魔法戦記リリカルなのは ウォータイム   作:偽作者(ハザードフォーム)

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第49話「捜索」

「ティアナッ!!」

 

ティーダは直ぐにケルベロスの爆発した直後と同時に、燃え盛るケルベロスの残骸の中へと駆けて行く。

 

「ティアナッ!!」

 

そして、ティーダははやてのあ、ちょっと待つんや!という注意の声を無視し、煙の中を潜る。そこには、

 

「カトラスさんっ!カトラスさんっ!しっかりしてくださいっ!!」

 

純白であったきぐるみに黒い汚れがあちこち付き、ティアナに揺すぶられるカトラスの姿があった。

 

「か、カトラス部隊長!?ティアナ、これは一体どういう事だ!?」

 

ティーダはティアナに近寄り、カトラスが何故ボロボロでティアナが何故、傷すらないのか、問う。

 

「カトラス部隊長が私をかばって代わりに爆発を受けたのっ!!それに、魔力膜も張る時間がなかったから、そのまま、私に覆い被さって、それで•••••」

 

ティアナはカトラスが自身のかばい、代わりに爆発を受けた事をティーダに話す。

 

「説明は後で聞くから、今は、早くクラフトキャリアへっ!!」

 

「うんっ!!」

 

そして、ティーダはティアナと共にカトラスを運ぼうとしたその時、カトラスの着るきぐるみが持ち上げると同時に脱ぎ落ち、カトラスの下の姿、金と白の短髪にところどころに血が流れており、頬には傷があり、目を閉じている状態の顔が露わになる。

二人はそれにも、気づかずに、カトラスを煙の中を駆けながらも、運んで行く。そして、煙から抜けると同時に、はやてとスバルストラトスの姿が見え始める。

ティアナ、ティーダ達ははやてに直ぐに「カトラス部隊長を早くクラフトキャリアにっ!」とはやて達に言うが、はやて達はカトラスの姿に驚きを隠せなくなる。

 

「「え、ええっ!?か、カトラス部隊長!?」」

 

はやて達は驚きを隠せなくなり、カトラスの名を叫ぶ。ティーダとティアナは疑問に思い、後ろを振り向こうとするが、カトラスをクラフトキャリアに早く運ばないといけないのを思い出し、直ぐにはやて達に早くクラフトキャリアに行こうとティアナは言うと、クロスミラージュで反重力を発生させ、直ぐに駆けて行く。その課程にて、ティーダはカトラスの姿を見て驚きながらも、ティアナが駆けて行くのを見る。

 

「あれがカトラス部隊長••••なのか?」

 

ティーダはカトラスを連れ去るティアナの姿を見ながらも、驚く。

 

「そうやと、思うんやけど•••••それより、私達も一旦戻るで!」

 

そして、ティーダははやて達と共に合流ポイントへと戻って行った。

 

 

「ここにもいないようだな•••••。」

 

ティーダ達のチームが合流ポイントへと戻った頃、南へと向かっていたあるチームがいた。前には二人の金髪の少し短めの髪の女性である「シャマル」と、束のように長い桜色のポニーテールをした女性「シグナム」、そして、その横にては銀髪のロングヘアーにはやての特徴的な髪留めを付けた少女「リインフォースツヴァイ」が歩いていた。

 

「はい、それより、はやてちゃんは大丈夫でしょうか?私無しで行くって言っても、それだと魔力の制御が効かなくなるんじゃ••••」

 

ツヴァイはシグナムにはやての膨大な魔力を制御出来るのだろうかと心配する。

 

「いや、今回は魔力は使う事はない、使うといっても主はやてが制御できるくらいの物のはずだ。」

 

シグナムは今回は魔力を使う事はない。使うといっても、主であるはやてが制御できる程の物だと答える。

 

「それに、はやてちゃんは強いから、きっと、大丈夫よ。それにあのはやてちゃんをも倒しちゃったカトラス部隊長とティーダが付いてるのよ?」

 

シャマルはツヴァイにはやてには、カトラスとティーダが付いてるのと、はやて自身が強い事を言う。

 

「だと良いのですが•••••」

 

そして、3人が着物を着たまま、歩く中、後ろの建物の影にて、赤いドリルの付いたハンマーを持つDCオフェンサーと赤髪のツインテールをした空中を飛ぶ小人がケルベロスが出るのを待っていた。

 

「というか、何でクラフトキャリアの中に着物があるんだ?」

 

赤きDCオフェンサーを覆う赤髪の少女、「ヴィータ」はハンマーを担ぎながらも、何故、クラフトキャリアの中に着物があるのかに疑問に思う。

 

『さあ?それは私にも•••••』

 

オペレーターはヴィータの問いに自分にも分からないと答える。

 

「まぁ良いや•••••というか、ザフィーラのやつ、テスタロッサのとこのアルフと結婚しやがって、まぁ、良いは良いが•••••」

 

ヴィータはザフィーラと呼ぶ者とアルフと呼ぶ者の事を思い浮かべながらも、苦笑すしながらも

 

「どんだけ、新婚生活楽しんでんだよ。アイツら•••••。」

 

と一人でに呟くと、前を見る。

 

「ああ、アイツら、凄かったよな。あんなにイチャついてあがってたしな。」

 

ヴィータの肩の横に座り、二人の事を思い出す小人「アギト」は苦笑する。

 

(もう何時間も探してんのに、一向に現れないな•••••やっぱり、逃げたのか?)

