魔法戦記リリカルなのは ウォータイム   作:偽作者(ハザードフォーム)

57 / 71
第52話「過去の記憶」

「ふう、今日はこのくらいかしら?」

 

何か隠しているような顔をしたアラタとなのはがフェイトを探しに自身達の仕事場へと向かった頃、第3アリーナにては、キリエがヴァリアントザッパーを地に突き刺し、汗を拭っていた。そして、後ろにはというと、訓練用LBXの山ができていた。当然、後に勝手に修復されているため、ほおって置いておけば良いので、キリエはふう~とため息を付きながらも、ベンチへと向かい、腰を下ろす。

 

「お疲れ様、でもアラタに黙ってて良いのかな・・・・・?」

 

すると、アリシアが笑顔でベンチに腰を掛けたキリエへとスポーツドリンクとタオルを渡す。

 

「ありがとうね~アリシアちゃ~ん。」

 

キリエはアリシアに礼を言うと、アリシアの渡したスポーツドリンクとタオルを受け取り、タオルを首に掛けながらも、スポーツドリンクを少しだけ、飲む。それと同時に、アリシアがキリエの横に座る。

 

「それにしても、アリシアがここに来るなんて珍しいわね。いつもなら、研究室にいるのにね?」

 

キリエはアリシアに通常では研究室に閉じこもっているのに、今日に限ってここにいるのは珍しいと言う。

 

「う~ん、そうなのかな?私、こう見えても毎日来ているのにな~」

 

アリシアはキリエに自分は毎日来ている事を言う。

 

「へぇ~、一応前の特訓の時に、貴方のサポート姿を見ていたけど、凄かったわよ?貴方ってバックスポジションなの?」

 

キリエはアリシアにどのポジションかを問う。

 

「う~ん、お母さんと一緒にいる時はバックスで、私一人だとフォワードだよ?」

 

アリシアは自身はプレシアといる時はバックスであり、一人だとフォワードだと答える。

 

「結局話を纏めると、貴方は貴方のお母さんといる時はバックスで、一人ではフォワードなのね。それならお姉さん、どのくらいの強いか見てみたくなっちゃったわ。お母さんとの時はバックスとはいえ、一人の時はフォワードでLBXとは戦えるくらいなんでしょ?」

 

キリエはアリシアにアリシアがバックスだという事と、バックスでも、LBXとも戦える程の実力はあるのか、見てみたくなったと答える。

 

「う~ん、良いけど、見えないと思うよ?私、速過ぎるから•••••。」

 

アリシアは苦笑しながらも、キリエに自身の動きは速過ぎるため、見えないと答える。

 

「へえ~、でもお姉さん、高速戦闘には慣れてるから、高速の動きなら、見えるわよ?」

 

キリエはフフッと不適な笑顔を浮かべながらも、アリシアに自身は高速戦闘に慣れており、高速の動きなら、見えると答える。

 

「そ、そうなんだ••••••えっと、でもそれって、どういう•••••「こういう事よ~」え、えっとで、でも、アラタには駄目だって•••••それに、訓練用LBXがあるんだし•••••」

 

アリシアはどういう意味なのか、苦笑しながらも、問うが、すると、キリエが、ベンチから、腰を上げ、立ち上がると、地に突き刺していたヴァリアントザッパーを取る。

 

「そうね、確かにアラタには言われたけど、直ぐに終わらせれば良いじゃない~?それに、訓練用LBXは皆、今は自動修復中よ、だから、動く事はないわよ?。それとも、貴方はお姉さんに負けるのが、怖いのかしら?」

 

キリエはアリシアに不適な笑みを浮かべながらも、問う。

 

「そうだとしても、駄目だよ。キリエさん。例え直ぐに終わらせれたとしても、束さんに明日って言われたのなら、無理したら駄目だよ。」

 

アリシアはキリエに向かって、早く終わらせたとしても、駄目、完全に完治しても、明日まで、しっかりと休まないと駄目だと言う。

 

「もう~それくらい分かってるわよ~、ジョークよ、ジョーク。」

 

キリエは微笑みながらも、ジョークだと アリシアに言いながらも、ヴァリアントザッパーを銃の形態へと可変させる。そして、そのまま、ベンチへとまた腰を下ろす。

 

「それにしても、貴方•••••今思ったら、フェイトや、レヴィと似てるわね。」

 

キリエはアリシアに姿がフェイトやレヴィと似ていると答える。

 

「うん、だってフェイトちゃんは私の妹だから。」

 

アリシアはフェイトは自身の妹だと答える。

 

「へぇ~そうなの。あのフェイトに姉がいたなんてね、でも、何でずっとここにいるの?フェイトには会いに行かないのかしら?」

 

キリエはフェイトに姉がいた事に驚きながらフェイトに会いに行かないのかと問う。

 

「うん、ちょっとしたある事情があって••••••ね。」

 

アリシアは少し顔色を暗くしながらも、キリエに言う。

 

「そう、なら私にその事情、話してくれないかしら?お姉さんも貴方と同じように姉持ちだから、どれくらいかは分からないけど、力になるわよ?」

 

キリエはアリシアに自身にその事情とやらを話して欲しい、自分もアリシアと同じ姉持ちであるため、ある程度は力になると答える。

 

