魔法戦記リリカルなのは ウォータイム 作:偽作者(ハザードフォーム)
『まま~、ぱぱ~』
アラタは夢を見ていた。そう、それはアラタの過去の遠い記憶。
『フフッ、貴方~!アラタがママとパパと言ったわよ!!』
アラタの目の前にいる微笑んでいる長い金髪の女性は、誰かを呼ぶ。すると、自分と同じ紅い髪をした女性と同じく微笑んでいる白衣を着た男性が慌しく、来る。
『おおっ!!織姫をママと呼んだのか!?じゃあ、俺もパパと呼んでみてくれよ?な?』
自分と同じく紅い髪をし、青色の瞳をした男性は自分に問う。そして、自分はパパ~と返事をする。
『フフッ、凄いわね~アラタ?パパとママ、ちゃんとできたわね。』
『ああ、凄いぞ!アラタ!』
そして、二人で笑う。だが、いきなり風景が変わり、リビングにて、白衣を着た男性と一緒になる。TVには、航空事故不明者と書かれ、人々の名前が書かれていた。
『お父さん、どうしたの?』
『・・・・アラタ、久々に遊ぼうか、今まで仕事で急がしくて、遊べなくてごめんな?』
すると、夢の中の自分はうん!と言い返事をする。その後、共に、外へと出る。
それと同時に、また背景が変わる。
『アラタ!危険だ!カイザーアーツとブロウクセイバーを身に付けるには、まだ早すぎる!お前はまだ、3歳だ、それに二つの古武術を得ようとすれば、お前の身体が!』
すると、夢の中の自分は、大丈夫!絶対覚えてお母さんやお父さんを助けるから!それに、俺はお父さんの息子だよ?と言う。
『アラタ・・・・・・・・分かった、絶対に無理はするなよ?』
そして、夢の中のアラタと共に、外へと出て行く。それと同時に背景が変わる。
『は、初めましてや!!私は八神はやて!』
『ああ、宜しくな!俺は瀬名アラタ!!』
『君、大丈夫?』
『えぐっ・・・・・ぐすっ・・・・・誰・・?』
『俺は瀬名アラタ!君は?』
『・・・・高町・・・・なのは』
そして、初めての地球の友達との出会い
『危ない!!』
そして、あのころ少年を庇い、交通事故に合ったあの日
『うぐっ・・・・・・・・はやて?』
『お母さん・・・・・お父さん・・・・・・。』
そして、燃え上がる車の中で、二人男女を揺さぶりながら叫ぶ一人の少女
『はやて!!』
夢の中のアラタは言う。
『アラタ・・・・・君?』
『今すぐ助けるからな!』
夢の中のアラタは車のドアを開けようとするがドアが開かない。
『こうなったら!はやて!少しドアから離れろ!!』
はやてと呼ばれた少女は車のドアから離れる。
『覇王!!断空!!拳!!』
そして、脚で蹴り、ドアを破壊する。
『はぁ・・・・はぁ・・・・・よかった・・・・・・はやて・・・・・。』
『アラタ君・・・・アラタ君!!』
だが、はやては駆けつけた救急隊員によって、運びこまれる。
『アラタ!!』
それと同時に紅い髪の男性が急いで夢の中の自分に駆け寄る。
『大丈夫か!アラタ!』
すると、小さい少女が駆け寄る。
『アラタ君!!』
『な・・・・の・・・・・は・・・。』
『ははっ・・・・・・・・そうだ・・・・・これ。』
アラタ君は私にある小包みを渡す。
『これを俺の代わりだと思ってくれ・・・・・・・・。』
『嫌だよ・・・・・・・・・・アラタ君、死んじゃ、嫌だよ!!』
『ははっ・・・・・・楽しかったぞ・・・・・・・・なのは・・・・・そして・・・・』
――好きだ――
『そうだ・・・・・あの時は・・・・・』
その時、優しい声が聞こえる。その声により、アラタは目覚める。
「ここは・・・・・・」
「もうアッ君!何寝ぼけてるの!」
目の前には、エプロンを身に着けた束がいた。
「あ、ああ、少し夢を見てな・・・・・。」
アラタは言う。
「夢・・・・?どんな夢かな~?」
束はアラタに問う。
「ああ・・・・少し昔のな・・・・・・。」
「うん?まあ、良いや!それより、そろそろ、なのはちゃんが動くよ。バル・スパロスはもう行っちゃったよ。」
束は珍しいね~アッ君が寝坊するなんて~!と言う。
「あ、そうだった、行って来る!!」
そして、アラタはライディングソーサへと乗り、なのは達の下へと向かって行った。
・
・
・
・
「今日も異常なしか、まあ平和は良い物だな。」
そして、1時間後、アラタはバル・スパロスと共に、ヴィヴィオを見送り後、Stヒルデ魔法学院の屋上にて、ヴィヴィオを見守っていた。当然、フェイト、なのは達も見送っている。
