魔法戦記リリカルなのは ウォータイム   作:偽作者(ハザードフォーム)

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第51話「後話」

「フフッ•••••コピーとはいえ、良い出来だ。あの守護騎士プログラムすらも騙す程の出来とは、後は"エグザミアだけが揃えば•••••」

 

バルスパロスとストラトスがシグナムとヴィータに肩を貸し一緒に他の者達と共に合流ポイントへと向かった頃、とある黒き暗黒の闇の中、赤く光る瞳がホログラムを見ていた。そこには、シグナムと戦っていたリインフォースとユーリの姿があった。

 

「だが•••••瀬名アラタ•••••••一体どうやって、あの町の実験体候補のいる施設を見つけたのだ••••?瀬名アラタは未だに"オーバーロード"に覚醒していない•••分かるはずがない•••••それにあそこは全ての壁に防音構造が施されていたはず他にもセンサージャマーにより、センサーには反応しないはず、一体何故•••••?」

 

赤き瞳はアラタの事について、疑問に思う。

 

「やはり、何か瀬名アラタに何か施したようだな••••••いや、あの者の可能性も高い•••••。」

 

それと、同時に赤き瞳の目の前にある全てのホログラムは姿を消す。

 

「調べる価値はあるようだな•••••。」

 

赤き瞳はそう言うと、暗黒の闇の中に溶け込むように姿を消して行った。

 

 

「それじゃあ、この人がカトラスさんなんですか?」

 

その頃、アラタ達はというと、合流後、クラフトキャリアで特務六課へと帰還し、カトラスの姿に驚いていた。

 

「ああ、ティアナの話によるとな••••」

 

ジンはベッドにて、眠っている身体中包帯だらけの金髪の男性がカトラス部隊長だという事と、それが、ティアナの話による物だと話しながらも、カトラスの眠るベッドの横の椅子にて、座るティアナを見ながらも、言う。

 

「一体どういう事なのかは分からないけど、全身火傷はないのよ。ただね•••••」

 

シャマルは白きベッドにて、酸素マスクを被り眠るカトラスを見ながらも、言う。

 

「ただ•••?」

 

「全身に古傷が凄く多いのよ。しかも、傷口が開いている、こんな状態で今まで動いていただけでも奇跡よ。それに加え、今回の件で火傷はないけど、爆発の衝撃のせいで全身の骨にヒビが入っているのよ。」

 

シャマルは身体中に全て古傷があり、全て開いている状態なのに、あんなに動けている自体、奇跡だと答える。

 

「じゃあ•••••カトラス部隊長は•••••どうなるんですか?」

 

ティアナはシャマルにカトラスはどうなるのかと問う。

 

「このまま、ずっと動いていたら、完全に何もする事の出来ない身体になるわ。だけど、カトラス部隊長はそれでも、無理をしてまで動こうとするはず、だから誰か見張っていて欲しいのよ。部隊長だからと言って無理させちゃったら、駄目だし、私にすら、止められない場合があるから•••••誰かやってくれる人がいれば良いのだけど•••••?」

 

シャマルはカトラスの身体はこのままだと完全に何もする事の出来ない身体になると答えながらも、それでも、カトラスは無理をしてまで、動くと答えながらも、なので、誰かに見張って欲しいと答える。

 

「じゃあ、俺が•••「あの•••••じゃあ、私がして見て良いですか•••?」えっ!?」

 

すると、ティーダが自身がしようと言おうとした、その時ティアナがシャマルに自身がして良いかと問う。ティーダはティアナがすると言った事に驚く。

 

「えっ!?ティアナがっ!?」

 

シャマルはティアナが見張りをして良いかという問いに驚く。

 

「あ、はい••••カトラス部隊長が負傷したのは、私のせいですし、それに気付かなかったのも、私に責任があります。だから、その、私にやらしてくださいっ!」

 

ティアナはシャマルにカトラスの見張りをやらしてほしいとシャマルに言う。

 

「でも、ティアナには、執務官の仕事とかがあるのに••••大丈夫なのか?」

 

ティーダはティアナに執務官としての仕事や、特務六課の処理しなければならない仕事があるのに、大丈夫なのかと問う。

 

「うん、大丈夫だよ、兄さん。ただ見張るだけだから。それに、執務官の仕事って言っても、もう慣れてるし、大丈夫だから。」

 

ティアナはティーダに向かって笑顔を作りながらも、言う。

 

「そうか••••無理はするなよ?もし疲れてきたら、俺が代わるからさ。」

 

ティーダはティアナに無理はするなと言いながらも、もし疲れて来たら自身が代わりにすると答える。

 

「うん、ありがとう、兄さん。」

 

ティアナは少し微笑みながらも、言う。

 

「それじゃあ、決まりね。これからは少しの間だけど、カトラス部隊長の事、宜しくね。それと、後で話があるけど、良いかしら?」

 

シャマルはカトラスの見張りをティアナに決定した事と、ティアナに少し後で話があるけど、良いか?と問う。

 

「あ、はい!(シャマルさんから、話って•••••一体何だろう••••?)」

 

ティアナはシャマルの問いに答えながらも、シャマルの言う後で話があるというのが何なのかと考える。

 

「それじゃあ、私とバルスパロスはここらで帰るとする。バルスパロス、行くぞ。」

 

「あ、はい。」

 

そして、シグナム、バルスパロスは医療室から出ると、何処かへと向かって行く。

 

「えっと、それじゃあ俺も束のとこに行かないといけないから、それじゃっ!」

 

アラタは束に呼ばれている事を言うと直ぐに急いで、医療室を飛び出して行く。

 

「あ、待ってアラタ君っ!」

 

そして、なのはもアラタを追い、出て行く。

 

