魔法戦記リリカルなのは ウォータイム   作:偽作者(ハザードフォーム)

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第50話「あの頃、消えたはずの家族」

「リイン・・・・フォース・・・?」

 

アラタが何処かへと駆けて行き、それをジン達が追い向かっている頃、ヴィータ達は目の前にいるリインフォースが現われている事に驚きを隠しきれていなかった。

 

(一体どういう事だ・・・・?何故ここにリインフォースが・・・・?コピーだとしても、闇の書の欠片は全て活動停止、消滅したはずなのに、何故・・・・・・?)

 

シグナムはリインフォースが何故ここにいるのか、驚きながらも、過去に起きた闇の書の欠片の事件を思い出す。そう、その時はある者達と共に消したはずだが・・・・

 

(それとも、このリインフォースは本物・・・なのか・・・・?)

 

「おいっ!リインフォースっ!お前、今まで何処に行ってたんだよっ!!」

 

ヴィータは直ぐに銀と白の大剣を地に突き刺したまま、シグナムを睨む「リインフォース」へと、駆けて行く。アギトは「リインフォース?アイツと何か関係あるのか・・・?」と考えているが、そんな中、シグナムは何かリインフォースの何かを感知する。

 

「ヴィータッ!避けろっ!!」

 

「っ!?」

 

ヴィータは直ぐにリインフォースから、離れる。それと同時にヴィータがいた場所には、赤き炎の玉が高速で落下、そして、煙を放ち始める。

 

「な、何だ!?」

 

シグナムは炎の玉が落下したのに、驚く。そして、煙が晴れると同時に、その炎の玉の正体が姿を現す。シグナム達はその炎の玉の正体に驚く。何故なら・・・・・

 

「ゆ、ユーリっ!?な、何故ここに・・・・!?」

 

何故なら、そこには、リインフォースと同じく、謎のプロテクターを覆い、リインフォースと同じく片手には地に白と銀の長い刃を持つ大剣をヴィータのいた場所に突き刺していたユーリの姿があった。そして、ユーリとリインフォースは自身の持つ大剣を地面から抜き取り、鋭き刃をヴィータへと向ける。

 

「リイン・・・・フォース・・・・?ユーリ・・・・?一体何の冗談だ・・?」

 

それと同時に、ユーリがヴィータへと銀と白の大剣を持ち、襲い掛かる。ヴィータはあまりにもの速さに避けられず、防御魔法でガードしようとするが・・・

 

「なっ!?」

 

だが、その魔方陣は白と銀の大剣を振るうと同時にパリンッというガラスが割れる音と共に砕かれる。ヴィータは直ぐに、グラーファイゼンを起動させ、直ぐに、シグナム達の所へと後退する。

 

「やっぱり、こいつ、防衛プログラムのっ!「いや、違う。この者からは、何の異変も感じない。」じゃあ、何なんだよっ!こいつはっ!本物のリインフォースとユーリだっていうのか?」

 

ヴィータはシグナムに目の前にいるリインフォースとユーリの姿を見ながらもこの者が本物なのか、闇の書の防衛プログラムの欠片なのかと問う。

 

(この者達、本当にリインフォースとユーリなのか・・・?いや、有り得ない、そんなはずがない。リインフォースはあの時に・・・・・・では・・・・一体目の前に立ってる二人は何なんだ!)

 

シグナムは二人を見ながらも考える中、目の前の二人が襲って来る。

 

「来るぞっ!シグナム!」

 

ヴィータは直ぐにアーマードデバイスを装着したまま、リインフォースとユーリに向け、マルチギミックサックにより、バックパックが武器化した「ギガントクラッシャー」を構える。

 

「ああ、行くぞっ!」

 

そして、シグナムも直ぐにレヴァンテインを起動させ、構える。

 

「おいっ!アタシはどうするんだよ!」

 

すると、仲間はずれにされていたのか、アギトが怒りながらもシグナムに問う。

 

「アギト・・・今回は駄目だ。」

 

シグナムはリインフォースとユーリを見ながらも、言う。

 

「何でだよっ!アイツ、どうせ偽・・・「本物の可能性もある、だからこそだ。」」

 

「だから、家族である私達の手で、本当にリインフォースとユーリなのかをはっきりさせたい。あの者からは闇の書の欠片の力を感じない、だが本当にそうなのかも分からない。だが、アギト、お前も私達の家族だ、それだけは忘れるな。だから・・・・・」

 

シグナムはレヴァンテインを構える。

 

「剣を交えて何者かはっきりさせる。往くぞヴィータ!」

 

「おうっ!行くぞっ!シグナム」

 

そして、リインフォースとユーリへと駆けて行った。

 

 

(何で・・・・・何で・・・・・母さんが・・・・・・・母さんが何でこんな所にっ!)

 

シグナム達がリインフォースとユーリ達と決意を硬くし、戦い始めた頃、アラタはというと、「母さん」と呼ぶ者を追っていた。

 

ーアラター

 

金髪の腰まで伸びる髪、温かく、温もりを感じたあの虹彩色の瞳、そして優しく感じられる声、アラタの目に写ったのは、自身の母親の姿であった。

 

(母さんは•••••母さんはあの時、飛行機事故で死んだはずっ!どうしてここにっ!!)