「え、あ、うん、ありがとう•••••でも「良いから、話してみなさい?」••••実は、私はフェイトちゃんの近くにいたら駄目なんだと思うの。私のせいで、フェイトちゃんを傷付けちゃったから、許しては貰えたけど、やっぱり心の中では許すはずがないと思うの。だってあんな酷い事をしたから•••••だから私が傍にいれば、フェイトちゃんは永遠に傷付く。だから「なるほどね、貴方って、馬鹿なのね。」馬鹿じゃないもん!!こうみえても、IS学園では、教師をしていたんだからねっ!!」

 

アリシアは自分のせいで、フェイトが傷付いており、自身が傍に居れば、永遠にその傷は癒える事は無く、悪化していくと言いながらも、自身は隣に居てはならないと言おうとしたその時、キリエは馬鹿だと言う。

 

「そういう事じゃないわよ。貴方って、束の助手をしていたくらいの実力だという事は束から聞いたわ。だけどね、貴方は勘違いしてるわ。何を根拠にフェイトの心の傷が永遠に傷付いていくと言えるわけ?フェイトの本当の気持ちを知っていて、言ってるかしら?」

 

キリエはアリシアに何故、アリシア自身が隣に居ては永遠に傷付くのか、それを何を根拠に言えるのかと問う。

 

「だって、私は酷い事したんだよ•••?お母さんに黙って死んで、お母さんを悲しませて、関係のないフェイトちゃんにまで苦しい思いをさせて、それに、フェイトちゃんに今まで•••••一緒にも居てあげれなかったんだよ••••?」

 

アリシアは暗い顔をしながらも、キリエの問いに答える。すると、キリエが口を開く。

 

「•••••しょうがないわね、少し私の昔話でもして良いかしら?」

 

キリエはアリシアに自身の過去の話をして良いかと問う。

 

「え、うん、良いけど•••••」

 

アリシアはキリエの自身の過去の話をして良いかという問いに対し良いと答える。

 

「そう•••••なら始めるわね。」

 

そして、キリエはアリシアに自身の過去の話をし始める。

 

「私が五歳の頃に、お父さん達と離れ離れになって迷子になった事があったの。その時に、私を最初に見つけてくれた人はツルギおじさんだったの。」

 

キリエは自身が過去に迷子になり、最初に発見してくれた人がツルギおじさんだという事を話す。

 

「ツルギ••••おじさん?」

 

アリシアはキリエの言う「ツルギおじさん」に首を傾げる。

 

「ええ、姿から言うと•••アラタと瓜二つに近い程よ、いえ、良く似ているわね。時々、お父さんに会いに来ててね、その時に良く私と遊んでくれてたの、そして、色んな事も教えてくれてた。そして、良く私の事も心配していたわ。お父さんから聞いた話じゃ、物凄い純感で、良く女性にモテてたらしいわ。それで、私がツルギおじさんに懐いていた時はお父さんが良く嫉妬してたらしいのよ。」

 

キリエはアリシアにの姿がアラタとかなり似ていた事と、時々、自分の父親に会いに来ており、いつも遊んでくれると同時に色んな事を教えてくれたと答える。

 

「要するに、そのツルギおじさんはキリエさんの足長おじさんなのかな?」

 

アリシアはキリエにキリエの言う「ツルギおじさん」はキリエの足長おじさんという事なのかと問う。

 

「違うわ。足長おじさんの物語では最後は主人公のジュディと足長おじさんが結婚してるでしょ?でもねツルギおじさんにはもう私が会った時には既に婚約者がいたわよ?でも、足長おじさんに近いと言えば、近いわね(••••って、何言ってるのかしら私!?)」

 

キリエはアリシアに「ツルギおじさん」は足長おじさんではなく、既に婚約者がいた事と、だが、アリシアの言う足長おじさんに近いとは思うと言いながらも、何を言ってるの!?と思いながらも、少しだけ顔を赤くする。

 

「へぇ、そうなんだ。それで、そのツルギおじさんがキリエを発見して、どうなったの?」

 

アリシアはキリエに自身を発見してどうなったのかと問う。

 

「私を強く抱いてくれたわ、私がある程度、落ち付いた後に、アミタが私に駆けて来て、強く抱きしめてくれた。私とアミタは昔は良く喧嘩ばかりしていたわ。けど、その時のアミタは凄く優しい目だった。今まで、喧嘩ばかりしていたのに、その時は私を見てやっと見つけれた事に嬉しそうに泣いていたの。そして、あの人は言ったわ。「キリエ、アミタもお前の事を凄く心配していたんだぞ?」って、その時に初めてアミタの気持ちを知ったわ。あんなに喧嘩ばかりしていたのに、本当は私の事を凄く大事に思ってた。そして、いつの間にか、私にとっても大事な姉になっていたわ。」

 

キリエは第3アリーナの空を見上げながらも、言う。現在、第3アリーナにはセカンドワールドが起動していないが、元々、空中戦闘の事も想定し、空のアリーナもあるのである。

 

「この話を簡易的に纏めると、例え、どんなにお互いを傷付け合ったとしても、お互い、許し合い共に助け合い、妹が困っているのなら、姉が助ける。姉が困っているのなら、妹が助ける。強い絆で結ばれ、お互い助け合い、生きて行く。それが姉妹や、兄弟よ。フェイトの今の気持ちは私にも知らないけど、プレシアさんと話していた時は物凄く嬉しそうな表情をしていたわ。貴方がフェイトの傍に居たら駄目なそんな法則なんかないわよ?」