「えっと、じゃあ私も行くね。それじゃあ、ティアナ、また明日」

 

そして、フェイトは医療室から出ようとしたその時、ストラトスがフェイトに話し掛ける。

 

「あの、フェイトさん。少しお話しても良いでしょうか?」

 

「え?あ、うん、良いけど••••何で?」

 

フェイトはストラトスが何故、話をしようというのか、疑問に思う。

 

「前に自分はユノさんとの食事に参加しなかったじゃないですか。だから、少しでもフェイトさんについてもっと知って置こうと思ってなんですが、良いでしょうか?」

 

ストラトスはフェイトにフェイトの事を少しでも知って置きたいと答える。

 

「へぇ~、ストラトス。アンタ、フェイトさんに何しようとしてるのかな~?」

 

すると、後ろにて、キャサリンがストラトスにキレ気味の表情で問う。

 

「いえいえっ!!自分は何もする気はありませんっ!!本当ですっ!マジでですよっ!!隊長っ!!」

 

ストラトスはキャサリンに焦りながらも、何もする気はないと答える。

 

「そう、なら良いわ。それじゃあ、フェイトさん、もしコイツが変な事したら、直ぐに連絡してね?」

 

キャサリンはストラトスがもし変な事をしたら、連絡してとフェイトに言う。フェイトは苦笑しながらも、うん、分かったよ。と答える中、ストラトスはあのっ!それって、自分が最初からする前提ですよねっ!?自分は本当にする気はありませんけど!?あの、それでフェイトさんは何納得してるんですかっ!?とキャサリンの言葉に反論する。

 

「それじゃあ、皆。また明日ね。それじゃあ、ストラトス、行こう?」

 

「あ、はいっ!了解ですっ!」

 

そして、フェイトとストラトスは医療室から出て行く。

 

「それじゃあ、私達も行こうか?」

 

その後、皆医療室から出て行き、自分自身のするべき物をするため、その場所へと向かって行く。

 

「それじゃあ、ティアナ。私達も少し出ようか?今は深夜だし、もう帰宅時間だから、あまり人はいないのよ。それに、後で少し話そ

さないって言ったでしょ?」

 

シャマルはティアナに少し外に出て話そうと問う。

 

「あ、はい、それじゃあ、行きましょう。」

 

そして、シャマルとティアナは医療室の自動ドアを開け、何処かへと向かって歩いて行った。

 

 

「ただいま~」

 

特務六課のカトラスの眠る医療室からティアナとシャマルが出て行った頃、とある家にて、アトラスにいたアラタ達を見ていた男性が帰宅していた。

 

「おそおおいっ!!今まで何処歩いていたのよっ!!兄さんっ!!」

 

すると、奥の部屋からアレナが駆けて来ると、男性の頭にチョップをかます。

 

「イッタアアアッ!!ちょっと、アレナ、何するんだよっ!?」

 

男性は手刀を喰らった頭を抑えながらも大きく叫び、何をするのかとアレナに問う。

 

「もう、今何時だと思ってるのよっ!!地球にいるセイナも寝ないといけない時間なのに、兄さんが帰って来るのを待っているのよ?」

 

アレナは「セイナ」という者が未だに眠らずに男性を待っていると答える。

 

「何だと!?セイナがっ!?うおおおおっ!!!」

 

男性は「セイナ」が待っているとアレナから聞くと、猛ダッシュで長い廊下を走り去って行く。

 

「もう、兄さんったら、セイナの事になったら、何であんなに必死になるんだろう?」

 

そして、アレナは苦笑しながらも男性の事を「兄さん」と呼びながらも、長い玄関を歩いて男性の向かった道へと行った。

 

 

「あの、それで、話とは•••••?」

 

アレナが玄関を歩いて奥へと入って行った頃、食堂にてはというと、ティアナはシャマルに話とは何なのかと聞いていた。

 

「カトラス部隊長についてよ。皆には話せない凄く重要な話なの。」

 

シャマルは目の前にあるコーヒーの入ったカップに唇を付けると、ズズッと小さな音を立てながらも、少しだけ、コーヒーを飲むと、コップをテーブルの上へと置く。

 

「あの、でも何でそんな重要な話を私に••••?」

 

ティアナはシャマルに何故自分にそんな重要な話をするのかと問う。通常、それくらいの重要な話であれば、束や、カトラスの兄に言えば良いのだが•••••

 

「確かに、こんな重要な話は普通なら、貴方には話せるはずないわ。でもね、今回カトラス部隊長の隣にいた貴方だからこそ、話さなきゃならないのよ。」

 

シャマルはティアナにカトラスの隣にいたからこそ、話さなければならないと答える。

 

「そ、そうなんですか••••あの、それで一体どんな事なんですか••••?」

 

ティアナはシャマルに一体何なのかと問う。

 

「•••••その前に、一つ聞きたいのだけれど、カトラス部隊長、ミッションの時に急に倒れたりしなかった?」

 

シャマルは真剣な表情でカトラスがミッションの時に倒れたりしなかったかと問う。

 

「いえ、一度も••••••あ、そういえば、自分で治療するって言ってカーテン閉めて治療している時に何か倒れた音と一緒にカトラス部隊長の影が消えて、少しの間、返事が無くなったのなら••••多分、あれは倒れたんじゃないかと」

 

ティアナはカトラスが自分が共にクラフトキャリアにて、共にいた時の出来事を話す。

 

「•••••そう、もうそこまで進行していたのね。」

 

すると、シャマルはポツリと小さく呟く。

 

「どういう意味ですか?シャマル先生。」

 

ティアナはシャマルにどういう事なのかと問う。

 

「•••••••カトラス部隊長は今まで一度も休まず、任務を遂行していたって言ったわよね?」

 

