魔法戦記リリカルなのは ウォータイム 作:偽作者(ハザードフォーム)
「ごめんね・・・変な所、見せちゃって。」
そして、30分後、なのはは涙を拭きながら言う。
「ううん、良いの。でも、何でなのはは泣いてたの?」
フェイトは何故になのはが泣いていたのかを問う。何故なら、今まで泣いた時には絶対に理由があったからである。
「うん・・・・・ちょっと昔の事を思い出して・・・・・。」
「昔の事?」
フェイトは首を傾げる。フェイトはなのはからは過去の事は聞いた事をないからである。
「実はね、私が5歳のころ、いつも、お父さんの看病でお母さんやお姉ちゃん達が忙しくて、寂しくて、鳴海公園で泣いていたの。」
「・・・・・・・・。」
「でもね、そんなある時に、泣いている私の前にアラタ君が現れたの。」
「アラタ君?」
「うん、そうだよ。私の幼馴染みだよ。その後、いろいろと一緒に遊んだりしたよ。アラタ君は、どんな事をやる時も凄く熱心だったよ。」
「そうなんだ、でも、会いに行かないの?」
フェイトはなのはに何故会いに行かないのかを問う。通常、生きているのなら、地球に戻って会えば良いからである。
「ううん・・・できないの・・・・・・・だって、アラタ君は・・・・・・・」
――死んじゃったから・・・・・・・・・・。――
「え、ご、ごめん!変な事聞いちゃって」
「ううん、良いの。でも、アラタ君がいてくれたからこそ、今の私がいるんじゃないかな。」
なのはは空を見上げながら言う。
「そうなんだ・・・・・・。」
「そして、アラタ君は私を好きだった。私も好きだったよ。でも、もう話せない。けど、見守ってはくれるの。」
なのははフェイトの顔を見ながら言う。
「ごめんね、変な話をしたね。それじゃあ、そろそろ寝ようか。」
そう、針はもうとっく10時を示しているのである。徹夜はお肌の敵とはこの事である。
「うん、そうだね。」
そして、二人共就寝しようと、部屋へ向かおうとしたその時
『MASTER、COME ON CALL』
なのはのインテリジェントデバイス「レイングハート・エクセリオン」から通信が入ったとの合図が出る。
「うん、通信回線を開いて。」
「ALL LIGHT」
そして、通信回線を開くと同時に訓練生の顔が映し出される。
「大変です!なのはさん!訓練所が何者かに!ぐああっ!」
その後、ジジッというノイズが発生し、通信が切れる。
「行くよ!フェイトちゃん!」
「うん!」
そして、二人は訓練所へと向かって行った。
「動き出したね。」
そのころ、とある場所では、騎士のような姿をした者と、ウサ耳をした女性が立っていた。
「ああ、相手はデクーだ、あまり相手にはならないだろう。」
背中にマウントされている剣と銃を取り出し構えながら言う。
「ねえ、あっくん、そのパラサイトキーって本当に誰が持ってるんだろうね?」
ウサ耳をした女性は言う。
「・・・・・さあな。」
「そっか~、まあそれじゃあ行こうか。」
そして、二人は何処かへと向かって行った。
「何これ・・・・・・・・・。」
そのころ、訓練所にて、なのはとフェイトは訓練所の酷い光景に驚いていた。破壊された無数の訓練ガジェットに、フィールド、的など、いろんな物が散らかったり、壊されていた。
「あっ!トーマ達は!」
なのははトーマ達を探すが、見当たらなかった。
「一体何処に・・・・・・・。」
その時、後ろからアクチュエータの音がし、機械音声が流れる。
「お前か、あれを持ってるやつは!」
「!?ガジェット!?」
なのはは驚く。通常、ガジェットは喋らないし、自律活動はできないからである。
「では、あれを貰うぞ!」
そして、腰から斧を取り出し、構える。
「行くよ!フェイトちゃん!」
「うん!」
なのはとフェイトは自分のデバイスを前に掲げる。
「レジングハート・エクセリオン」
「バルディッシュ・アサルト」
「「セットアップ!!」」
『『STANBY READY 』』
そして、二人はバリアジャケットに身を包み、ファンタジーにあるような機械的な杖を構える。
バリアジャケット・・・・魔法的な攻撃から身を守るための防護服。これは、リンカーコアから発生するプラズマエネルギーにより、作り出された物である。
「フン、上級魔導士か・・・・・うん?」
謎の者はある事に気づく。
「ほう、お前があれを持ってるやつか。んじゃ、即死させてやる!」
そして、そして、アクチュエータの音を出しながら走ってくる。
「絶対に貴方を倒してトーマ達の居場所聞くから!」
「ふん、ならやってみろよ!」
そして、戦いが始まった。
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「プラズマランサー!」
「アクセルシューター、シュート!」
それから、1時間後、なのは達は未だに戦っていた。だが、未だに相手の鎧には傷一つもなかった。
「ほう、そのくらいか?俺のフレームには傷一つもないぞ?」
黄土色の鎧を持ち、紅いモノアイをした者は言う。
「それなら!なのは!」
「うん!」
二人はある構えを取る。
「次は何かな?」
「プラズマサンダー・・・・」
「スターライト・・・・・」
「「ブレイカー!!!」」
二人の強烈な攻撃が謎の者を襲う。
「ほう、こんな物もあったのか。ならば、必殺ファンクション!」
『アタックファンクション、ハイパーエネルギーボム』
謎の機械音声と共に、謎の者はマシンガンを取り出し、構える。同時に、銃筒の先端にエネルギーが溜まって行き、トリガーを押すと同時に、放たれる。
そして、そのエネルギー弾はなのはとフェイトの攻撃と対消滅する。
「そ、そんな・・・・・・・。」
「スターライトブレイカーが・・・・」
なのはとフェイトはその場で崩れ落ちる。
『この程度か。まあ、良い。お前の体の中から探せば良いんだしな。』
そして、どんどんと謎の者は近づいてくる。
(ごめんね・・・・・・・・アラタ君、ヴィヴィオ・・・・・・・・・。)
『そんじゃ、終わりだ!』
そして、斧を振り下ろそうとしたその時
『ぐほっ!』
何処からかの銃撃により、謎の者は吹っ飛ばされる。
「えっ?今のって!ティアナ!?」
なのは、フェイトはビームが飛んで来た方向を見る。そこには、騎士のような鎧に、あちこちの間接にアクチュエータが見え、銃筒の長い機関銃を構えた者が立っていた。