 

キリエはアリシアに兄弟と姉妹がどういうのかを話しながらも、アリシアにフェイトの傍にアリシア自身が居ては駄目な法則はないと答える。

 

「••••••。」

 

「まあ、それは貴方が考えて答えを出すべきね。それじゃあ、私はお先に失礼するわね~」

 

そして、キリエはヴァリアントザッパーを持つと、第3アリーナから、出て行く。

 

「•••••姉妹•••••か。」

 

アリシアはそう思いながらも、空を見上げる。

 

(私も幼い頃は最初はただ、寂しかったから、妹が欲しいって、お母さんにお願いしてたよね•••••でも、妹を持つのが、こんなにこんなに重く感じるのは、昔はそうとは思ってもなかった•••••。)

 

そして、フェイトは草原に腰を下ろすと、青く透き通った第3アリーナの空を見上げる。

 

(フェイトちゃんは本当に•••••許してくれてるのかな••••?キリエさんもそうは言っていたけど•••••やっぱり許すはずないと思う。私のせいで、フェイトちゃんがあんな目に合ったから•••••)

 

そして、アリシアは草原に横だわると目をつぶる。

 

(でも•••••もし、話し合えるのなら、話し合いたい。今は無理かもしれないけど、いつかきっと、ちゃんとした本当の気持ちで•••••)

 

そして、アリシアの意識はそこで途切れた。

 

 

ーお父さん•••••お母さん•••••何でだよ••••••何で••••こんな俺なんかを••••••ー

 

ー貴方を守りたかった•••••からよ。カトラス••••••ー

 

ーカトラス•••••私達がいなくても•••••エレンと一緒に•••••戦い続けるんだ••••••戦うのを止めては駄目だ•••••ずっと、戦い続けるんだ••••エレンと••••••ー

 

ーお父さん••••?お父さん?お母さん?••••嫌だ•••••よ••••••そんなの••••••嫌だよ•••••お父さん•••••お母さん•••••ー

 

 

ー死ぬなっ!絶対に死ぬなよっ!!何で俺なんかをかばったんだよっ!!ー

 

ー私がしたかったから•••••したんだよ••••カトラス•••••ー

 

ーくっ!!傷口が深過ぎるっ!!出血が全然止まらないっ!!ー

 

ーカトラス•••••ー

 

ー何だ?絶対にじゃあねとか言うなよ?お前は絶対に連れて帰るっ!!ここで死なれたら、駄目なんだよっ!!お前なしじゃ俺は•••••ー

 

ー•••••大丈夫•••••カトラスなら、ちゃんと、強く生きれる••••••お兄ちゃんにも••••宜しくね•••••カトラス、今まで•••••ありがとう•••••。ー

 

ーエレナ?エレナ!?おい、起きろよ?お前、また俺にドッキリ仕掛ける気なのかよ•••••嘘だよな?嘘だと言ってくれよっ!!エレナッ!!うわああああああっ!!ー

 

 

「••••••はっ!!」

 

キリエがアリシアに自分の過去の話を話し、キリエが第3アリーナから出て行き、アリシアの意識が途切れた頃、カトラスは病室にて、急に恐れているような事を見たかのように、起き上がっていた。

 

(ここは••••確か俺はティアナ執務官をかばって、それで•••••)

 

「あ、起きましたか?カトラス部隊長。」

 

すると、横にて、ティアナが少し眠っていた姿勢から、カトラスが起きたのに、気が付き、カトラスに大丈夫ですか?と問う。だが、カトラスはというと•••••

 

(な、何•••••だと!?デバイスが••••ない!?まさか、落としてしまったのか!?)

 

カトラスは自身のデバイスであるプラカード状のデバイス「白い悪魔」が手元にない事が分かってしまい、落としてしまった事に気が付く。

 

「あの•••••カトラス部隊長、何してるんですか?別に普通に喋って良いんですよ?ここは蓮蓬じゃないんですし」

 

ティアナはカトラスがデバイスを探しているのに、気付かずに、何しているのかと苦笑しながらも、問いながらも、普通に喋っても良いと言う。すると、カトラスは諦めたかのように

 

「••••そうでしたね、すみません、ティアナ執務官。」

 

と一言、ティアナに向かって言う。

 

「いえ、それより身体の方はに痛みとかはありませんか?」

 

ティアナはカトラスに痛みはないかと問う。

 

「はい、ありませんよ。それじゃあ、そろそろ動か「駄目ですっ!」え、えっと何でですか?」

 

カトラスはティアナに何故動いては駄目なのかを問う。

 

「シャマルさんから、話を聞いたんです。カトラス部隊長は無理しすぎなんで今は休んでください。」

 

ティアナはカトラスに休むように言う。

 

「で、ですが、俺には部隊長としての•••「カトラス部隊長、カトラス部隊長は何でそんなになのはさんのように無茶ばかりしようとするんですか?」え?いや、俺はそんな事なんて、してませんよ?」

 

カトラスは部隊長としての仕事があるため、医療室から出ようとするがティアナ

に止められながらも、ティアナから、何故なのはのるうに無茶ばかりしているのかと問う。

 

