魔法戦記リリカルなのは ウォータイム   作:偽作者(ハザードフォーム)

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第42話「初のミッションー後編ー」

「始まったようだな・・・・・。」

 

サザンから遠く離れた海岸の近くにて、紫のガウンタグレイの指揮するガウンタグレイの軍がサザンへと向かっている頃、その少し離れた場所から、胸部に特務六課の証であるエンボルが刻まれたDCオフェンサーがそれを見ていた。

 

―Yes、masater-

 

すると、デバイスのAIが声を出し、答える。

 

「ここからが、WTM事件の始まりだったのか・・・・・父さんの言うもう一人の母さんを奪った・・・・事件の・・・・・」

 

DCオフェンサーは拳を強く握り締める。

 

―MASTER・・・・・-

 

「・・・・・・大丈夫だ・・・・・変な事はしない、それに、一つでも間違えれば、未来はワールドセイバーの支配された世界になる。それを阻止するのが、俺達がここに来た理由だろ?」

 

DCオフェンサーは誰かに向かって呟く。

 

ーYes、sir masterー

 

「それに、俺は皆に託されたんだ・・・・・ワールドセイバーの支配がない、明るい希望の未来を・・・・・・だから、絶対に失敗は許されない。皆のためにも、母さんと父さん達のためにも・・・それより、そろそろ、戻ろう。トイレと言っても長かったら、怪しまれるからな」

 

そして、DCオフェンサーは何処かへと去って行った。

 

 

「ここら辺だったよな、確か・・・・・。」

 

サザンから遠く離れた海岸にてガウンタグレイの部隊が上陸し、紫のガウンタグレイの指揮によりサザンへと向けて向かったのを少し離れた崖から謎のDCオフェンサーが見ていた頃、アラタはというと、ライトニング部隊という部隊と合流するため、マップを頼りに合流ポイントに来ていた。だが、その時、アラタの周りを無数のデクー、デクー改、ガウンタグレイ、デクー接近戦型等が包囲する。

 

「覚悟しろっ!ドットフェイサー!」

 

そして、一人のLBXが武器を構えながらも、アラタに覚悟しろと叫ぶ。

 

「くっ・・・・ここは既にやられていたのか!」

 

そして、アラタは直ぐに、Zソード、Zシューターを構える、だが、その時、上空から、巨大な炎の弾が落ちてくる。そして、LBXをロストさせていく。

 

「ぐおおおおおおっ!!」

 

「くそっ!上空の部隊はどうしたっ!」

 

「駄目です!通信が繋がりませぐあああっ!!」

 

「くっ!退避!退避!」

 

LBX達は直ぐに、アラタから後退する。

 

「な、何だ?今のは?」

 

すると、上空から、アラタ~!と呼ぶ声と同時に、フェイト、エリオ、巨大なラージドロイドに乗るキャロが現われる。

 

「フェイト!エリオ!と、ラージドロイド!?」

 

アラタはフェイトの姿を見て、安心するが、ラージドロイドが何故あるのかに驚く。ラージドロイドは束でも、解析不能の技術があり、ある「殺戮の化け物」という異名を持つLBXの量産機の事を言うが、束でも、再現は不可能であり、弱点は分かるが、ラージドロイド自体を作るのは不可能である。

 

「大丈夫です、これはラージドロイドじゃありませんよ、アラタさん、フリードです。」

 

そして、DCオフェンサーの姿をしたキャロはフリードと呼ぶラージドロイドの頭を撫でる。

 

「ふ、フリード!?じゃあ、アーマードデバイスなのか!?」

 

アラタはフリードの姿に驚く。

 

「はい、束さんがそう言っていたので、それがどうかしたんですか?」

 

キャロはキョトンとした顔で首をかしげながら問う。

 

「いや、何でもないや。ただ、やっぱり、束は束だな、と思っただけだ。」

 

アラタはフリードの姿を見ながら言う。

 

「私も最初は驚いてたよ。でも、慣れちゃったから、大丈夫。それより、アラタは大丈夫?」

 

フェイトはDCオフェンサーの姿をしながらも、アラタに問う。

 

「ああ、大丈夫だ。それより、早く行こう。皆を早く助けないと!」

 

「うん!そうだね。行くよ!皆!」

 

そして、フェイトの率いるライトニング部隊は、ミッション遂行のため、サザンの中心へと向かおうとしたその時、目の前に、3体のワイルドフレームのような姿をしたどんな赤い眼を持つ三体とも、同じ姿をしたLBXが姿を現す。

 

「くっ!まだいたのか!」

 

アラタはZソード、Zシューターを構える。

 

「ヒャッヒャッヒャッ!残念だったな!お前ら!アイツらは単にお前達をおびき寄せる囮にしか、過ぎねえんだよ!」

 

