魔法戦記リリカルなのは ウォータイム   作:偽作者(ハザードフォーム)

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第43話「その後の事」

「ここには•••••いないようやな。」

 

なのはとアラタがスターズ部隊の待機しているクラフトキャリアの待機ポイントへと向かった頃、とある森林ではというと、二人の少女が茂みの中に隠れていた。一人は黒いツインテールをした少女であり、もう一人は少し橙色に似た色の長い髪をした水色の瞳をした少女であった。そして、その二人は何かから、逃げていた。

 

「はい、それにしても、さっきのあのロボットは一体何者でしょうか?ジーク。」

 

橙色に近い色をした少女は横にいる黒いツインテールをした少女に問う。

 

「うちにも分からへん、それに何の魔法も効いてへんし、一体あれは、何なんやろう••••ヴィクター。」

 

黒いツインテールの少女「ジーク」は橙色に近い色をしたロングヘアーをした少女に茂みの中から辺りを見渡しながら、問う。

 

「ジーク、今はここを出るべきです。またあのロボットに襲われるかもしれませんし、行きましょう。」

 

「そうやな、今はここを出るべきやな、行こう、ヴィクター」

 

そして、二人は茂みから出ようとしたその時、二人の目の前に、無数のレーザーによる銃撃が放たれる。二人はとっさに後退し、レーザーによる銃撃の来た方向を見ながらも、構える。そこには黒い赤き鎌を肩に担ぎジークとヴィクターを見つめている黒きLBXが上空へと浮遊していた。

 

「見つけたぜ、黒のエレミア••••序に雷帝の血を引く奴もセットで付いてくるとはな、だが、お前は邪魔だ、死にたくなきゃ、そいつの横から消え去る事だな。」

 

黒きLBXは上空を浮遊しながらも、二人を見ながらも、ヴィクターに忠告する。

 

「ヴィクター、早「駄目です、ジーク、私は貴方を置いて行く事は出来ません」でも、アイツの狙いはうちや、うちはヴィクターまで、巻き込みたくはないんや。」

 

ジークはヴィクターに早く逃げて欲しいと言おうとするが、ヴィクターは断る。

 

「アルハザードの生き残りだとかは分かりませんが、私は貴方の親友なんです!自分だけ、助かって何も得る物はありません、それに私は貴方をほって置けません!」

 

ヴィクターはジークに反論をする。

 

「ヴィクター•••••」

 

「ほう、なるほどな、インターミドルのチャンピオンにこんな凄い親友がいるとはな、だがな、そんな友情で俺には勝利するなど、不可能なんだよっ!!」

 

そして、急速でジークへと接近する。だが、その時

 

「ジークっ!!」

 

ヴィクターはジークを押し飛ばす。ジークはヴィクターに押し飛ばされながらも、驚く。

 

「ヴィクターッ!!」

 

そして、ヴィクターには赤き刃が迫って来ていた。ジークは直ぐに体勢を立て直し、ヴィクターへと駆けて行く。だが、この距離からしては間に合わない。

 

「ヴィクタアアアアアッ!!(駄目••••絶対に••••うちのせいでヴィクターを死なせたくないっ!!)」

 

それと、同時にジークの足元に何らかの魔法陣が出現すると同時に膨大な魔力が放出され始める。

 

「「エレミアの神髄」か、自身が危険に晒されていると思わせているのか。良いじゃねぇか、黒のエレミアっ!」

 

そして、ヴィクターに振り降ろそうとしていた鎌を止めると、ヴィクターを横に押し倒し、鎌を「エレミアの神髄」と呼ばれる状態のジークへと鎌を向ける。そして、ジークは無言で黒きLBXへと駆けて来る。そして

 

ー撃墜ーガイストッー

 

ガオッ!という音と共に無言のジークは黒きLBXへと高速で胴体部位を狙おうとするが

 

「なるほどな、これくらいかよ、エレミアの神髄というのは」

 

黒きLBXは片手でジークの拳を受け止めていた。だが、ジークはもう片方の拳を振るうが、簡易的に黒きLBXの片手で阻止される。

 

「ジークッ!」

 

横ではというと、ヴィクターがうつ伏せに倒れた状態でエレミアの姿を見ながらも、ジークの名を叫ぶ。

 

「お前は過去のエレミアの物に頼り過ぎなんだよ、そんなんだから弱すぎるんだよ、そんな負荷の力じゃ」

 

それと、同時に黒きLBXから虹色の魔力光が出始めると同時に、パリンッ!という何かが割れる音が発される。そして、ジークから放たれていた黒き魔力光が消える。

 

「エレミアの神髄がっ!?」

 