「カトラス部隊長も本当は知ってるじゃないですかっ!!自分の寿命が今にでも消えそうなくらいなのに、今まで通りずっと休まずに動いてたら、死んじゃうんですよ?••••••なのに••••••なのに、そんなボロボロな身体で私まで•••••私まで爆発から守って••••••私のせいでカトラス部隊長は」

 

ティアナは泣きそうな顔で言いながらも、カトラスに自身のせいで、カトラスの寿命が縮まったと答える。それに対し、カトラスはティアナの肩を軽く叩く。

 

「大丈夫ですよ。ティアナ執務官、ティアナ執務官のせいではありません。俺が守りたかったから、守ったんです。」

 

カトラスは笑顔でティアナに自身が守りたかったため、守ったと答えながらも、ニコリと微笑みながらも、ティアナのせいではないと答える。

 

「で、ですが•••••「良いんです。ティアナ執務官、ティアナ執務官は何も悪くありません。」」

 

「それに俺が魔力膜を張れなかったのが悪いんですし、自業自得ですよ。ティアナ執務官は本当に何も悪くありませんよ。」

 

カトラスは微笑みながらも、ティアナに自身が魔力膜を張らなかったのが、悪いと言う。

 

(何で•••••何で、カトラス部隊長は自分の寿命が減っているのに•••••そこまで無理をして笑顔を作るんですか•••••)

 

だが、ティアナからはカトラスが作り笑顔をしているように見えていた。

 

「それより、ティアナ執務官、ティアナ執務官は何故ここに?もうとっくに勤務時間は過ぎているはずじゃ•••••?」

 

カトラスはティアナに勤務時間は既に過ぎているのでは?と言いながらも、ホログラフィックにより表示された時計を見る。

 

「え?あ、はい、私は無理しようとするカトラス部隊長を監視する役ですから、いるんです。私がいなくなったら、また動くんじゃないですか。」

 

ティアナはカトラスにカトラス自身がテ自分が居なくなれば、また動くため、監視役として居ると答える。

 

「え、で、でもお兄さんが心配する「兄さんにはもう言ってありますので、ご心配ありませんよ?それに、こういうのには慣れてますから。」そ、そうなんですか••••••。あの•••••でも、何処で寝るんですか?俺を監視するとはいえ、そこまでずっとは出来ないはずなんじゃ••••••」

 

カトラスはティアナにティーダが心配するんじゃないか?と問うが、ティアナはこういうのには、慣れていると言う。そして、次にカトラスは何処で就寝するのかとカトラスに問う。

 

「大丈夫です、カトラス部隊長が寝たら、一旦家に帰りますので、それとごまかせませんからね?私がいない間は束さんが見ていますから。それと、書類処理とかは、私がこちらに運んで来るので」

 

ティアナはカトラスに自身がいない間は束が見ていると言いながらも、カトラスが就寝後には帰ると答える。

 

「あ、はい•••••••分かりました。(凄く怖過ぎます•••••••。まさか、ティアナ執務官がいつの間にこんなにも手をうって置くなんて••••••執務官、恐るべし)」

 

カトラスは苦笑しながらも、ティアナの問いに返事をする。そして、二人の間に沈黙が走り始める。そして、ようやく先にティアナが口を開く。

 

「あの、カトラス部隊長」

 

「あ、はい、何でしょうか?ティアナ執務官。」

 

ティアナの問いにカトラスは答える。

 

「カトラス部隊長は何故、休まずに無茶ばかりするんですか?それと、さっきはすみません。シャマルさんからの話を聞いて、驚いちゃって、つい•••••」

 

ティアナはカトラスに何故いつも無茶ばかりするのかと問う。カトラスはなのはのような身体ではなく、リンカーコアに謎の物質が結合しており、その謎の物質がカトラスの魔力と、寿命を吸い取っている状態の身体、更には、寿命も吸い取っているため、寿命も縮まっていっているが、今まで一度も休まず、数々の任務をこなしてきており、それによるものもあり、寿命が縮まっていたが、今回のティアナの件でもっと寿命の縮まるのが、もっと加速したからである。

 

「いえ、大丈夫ですよ。正直言えば、俺も寿命が縮まって行くのは、凄く怖いです。ですが、それよりもっと怖いのは、皆を失う事なんです。自分のせいで、皆が消えて行く。なら、自分が代わりに戦って、皆を守る。それが俺のルールなんです。」

 

カトラスはティアナに微笑みながらも、自身のルールについて言いながらも、ティアナの問いに答える。

 

「でも••••それじゃあ、カトラス部隊長は•••••カトラス部隊長はどうなるんですか?」

 

ティアナはカトラスに他の人のために戦うと言ったカトラスにカトラス自身はどうなるのかと問う。

 

「えっと、そうですね~、俺はそんな事、あまり考えてませんね。それに、俺は部隊長になった程ですから、そこまで弱くはないので大丈夫ですよ。ですが、心配してくれてありがとうございます。」

 

カトラスは苦笑しながらも、ティアナの問いに答える。

 

「あ、はい•••••それじゃあ、少しトイレに行って来ますので、に、逃げないでくださいよ?」

 

そして、ティアナは カトラスにそう言うと、医療室から出て行く。

 

「逃げないで•••••か。」

 

ストラトスは何かを思い出しながらも、黒い夜空を見上げる。

 