 

アラタは何かを考えながらも、ひたすら駆けて行く。

 

「待ってっ!アラタ君っ!一体何処に行くのっ!」

 

そして、後ろにては、なのは達がアラタを追いかけていた。そして、アラタ達はある道路の角を曲がり、とある場所にたどり着く。それと同時に、アラタ達は足を止める。何故なら・・・・・

 

「何!?時空管理局だとっ!?一体どうやってここがばれたんだ?!」

 

そこには、完全に逃げたはずのワールドセイバーのLBX、デクー、デクー改が何かの建物の前に立っていた。

 

「はあっ!!」

 

アラタは直ぐに、タイヤを回転させ、デクーとデクー改へと加速させ、Zソードを構えると、急速に接近し、直ぐに、デクーとデクー改を斬りさき、ロストさせる。そして、ジンは直ぐに、その建物の中に入ってみる。そこには・・・・

 

「なっ!?に、人間だと!?」

 

そこには、沢山の人達が電流の流れる監獄に閉じ込められている姿があった。すると、アリサ、すずか、なのは、フェイト、アラタのバイザーに「発見」と書かれたポップアップが出現する

 

「まさか・・・この人達・・・行方不明になった・・・・・」

 

「ああ、そのようだ。アリサ達は市民を直ぐに救出、直ぐに合流ポイントへ向かってくれ。」

 

ジンは直ぐに、隣にあったこの基地を管理しているような巨大なモニターのあるパソコンを操作し始める。だが、そんな中、アラタは未だに何かを探していた。

 

「アラタ君・・・・?一体どうしたの?」

 

なのははアラタにどうしたのかと問う。

 

「あ、いや・・・・何でも・・・・ない(まあ、幻だよな・・・・きっと・・・・母さんが生きてるはず、ないよな・・・・・・。)」

 

「そうなんだ・・・・・なら、良かった。それより、どうやって、ここに・・・・?(やっぱり、何かアラタ君、隠してる。後で聞いてみよう。)」

 

なのはは、どうやって、ここに来たのかと問う。

 

「あ、確かに・・・・アラタ、どうやってここに人々が捕らわれてるっていう事が分かったの・・・・・?」

 

フェイトもアラタに何故、ここに行方不明者が捕らわれていたかと問う。

 

「えっと・・・・・まあ・・・・何となく、かな・・・・?何か、人の叫び声が聞こえてさ、それでそれが何処から来たのか、辿ってみれば、ここだったんだ。」

 

アラタは二人の問いに対し、偶然にも人の叫び声が聞こえてそれを辿って来てみれば、ここに着いたと答える。

 

「へぇ、アラタも運が良いわね。それじゃあ、皆、戻りましょうか。」

 

「まあ、それじゃあ、早く行こうか。ここからだと、合流ポイントに近いし急ごう。」

 

「ああ、そうだな・・・・・・。」

 

ジンはそう言うと、自身がワールドセイバーのパソコンに付けていたメモリを取り、ポケットに入れると、アラタ達の方に向く。

 

「それじゃあ、皆、行こうか。」

 

そして、ジン達は市民を合流ポイントへと誘導し始めた。

 

 

「くっ・・・・・やはり、リインフォースと同じ・・・・・・」

 

アラタ達が行方不明になったはずの者達を発見し、市民達を合流ポイントへと誘導している頃、シグナムとヴィータはボロボロになりながらも、立ち上がろうとしていた。

 

「・・・・・・・・・・。」

 

「・・・・・・・・・・・。」

 

だが、リインフォースとユーリはというと、一つも傷も無く、大剣を担ぎ、立っていた。

 

「一体・・・・・こいつ・・・・何なんだよ・・・シグナム・・・・・・。」

 

ヴィータはゆっくりとボロボロの身体をグラーファイゼンを杖代わりにし、起き上げる。

 

「分からない・・・・・・だが、リインフォースと・・・・・全てが一緒だ。それに・・・ユーリも・・・・・・。」

 

シグナムも身体を持ち上げようとしたその時、二人の目の前にて、リインフォースとユーリが立ち、大剣を上に振り上げる。だが、その時

 

「アタシを忘れて貰っちゃ困るぜっ!」

 

アギトの炎の蹴りがリインフォースとユーリへと襲い掛かるが

 

「なっ!?」

 

だが、リインフォースは片手でそれを受け止め、アギトをシグナムのいる所へと投げる。

 

「アギトっ!!何をするっ!!リインフォースっ!」

 

だが、リインフォースは答えない。そして、静かにユーリと共にまた銀と白の大剣を振り上げる。シグナムとヴィータは直ぐに動こうとするが・・・・

 

(な・・・・体が・・・動かない!?)

 

(な、何だ!?何で身体が動かないんだ・・・!?)