ヴィクターは驚きを隠せなくなる。エレミアの神髄、それはジーク自身も制御不能の魔法であり、自身が危うくなった時に発動するエレミアの一族の魔法である。そして、それはあまりにもの膨大な力であるため、その相手を殺すまで、魔法は解く事が不可能であれば、解除するのも不可能である。今回、ジークはヴィクターの生命が危険だというのを自身が危険であると思い込ませ、エレミアの神髄を発動させ、戦ったのであるが••••

 

「エレミアの神髄を解除したのに驚いてようだな、簡単なんだよ。俺が破壊したんだよっ!」

 

「っ!?」

 

そして、意識を取り戻したジークは驚きを隠せなくなる。その後、黒きLBXに投げ飛ばされ、木に叩き付けられる。

 

「ジークッ!!」

 

ヴィクターは直ぐに、ジークと名を呼び、ジークへと駆け寄る。

 

「ヴィクター•••••うちの事は良いから••••逃げ•••••て••••」

 

ジークは今にでも、消えそうな声で言う。

 

「駄目ですっ!言ったじゃないですかっ!貴方をほって置けませんと!」

 

ヴィクターはジークにそう言うと、ジークの前に立ちはだかる。

 

「あん?」

 

「貴方がジークを殺そうというのなら、私を殺してからにしなさいっ!」

 

ヴィクターはそう言うと、構える。

 

「ほう、なるほどな。自分から死にたいという事か、じゃあ、思い通りにさせてやるよっ!!」

 

そして、高速でヴィクターへと飛ぶ。

 

「死ねええええっ!!」

 

ヴィクターはあまりにもの、スピードに反応できずに動く事が出来ない。

 

「ヴィクタアアアアッ!!」

 

だが、その時、後ろから何かが、高速で駆けて来ると同時に、何かが、ヴィクターの目の前に立ちはだかり、ガキィンという金属音を立てる。黒きLBXとジークはいきなりの事に驚きを隠せなくなる。そして、ヴィクターは恐る恐る目を開け、前を見る。そこには

 

「何っ!?」

 

白き甲冑を身に纏い、両腕部位のアーマーからは鈎爪のような赤色に輝く刃が伸び、赤き刃を受け止めており、緑色の短い髪をし、オッドアイをした青年がヴィクターの前に立っていた。二人はその姿に驚きを隠せなくなる。

 

「ちっ、邪魔が入ったか。」

 

そして、黒きLBXは後ろへとスラスターを展開し、後退し、何処かへと飛び去る。そして、青年はアーマーの拳から出現している赤き鈎爪の刃を消すと、直ぐに二人に寄る。

 

「貴方は••••一体••••?」

 

ジークは青年を見ながらも、問う。

 

「今は時間がない、まずはこの森が出なきゃ駄目だ。二人共、ごめんっ!」

 

青年は直ぐに二人を抱き抱える。

 

「「ふ、ふぇっ!?」」

 

二人はいきなりの青年の行為に驚く。

それと、同時に青年の足場にベルカ式魔法陣が展開される。

 

「イグニッション!」

 

それと、同時に青年は二人を抱き抱えたまま、猛スピードで何処かへと駆けて行った。

 

 

「異常は見当たらないから、大丈夫だよ。」

 

青年がヴィクターとジークを抱き抱え、何処かへと駆けて行き去って行ったその頃、アラタはデバイスルームのメンテナンスルームにて、メンテナンスを受けていた。

 

「いつも、ありがとな、束。」

 

アラタはナノマシンフレームを装着し終えると、束に御礼を言う。

 

「ううん、好きでやるってる事だから、御礼なんていらないよ、それに私もアッ君にはお世話になってるし、もうギブアンドテイクは成立してるよ?」

 

束はキーボードを操作しながらも、アラタからも世話になっていると言う。

 

「そうか、でも、ありがとな。」

 

アラタはその事にも納得しながらも、束にもう一度御礼を言う。

 

「うん、どういたしまして。それより、今日現れたLBX、フォーメーションアタックを使ってたようだね。」

 

束はホログラフィックディスプレイを出現させ、とあるLBXのデータと構造図を出現させる。そこには、今日アラタが戦ったLBXの姿が写っていた。

 

「このLBXはブルーグリフォン、フォーメーションアタック専用に作られてるLBXで、アーマーフレームはブロウラーフレーム、武装はオメガダイン製高周波振動刀、グレネードランチャーに加え、シールドのようだね。」

 

束はアラタに今日遭遇したLBXについてのデータを出現させながらも、アラタに見せる。アラタは直ぐにそのデータ内容を読み始めようとするが、束は直ぐにホログラフィックディスプレイをパチンと指を鳴らし、消す。