一体のグレネードランチャーを持ったLBXがフェイト達にさっきのLBX達は囮だという事を話す。

 

「お前らには、随分と俺達の部下が世話になったな、だからよ、返してやるぜ!ここでよっ!」

 

一体の軍刀を持ち、盾を持つLBXが軍刀をフェイト達に向けながら、言う。

 

「キャヒャッヒャッヒャッ!ロストさせてやるよ!テメエらをこのブルーグリフォンがよっ!」

 

そして、3体のLBX「ブルーグリフォン」はそれぞれの武器を構える。

 

「フェイトっ!時間がない!ここは俺に任せて、早く捕まった人達の救助に向かってくれ!」

 

アラタはZソード、Zシューターを構えながらも、フェイトに人々の救出を頼むと言う。

 

「で、でも、さっきとは全然「大丈夫だ!だから行け!」うん、分かったよ、行くよ!皆!」

 

「「「了解!」」」

 

そして、フェイトの率いるライトニング部隊は、上空へとスラスターを全快させ、飛び去って行く。

 

「ちっ、まあ良い。ドットフェイサーを仕留めれば、俺達も昇進するしな。行くぞ!お前ら!」

 

そして、3体のワイルドフレームに酷似したLBXは武装を構える。

 

「ほう、弱き物を守るために、逃がす・・・・か。そんなヒーローごっこをしていたら、お前も死ぬぞ?」

 

一体のブルーグリフォンがグレネードランチャーを構えながらも、言う。

 

「いや、俺は死なないし、お前達にも負ける気はない。」

 

アラタはそう言うと、Zソードを構える。

 

「どうだろうな、お前はオーバーロードタイプとはいえ、結局は試作機だ、そして、お前の寿命は既に近くまで来てる事も知ってるぜ?」

 

ブルーグリフォンは笑い声を上げながらも言う。それと同時に、何等かの低い音が頭に響き、アラタに激しい頭痛が襲う。そして、アラタはその激しすぎる頭痛に武器を落としてしまい、頭を抑える

 

「ぐっ・・・・・何をし・・・・たん・・・・だ・・・・!!」

 

「ギャハハっ!お前、こんな常識も知らないのかよ!どんな原子も固有振動数を持つ、そして、テメエの脳には、何が巡回してんだ?」

 

ブルーグリフォンはアラタに脳に巡回している物が何なのかを問う。

 

「ぐっ・・・・・ま、まさか・・・・・!!」

 

「そうだ、その原子は崩壊する。つまり、テメエの脳に巡回しているナノマシン、人工血液は原子を破壊される事で、崩壊するんだよ!んで、テメエの脳に酸素供給が周らなくなり、更には、寿命が近いせいで、死ぬんだよ、この場でな、だが、俺達はテメエの首を自分自身で取りてぇんだよ」

 

そして、ブルーグリフォンの一体が軍刀を持ち、頭を抑えるアラタの目の前にまで、歩いて来る。

 

「そんじゃ、お前の幼馴染みにも会えずに、死ぬのは悲しいお話だろうが、俺はそうとは思わないぜ?そんじゃ、あばよ!」

 

そして、ブルーグリフォンが軍刀を持ち上げる。だが、その時、

 

「ぐっ・・・・・はあっ!」

 

アラタは地面に拳を叩き付ける。そして、拳を叩き付けた場所から何等かのエネルギー波が広がって行き、やがては地震を起こし始める。だが、その地震は小規模である。そして、右の音波を発生させているショルダーアーマーを衝撃で破壊する。

 

「ちっ!やはり、こいつ、覇王の血を引いてるだけはあるのか!?だが、俺達には魔法は効きやしねえんだよ!行くぜ!お前ら!」

 

「おうっ!」

 

「行くぜ!」

 

そして、まず、グレネードランチャーを構えたブルーグリフォンがグレネードランチャーをアラタに向けて、発射する。アラタは直ぐにそれを横に移動し、回避するとそのグレネードランチャーを構えたブルーグリフォンへとZソードを構え、向かって駆けて行く。だが、その前を二体のブルーグリフォンが立ち塞がる。二体のブルーグリフォンは直ぐにアラタへと軍刀を振るうが、アラタは直ぐにZソードで受け止める。だが、その時、ブルーグリフォンは自身が持つ盾でアラタを押し飛ばす。

 

「ぐっ!」

 

アラタは直ぐに、その場にて、着地する。だが、ブルーグリフォンの狙いはこれであった。

 

「行くぜ!お前ら!」

 

「おう!」

 

「地獄に行け!」

 

そして、三体とも駆けて行く。

 

ーフォーメーションアタック、デスグリフォンー

 

それと、同時に、三体は一列に並び、アラタへと急速に迫ってくる。そして、そのままの状態でアラタへと突進するが、アラタはZシールドで受け止める

 