(父さん、母さん••••••俺は今も戦い続けてるよ••••••寿命も短いけど、皆を守れるのなら•••••それで、良いと思うんだ•••••。兄さんは何か分からないけど、良くやってるよ。楽しそうに暮らしてる。前になんか、年賀状まで届いてたしね。)

 

そして、夜空から視線をティアナが出て行った方向へと向ける。

 

「そういえば、ティアナ執務官って、何で左手の薬指に指輪嵌めているのでしょうか••••?まさか、もう婚約しているのでしょうか••••?でも、経歴書にそんな事は無かったような•••••それとも、気のせいでしょうか•••••?」

 

そして、カトラスはティアナの左手の薬指に付けている指輪を思い出しながらも、ティアナが来るのを夜空を見上げながらも、待ち始めた。

 

 

「良かった~、アレナ叔母さんと、カイト叔父さんもクライン叔父さんも元気で••••••」

 

カトラスがお手洗いへと行ったティアナを待ち始めた頃、地球のとある住宅では、セイナがため息を付きながらも、安心していた。

 

『只今帰りましたんだモンッ!!』

 

すると、玄関から、誰かが、ドアを開けると同時に入って来る。だが、その者は人のようでありながらも、頭は白いテレビのような頭をしており、服装は黒いタキシードであった。

 

「あ、おかえりっ!メタ沢、荷物持とうか?」

 

セイナはその者、否、そのロボットを「メタ沢」と呼ぶと、駆け寄り、荷物を持とうかと問う。

 

『大丈夫だモンッ!それより、セイナの方こそ、今日は凄く疲れてそうなんだモン。』

 

メタ沢は白いテレビのような顔にて、笑顔の表情を作りながらも、セイナに疲れていないか、問う。

 

「うん、大丈夫だよ?今まで、寝てたから。」

 

セイナはニコッと笑顔でメタ沢に自分は今まで寝ていたと答える。

 

『それなら、良かったモンッ!それじゃあ、僕は夕食を作るだモンッ!』

 

メタ沢はセイナにそう言うと、台所へと向かって買い物袋を持ち、歩いて行く。

 

「そうだっ!私もレポートを早く終わらせないとっ!!」

 

セイナは何かのレポートの事を思い出し、リビングから、自身の部屋へと向かおうとする。その時、丁度、何かが、視界に入る。

 

「あれ?これって•••••?」

 

セイナは足元に何かが落ちていたのを発見し、その物を拾う。セイナが拾った物、それは一冊のアルバムであった。

 

(アルバム?それに、タイトルが「皆との思い出」になってる•••••••。多分、お父さんのかな?叔母さんや、叔父さんや、メタ沢もお父さんとお母さんや、お兄ちゃんについてはワールドセイバーに捕まった意外何も教えてくれないから•••••レポート終わった後で内緒に見てみよっと)

 

セイナはメタ沢が料理をしているのを確認すると、アルバムを手に取り、部屋へと向かって行った。

 

 

「ねぇ、アラタ、顔色悪いよ?」

 

地球にて、セイナが自身の自宅にて、散らかっていたソファーの上にて、アルバムを発見し、拾い自分の部屋へと向かった頃、アラタはというと、なのは、フェイトを自宅まで送っていた。

 

「え?あ、ああ大丈夫だ。ただ少し考え事をしてただけ。」

 

アラタはフェイトの問いに微笑みながらも答える。

 

「そうなんだ、あまり無理しないでね?アラタ君って、あまり休んでる所見た事ないから•••••」

 

なのははアラタに無理しないでと答える。

 

「ああ、分かってるよ。なのは、フェイト。」

 

そして、なのは達の自宅の前にたどり着く。

 

「それじゃあ、俺はそろそろ行くから。また明日に会おうな•••••って明日って休日だよな。」

 

アラタは笑顔でそろそろ行くと言いながらも、明日が休日だった事を思い出す。

 

「うん、また明日にね。アラタ君。」

 

そして、アラタはフェイトとなのは達と別れ、歩こうとした、その時

 

「うっ!!」

 

アラタはいきなり、その場にて膝を付きながらも、頭を抑える。

 

「あ、アラタ君っ!?」

 

フェイトとなのはは直ぐに気付き、アラタへと駆け寄る。

 

「うっ•••••ごめん。ちょっと疲れただけだからさ••••それじゃあ、また明日•••••」

 

「え?ちょっと待っ」

 

そして、アラタはふらつきながらも、なのは達にもう一度、挨拶を交わし、ライディングソーサへと乗り、ダックシャトルへと向かって飛び立っていく。

 

「大丈夫なのかな••••?アラタ」

 

「うん•••••だと良いけど•••••」

 

なのはとフェイトはアラタがライディングソーサに乗り、夜空へと飛び立っていく姿を見ながらも、言う。

 

(やっぱり、何かおかしい••••アラタ君今まで元気だったのに、急に苦しんだりして、束には言われてないのに、デバイスルームに行くって、言って、何処かに行って•••••やっぱりアラタ君、何か隠してる。)

 

「なのは?」

 

フェイトは何かを考えているなのはに問う。

 

「え?あ、ごめん。それじゃあ入ろっか。フェイトちゃん。」

 

「うん、それとなのは、やっぱりアラタって何か隠してるように見えないかな?」

 