 

「データは後で見せるから、今は早く行った方が良いよ?女の子を長く立たせて待たせたら、駄目だからね?」

 

束はアラタに女の子を立たせて長く待たせたら、駄目だと言う。

 

「ああ、分かった。それじゃあ、俺は行くよ。」

 

アラタは自動ドアを開けデバイスルームから出て行く。そこには、なのはとフェイト、そして、謎のロングヘアーの女性が立って、アラタを待っていた。

 

「あ、アラタ君、身体は大丈夫?」

 

なのははアラタに身体の方は大丈夫なのかと問う。

 

「ああ、別に異常はないから、大丈夫だ。それより、長く立たせたまま、待たせちゃったな、それと、横の人は•••••誰?」

 

アラタは横にいるロングヘアーと青い瞳が特徴の女性に誰なのかを問う。

 

「私は鹿島ユノ、特務六課副隊長を務めてるのだけど、貴方が瀬名アラタ君?」

 

「鹿島ユノ」と名乗る女性はアラタに瀬名アワタかと問う。

 

「あ、ああ、そうで「そうですけどじゃないっ!」いてっ!」

 

アラタは自身が瀬名アラタだと言おうとしたその時、ユノにチョップを喰らう。そして、アラタは肩を叩かれたため、痛がる。

 

「もう、ミッションの重要部分を全て成功させたとはいえ、一人でそれを全部を受けて、全部をこなそうとするなんて、自殺行為にしか、過ぎないよ?次からは気を付ける事、返事は?」

 

ユノはアラタを睨み付けながらも、問う。

 

「あ、はい••••分かりました。」

 

アラタは焦りながらも、答える。

 

「それじゃあ、なのはさん、フェイトさん、アラタ君、そろそろ夕食の時間だし、食堂で一緒に夕食、食べない?はやてさんも来るし、私達の部隊の隊員も来るし、お互い仲間なんだし、仲を深めあって、色んな事を知ったら、良いと思わない?」

 

ユノはアラタとなのは、フェイトに食堂で夕食を取らないかと問う。

 

「うん、そうだね、アラタ君とフェイトちゃんはどうかな?」

 

なのはは賛成しながらも、 アラタとフェイトにどうするかを問う。

 

「うん、私も行くよ、なのは。」

 

フェイトはなのはの問いに答える。

 

「ああ、俺もそうするよ。それじゃあ、行こうか。」

 

そして、三人は食堂へと共に話し合いながらも、歩いて行く。そして、3人が過ぎ去った後、デバイスルームではというと、束がアラタの診察結果とメンテナンス結果を見ていた。

 

「アッ君、私にも隠していたんだね••••「無限なる成層圏」で伸ばしたはずの寿命が来てるのを•••••」

 

束はアラタのメンテナンス結果と診断結果のデータを見ながらも、呟く。

 

「アッ君は何で、私にも言わないんだろう•••••そして、いつも」

 

ー一人で抱え込んでばかりなんだろうー

 

束はそう呟き、窓から空を見上げる。空には夕焼けが写っていた。

 

「••••考えても仕方ないよね••••こういう事については私も素人だし••••まずはLBXのブラックボックスを解くのに専念してみよう。」

 

そして、デバイスルームの自動ドアを開け、何処かへと去って行った。

 

 

「ここまでくれば•••••もう大丈夫なはず•••••」

 

束が何処かへと向かって行った頃、森から少し遠く離れた崖にて、青年がぜぇぜぇと息を荒くしながらも、抱えていたヴィクターとジークを降ろしていた。

 

「え、えっと、貴方は「すみませんでしたっ!!」は、はいっ!?」

 

ヴィクターが青年に問おうとしたその時、青年は土下座して、謝る。

 

「ご無礼を掛けてしまい、すみませんでしたっ!ですが、さっきの状況からは貴方達の命が優先でしたの「あ、あの、その事なら、気にしないでください。助けて貰いましたし、それと顔を上げてください。」」

 

青年はその場にて、土下座をしながらも、理由を言おうとするが、ヴィクターとジークに顔を上げて欲しいと言い、顔を上げる。

 

「それより、貴方は一体誰なんですか?私達でも相手に出来なかったあのロボットと戦えましたし、それにあの森でどうやって、私達を?」

 

ヴィクターは青年にどうやって自分達を見つけたのかを問う。

 

「いや、兄さんからの材料調達でインゴッドっていう希少金属を100%含む鉱石を発掘してたんです。この森にはいつも助けられていて時にここで過ごしたりもしました、で、帰ろうとした時に丁度LBXから逃げて行く貴方達を見かけて、それで•••••「助けたんですよね?」はい、めっそうも無く、そうでございます。それと、本当に悪気はなかったんです。」