シャマルはティアナにカトラスが今まで休まず、任務を遂行していたと言ったか?と問う。

 

「あ、はい、それとどんな関係が••••?」

 

ティアナはシャマルにカトラスが一度も休まず、任務を遂行していたのと、何が関係しているのかと問う。

 

「"今まで"っていう事は、貴方達が機動六課に入る前から、カトラス部隊長は任務を遂行していたの。当然JS事件にも聖王協会所属の騎士として、参加したわ。だけど、その時に負傷して、私が治療をするために、診察を行ったの。その時に、見たのが、普通じゃ有り得ない物だったわ•••••。」

 

シャマルは過去にて、JS事件時、カトラスが聖王協会の騎士として参加し、その時に負傷した時に診察を行った際に驚きの物を見たと答える。

 

「普通じゃ、有り得ない物••••?」

 

ティアナはシャマルの言葉に首を傾げながらも、シャマルの話を聞き続ける。

 

「ええ、カトラス部隊長の身体は既に崩壊してもおかしくない程でね、リンカーコアには••••」

 

ーレリックに近い物質がリンカーコアと結合していたのー

 

「れ、レリックに近い•••••物?」

 

ティアナはシャマルの話を聞きながらも、"レリックに近い物"がカトラスのリンカーコアと結合していたという言葉に首を傾げる。

 

「ええ、しかも、魔力神経とも完全結合していて、リンカーコアから毎秒何百Jもの魔力が身体から放出されているの。摘出しようとしても、完全に結合しているから、不可能なのよ。それで、その時は魔力数値測定装置がいきなりショートしたから、びっくりしたわ。でもね、リンカーコアからそれだけの魔力を放出しているという事は、普通の魔導師なら、魔力を膨大に放出している事で、身体を構成する細胞がその力に耐えられずに、死ぬわ。だけどカトラス部隊長はそれを今まで耐え続けているの。最初の魔力数値は測れない程だったのだけど、今はAAA+、という事は、魔力が数値が低くなっていってるのよ。これが何を意味するのか、分かるわよね?」

 

シャマルはティアナにカトラスのリンカーコアと魔力神経と完全結合している"レリックに近い物質"についてと、過去より、現在は魔力数値が低くなっていってると答える。

 

「そ、そんな•••••じゃあ、カトラス部隊長は•••••」

 

ティアナはシャマルの言葉を聞き、

 

「ええ、確実的に寿命が縮まって来ている。それに、今回の件でカトラス部隊長の寿命は大幅に縮まったとも言える。これ以上、無理をさせたら、カトラス部隊長は•••••死ぬわ。」

 

シャマルはカトラスの寿命が確実的に縮まっている事と、これ以上無理させたら、死ぬとティアナに言う。

 

「そ、そんな••••でも、最初にLBXに襲われた時にフェイトさんを救った方法を使えばっ!」

 

フェイトは最初にフェイトがLBXに襲われた時にアラタが渡したナノマシン治療方法を使えば、出来るのでは?とシャマルに問う。

 

「もう、やってみたわ。でも駄目だったの。一体どういう原理なのかは分からないけど、ナノマシンをカトラス部隊長の身体に入れた瞬間、ナノマシンが消滅しちゃうのよ••••••何回も試しても同じだったわ••••。」

 

シャマルはカトラスの身体にナノマシンを入れた瞬間、カトラスの身体に入れたナノマシンが消滅すると答える。

 

「そ、そんな••••••それじゃあ、カトラス部隊長は私のせいで•••••」

 

ティアナはカトラスが自分のせいで、カトラスの寿命が大幅に縮まってしまったという後悔感に襲われるが

 

「いえ、貴方のせいじゃない。誰にだって失敗はあるわよ。それにね、カトラス部隊長は貴方を助けたかったから、助けたのよ。それに、一応束さんに治療方法を探して貰ってるから、いつかは見つかると思うわ。」

 

シャマルはカトラスの寿命が縮まったのは、ティアナのせいではないと言いながらも、カトラス自身がティアナを助けたかったから、助けたと答える。

 

「私を••••助けたかったから•••?」

 

ティアナはシャマルの言葉を聞き、どういう事なのか、問う。

 

「ええ、カトラス部隊長の身体中にあるあの傷はね、全部仲間を守るために傷付いた傷なのよ。カトラス部隊長には昔、幼馴染みがいたらしいのよ。だけどね、任務遂行中に、自分をかばって死んじゃったらしいの。だけどね、カトラス部隊長の部族は幻の白き傭兵とまで言われるほどの、傭兵部族出身なの。たった一人死ぬ程度は風船を手放した程度にしか、過ぎないの。でもね、カトラス部隊長にとっては最も苦しく重い事だった。それから、カトラス部隊長はそれが怖くなって自身の身を通してまでも、仲間を守ろうとする。どんなに傷付いたとしても、自分の事は気にしないで、相手の事だけを気にする。それがカトラス部隊長の悪癖よ。」

 

シャマルはカトラスの身体中にある傷についてと、カトラスの過去をある程度を話す。

 

「そ、そうだったんですか•••••カトラス部隊長にそんな事が•••••でも、何でシャマルさんがそこまで知ってるんですか?」

 

ティアナはカトラスの過去を聞き、驚く。

 

「ちょっと前に、ある人から聞いたのよ。それで少しね。」

 

シャマルはティアナの問いに対し、少し前にある人から聞いたと答える。

 

「ある人?」

 

シャマルの言うある人という言葉にティアナは首を傾げる。

 

「ええ、カトラス部隊長の事を良く知っていて、カトラス部隊長と同じ傭兵部族出身で、カトラス部隊長と昔から良く近くにいたらしいのよ。ただ、誰なのかは分からないけど」

 