フェイトの言葉を聞き、なのはは、動きを止める。

 

「やっぱり、フェイトちゃんもそう思うんだね?」

 

なのははフェイトにやはりそうなのかと問う。

 

「うん、何か今日のアラタの顔色、凄く悪そうだったし、いつもなら、なのはと私を待つはずなのに、今日は直ぐに出て行ったりしてるから•••••」

 

フェイトはなのはに自身がアラタについて、不審に思った事を答える。

 

「そうなんだ。やっぱりフェイトちゃんもそう思うんだね。実はね、私もなの。まずは入ってから、話そう?ここに居るのもあれだから。」

 

「うん、そうだね。」

 

そして、なのはとフェイトは玄関の戸を開けると、中へと入って行った。

 

 

「聖王協会•••••か。オリヴィエの協会が未来では作られているとはな。」

 

なのはとフェイト達が家の玄関の戸を開け、入った頃、とある夜空に照らされている女性の銅像の前から、一人の男性が大きな教会の建物を「聖王協会」と呼びながらも、立っていた。男性は短い碧色の髪をしており、目の色は虹彩色であり、服装は長い白いマントと白い甲冑を身に付け、両腕にはプロテクターが装着してあった

 

「とはいえ、私もそろそろ戻らなければな、アレナ達が待っているしな。」

 

そして、男性は何処かへと向けて歩こうとしたその時、丁度そこで建物の中から出て来たシスターの姿をした女性とばったりと会う。

 

「あれ?貴方は•••••?こんな真夜中にどうしたんですか?」

 

シスターの姿をした女性は男性に問う。

 

「いえ、単に旅の途中で見かけただけですよ。それと、これ、オリヴィエの像ですよね?」

 

男性は女性に問う。

 

「あ、はい、聖王オリヴィエの像ですが•••••「そうですか、やはり見間違いではないようだな。」えっ?見間違い?」

 

「あ、いえ只の独り言ですので、お気にせずに、では」

 

そして、碧色の短い髪をした男性は荷物を持つと、何処かへと向かって歩いて行く。

 

「どうしたのですか?」

 

すると、奥からまたシスターの姿をした女性が姿を現す。

 

「あ、シスターシャッハ。いえ、さっき警護の途中で人を見かけたので、LBXかと思ったのですが、単なる旅人でした。」

 

シスターの姿をした女性はシスターシャッハと呼ぶ者の問いに答える。

 

「そうですか。それより、まずは戻りましょう。騎士カリムが何者かに襲われ、厳重警備態勢に入ってます。」

 

シスターシャッハは「騎士カリム」という者が襲われたと答える。

 

「え?騎士カリムがですか!?」

 

シスターの姿をした女性はシスターシャッハの答えに驚く。

 

「はい、相手はLBXだったようなのですが•••••何者かによって破壊されています。貴方も早く一旦中に戻ってください。ここは私が引き受けましょう。」

 

「あ、はいっ!」

 

そして、シスターの姿をした女性は建物の中へと入って行く。

 

「それにしても、最近旅人が良くここを通るような気がしますが•••••気のせいでしょうか?」

 

そして、シスターシャッハと呼ばれた者は辺りを見渡し始め、警護を始めた。

 

 

「へぇ、お父さんとお母さんってこんな姿をしてたんだ。」

 

その頃、地球のとある住宅にてはセイナが自分の部屋にて、アルバムを見ていた。

 

「お母さんって凄く私と似てるな~それに私より凄く綺麗~。お父さんって確かに何か格好良いな。でもクライン叔父さん達に究極の純感王って言われてるのは、何でだろう?」

 

セイナは疑問に思いながらも、アルバムの中に納めてある写真を一通り見る。

 

「あ、これがお兄ちゃんなのかな?お父さんと似てるけど、こっちは小さい頃の写真だし、当然か。」

 

そう言いながらも、アルバムの中の写真を見終り、閉じる。

 

「叔父さん達とは違って、お父さんは髪が碧じゃなくて、赤色なんだ。何か赤毛のアンを思い出したよ•••••。」

 

すると、下から「夕食が出来たモンッ!」というメタ沢の声が聞こえて来る。

 

「うんっ!!今行くねっ!メタ沢ッ!」

 

そして、アルバムを閉じると、自分の机の引き出しに入れる。

 

(そういえば、叔父さんからはお兄ちゃんの事だけ、聞いてないような気がするけど•••••何でお兄ちゃんの事だけは話してくれないんだろう••••?)

 

セイナはそう思いながらも、夕食を食べるため、自分の部屋から出て行った。

 

 

「••••••。」

 

その頃とある住宅の屋根の上にて、ストラトスが腰を掛けながらも夜空を見上げていた。

 

「なぁ、レイジングハート。俺は本当にこれで良かったのかな••••?」

 

ストラトスは誰もいない場所にて、一人ポツリと呟く。すると、ストラトスの横から桃色の魔力翼を広げ空中に浮いている赤い丸い何かが姿を現す。

 

ーええ、私はそうだと思いますが、私がスリープ状態の間に何か起きたのですか?マスターー

 

すると、赤い丸い何かに英語か、ドイツ語らしき物が表示されると同時に機械音声が辺りに響く。どうやら、赤い丸い何かはデバイスのようだ。

 