「それにしても、このナノマシンフレーム、凄いな。人間の姿、形、全部再現してる。」
アラタは自分の現在装着している皮膚のようなアーマー「ナノマシンフレーム」の腕部を触りながら言う。
「はい、さすがは束ですね。アラタの事を知り尽くしてる。」
「そうか?まあ、それなりに束は凄いけどな。」
「はい、それより今日はアインハルトさんが見えませんね。」
バル・スパロスは高等部の教室を見ながら言う。
「たしかに・・・・な(まさかとは、思わないが・・・・・見合いか?)」
――・・・・実は父からお見合いの話を持ち込まれたんです――
アラタは土曜日にアインハルトが言った言葉を思い出す。
(答えが出たのか・・・・それとも・・・・・・)
すると、バタン!という屋上のドアが勢い良く開くと共に、息を荒く吐いているヴィヴィオが現われる。
「アラタさん!!」
「ヴぃ、ヴィヴィオ!?授業はどうしたんだ!?」
いきなりの出来事に驚く。
「アインハルトさんのお見合いを止めてください!!」
「何でだ?アインハルトは自分から望んで行ったと思うが・・・というより、何で知ってるんだ!?」
アラタはヴィヴィオに問う。
「昨日、アインハルトさんから、聞いたんです。「私にお見合いの話が来てる、父上のためにも断れない、さすれば、迷惑になる」と私に言ったんです。でも、アインハルトさん、凄く悲しそうな顔をしてました。」
ヴィヴィオはアラタの問いに答える。
「・・・・・・・・。」
「だから、お願いです!アラタさん、アインハルトさんのお見合いを止めてください!!」
ヴィヴィオは90度背中を曲げ、アラタにお願いする。
「分かった。ヴィヴィオがそこまで言うなら、してみるよ。それじゃあ、バル・スパロス、行って来る。ヴィヴィオを頼んだ!(多分、アインハルトは実家にいるはず、アインハルトは一人暮らしだからな)」
「分かりました。」
そして、アラタはライディングソーサへと乗ると、アインハルトのいる実家へと向かって行った。
「アインハルト・ストラトスです、今日は宜しくお願いします・・・・・・。」
そのころ、アインハルトはというと、実家にて、見合いをしていた。アインハルトは綺麗な緑のドレスを着ており、相手は、白いペンギンのきぐるみをし、その上にタキシードをしている
アインハルトの言葉に「こちらこそ、俺はカトラス・リッターと申します。」と書かれたプラ板を出して、アインハルトに見せる。
(アラタさん・・・・・・・)
――アインハルト、俺も力になるからさ、話してくれよ――
――それは・・・・自分自身の心に答えがあるんじゃないかな?――
――だけど、もし、見つけれなかったら・・・・・俺も力になるよ!――
アインハルトは土曜日にアラタが言った言葉を思い出す。
すると「大丈夫ですか?」と書かれたプラ板をカトラスは取り出し、見せる。
「あ、はい、大丈夫です・・・・・・。」
アインハルトが答えると「そうですか、それなら、よかった」と書かれたプラ板を見せる。
「あの・・・・・・失礼かもしれませんが、何故、私を選んだのでしょうか?」
すると、カトラスは「選んだというより、好きだから、やはり、俺では君とは釣り合わないかもしれない・・・・。」と書かれたプラ板を取り出し、見せる。
「いえ、こちらの方こそ・・・・・・釣り合わないのか、心配で・・・・・・。」
するとカトラスは「そうですか・・・・・。」と書かれたプラ板を出す。
「えっと、カトラスさんは今はどんな仕事をしてるんですか・・・・・?」
すると、カトラスは「空陸総合部隊隊長をしてます。趣味はプログラミングです」と書かれたプラ板を出す。そして、次に「アインハルトさんはたしか、インターハイミドルへ出場するための練習をしているんですよね?」と書かれたプラ板を出す。
「はい・・・・・・。」
アインハルトは言う。それと、同時に、カトラスは「あの・・・・・一つ聞きたいのですが」と書かれたプラ板を取り出し、見せる。
「はい、何でしょうか・・・・?」
「何故、泣いているのですか」と書かれたプラ板を出す。
「え・・・・・?」
アインハルトは直ぐに頬に触れる。するとそこには一粒の涙が流れていた。