シャマルはある人がカトラスの事を良く知る者であり、同じ部族出身だという事を答える。

 

「それに、ティアナにはティーダというお兄さんがいるでしょ?カトラス部隊長は多分、仲間を守るという事より、貴方を死なせたくなかったんだと思う。だって、貴方が死ねば、お兄さんが悲しむでしょ?カトラス部隊長はそれを見たくなかったんだと思うの。カトラス部隊長の幼馴染みにも兄がいてね、その幼馴染みが死んでそのお兄さんが悲しむ姿を見て、もう二度と同じ事を繰り返しはしないって、誓ったらしいの。でも、それで、自分自身を犠牲にするなんて、酷過ぎるわよ。」

 

シャマルはカトラスがティーダが悲しむ姿を見たくないのと、過去にそんな事があり、それを二度と繰り返さないと誓った事を言う。

 

「そうだったのですか•••••でも、何でその事まで私に••••?」

 

ティアナは何故、その事について、自分に言うのかと問う。

 

「実はね、ティアナにカトラス部隊長の自己犠牲をどうにかしてほしいのよ。見張りの序にお願いして良いかしら?」

 

シャマルはティアナにカトラスの自己犠牲をどうにかして欲しいと問う。

 

「あ、はい•••••でも、一体どうやって••••?」

 

ティアナはシャマルにどうすれば、良いのかと問う。

 

「それは、秘密よ。でも貴方なら、簡単に見つけられるはずだから。あら、もうこんな時間、ごめんなさい。長く話しちゃったわね。」

 

シャマルはティアナになら簡単に方法を見つけられる事と、遅くまで、話した事について、謝る。

 

「いえいえ、良いんです。カトラス部隊長の事を良く知って置かないと、見張りは出来ませんし、それにカトラス部隊長の事で色々分かったので」

 

ティアナはシャマルの謝罪に対し、カトラスの事をもっと良く知って置かないと、見張りは出来ないし、カトラスの事について、色々分かったため、良いと答える。

 

「そう、それなら良かったわ。えっと、一旦医療室に戻ろっか?ティーダ君もいると思うし」

 

そして、シャマルとティアナはコップに残るコーヒーを飲み干すと、紙コップであるため、ゴミ箱へと捨て、一時的に医療室へと戻って行った。

 

 

「もう、アラタ君ったら、最近、急に束の所に行くんだから。」

 

シャマルとティアナが一旦医療室へと戻って行った頃、なのははというと、束のいる特務六課にてのデバイスの修理、制作等、アーマードデバイスの研究等、デバイスと関連する様々な事が行われている「デバイスルーム」へと向かっていた。

 

「えっと、たば「なのはちゃんっ!伏せてっ!!」えっ!?」

 

なのはがデバイスルームの自動ドアを開けたその時、束が目の前に現れ、伏せろと言われたと同時に束に押し倒される。それと、同時に束の後ろから、濃い黒い煙が上がり始める。そして、二人はケホッケホッと咳をしながらも、立ち上がる。そして、煙が上がると、そこには一体の自分達よりも大きな巨大なロボットが黒炭色になった状態で立っていた。

 

「ね、ねぇ、束。一体これは••••?」

 

なのはは、束に前に立っている巨大なロボットは何なとかと問う。

 

「ライディングアーマーって言ってね、もう、ルミナスシューターが効かなくなるかもしれないラージドロイドと戦うために作ったんだけど••••凄く大きいから、莫大なエネルギーが必要で、それにそのエネルギーに耐えられなくてね、それで、なのはちゃんが来た瞬間に熱暴走を起こしちゃったの。ごめんね、驚かしちゃって」

 

束は前に立っている黒炭色のシミ至る所に付いた白い巨大なロボット「ライディングアーマー」についてと、なのはが入って来ると同時に熱暴走を起こしてしまった事と、なのはに驚かしてごめんなさいと謝る。

 

「ううん、良いよ。でも、こんな巨大なロボットを一人で今まで作ったの?」

 

なのはは束にこんな巨大なライディングアーマーを一人で作り上げたのかと問う。

 

「ううん、シャーリーさんや、技術班の皆が手伝ってくれて、やっと完成したの。でも、まだ実戦に投入するにはまだまだだよ。」

 

束はライディングアーマーは皆のお陰で完成したのと、まだまだ実戦に投入するには無理があると答える。

 

「そうなんだ。」

 

すると、奥から「ケホッケホッ!束さん、大丈夫ですか!」と少し黒い炭の掛かった髪に頬をしたサクヤが咳をしながらも作業着姿で現れる。

 

「うん、大丈夫だよ、サッ君。サッ君の方こそ、大丈夫?」

 

束はサクヤに大丈夫なのかと問う。

 

「はい、大丈夫です。それより、ジェネレーター稼働プログラムに誤差が•••って、なのはさんっ!?何でここにっ!?」

 

サクヤは煙を潜りながらも、束にジェネレーター稼働プログラムに誤差がいじているのを言うが、なのはがいた事に驚く。

 

「うん、さっきぶりだね、サクヤ。」

 

なのはは、サクヤに笑顔で挨拶する。

 

「え、えっと怪我は「大丈夫、私が防いだから。」そ、そうなんですか•••良かった••••。」

 

サクヤはなのはに怪我はないかと問おうとするが、束に自分が事前に防いだと答え、安心する。

 

「あ、そういえば、束、サクヤ。アラタ君、いない?さっき、医療室で、束にメンテナンスに呼ばれてるって言って慌てて飛び出して行ったから、ここに居るんじゃないかと思って来たんだけど•••••」

 

なのはは、束とサクヤにアラタは来てないかと問う。

 