「ぐっ!」

 

そして、アラタは三体の圧倒的な力により、押されて行き、そして

 

「ぐああっ!!」

 

後ろへと吹き飛ばされ、倒れる。

 

「これで終わりだ!」

 

そして、鋭く尖った刃を持つ軍刀を振り上げた、その時、何処からか飛んで来たビームがその軍刀の刃と、左のショルダーアーマーごと後方もなく、消す。ブルーグリフォンは驚き、ビームの飛んで来た方向を見て、驚く。そして、アラタは恐る恐る、後ろを振り向くそこには

 

「アラタ君!大丈夫!」

 

DCオフェンサーを覆い、なのはの姿があった。

 

「な、なのは!?」

 

アラタは自身の率いるスターズ部隊を指揮しているはずのなのはが来ていたのに驚く。

 

「ほう、管理局のエースのお出ましかよ。」

 

そして、ブルーグリフォン達は武器を構えるが、

 

【俺だ、作戦は成功した、直ぐにサザンから撤退しろ。】

 

「ちっ、分かりましたよ。行くぞ!お前ら!」

 

そして、何処かへと姿を消し、去って行く。その後、なのはがアラタへと駆けて来る。

 

「なのは、何でここに・・・・?」

 

アラタはなのはにスターズ部隊の指揮をしているはずなのに、何故、ここにいるのかと問う。

 

「分からない人が教えてくれたの。「瀬名アラタが危険に晒されてる」って、部隊なら、クラフトキャリアで待機してるから、大丈夫。それに、私はアラタ君の事も心配だよ、だって、一人で、二つの任務をこなそうとしてたんだよ?例え、自分がLBXでも、それは駄目だよ。」

 

なのははそう言うと、ストライクカノンをバックパックとして収納し、アラタに肩を貸しながらも、ふら付くアラタと共に起き上がらせる。

 

「そうなんだ・・・・・・ごめんな、心配かけて・・・・・・。」

 

アラタはふら付きながらも、言う。

 

「ううん、大丈夫だよ。それに、フェイトちゃんから連絡が来てるよ?捕まってる皆を救出したんだって、これで初のミッションも成功したし、成功したのもアラタ君のおかげだよ。」

 

なのはは、アラタと共に、歩きながら言う。

 

「いや、フェイトのお陰だ、俺は単に手伝う事しか、出来てない、それに、フェイトが強かったから、出来たんだ・・・・・・。」

 

アラタはこのミッションはフェイトのお陰で成功したとなのはの問いに答える。

 

「そうなんだ・・・・それより、大丈夫?やっぱり、怪我してるんじゃ・・・・?」

 

なのははアラタにさっきのせいで怪我をしているのでは?と問う。

 

「いや、大丈夫だ・・・・それに、ナノマシンで修復されるし、束のメンテナンスを受ければ、治るさ・・・・・・。」

 

アラタはなのはの問いに対し、自分の身体にはナノマシンが流れているから、怪我でもすれば、治るし、束のメンテナンスを受ければ、直ぐに治ると答える。

 

「そっか・・・・・なら、良かった、それより、誰もいない所で二人で歩くの、久しぶりだね・・・・」

 

なのはは、アラタにこんな風に二人で歩くのは久しぶりだと話す。

 

「ああ・・・・そういえば、アインハルトとヴィヴィオの錬練とか、事件とかであまり歩けなかったな・・・。」

 

アラタは過去の事を思い出しながらも、あまり、二人で歩く事がなかったと答える。

 

「うん・・・・、でも、少し嬉しい・・・・今まで他の人にだけ、構っていたから・・・・・だから、あまり私の事を見てくれてなかったし・・・・」

 

なのはは、アラタと共に歩きながら言う。

 

「そうか・・・・ごめん、なのは・・・・・・。」

 

「ううん、良いの、状況も状況だったし、それにアラタ君も忙しかったから・・・・でも、今はね、少し嬉しいの、それじゃあ行こう?」

 

そして、なのはとアラタはクラフトキャリアの待機しているポイントへと向かって行った。

 

 

「私の出番はいらなかったようだね・・・もう、剣のように、純感すぎるわよ、アラタ」

 

アラタとなのはがクラフトキャリアへと向かってなのはがアラタに肩を貸し、歩いて行った頃、そこから、少し離れた誰もいないビルの屋上にて、誰かが二人の様子を見ていた。その者は緑色の長いロングヘアーをし、アインハルトのように、オッドアイであるが、優しい瞳をしており、身体には、機械的なスーツを装着していた。

 

「剣も織姫も生きていたらな・・・・・・それより、もう行かないとね、お父さんとお母さんも待ってるはずだし、それに、こんな事、思い出しても、駄目だよね・・・・・。」

 

そして、その者は何処かへと去って行った。

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