 

ヴィータはそう思いながらも、ハンマーを担ぎながらも、見る。その時、シグナムとシャマル、ツヴァイの周りにデクー達が立ちはだかる。

 

「貴様らをここで排除する。」

 

「では、ここで消えて貰おう。」

 

そうデクー達はいうと、斧のような短剣「ヘヴィソード」を取り出し、構える。

 

「ケルベロスではなく、ただのLBXか。」

 

そして、シグナムは首に掛けてある待機状態の剣型アームドデバイスである愛機「レヴァンテイン」に手を触れようとしたその時、何処からか、飛んで来る数発ビームにより、手を止める。何故なら、その数発のビームは自身達を貫いたのではなく、デクー達を貫いたからである。

シグナムは直ぐにビームの飛んで来た方向を見る。そこには

 

「LBX••••だと!?」

 

紫色をメインに白きライン、そして、赤きバイザーを持つデクーに酷似したLBXが立っていた。すると、デクー達はその紫のLBXに振り向き、ヘヴィソードを構える。

 

「八神英二っ!何故ここにいるっ!」

 

一体のデクーは紫のデクーに酷似したLBXの名を叫ぶ。

 

(八神・・・・・・英二・・・・?)

 

シグナムは一体のデクーの放った「八神英二」に何か疑問に思う。

 

「・・・・・・・・。」

 

だが、紫のデクーに酷似したLBXは何も答えず、ただ、自身の持つスナイパーライフルでLBXを撃ち抜いて行き、高速で近づいては、零距離で撃ち抜き、そして、攻撃を避けてはデクーを撃ち抜くいていく。そして、アサルトナイフに持ち替え、瞬時にデクーを斬るりさき、ロストさせてと、その身体からはありえない機動力で瞬時に動きながらも、デクーを全てロストさせる。そして、紫のデクーに酷似したLBXはシグナムの前に立つと、シグナム達の方を見る。

 

「くっ・・・・やる気か。」

 

シグナム、シャマル、リインフォースは構える。そして、その後ろにては、ヴィータがハンマーを構えながらも、デクーに酷似した紫のLBXの様子を伺う。だが、デクーに酷似したLBXは何かを確認したのか、何処かへと去って行く。そして、シグナム達はそのデクーに酷似した紫のLBXが去るそれと同時に、シグナム達はレヴァンテインに掛けていた手を下ろす。だが、シグナムはある事が気になっていた。それは・・・・・・

 

(八神・・・・英二・・・・・)

 

そう、シグナムは一体のデクーの言う「八神英二」という名前に何かを感じながらも、紫色のLBXが立ち去った方向を見る。

 

「どうしたんですか?シグナムさん?」

 

ツヴァイはシグナムに何かを感じたのを感じ、問う。

 

「い、いや・・・・何でもない。それより、他の場所に行くぞ。」

 

そして、シグナムは後ろにいるヴィータに別の場所に向かうと合図を送ると何処かへと向かおうとするが、シグナム達の目の前にホログラムが出現する。ホログラムには、スバルが写っていた。

 

『大変ですっ!シャマルさん!カトラス部隊長が負傷してしまって、テイーダさんが今、応急処置をしているのですが、出血が酷くて、直ぐに合流ポイントに戻ってきてくださいっ!』

 

「分かったわ。シグナム。」

 

「ああ、分かっている。では、ツヴァイ、シャマルと一緒に合流ポイントに戻ってくれ。他の者達はケルベロスの捜索を続行する。」

 

シグナムはツヴァイとシャマルを合流ポイントに行かせ、他の者はケルべロスの捜索を続行すると、言う。

 

「分かったわ。じゃあ、行きましょうか、リイン。」

 

そして、シャマルは瞬間移動魔法を使い、合流ポイントへと向かう。

 

「今、そっちにシャマルとリインが向かった。我らは予定通りにケルベロスの捜索を行う。」

 

『了解しました。あ、はやてさんに変わりますね?」

 

スバルはシグナムにシャマルとリインが向かったのを聞き、はやてへと変わる。

 