 

何らかの力に縛られたかのように、身体が動かない。だが、何処にもベルカ式魔方陣は見当たらない。という事はつまり、バインド等の捕獲魔法ではないという事である。だが、その時後ろから、バル・スパロスが現われ、シグナム達の前にはだかると、ユーリとリインフォースに風魔小太刀を振るう。ユーリ、リインフォースは直ぐにそれを避けると、後ろへと後退する。

 

「バル・スパロス!何故ここに!」

 

シグナムはバル・スパロスに何故ここにいるのか、問う。

 

「危険だと感じたからですよシグナムさん。」

 

ー危険だと感じたからだ、将ー

 

「っ!?」

 

シグナムはバル・スパロスの言葉を聞き、驚く。何故なら、それは・・・・・

 

(リイン・・・・・フォース・・・・・っ!?)

 

バル・スパロスの面影がリインフォースの姿と重なり見えたからである。

 

(だ、だが、リインフォースはユーリと共に目の前に・・・・・)

 

そして、シグナムは目の前にいるリインフォースとユーリの姿を見ながら、言う。

 

「えっと、じゃあ、バル・スパロスさん、よろしく頼みます。」

 

すると、後ろから、ストラトス、ユノ、キャサリン、コハナがシグナム達を抱き上げ、直ぐに後ろへと後退する。そして、リインフォースとユーリはバル・スパロスと対立し始める。

 

「シグナムさんの家族のようですが、貴方は何故傷つけるのですか?」

 

バル・スパロスは目の前に立っているリインフォースとユーリに問う。だが、ユーリとリインフォースは答えない。だが、その時、リインフォースが固く閉じていた口を開く。

 

「貴様、我らに逆らうつもりか?•••••「闇の書の意思」」

 

「闇の書の意思•••••だと!?」

 

シグナムはリインフォースの言葉に驚く。そして、リインフォースとユーリは何かを察知すると、二人は何処かへと去って行く。バルスパロスは直ぐに風魔小太刀をバックパックに納めると、シグナムへと駆け寄る。

 

「シグナムさん、大丈夫ですか?」

 

「ああ、大丈夫だ••••••それより••••バルスパロス、後で話をしないか•••?」

 

シグナムはバルスパロスに後で話をしないか?と問う。

 

「あ、はい。良いですけど、それより、早く応急処置をっ!」

 

そして、バルスパロスは直ぐに応急処置を行い始める。

 

「ねぇ、ユノ、闇の書の意思って何だったっけ?」

 

「えっと、確か闇の書事件っていう闇の書の管理人格だった気がするけど••••••私にもそこまで詳しくはないな。」

 

キャサリンの問いにユノは闇の書の意思について、ある程度、自分が知っている範囲で説明する。

 

「よし、シグナムさん、身体は動きますか?」

 

バルスパロスはシグナムに身体は大丈夫あと問う。

 

「ああ、ありがとう、バルスパロス。」

 

それと、同時に皆の目の前にホログラフィックディスプレイが出現する。

 

『こちら、東チーム、行方不明者、全員を無事救出した。』

 

「えっ!?本当ですか!?」

 

ユノは行方不明者達が助かった事に驚く。

 

『ああ、アラタが発見した。皆は全員、直ぐに合流ポイントに向かってくれ。』

 

そして、ホログラムはシグナム達の前から消える。

 

「それじゃあ、合流ポイントに行きましょう。ストラトスさんはヴィータさんをお願いします。」

 

「はい、了解しましたよ。」

 

そして、ストラトスはヴィータを、バルスパロスはシグナムに肩を貸し、歩き始める。

 

「すまない、バルスパロス。」

 

「いえ、シグナムさんをほって置けないですから。それに、後で話があるって、シグナムさんが言ったじゃないですか。」

 

バルスパロスはシグナムを見ながらも、言う。

 

「ああ•••••そうだったな。」

 

そして、横ではストラトスの髪をヴィータは見ていた。そして、口を開く。

 

「なあ、ストラトス。」

 

「はい、何でしょうか?ヴィータさん?」

 

ストラトスはにっこりとした笑顔で問う。

 

「お前、何か、テスタロッサと似てるな。」

 

ヴィータはストラトスがフェイトに似てると答える。

 

「はい、良く言われますよ。フェイトさんに良く似てるって、まぁ、世界にたった一人似ている人がいる的な物ですよ。」

 

ストラトスはヴィータに笑顔で言う。

 

「まぁ、そうかもな。で、一つ聞いて良いか?」

 

ヴィータはストラトスに問う。

 

「はい、何でしょうか?ヴィータさん。」

 

「ストラトス、お前のその首に付けてるその首飾り、レイジングハートと似てる気がするが、気のせいか?」

 

ヴィータはストラトスの付けている赤い丸い宝石の嵌っている首飾りを見て問う。

 

「あ、ああ、これですか?まぁ、見つけたんですよね。簡単に言うと、そこら辺に落ちてあったのを拾って少しいじったんですよ。そしたら、これが完成したんです。」

 

ストラトスはあははと苦笑しながらも、言う。

 

「そうか、凄いな。お前、宝石を拾ったのか?」

 

ヴィータはストラトスに拾ったのかと問う。

 

「はい、何か山に落ちてあったんで、それより、行きましょうか。」

 

そして、シグナム達は合流ポイントへと向かって行った。

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