「やはり・・・・・貴方はこの見合いに参加するのが嫌だったんですね・・・・・。」と書かれたプラ板をカトラスは取り出す。
「い、いえ!これは嬉し泣きです。こんな素晴らしい人と出会えてよかったと思ってたら、いつの間にか、涙が・・・・・・」
「いいえ、もう強がらなくても良いですよ。アインハルトさん」
すると、初めてカトラスは話し始める。
「カトラス・・・・・さん?」
「俺も実は断りたかったんです。でも、ちょっとした理由で、やるざえおえなかった・・・・・すみません、アインハルトさん。ですが、もう大丈夫です。もう直ぐしたら、貴方を迎えに来る仲間が来ますから・・・・・。」
「仲間・・・・?」
すると、アインハルト!と呼びながら、アラタが突入してくる。アラタの姿は、青色の制服姿に、長い赤髪、青い瞳をした人間のような姿であった。
「アインハルト!お前は下がれ!ここは私が相手をしよう」
そう言い、アインハルトの父「カイスト・ストラトス」は構える。
「アインハルト!お前の見合いは俺が絶対に止める!」
そして、アラタも構える。
「やめてください!アラタさん!これは、私が「本当はしたくないんだろ?ヴィヴィオからも聞いた、それんついて、話してるお前の顔、凄く悲しそうだって!」・・・・」
アラタは言う。
「それに、お前はまだ、本当の答えを見つけてない!なら、俺も力になってやる!」
「来い!君!アインハルトの見合いの邪魔はさせん!」
拳打を連続で繰り出した衝撃波で吹き飛び、壁へめり込む
「ぐはっ!まだまだ!!はあっ!!」
アラタはカイストに接近し拳で叩く。
「はあっ!!」
だが、カイストは直ぐに避け、アラタに蹴りを入れる。
「はっ!!」
アラタはそれに直ぐに反応し、同じく蹴りで、受け止める。
「はあっ!!!」
カイストは覇王流風来拳を使い、アラタを殴り飛ばす。
「ぐあっ!!」
「はあっ!!」
そして、叩きに入る。
「くっ!!」
アラタは直ぐに防御体勢に入るが・・・
「うっ!!!」
打ち込まれた拳を腕で受け逸らしながら左の拳を胴へ撃ち込むも手首を掴まれ捻りあげるアラタ、がすぐさまカイストは捻り上げた腕を逆に捻り腰を沈め足を払い、倒れたアラタの顔面へ拳を撃ち込む。
「どうした?その程度か?その程度で貴様はこの覇王家に侵入してまで、この見合いを止めようとしたのか?」
カイストは問う。
「まだまだ!!迅雷波動拳!!」
アラタは直ぐに手刀を繰り出す。カイストは防御体勢に入るが・・・・・
「ぐっ!」
カイストは何故か、勢い良く、壁にめり付けられる。
(何者だ・・・・・この者。いきなり魔力が上昇し始めてる!?それに、あの動き、カイザーアーツの動き?!)
「もうやめてください!アインハルトのお父さん、貴方は本当にアインハルトが望んでこの見合いをさせたんですか?」
「ああ、私はあの子に、私のようになってほしくないんだ!だから、私は貴様を倒す!!」
そして、立ち上がる。
「父上・・・・・・。」
アインハルトはそれを静かに見て立ち尽くす。
「私は過去に沢山の過ちをアインハルトにおかしてきた、私はそれを償いたい!だから、絶対にこの見合いを成功させる!!」
それと同時に、脚部に集中し、魔力が溜まっていく。
「貴方は間違ってる!!アインハルトはまだ、本当の答えを見つけてない!」
アラタはカイストへと接近する。
「覇王!!断空!!拳!!」
そして、カイストは魔力の集中した脚を振り下ろす。
「聖王!!破壊!!拳!!」
アラタは直ぐに反応し、魔力の集中し、溜まっている手刀を繰り出す。
「何!!」
「はあっ!!」
そして、二人はお互いの技を受け、そのまま、倒れる。
「アラタさん!父上!」
アインハルト、カトラスは直ぐにアラタとカイストに駆け寄る。
「カイストさん、もう良いんです。この見合いは無かった事にしましょう。アインハルトさんも望んでいない」と書かれたプラ板を出す。
「で、ですが・・・・・そうすれば、貴方の兄が!」
「それはもう良いんです。アインハルトさんが望んでないんですから。」
すると、周りに沢山のデバイスを構えた魔導師が色んな所から、隠れていたかのように、出て来て、包囲する。
「残念だ、カトラス、君は優秀な後輩だったが、命令違反をした。では、まずは君の兄には消えてもらおう。」
