魔法戦記リリカルなのは ウォータイム 作:偽作者(ハザードフォーム)
「チッ!アキレスか!!」
「アキレス」と呼んだ謎の者は、斧を投げ捨て、何処からか銃を出現させ、それを取り、そのアキレスと呼んだ者へと人ではない速さで走っていく。
「遅いっ!」
アキレスと呼ばれた者は、脚に装着されているタイヤを加速させ、物凄い速さで、謎の者に近づく。そして、機関銃を解体し、エネルギーを発する剣と銃にする。その後、銃の方をしまい、謎の者の攻撃を高速で避け、ある言葉を叫ぶ。
「必殺ファンクション!」
この声になのはは何かを感じ取る。
「っ!!!」
『アタックファンクション!ストームソード!』
その後、騎士の体から発せられた機械音声と共に、騎士は回転し、巨大な竜巻を起こす。その後、謎の者へと向かっていく。
「くそっ!必殺・・・「遅い!」ぐああああああっ!!!」
謎の者がなのは達を追い詰めた「必殺ファンクション」という言葉を叫ぼうとした瞬間、竜巻から、騎士が出現し、モノアイの頭に手をかける。
「クソが・・・・・・・ぐあああああああああああっ!!!」
謎の者はなのは達の目の前で、騎士に潰される。潰された頭から大量の紅い液体が騎士の装甲に飛び散る。その後、顔を失った謎の者の体は、力を失ったかのように、その場で倒れ、やがて、紫電が走り、爆発する。
「っ!!」
「っ!!」
なのはとフェイトはあまりにものの爆風に目を傾ける。
そして、爆風が収まり、煙が晴れると、そこには紅い液体の着いた謎の者を圧倒した騎士が立っていた。そして、アクチュエータの音を出しながら、なのは、フェイトの前に立つ。フェイトとなのはは死ぬ事を覚悟したが、逆の展開だった。
「・・・・・・怪我はないか?」
騎士はそう言い、二人に手を伸ばしていた。
「「あ、はい。」」
なのはとフェイトはその騎士の手を掴み、立ち上がる。
「あ、あの!ここで訓練してた少年と少女を・・・「付いて来い・・・・・・・。」」
そう言い、騎士はそのまま向かっていく。すると、その動く姿になのははある物を感じ取る。
何かに気づいたなのはに、フェイトのテレパシーが来る。
(なのは、ここは一応、あの騎士に付いて行こう。罠かもしれないけど、トーマとリリィがいる可能性は高いから)
(うん、そうだね・・・・・・・・・・。)
そして、二人は決断を下し、騎士に付いて行った。
・
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「ここだ・・・・・・・。」
騎士はある場所に着く。そこには、なのは達の見覚えがのある少年と少女がいた。
「なのはさん!フェイトさん!」
「なのはさん!フェイトさん!!」
二人は直ぐに傷ついた体を引きずりながらも立っていたなのはとフェイトに駆け寄る。騎士はそれを避ける。
「なのはさん!フェイトさん!どうしたんですか!この怪我は!!」
「酷い・・・・・直ぐに治療しますので!!」
二人は治療魔法を使い、なのはとフェイトを治療する。
治療魔法・・・・・魔導士の体から発せられる自由電子、陽イオンを使い、体に合う細胞を構築し、それを怪我を負って傷ついた体に付ける事で、回復させる技術。構築された細胞はテロメアーゼを多く含み、それにより、細胞を活性化、再生、分裂を早めさせる事で、直す方法である。
「ありがとう、トーマ、リリィ。」
なのはは二人に礼を言う。
「でも、よかった・・・・・・。私達、あの騎士さんに助けられて、ここに来たんですが、あの騎士さんになのはさん達が危ない事を伝えたら、「ここで待ってろ」って言われて、騎士さんはそのまま、直ぐに助けに行ったんです。」
リリィは今まで何処でどうしていたのかをなのは、フェイトに伝える。
「僕は信用できなかったんですが、本当に助けてくれるなんて・・・・・・・・」
トーマは言う。
「トーマ・・・・・リリィ・・・・・ありがとう。」
んおははお礼を言う。
「・・・・・・・じゃあな。」
そして、騎士は立ち上がり、そのまま、ゆっくりとアクチュエータ音を出しながら、立ち去ろうとしたその時、なのはが立ち上がり、叫ぶ。
「待って!」
騎士はなのはの待ってという声を聞き、立ち止まる。
「な、なのは!!」
フェイトは止めようとする。
「ねえ、貴方は誰なの?そして・・・・・」
――どうして悲しい顔をしてるの?――
「・・・・・・・・。」
すると、二人の間に沈黙が走る。
「・・・・・・俺はドット・フェイサー・・・・・・・それだけだ。」
そして、脚のタイヤを加速させ、去って行った。
「・・・・・・・・・・。」
なのはの顔はその騎士を見つめていた。
「ねえ、どうしたの?なのは?」
「うん・・・・・・あの騎士、何だかアラタ君に見えて・・・・・・。」
なのはは少し心配そうな、顔をした理由を言う。
「えっ?でも、アラタ君は死んだはずじゃ・・・・・。」
フェイトはなのはからの言葉に答える。
「うん、そうだよね・・・・・・アラタ君のはずは、ないよね・・・・・。」
そう言い、なのははある言葉を思い出す。
『なのは、元気でな。』
そう、過去に親しく、好きであった交通事故で死んだ幼馴染みの声を・・・・・・
「あれー?あっくん、珍しいね!人に偽名だけど、名前を教えるなんて!!」
その後、とある場所にて、機械のウサ耳を付け、不思議の国のアリスのような服装をした女性は騎士に質問を掛けていた。
「どうした?それが珍しいのか?」
騎士は女性の質問に答える。
「うんうん!!とっても珍しいよ!!だって私には最初は教えもしなかったのに、あの高町なのはにだけ、教えるなんて!もう!あっくんひど~い!」
「別に、聞かれた事を答えただけだ。それと、例のやつはできたか?」
騎士は問う。
「うん!!できたよ。あんなのISコアのハッキングより簡単だったから!!ねー!偉いでしょ?」
「ああ、偉いぞ・・・・」
――束――
騎士は機械のような腕でアクチュエータ音を出しながら、機械のウサ耳をしたロングヘアーの女性を撫でる。
「えへへー!!もっと褒めて!!あっくん!!」
女性は笑顔で嬉しがる。
「それは、後でな。ここじゃ、あれだからな。」
「うん!!分かった!!」
そして、騎士は機械のウサ耳をしたロングヘアーの女性をお姫様抱っこで抱き上げ、何処かへと連れ去った。