魔法戦記リリカルなのは ウォータイム   作:偽作者(ハザードフォーム)

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第3話「再会」

「ごめんね・・・変な所、見せちゃって。」

 

そして、30分後、なのはは涙を拭きながら言う。

 

「ううん、良いの。でも、何でなのはは泣いてたの?」

 

フェイトは何故になのはが泣いていたのかを問う。何故なら、今まで泣いた時には絶対に理由があったからである。

 

「うん・・・・・ちょっと昔の事を思い出して・・・・・。」

 

「昔の事?」

 

フェイトは首を傾げる。フェイトはなのはからは過去の事は聞いた事をないからである。

 

「実はね、私が5歳のころ、いつも、お父さんの看病でお母さんやお姉ちゃん達が忙しくて、寂しくて、鳴海公園で泣いていたの。」

 

「・・・・・・・・。」

 

「でもね、そんなある時に、泣いている私の前にアラタ君が現れたの。」

 

「アラタ君?」

 

「うん、そうだよ。私の幼馴染みだよ。その後、いろいろと一緒に遊んだりしたよ。アラタ君は、どんな事をやる時も凄く熱心だったよ。」

 

 

「そうなんだ、でも、会いに行かないの?」

 

フェイトはなのはに何故会いに行かないのかを問う。通常、生きているのなら、地球に戻って会えば良いからである。

 

「ううん・・・できないの・・・・・・・だって、アラタ君は・・・・・・・」

 

――死んじゃったから・・・・・・・・・・。――

 

「え、ご、ごめん!変な事聞いちゃって」

 

「ううん、良いの。でも、アラタ君がいてくれたからこそ、今の私がいるんじゃないかな。」

 

なのはは空を見上げながら言う。

 

「そうなんだ・・・・・・。」

 

「そして、アラタ君は私を好きだった。私も好きだったよ。でも、もう話せない。けど、見守ってはくれるの。」

 

なのははフェイトの顔を見ながら言う。

 

「ごめんね、変な話をしたね。それじゃあ、そろそろ寝ようか。」

 

そう、針はもうとっく10時を示しているのである。徹夜はお肌の敵とはこの事である。

 

「うん、そうだね。」

 

そして、二人共就寝しようと、部屋へ向かおうとしたその時

 

『MASTER、COME ON CALL』

 

なのはのインテリジェントデバイス「レイングハート・エクセリオン」から通信が入ったとの合図が出る。

 

「うん、通信回線を開いて。」

 

「ALL LIGHT」

 

そして、通信回線を開くと同時に訓練生の顔が映し出される。

 

「大変です!なのはさん!訓練所が何者かに!ぐああっ!」

 

その後、ジジッというノイズが発生し、通信が切れる。

 

「行くよ!フェイトちゃん!」

 

「うん!」

 

 

そして、二人は訓練所へと向かって行った。

 

 

「動き出したね。」

 

そのころ、とある場所では、騎士のような姿をした者と、ウサ耳をした女性が立っていた。

 

「ああ、相手はデクーだ、あまり相手にはならないだろう。」

 

背中にマウントされている剣と銃を取り出し構えながら言う。

 

「ねえ、あっくん、そのパラサイトキーって本当に誰が持ってるんだろうね?」

 

ウサ耳をした女性は言う。

 

「・・・・・さあな。」

 

「そっか~、まあそれじゃあ行こうか。」

 

そして、二人は何処かへと向かって行った。

 

 

「何これ・・・・・・・・・。」

 

そのころ、訓練所にて、なのはとフェイトは訓練所の酷い光景に驚いていた。破壊された無数の訓練ガジェットに、フィールド、的など、いろんな物が散らかったり、壊されていた。

 

「あっ!トーマ達は!」

 

なのははトーマ達を探すが、見当たらなかった。

 

「一体何処に・・・・・・・。」

 

 

その時、後ろからアクチュエータの音がし、機械音声が流れる。

 

「お前か、あれを持ってるやつは!」

 

「!?ガジェット!?」

 

なのはは驚く。通常、ガジェットは喋らないし、自律活動はできないからである。

 

「では、あれを貰うぞ!」

 

そして、腰から斧を取り出し、構える。

 

「行くよ!フェイトちゃん!」

 

「うん!」

 

なのはとフェイトは自分のデバイスを前に掲げる。

 

「レジングハート・エクセリオン」

 

「バルディッシュ・アサルト」

 

「「セットアップ!!」」

 

『『STANBY READY 』』

 

そして、二人はバリアジャケットに身を包み、ファンタジーにあるような機械的な杖を構える。

 

バリアジャケット・・・・魔法的な攻撃から身を守るための防護服。これは、リンカーコアから発生するプラズマエネルギーにより、作り出された物である。

 

「フン、上級魔導士か・・・・・うん?」

 

謎の者はある事に気づく。

 

「ほう、お前があれを持ってるやつか。んじゃ、即死させてやる!」

 

そして、そして、アクチュエータの音を出しながら走ってくる。

 

「絶対に貴方を倒してトーマ達の居場所聞くから!」

 

「ふん、ならやってみろよ!」

 

そして、戦いが始まった。

 

 

「プラズマランサー!」

 

「アクセルシューター、シュート!」

 

それから、1時間後、なのは達は未だに戦っていた。だが、未だに相手の鎧には傷一つもなかった。

 

「ほう、そのくらいか?俺のフレームには傷一つもないぞ?」

 

黄土色の鎧を持ち、紅いモノアイをした者は言う。

 

「それなら!なのは!」

 

「うん!」

 

二人はある構えを取る。

 

「次は何かな?」

 

「プラズマサンダー・・・・」

 

「スターライト・・・・・」

 

「「ブレイカー!!!」」

 

二人の強烈な攻撃が謎の者を襲う。

 

「ほう、こんな物もあったのか。ならば、必殺ファンクション!」

 

『アタックファンクション、ハイパーエネルギーボム』

 

謎の機械音声と共に、謎の者はマシンガンを取り出し、構える。同時に、銃筒の先端にエネルギーが溜まって行き、トリガーを押すと同時に、放たれる。

 

そして、そのエネルギー弾はなのはとフェイトの攻撃と対消滅する。

 

「そ、そんな・・・・・・・。」

 

「スターライトブレイカーが・・・・」

 

なのはとフェイトはその場で崩れ落ちる。

 

『この程度か。まあ、良い。お前の体の中から探せば良いんだしな。』

 

そして、どんどんと謎の者は近づいてくる。

 

(ごめんね・・・・・・・・アラタ君、ヴィヴィオ・・・・・・・・・。)

 

『そんじゃ、終わりだ!』

 

そして、斧を振り下ろそうとしたその時

 

『ぐほっ!』

 

何処からかの銃撃により、謎の者は吹っ飛ばされる。

 

「えっ?今のって!ティアナ!?」

 

なのは、フェイトはビームが飛んで来た方向を見る。そこには、騎士のような鎧に、あちこちの間接にアクチュエータが見え、銃筒の長い機関銃を構えた者が立っていた。

 

 

 

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