「主はやて、どうされたのですか?」

 

シグナムはスバルから変わったはやてに問う。

 

『うん、うちら、既にケルベロスと遭遇したんや。』

 

はやてはシグナム達に自分達は既にケルベロスと遭遇したと答える。

 

「っ!?それで、主はやて、市民の者達は・・・・?」

 

シグナムははやて達がケルベロスと遭遇したのに驚きながらも、セルジェネレーターに捕らわれたはずの市民達はどうなったか、問う。

 

『それが・・・・ないんや。あのケルベロスの中には、人がいなかったんや。代わりとして、高性能爆弾があったんや、それで、テイアナが巻き込まれたんやけど・・・・カトラス部隊長が・・・・・・』

 

はやては、横に顔を向けながらも、シグナムに顔色を暗くさせながらも自分達はケルベロスと遭遇したが、それは市民達を入れたセルジェネレーターを持っておらず、代わりに高性能爆弾をセルジェネレーターの中に組み込まれている物を持つケルベロスであり、そのケルベロスが爆発、爆発にテイアナが巻き込まれるが、カトラスが何かをしたのを話す。

 

「っ!?カトラス部隊長が!?まさか・・・・ナカジマの言う「負傷した」というのは・・・・」

 

『せや、シグナムが思ってる通りや。それと、気をつけて。もし、今回のケルベロスが当たりと外れがあるのなら、何処かに外れか、当たりかのケルベロスが潜んでるはずや。外れか、当たりかを区別するには、遠距離での・・・・』

 

だが、はやてが何かを言う前にホログラムにノイズが走り、はやての姿はノイズになる。

 

「主はやて?・・・・駄目だ、通信が取れない、ここらは通電波が届かないのか・・・・それとも・・・・・?」

 

シグナムは通信がいきなり切れた事に驚きながらも、何かあるのかと疑問を抱く。すると、ヴィータが何かを察知し

 

「シグナムっ!避けろっ!」

 

シグナムに向け、避けろと叫ぶ。それと同時に、シグナムの前に黒き何かが現われ、シグナムに襲い掛かるが、シグナムは直ぐに避けると、後ろへと後退し、直ぐにその黒き者の正体を見る。そして、その黒き影の正体は・・・・・

 

「・・・・なん・・・・だと!?」

 

そこには、巨大な白と銀の長い刃を持つ大剣をシグナムがいた所にいた地に突き刺し、ツヴァイと同じ、銀髪のロングヘアーをし、赤き瞳、そして、身体全てに今まで見た事もないプロテクターが装着してあった。だが、シグナムには、その者の姿に見覚えがあった。それは・・・・

 

「リイン・・・・・フォース・・・・・。」

 

そう、闇の書事件にて、自分達の主、八神はやてを助けるために自身の命と引き換えに空へと消えたはずの自分達の最愛の家族であり、祝福の風という名を継いだツヴァイの姉、そして、初代の祝福の風と言われた「八神リインフォース」が地面から巨大な大剣を引き抜き、シグナム達を睨みながらも立っていた。

 

 

「何だって!?カトラス部隊長がっ!?」

 

シグナム達がリインフォースに睨まれながらも立っている頃、アラタ達はテイーダから、カトラスがテイアナを爆発から庇い、重傷を負った事を聞かされていた。

 

『ああ、さっきシャマルさんが到着して、今は治療しているから、大丈夫だとは思うが、先生からも酷過ぎるとまで言われた。だが、シャマルさんなら、大丈夫だと思う。』

 

「そうか、それで、ケルベロスに人は・・・・?」

 

ジンはテイーダにケルベロスに捕まった市民について、問う。

 

『それが・・・死体一つも無かった。高性能爆弾とはいえ、骨の残骸の一つや二つ、血痕や、炭素の破片等も見つかってない。そこからみて、人は入ってなかったとしか、いえない。』

 

テイーダはジンに人がケルベロスのセルジェネレーターには、いなかったと予測しながらも答える。

 

「そうか、では、私達は部隊長の負傷により、捜索を中止、直ぐにそちらの合流ポイントへ向かう。では」

 

そして、ジンは通信を切ると、アラタ達に、「さっき見た通り、我々の部隊長が負傷した事により、我々は作戦を中止、合流ポイントへと戻る。」とアラタ達に言う。それに対し、アラタ達は了解!と答え、ジン達と共に、元の合流ポイントへの道に向かおうとするが・・・・

 

「アラタ君・・・・?どうしたの?」

 

アラタはある方向を向き、止まっており、そして、直ぐにとある場所へと走り出す。

 

「あ、アラタ君っ!待って!」

 

「アラタっ!」

 

そして、皆はいきなり、アラタが走りだしたため、アラタを追って、アラタが行く方向へと向かった。

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