「え?今日のメンテナンスは10時くらいに終わらせてあるから、来てないけど••••?」

 

束は今日は既に10時くらいにメンテナンスを受けた後なので、今は来ていないと答える。

 

「そうなんだ、えっと、ありがとうっ!」

 

なのはは急いで何処かへと駆けて行く。

そして、後ろにては束とサクヤは一体どういう事なのか、首を傾げながらも、立ち尽くしていた。

 

 

「セイナ、済みませんでしたっ!!」

 

なのはがアラタを探しに向かい、デバイスルームから、出て行った頃、クライン、アレナ達の自宅にてはというと、男性と、ホログラフィックディスプレイを通して、通話していた。男性は土下座をしながらも、ホログラフィックディスプレイに向かって謝り、それをクラインは流石はセイナ好きですね。と言いながらも、苦笑しながらも、見ており、隣にては、アレナがもう、これだから、兄さんはと言いながらも、ホログラフィックディスプレイへと視線を向ける。そして、ホログラフィックディスプレイに写っている者、要するに、通話相手はというと

 

『え、えっと、カイト叔父さん、謝らなくて良いから、別に明日は学校休みだし、顔は上げようよ?』

 

そこには、金髪の腰にまで伸びるロングヘアーに、赤と緑の虹彩色の瞳、そして、大人のような顔と、そんな顔には合わない頭の上に立つ立ったアホ毛、そして、青色の制服を着ている女性が写っていた。

 

「で、でも、僕が早く来なかったから、通信料金が『えっと、それなんだけど、一日掛かったんだけど、そっちのインフィニティネットに繋げちゃって、そんなのいらなくなっちゃったの。』ええっ!?い、いつの間にっ!?それより、どうやってやったの!?」

 

少女に「カイト」と呼ばれた男性は自分のせいで、通信料金が掛かったのでは?と謝るが、少女はその答えに対し、自身が「インフィニティネット」という物に接続したため、それは必要ないと答える。

 

「流石です、セイナ。」

 

カイトの横にては、クラインが笑顔でホログラフィックディスプレイに写る少女に流石だと言う。

 

「へぇ、凄いわね、セイナ。まだ15歳なのに、もうインフィニティネットにまで、自分のPCを繋げちゃうなんて、貴方の父親の剣さえも驚くべき光景ね。」

 

アレナは未だに15歳なのに、自身のPCをインフィニティネットに繋げた事にセイナの父親、剣さえも驚くべき光景だと言う。

 

『ううん、私はお父さんとお母さんより、まだまだだよ。それに、メタ沢が手伝ってくれたお陰だよ!』

 

青き制服を着る女性「セイナ」は自分は父親と母親より、まだまだだという事と、「メタ沢」という者が手伝ってくれたお陰だと答える。

 

「でも、やるじゃない。インフィニティネットにアクセスするには、何年も掛かるのに、貴方は一日で解いた。貴方のお父さんとお母さんさえも何ヶ月かは掛かったのよ?」

 

アレナは微笑みながらも、セイナの成長に関心する。

 

『えっ?お父さんとお母さんが?』

 

セイナは目をまんまるとしながらも、 アレナに問う。

 

「ええ、そうよ。それと、そっちの神威門大学園の生活はどう?上手くやってる?」

 

アレナはセイナに神威大学園の生活はどうかと、問う。

 

『うん、上手くやってるよ。皆とも、仲良くやってる。』

 

セイナはアレナの問いに答える。

 

「そう、なら良かった。それで、メタ沢は何処に行っちゃったわけ?」

 

アレナはセイナにメタ沢は何処に行ったのかと問う。

 

『買い物に行ってるよ?それと、もう、インターミドルが開幕するよね?久々に皆で見に行かない?』

 

セイナはアレナとクライン、カイトにインターミドルを見に行かないかと問う。

 

「ああ、良いぞっ!!という事はつまり、セイナ、帰って来るのか?」

 

カイトはセイナに帰って来るのかと問う。

 

『うんっ!前に一年中研究とかで、休めなかったから、今年の一年は休みになったの。でも帰れるのは、12月だけど』

 

セイナはカイトに一年中研究とかで休めなかったため、今年の一年中は全て休みになると答える。

 

「嘘~!?、剣達が入ってた時はそんなの無かったのに。」

 

アレナは剣達という者達が入っていた時代の時は無かったと答える。

 

『うん、それがね、私にも分からないけど、今年一年中は休みだって教授が言ってた。』

 

セイナはどういう事なのかは分からないが、今年一年中は休みであると教授から聞いたと答える。

 

「そう、なら良いけど、いつも気をつけてね、貴方のような父親譲りの頭脳と、母親譲りの美貌で、引きつけられる獣は多いわ。もしいたら、私に言いなさい?直ぐに駆けつけて、吹っ飛ばしねやるから。」

 

アレナは拳をゴキゴキと鳴らしながらも、言う。それに、対しクラインは僕の姉さんがこんなに怖いはずがないと言いながらも、苦笑し、その横でカイトが何いぃっ!!セイナに男性が近付くだとっ!?直ぐに連れて来なさいっ!!と付けた眼鏡を光らせながらも、言う。

 

『え、えっと、アレナ叔母さん、そんな人いないよ。それに、皆、そんな事しないし』

 

セイナはアレナを見ながらも、苦笑し、こっちには、そんな事をする人はいないと答える。

 

「そう、なら良いけど、獣が来た場合は言いなさいね?」

 

アレナの問いに対し、セイナはうん、分かった。と答える。

 

「それじゃあ、そろそろ切るわね?おやすみ、セイナ。」

 

『うんっ!おやすみっ!!アレナ叔母さん、カイト叔父さん、クラインお兄さんっ!』

 