「ああ•••••ちょっと••••な。」

 

ストラトスは「レイジングハート」と呼ぶ

 

ーなるほど、過去のミスフェイトと会ったようですね?貴方の顔にそのまま、書かれてます。ー

 

なのはのデバイスと同じ名前の「レイジングハート」と呼ばれるデバイスはストラトスの顔にそのまま、書かれていると答える。

 

「あれ?早くもバレたんだが•••••というか、あの時レイジングハートも本当は起きてただろ?魔力がレイジングハートに流れ始めていたのも感じられてたぞ?」

 

ストラトスはレイジングハートに自身の魔力がレイジングハートへと流れ込んでいるのを言う。

 

ー残念ながらも、私は眠っている状態でしたので、分かりませんが、やはり過去のミスフェイトと会ったようですね。ー

 

レイジングハートはストラトスに問う。

 

「ああ、合ってるよ。レイジングハート•••••。」

 

ストラトスはレイジングハートの問いに答える。

 

ーそうですか••••••。ー

 

レイジングハートはストラトスの答えに対し、小さな声で一言、言う。

 

「何か、過去の"あの人"を見てると凄く怖いんだ。俺が選択した道は本当に合ってるのかって」

 

ストラトスは夜空の二つの月を見上げながらも、答える。

 

ーそうですか。ですが、それは誰にだってあります。元マスターにも怖い物はあったんですよ?ー

 

レイジングハートはストラトスの問いに答えながらも、元マスターという者にも怖い者はあったと言う。

 

「え?」

 

ー管理局のエースだったとはいえ、元マスターには闇の書事件である人を失った時に作ってしまったトラウマがあったんです。それが元マスターの最も恐れていた物です。ー

 

レイジングハートは元マスターについて、答える。

 

「なるほどな•••••お母さんが言うからには、そんなもの無かったって言ってた気がするのだが•••?」

 

ーいえ、ちゃんと"あの人は言いましたよ?マスター。ー

 

レイジングハートはストラトスの問いに答える。

 

「あ、今思ったらそうかもな。うろ覚えだからな。」

 

ストラトスはその記憶はうろ覚えで覚えていると答える。

 

ーなるほど、ですが、ストラトス。これだけは覚えて置いてください。貴方がこの道を選択したのであれば、その道を歩き続けるんです。けっして立ち止まってはなりません。そして、けっして諦めては駄目です。それに貴方は一人じゃありません、どんなに離れ離れになっていても、あの人や、皆とは強い絆で結ばれているんですから。ー

 

レイジングハートはストラトスにけっして立ち止まってはならないのと、歩き続けるのだと答える。

 

「ああ、知ってる。これは俺の選択した道だ。俺はもう迷ってない。ただ怖かっただけだ。臨界突破者になる前のパーフェクトソルジャーの頃の俺とは違うぞ?レイジングハート。」

 

ストラトスは笑顔でレイジングハートに答える。

 

ーええ、確かにパーフェクトソルジャーの頃のマスターと今のマスターは全然違いますが、ミスフェイトと元マスターよりかはマスターはまだまだです。ー

 

「はいはい、分かってますよ。」

 

すると、下からアミタが上がって来る。

 

「あれ?、アミタ、どうしたんだ?こんな夜中に?ユーリは?」

 

ストラトスはアミタにユーリはどうしたのかと問う。

 

「実は、少し眠れなくて、ユーリはぐっすり寝ています。」

 

アミタはストラトスの隣に座ると、ユーリがぐっすりと眠っている事と、自分は少し眠れない事を話す。

 

「そうか•••••」

 

ストラトスはアミタの答えに一言、言う。

 

「やっぱり、そのデバイス、レイジングハートなんですね。」

 

アミタは空中を飛ぶレイジングハートを見て言う。

 

ーあの、前にも言ったはずなんですが•••••信じられなかったのですか?ー

 

レイジングハートはアミタに自身がレイジングハートである事が信じられなかったのかと答える。

 

「いえ、ただ高町なのはさんのレイジングハートとは随分性能が違っていたので、少し驚いただけです。」

 

アミタは苦笑しながらも、レイジングハートの性能があまりにもの、違っていたため、少し驚いただけだと答える。

 

ーそうでしたか。ですが、時間が経てば変わる物ですよ?ー

 

レイジングハートはアミタの問いに答える。

 

「はい、知ってます。あの、それとストラトス、少し話をしても良いでしょうか?」

 

アミタはストラトスに少し話をして良いか?と問う。

 

「?ああ、良いけど、アミタが俺に話って珍しいな。」

 

「いえ、単に話ですよ。ストラトスって、今日過去のフェイトさんに会ったようですね。」

 

アミタの問いにストラトスはギクッと言う。

 

「俺とレイジングハートの話を聞いていたのか?」

 

ストラトスはアミタにレイジングハートとの会話を聞いていたのかと問う。

 

「いえ、いかにもそんな顔をしているので」

 

アミタはストラトスの顔がいかにもそんな顔だという事を言う。

 

「あれ?俺ってそんなにも分かりやすい顔なのか••••?」

 

ストラトスは自身がそんなに分かりやすいのかと問う。

 

「いえ、ただ単にそう思ったんです。何かそうかな~って。えっと合ってるんですか?」

 

アミタはストラトスとレイジングハートに問う。

 