 

青年は二人に向かってインゴッドという希少金属を100%含む鉱石を発掘し、帰ろうとしていた所、二人がLBXに襲われる所を見かけ、助けたと答える。

 

「「LBX?」」

 

二人は首を傾げる。

 

「あ、はい、ガジェットドローンみたいな物って考えれは良い。それより、今は森に戻らない方が良いです。それと、自己紹介が遅れたのですが、僕は瀬名クラインです、えっと、貴方達は•••? 」

 

白き甲冑を覆う青年は「瀬名クライン」と名乗り、二人に誰なのかと問う。

 

「私はヴィクトリアと申し上げます。ヴィクターと呼んでください。そして、こちらはジークリンドと言います(私達の正体は黙って置いた方が良いですね、今は)」

 

ヴィクターは自分の名を名乗り、ジークの名も紹介する。

 

「え、えっと••••ジークリンド•エレミアや、よ、宜しく•••••」

 

ジークはヴィクターの後ろに隠れながらも、言う。

 

「なるほど、ジークさんと、ヴィクターさんですか、宜しくお願いします。」

 

クラインはお辞儀をして、二人に挨拶する。

 

「あ、はい、宜しくお願いします。それより、貴方、その甲冑と、目の色からして、アインハルトさんとは何か関係を持つんですか?」

 

ヴィクターはクラインにアインハルトとは、家族関係なのかと問う。

 

「アインハルト?」

 

クラインは首を傾げる。

 

「知らないんですか••••えっと、それ「危ないっ!」」

 

ヴィクターが何かを言おうとしたその時、クラインがジークとヴィクターを押し倒す。それと、同時に横に巨大な弾丸がぶち込まれる。クラインは上空を見る、そこには

 

「ギャオオオオオッ!!」

 

巨大な鳥の形をしたラージドロイドが飛んでいた。

 

「な、何ですか•••••あれは•••あんな物、今朝にはなかったはず•••••」

 

ヴィクターは空を飛ぶ巨大な鳥型のラージドロイドを見て驚く。

 

「ラージドロイド••••今は早く逃げま「その必要はないわよっ!」」

 

クラインが二人を抱き上げ、逃げようとしたその時、何処からか、太いビームが、鳥型ラージドロイドへと襲い掛かり、鳥型ラージドロイドをロストさせる。クラインは驚き、ビームの飛んで来る方向を見る。そこには

 

「もう、兄さんのおつかいとはいえ、帰るのが遅過ぎよ、ぐりぐりの刑でも喰らいたいの?」

 

緑色の長いロングヘアーをし、覇王の甲冑を自分なりにアレンジしたような機械的なアーマーが色んな部位に見られる甲冑を身に付け、青年と同じく、オッドアイをしていた。そして、片手には巨大な銃身を持つ重火器を持っていた。だが、ヴィクターとジークにはこの者の姿に見覚えがあった。

 

「「アインハルト!?」」

 

二人はその女性を見ながらも、驚く。

 

「え?アインハルト?誰それ?」

 

女性は首を傾げる。

 

「姉さん、それより、今は早く移動するべきです。ここにいつまでも、居たら、LBXが狙って来「分かってるわよっ!」いてててっ!!ね、姉さん!!痛い、痛いよ!離してっ!!」

 

クラインはその女性を姉さんと呼び、移動するべきだと言うが、その女性はクラインの頭をグリグリし始める。

 

「ふう、それより、君達は?まさか、こいつのせいで巻き込まれた?」

 

女性はクラインをぐりぐりから解放しながらも、二人に誰なのかと問う。

 

「あの、うちはジークリンエ•エレミアと言います。」

 

「私はヴィクトリアと申し上げます。」

 

二人は少し驚きながらも、自己紹介をする。

 

「私は瀬名アレナ、それにしても、貴方•••••」

 

「アレナ」と名乗った女性はジークの方をジッと見つめる。ジークは直ぐにヴィクターの後ろに隠れる。

 

「••••なるほどね、今は一瞬に付く

いて来てくれないかしら?」

 

女性はジークとヴィクターに問う。

 

「あ、はい、それじゃあ、行こう?ジーク」

 

「大丈夫かな•••••兄さん、地雷とか、仕掛けてないよね•••••。」

 

それと、同時に、上空から、ライディングソーサが降りて来る。そして、3人はバックパックからライディングソーサの中に入る。

 

「これは••••?」

 

「今は時間がないわ。急ぐわよっ!」

 

そして、ライディングソーサを飛ばし、何処かへと、飛び去って行った。

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