そして、セイナはそう言うと、同時にセイナの写るホログラフィックディスプレイがアレナ達の目の前から消える。

 

「セイナ、元気だったわね。って、兄さん?」

 

「うおおおおっ!!セイナ、元気で良かったよおおおっ!!」

 

アレナはカイトにセイナは元気だったねと問うが、その横にては、カイトがセイナが元気で良かったと何故か感激していた。

 

「あはは•••••どれだけセイナを弱愛してるんですか、兄さん。」

 

クラインは苦笑しながらも、カイトが感激する様子を見届けるしかなかった。

 

 

「あの、それで話とは••••?」

 

アレナ達がセイナとの通信を終え、共に話し合っている頃、シグナム、バルスパロスはというと、屋上にて、共に星空を見ながらも、話し合いを始めていた。

 

「•••••バルスパロス、お前は確か、主はやてと私と初めて会った時、「記憶喪失」と言ったな?」

 

シグナムはバルスパロスに初めて会った時バルスパロスが記憶喪失だと言ったかと、問う。

 

「はい、私にはワールドセイバーから逃げて来た記憶以外は過去の記憶がありません。でも、それがどうかしたのですか?」

 

バルスパロスはシグナムに記憶がない事にどうしたのかと問う。

 

「•••••いや、何でもない。ただ聞いただけだ。••••••バルスパロス」

 

シグナムはバルスパロスの名を呼ぶ。

 

「はい、何でしょうか?シグナムさん。」

 

ーああ、何だ?将ー

 

バルスパロスはシグナムに問うが、シグナムからは自身の家族だった今日、自身の目の前に現れ、家族であるヴィータに襲い掛かった「リインフォース」の姿と重なって見えていた。

 

「もしも••••••もしもだ•••••お前は記憶が戻ったら、どうするんだ?」

 

シグナムはバルスパロスに記憶がもし戻ったら、どうするのかと問う。

 

「記憶が戻ったら、ですか?」

 

バルスパロスはシグナムの問いに首を傾げる。

 

「そうだ••••••もし戻ったら•••••どうする••••気•••••なのだ。」

 

シグナムはもし戻ったらどうする気なのかと問う。

 

「あ、あのシグナムさん、な、何で泣いてるのですか?」

 

リインフォースはシグナムの頬に一粒の涙が流れていた事に気が付く。

 

「すまない•••••昔、あの空に消えてしまった時の•••••••リインフォースとお前の姿が似ていて、つい•••••••な。リインフォースは私達を襲い掛かって来て何処かに消えたというのに、あれが本当にリインフォースなのか••••••そうとは思えないんだ。」

 

シグナムは自身の家族である今日自分達に襲い掛かったリインフォースが本当にリインフォースなのかとそうと言いながらもそうとは思えないと答える。

 

「いえ、良いんです。誰にだって泣く事はありますから。それにリインフォースさん達が誰かに操られている可能性があります。その時は、私が絶対に助け出します。だから、泣かないでください。シグナムさん。」

 

バルスパロスはシグナムにもし、リインフォース達が誰かに操られているのなら、絶対に助け出すので、泣かないで欲しいと答える。

 

「そうか••••••ありがとう、バルスパロス。」

 

シグナムはバルスパロスに礼を言う。

 

「いえ、私がしたくて、しているのですから。それと、さっきの記憶が戻ったらどうするかの質問なのですが、戻っても、私は私として、過ごそうと思います。私は私しか、いないんですから。」

 

バルスパロスは記憶が戻ったとしても、自分は自分であり、今まで通り、自分として過ごすのと、自分は自分でしかないと答える。

 

「そうか•••••すまないな、いきなり引き止めて」

 

シグナムは涙を拭いながらも、バルスパロスに引き止め、話し合いをした事に謝罪する。

 

「いえ、良いんです。私もシグナムさんと話し合ってみたかったので、」

 

バルスパロスは自身もシグナムと話し合ってみたかったと答える。

 

「そうか、なら良かった。そろそろ、私達も帰ろう。もう深夜だしな。主はやてが心配する。」

 

「そうですね。それじゃあ、行きましょうか?」

 

そして、シグナムとバルスパロスは屋上から下の階段へと続く戸を開けると何処かへと去って行った。

 

 

(なるほどな、奴らがアトラスの市民を捕獲していたのは、これが狙いだったのか・・・・・。)

 

シグナムとバルスパロスが屋上から下へと階段を使い、降りて行った頃、ジンはというと、黒き暗い部屋にて、一人でホログラフィックディスプレイを操作しながらも、何らかの情報を見ていた。

 

(だが•••••一体どうして、闇の書の••••いや、リインフォースと言った方が良いな。)

 

そジンは無数浮遊しているホログラムのうち、ユーリとリインフォースについの情報、図面等の写っているホログラムを見る。すると、明かりが付けられると同時に、アリサが2つのコーヒーの入ったコップを持ち、戸を開けて、入って来る。

 

「もう、ジンったら、また明かりも付けずにしていたのね。それと、はい、コーヒー。」

 

アリサはジンの座るソファの前にあるテーブルに湯気の出るコーヒーの入ったコップを置く。

 

「すまない、また忘れていた。それと、いつもありがとう。」

 

ジンはそう言うと、コーヒーの入ったコップを手に取る。それと同時にアリサが隣に腰を下ろし、ジンの隣にて、座る。

 

「そういえば、すずかはどうしたんだ?」

 

ジンはアリサにすずかはどうしたのかと問う。

 

「先に眠っちゃってる。今まで、あまり休んだりしなかったから、疲れが溜まっていたのだと思う。」

 

アリサは先にすずかは眠っていると答える。

 