局員がパチンと指を鳴らすと、そこには、カトラスの兄とその兄の親友が歩く姿が写っていた。そして、何処からかスイッチを取り出す。
「やめろ!!」
カトラスは言うが、局員はそのスイッチを押す。それと同時に、ディスプレイに写るカトラスの兄は爆発する。
「これで君も用済みだよ。ふはははははっ!!」
局員が笑う、そんな時、天井が爆発する。
「な、何が起きた!?」
そして、沢山の煙が蹲る中、アラタは直ぐに、アインハルトへと駆ける。何故なら、アインハルトへと巨大な瓦礫が落下していたからである。
「アインハルト!!」
「っ!?!」
アラタは直ぐにアインハルトを抱き、瓦礫を避ける。
そして、天井の上にいたのは・・・・・・
「に、兄さん!?」
そう、弟と同じく、白いペンギンの着ぐるみを身に纏い、「俺なら、大丈夫だ」と書かれたプラ板をかがげる兄「エリザベス」の姿があった。
「な!お前はさっき死んだはず!何故ここに!!」
すると、エリザベスは「俺は元蓮縫軍所属だ。そのくらい、知ってるさ。」と書かれたプラ板を出す。
「くっ!撃て撃て!!」
局員の指示により、魔導師は魔導弾を放ちまくる。エリザベスはそれを全て避け、局員へと接近し、局員の首元に刀を向ける。
「ひ、ひいっ!」
「次にこんな事をしたら・・・・・ただでは済みませんよ?」
エリザベスは口が開き、中から紅い目を光らせながら言う。
「お前らう・・・・・・」
局員が魔導師に指示を出そうとする瞬間、魔導師達は皆、倒れる。
「さあ・・・・・後は貴方だけ・・・・」
「ひ、ひい!!!」
そして、局員は逃げて行く。
エリザベスは「もう大丈夫だ」と書かれたプラ板を取り出す。
すると、カトラスは「兄さん、生きててよかった!」と書かれたプラ板を取り出す。
すると、エリザベスは「ああ、後、この人ら、活きてるからな。騎士である以上、殺しは駄目だから」と書かれたプラ板を取り出す。
するお、次はカトラスが「えっと、本当に大丈夫なのか・・・この状況?」と書かれたプラ板を取り出す。
「なあ、アインハルト、何でプラ板で話し合ってるんだ?あの二人」
アラタは問う。
「あれは、蓮縫と呼ばれる傭兵部族にての掟の一つです。兄、エリザベスさんと弟のカトラスさんはああやって、意思通じをしてるそうです、私が知ってるのは、それだけですが・・・・・」
「そ、そうか・・・・・。」
アラタは何となく察する。
「アインハルト・・・・・・。」
カイストはアインハルトを呼ぶ。
「はい、父上・・・・・・・・今回の事は・・・「すまなかった」・・え?」
「お前の気持ちを知らずに、また過ちをおかしてしまった・・・・・私は父親失格だ・・・・・「いえ、違いますよ。アインハルトのお父さん。」」
するとアラタが口を開く。
「貴方は娘の事を大事にしてます。ただ、その思いが強すぎただけです。貴方はアインハルトの立派な父親です。」
「だ、だが・・・・・・・・」
「それに、アインハルトも貴方の事を思って、この見合いに受けたんです。」
アラタはアインハルトの方を向く。
「アインハルト・・・・・・」
「父上・・・・・・・・・。」
そして、二人はお互い抱き合い、泣き合う。
「ふう、これで一件落着ですね、カトラスさん」
アラタの言葉にカトラス、エリザベスは「YES」と書かれたプラ板を出す。
そして、泣いている二人を見守った。
・
・
・
・
「もう行くのか?君」
そして、30分後、エリザベス、カトラスは局員を皆、何処からか、出したリアカーに乗せて帰り、アラタはなのは達を見送りに行くため、去ろうとしていた。
「はい!俺もやらなきゃ、いけない物があるので」
「ならば、序に私の娘を頼めるか?・・・・君ならば、娘を託す事ができる。未来も」
「ち、父上・・・・・・。」
アインハルトは顔を紅くしながら言う。
「はい!分かりました。それじゃあ、行こうか。アインハルト」
「はい!!」
そして、ライディングソーサへと乗る。
「あ、その前に君、名前はなんだ?」
カイストはアラタに問う。
「俺は瀬名アラタと言います!」
「そうか、アラタ君、娘を託したよ!」
そして、ライディングソーサを飛ばし、アインハルトを見送って行った。
当然、アラタは娘を託すの意味を娘を守ってくれないか?という意味でしか、理解していない・・・・・・・・。