魔法戦記リリカルなのは ウォータイム 作:偽作者(ハザードフォーム)
「ただいま~」
そのころ、なのははというと、自宅に到着し、玄関に入っていた。
「あっ!お帰りなさい!なのはママ!」
すると、玄関に一人の少女が走って来る。そして、なのはに抱きつく。
「うん、ありがとうヴィヴィオ。」
なのははその少女の名前を言う。
高ヴィヴィオ・・・・・・高町なのはの娘であり、JS事件にて、なのはが助けた少女である。その正体はミッドチルダのできる前にあった古代都市「ベルカ」の聖王オリヴィエのクローンである。だが、なのはにとってはそんな事は関係ない。
「ねえ、なのはママ、なのはママの部屋を掃除してたら、こんな物、見つけたんだけどこれって何?」
ヴィヴィオはある物を見せる。そのある物は、少し大きな四角い小包みであった。
「あっ・・・・・それ、何処にあったの?」
なのははヴィヴィオに小鼓包みが何処にあったのかを問う。
「えっと、本棚の奥に置いてあったよ。でも、これがどうかしたの?」
ヴィヴィオは小包みに疑問に思いながら言う。
「・・・・・・ううん、何でもないよ。それじゃあ、それは私が整理しておくから、ヴィヴィオは休んでて。」
「うん、分かった!」
そしてヴィヴィオは自分の部屋へと向かっていく。
「アラタ君・・・・・・・・・・・・。」
なのはは一言、呟き、部屋へと行った。
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「懐かしいね・・・・・・アラタ君・・・・・・・・。」
なのはは部屋にて、ベッドにダイブし、過去の事を思い出す。
~????~
『グスッ・・・ひっく・・・・お母さんの馬鹿・・・・・・・・。』
あの時、私は一人で公園で泣いていた。お父さんが瀕死状態で戻った、嬉しかった。だけど同時に、悲しかった。お母さん達は毎日お父さんの看病に必死で私は誰からも構ってくれなかった。凄く寂しかった。だけど、そんな時に・・・・・・・・・。
『なあ、何で泣いているんだ?』
私は上を向いた。そこには、自分と同じ年の紅い髪をした男の子が立ってた。
『何でもないよ・・・・・・。』
私は、言った。
『何でもないわけないだろ?それより、一緒に遊ぼうぜ!』
『ふ、ふぇ!?』
私は驚いた。今まで誰からも一緒に遊んでくれなかった私が目の前にいる男の子が一緒に遊ぼうと言われたからである。
『まあ、そう驚くなって、俺の名前は瀬名アラタ、君は?』
『高町なのは!』
この出会いから始まった私の幸せの時間が・・・・・・・・。
だけど、2年後・・・・・・・・
『アラタ君!アラタ君!』
『ははっ・・・・・みっともないな。・・・・・俺 』
『もう直ぐ救急車が来るから!』
『ははっ・・・・・・・・そうだ・・・・・これ。』
アラタ君は私にある小包みを渡す。
『これを俺の代わりだと思ってくれ・・・・・・・・。』
『嫌だよ・・・・・・・・・・アラタ君、死んじゃ、嫌だよ!!』
『ははっ・・・・・・楽しかったぞ・・・・・・・・なのは・・・・・そして・・・・』
――好きだ――
この言葉を最後に、アラタ君は死んじゃった・・・・・・。
この後、アラタ君のお父さんとお母さんが来て、泣いていた。
私も泣いた。アラタ君を守れなかった事に・・・・・・
「アラタ君・・・・・・・・・・・。」
すると、目から一粒の涙が頬を伝う。
「あ、あれ?可笑しいな・・・・・・何でだろう・・・・目にごみでも入ったのかな?」
すると、どんどんと涙が溢れ始める。
「グスッ・・・・・・・・アラタ君・・・・・・ううっ・・・・・・・・。」
「ただいま~、なのは!どうかしたの!?」
丁度帰ってきたフェイトがなのはが泣いている姿を見て驚く。
「フェイトちゃん・・・・・・・・。」
「なのは・・・・・今は思いっきり泣いて良いんだよ。」
「ウアアアアあああああああああああああああああ!!!」
そして、泣き始めた。