「そうか、アリサも早く寝た方が良い。夜更かしは肌の天敵って良く言われるだろ?後で私も寝るつもりだから、先にアリサは寝ていてくれ。」

 

ジンはアリサに早く寝た方が良いと言いながらも、先に寝ていてくれと言う。

 

「もう、そしたらジンはそのまま、徹夜をしちゃうから、ジンが寝るまで、私も寝ない事にしてるの。ジンが寝たら、私も寝るわ。」

 

アリサは不適な笑みを浮かべながらも、言う。それに対し、ジンは苦笑しながらも、

 

「やっぱりアリサとすずかにはかなわないな。そうだな、じゃあ寝るとするか。」

 

そして、ジンは諦めたかのように、キーボードのホログラムを操作し、他の浮遊しねいるホログラムを全て消す。そして、ジンは立ち上がる。

 

「フフッ、それじゃあ、行くわよ?」

 

アリサはジンに寝室に行こうと問う。

 

「了解いたしました。お嬢様」

 

アリサの問いに対し、ジンは微笑みながらも、執事とお嬢様の関係のように話すと、アリサを抱き上げ、戸を開けて、寝室へと向かって行った。

 

 

「へぇ、ストラトスってそうやって時空管理局に入ったんだ。」

 

アリサを抱き上げ、ジンが寝室へと向かった頃フェイトとストラトスはというと、食堂にて、共に話し合っていた。

 

「はい、自分は管理局で活躍してたフェイトさんに憧れて入ったんです。JS事件の時は本当に凄かったですよ、空をあちこち、見えない速さで飛んで行ってそれで••••••」

 

ストラトスは笑顔で、フェイトに憧れて入ったと答える。

 

「そ、そうなんだ・・・・(あれ?機動六課にストラトスって居たっけ?いなかった気がするけど・・・・・)」

 

フェイトは疑問に思いながらも、ストラトスの言う事に納得する。

 

「まぁ、そんな感じでしょうか。そういえば、フェイトさんにはエリオさんっていう息子さんと、キャロさんっていう娘さんがいるって聞いたんですが、お二方は特務六課には来ていないんですね。いや~会ってみたかったな~。出来れば、サイン貰ってみたかった。」

 

ストラトスはエリオとキャロにも会ってみたかったと言いながらも、サイン貰いたかったと答える。

 

「そうなんだ、じゃあ私が代わりにエリオとキャロに頼んでみようか?」

 

フェイトは二人にサインを貰えるように頼もうか?と問う。

 

「いえいえ、そこまでしなくて良いですよ。フェイトさん。これも自分で取りに行かなければ、苦労しなければ、取り甲斐がなくなるので、でもそのお気持ちだけは受け取って置きます。すみません。」

 

ストラトスはフェイトに気持ちだけ受け取って置くと言う。

 

「そうなんだ、そういえば、ストラトスってキャサリンから聞いたけど、趣味が料理と研究って聞いたけど、一体どんなの作ってるの?」

 

フェイトはキャサリンに聞いたストラトスの趣味である料理と研究について、問う。

 

「料理も研究も全般的にです。色んな物を作って、色んな味を楽しむ、そして、新たな味と料理を作る。そして、研究では色んな物を探求する。自分の科学者としての魂と料理人としての魂が燃えて来ますっ!!」

 

ストラトスは後ろから燃える炎を出しながらも、フェイトに向かって言う。

 

「へ、へぇ、そうなんだ・・・・・・でも、何で料理に科学者としての魂が必要なのかな・・・・・。」

 

フェイトは苦笑しながらも、何故、科学者としての魂が必要なのかと問う。

 

「新しい物を探求する、それが科学者としての魂だからですっ!」

 

ストラトスは未だに燃えながらも、言う。

 

「そ、そうなんだ・・・・・・・。」

 

フェイトはストラトスの問いに対し、苦笑しながらも、答える。

 

「でも、ストラトスは何で趣味として、料理と研究を始めたの?」

 

フェイトはストラトスに何故、研究と料理を趣味として、始めたのかと問う。

 

「自分が幼い頃に自分の父と母が管理局に所属していた頃なんですけどね、師匠と出会ったんです。」

 

「師匠?」

 

ストラトスの言う師匠という言葉にフェイトは首を傾げる。

 

「はい、師匠は自分に色んな事を教えてくれた人で、恩師なんです。本当に色んな事を知っててですね、着物を私服として、着ていて、自分の父とは親友で、毎日、父と母が居ない時は良く家に来て、色んな事を教えてくれて、それで、最初に師匠が教えてくれたのは、デバイスと料理についてだったんです。師匠の作ったデバイスを見た時は凄く驚きました。あの感動は本当に忘れられませんよ。母があんな凄い物を使っていたなんて、自分にも驚きだったんです。それで、いつかは自分もそんなデバイスを作れるようになりたいと思って始めたんです。料理は師匠の作った和風系料理が影響してでしょうか。でも、師匠の料理は凄く美味しかったんです。自分にもいつかはあんな風な料理を作って父と母に食べさせたいんです。まあ、今は一人暮らしですけどね。」

 

ストラトスは自身が趣味として、料理と研究を始めた理由を話す。

 

「そうなんだ。それじゃあ、その師匠と、お父さんとお母さんとも今もまだ会ってるの?」

 

フェイトはストラトスに今も師匠とストラトスの両親と会っているのかと問う。すると、ストラトスの表情が少し曇る。

 

「ストラトス?」

 

フェイトはストラトスの表情が暗くなったのに気付き、ストラトスにどうしたのかと問う。

 

「あ、いえ何でもありません。えっと、何でしたっけ?師匠と自分の父と母でしたっけ?はい、今も会ってますよ。」

 

ストラトスは笑顔を作りながらも、自身の父と母、師匠とも今も会っていると答える。

 

