
「聖闘士に二度も同じ技は通用しないよ!!」
そして、ライトニングファングを放ち、障壁を破壊する。何故なら、ゼロガードは一つの攻撃の対象のみに効果的であり、複数の攻撃であれば、破られるからである。
「くっ!!」
アラタは直ぐに、威力の弱まったライトニングボルトを後退し、避ける。
「やっぱり、強いな。燐は、聖衣を着けてても、着けてなくても」
「ううん、アラタの方こそ、強いよ。でも、もうそろそろ、決着を着けないと」
燐はモニターを見る。そこには、00:10秒と書かれていた。
「ああ!!この技に全てをかける!!」
そして、アラタは脚に魔力を溜め込む。
「俺もこの一撃に!!」
燐もライトニングボルトを使う姿勢をする。
「あ、あれは!!」
アインハルトはアラタの構えに驚く。
「はあああああああっ!!覇王!!断空!!拳!!!」
「ライトニングボルト!!!」
そして、お互いの攻撃がぶつかり合い、対消滅を起こし、巨大な爆発を起こす。
そして、煙が晴れ、立っていたのは、両方であったが・・・・・・・
「ははっ、俺の負けだよ。燐」
アラタが言うと、片足が脚が完全に消滅し、倒れる。
「ううん、違うよ、アラタ。僕の負けだよ・・・・・・。」
燐もそう言うと腕部のアーマーが完全に砕け、その場に倒れる。
「強いな・・・・燐は・・・・・・。」
そして、アラタの意識はそこで途絶えた。
・
・
・
「今日はありがとな、燐」
そして、1時間後、アラタたちは燐達と別れようとしていた。
勝負の結果はどちらとも倒れ、引き分けとなった。
「ううん、アラタの方こそ、ありがとう。それじゃあ!」
そして、ユーノ、燐は束の作った転送装置に乗る。そして、「転送開始!」という機械音声と共に、燐とユーノは元の世界へと転送される。
「それじゃあ、今日は俺が見送るよ。それじゃあ、行こうか。」
「あ、あの、アラタさん、燐さんと試合した時のあの技は・・・・・・・。」
アインハルトはアラタに問う。
「あれか?あれは、父さんが良く使ってた技だけど、どうかしたのか?」
「そうでしたか・・・・・・・・。」
アインハルトの問いにアラタはキョトンとした顔で言う。
「凄かったです、アラタさん。」
ヴィヴィオは言う
「ありがとな、それじゃあ、俺とバル・スパロス、プレシア、アリシアで見送るから、付いて来てくれ。」
そして、アラタ達はガレージへと向かって行った。