「そうなんだ、もし会えるのなら、会ってみたいかな?ストラトスのお母さんとお父さんってどんな人なのか、見てみたいしストラトスの師匠とも会ってみたいかな?・・・・・あれ?ストラトス?」

 

フェイトはストラトスの両親とその師匠とも会ってみたいと言いながらもストラトスのまた暗くなった表情に気付き、どうしたのか、問う。

 

「あ、すみません。少し疲れているようで、う~ん、じゃあ、会える時には、言いますね?」

 

ストラトスは暗くなっていた表情から笑顔にしながらも答える。

 

「ねえ、ストラトス。」

 

「あ、はい。何でしょうか?フェイトさん。」

 

フェイトの問いにストラトスは笑顔で答える。

そして、フェイトはストラトスにある一言を言う。

 

ーねえ、何で泣いてるの?-

 

「え?自分ですか?泣くなんて、そんな事「目から涙が出てるよ?」あ、すみません。ちょっと目に塵が入ったのを我慢していて・・・・・でも、お気を使ってくれてありがとうございます。」

 

ストラトスはそう言うと、ハンカチを取り出し、左頬に流れて行く涙を拭う。

 

「そ、そうなんだ・・・・(本当・・・・なのかな?)」

 

フェイトはストラトスの言葉に少し疑いを持ちながらも答える。

 

「そ、それじゃあ、自分達もそろそろ帰りましょう。えっと、それじゃあアラタさんに電話しますね?」

 

そして、ストラトスはポケットから携帯端末を取り出し、通信回線を開く。だが、そこでフェイトは疑問に思っていた物があった。

 

(ストラトスの瞳の色・・・・・ヴィヴィオと良く似てるし・・・・・お姉ちゃんとも良く似てる・・・・・・でも、ストラトスは地球出身だし、外国生まれだから、違うよね・・・・?)

 

そう、ストラトスの姿に疑問を持っていた。何故なら、ストラトスの姿はフェイトの姉、アリシアとヴィヴィオを合わせたような姿に近かったからである。

 

「あれ~?おかしいな?すみません、アラタさん電話に出ないんですけど・・・・・・」

 

ストラトスはフェイトにアラタが電話に出ないと答えながらも、携帯端末をポケットに入れる。

 

「そうなんだ、大丈夫だよ。後でなのはに電話してみる。それより、ストラトスも早く帰った方が良いよ?」

 

フェイトはストラトスに早く帰った方が良いと答える。

 

「あ、はいっ!それじゃあ、自分はここらで、ではまた明日にっ!って、明日休日じゃん!?」

 

そして、ストラトスはフェイトに別れを告げると何処かへと駆けて行く。

 

「うん、じゃあね。ストラトス。」

 

そして、フェイトはストラトスに別れを告げると、なのはのいる仕事場へと向かって行った。

 

 

「う~ん、一体アラタ君、何処に行ったんだろう・・・・?」

 

フェイトがなのはのいる仕事場へと向かった頃、なのははというと、アラタのいそうな場所を周りながらも、アラタを探していた。そして、なのはは歩いて行く中、レイジングハートがなのはに話しかける。

 

ーMaster-

 

「うん?何レイジングハート?」

 

なのははレイジングハートに話しかけられたため、返事をする。

 

ー Something has adhered to the floor? ー

 

「床?」

 

レイジングハートの問いになのはは床を見る。そこには・・・・

 

「赤い・・・・・・シミ?」

 

紅く床にシミとして残る謎のシミが点状に先へと続いていた。

 

ーConsidering being constituted by the element of a carbon system and a nitrogen system, it is a liquid of an organic matter and it seems whether to be someone's blood probably.ー

 

「血・・・・液・・・・?」

 

なのはは直ぐに赤い先へと続く点のシミを辿りながらも駆けて行く。そして、辿り着いた先にはというと、

 

「男性用・・・・・・トイレ?」

 

そう、男性用トイレのホログラムであった。

 

ーSince a woman is the zone to which entry was forbidden, please return ま, a master, and in theー

 

だが、なのはは、レイジングハートの警告を無視し、男子トイレへと近づいて行く。

 

(だ、男性トイレ・・・・・・今まで近づいた事は無かったけど・・・・・・)

 

なのははそう思いながらも赤いシミの続く男性トイレへと向かおうとしたその時

 

「「あ」」

 

丁度男性トイレから出て来たアラタと鉢合わせになる形なる。

 

「にゃ、にゃっ、あ、アラタ君!?こ、こここここれは、そ、そのちょっとした理由があって・・・・・」

 

なのはは、アラタに男性トイレへと赤きシミを辿り、入ろうとしたのを焦りながらも、誤魔化そうとする。

 

「そうか・・・・・・それより、行こう?なのは・・・・・・・。」

 

そして、アラタはふらつきながらも、なのはに手を伸ばす。

 

「え、あ、うん・・・・・(あれ・・・・・アラタ君、どうしちゃったんだろう・・・・・?)」

 

そして、なのははアラタの手を取ると、立ち上がる。そして、アラタの隣にて、共に歩き始める。

 

「ねえ、アラタ君••••••何か顔色悪いよ?」

 

なのはは、アラタに顔色が悪いと言う。

 

「え?いや、いつも通りだぞ?」

 

すると、アラタは暗くしていた顔の表情に直ぐに笑顔を作る。

 

「そ、そうなんだ•••••(やっぱり、何か隠してる••••)」

 

「それじゃあ、行こうか。さっきストラトスから電話が来ていたから、一旦戻ろう。」

 

「うん、そうだね。」

 

そして、アラタとなのはは、直ぐになのは達の仕事場へと戻って行った。

 

 

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