ーはい、合ってますよ?ミスアミター

 

レイジングハートはアミタの問いに答える。

 

「そうだったんですか••••。それで過去のフェイトさんに合ってどうでしたか?」

 

アミタはストラトスに過去のフェイトに合ってどうだったのかと問う。

 

「•••••••。」

 

ストラトスはアミタの問いに顔を暗くする。

 

「ストラトス?」

 

「あ、いや何でもない。それでどういう質問だったっけ?」

 

ストラトスは直ぐに暗くしていた顔を直ぐに笑顔にしながらも、アミタに問う。

 

「えっと、過去のフェイトさんと会ってどうでしたか?って聞いたのですが•••••」

 

か。アミタはもう一度、ストラトスに過去のフェイトと会ってどうだったのかと問う。

 

「ああ、良かったよ。」

 

すると、ストラトスは笑顔でアミタの問いに答えるが

 

「あの、ストラトス、何故泣いてるんですか?」

 

アミタは直ぐにストラトスの頬に一人

粒の涙が流れている事に気が付く。

 

「あ、これは目に塵が入ってしまったんだ。ただの塵の「ストラトス」っ!?」

 

ストラトスは自身の頬に涙が流れているの気が付き、これは塵が目に入ったせいだと言おうとした、その時アミタがストラトスを抱きしめる。

 

「隠さなくて、良いんですよ。ストラトスが過去のフェイトさんと会ってから、ずっと悲しそうな表情をしていたのは知ってましたから。」

 

アミタはストラトスが過去のフェイトと出会いの後、いつも悲しい表情をしていたのを知っていたと答える。

 

「•••••••。」

 

「それに、私とユーリを助けた時だって凄く悲しそうにしていたのも知ってましす。いつまでも一人で抱え込まないでください。私もいますし。」

 

アミタはストラトスに自身もいるし、一人で抱え込むなと言う。

 

「••••••そうだな。すまないが、アミタ、少しこのままで居て欲しいが良いか?」

 

ストラトスはアミタに少しこのままでいてほしいと問う。

 

「はい、良いですよ。」

 

そして、ストラトスとアミタは少しの間、抱きしめ合う。

 

ー(なるほど、流石はミスアミタ••••ですが、何故過去のミスアミタがマスターが抱きしめると落ち着くのを知っているのでしょうか•••?謎が謎を呼んでますね••••••これも、ミス桃子のいう女の感という物でしょうか•••••?)ー

 

レイジングハートは二人を見守るが何故アミタがストラトスが抱きしめると、落ち着くのを知っているのかを謎に思いながらも、二人を見守った。

 

 

「はっ!」

 

ストラトスとアミタが抱きしめ合うのをレイジングハートが見守っている頃、アインハルトの自宅ではというと、アインハルトがサンドバッグを叩いていた。どうやら、特訓しているようである。

 

「はあっ!!」

 

そして、アインハルトは勢い良くサンドバックを蹴り飛ばすと、その場に疲れたかのように座る。

 

「はぁ•••••はぁ••••やはり、まだまだ出来ません•••••ですが、アラタさんや、ノーヴェさんとのお陰か、大体コツを掴んで来ました••••今日はこのくらいで眠りましょう。」

 

そして、アインハルトは息を荒くしながらも、部屋から出ようとしたその時、アインハルトの後ろから三つのナイフが飛んで来る。

 

「っ!!」

 

アインハルトは直ぐに気が付くと、並みならぬ瞬発力で避ける。それと、同時に目の前に景色が解けるかのように、何者かが姿を現す。そして、アインハルトはその者の名を呼ぶ。

 

「LBXっ」

 

「おやおや、私達の名前まで知っているとは、まぁそれはよしとして、覇王の末裔でもある貴方は我らにとって、邪魔な存在。なので消しに来ましたよ?前も失敗したんですがね、今回は誰にも邪魔されませんですしね。」

 

それと、同時に天井等から、複数のクノイチ、アマゾネス等の暗殺、暗躍特化したLBXがアインハルトを囲む。

 

「さぁこの狭い部屋の中でどう戦うのでしょうかね?アインハルト•ストラトス。」

 

「くっ••••••」

 

アインハルトはどうするべきなのか、考えようとしたその時

 

「はあっ!!」

 

戸を破壊し、息を荒くしているアラタが入って来る。

 

「なっ!?いつの間にっ!?」

 

アマゾネス達はいきなりの乱入者に驚く。

 

「アインハルト、伏せろっ!!」

 

「あ、はいっ!!」

 

アラタはアインハルトに伏せるように言うと、スナイパーライフルのような武装を取り出す。

 

「なるほど、スナイパーライフルで私達を狙い撃ちとは無謀ですね、ドットフェイサー。いつもの武装はどうしたのですかね?」

 

一体のアマゾネスはアラタに問う。

 

「いつものは今はない。だが、これを只のスナイパーライフルだと思ったら、大間違いだぞ•••••。」

 

アラタは息を荒くしながらも、複数のアマゾネスへと向け、スナイパーライフルのトリガーを引く。アマゾネス達は直ぐに避けるが•••••

 

「な、何!?」

 

だが、全ての弾丸がアマゾネス、クノイチに命中していた。避けたはずの弾丸がアマゾネスやクノイチの関節部位や、ヘッドに突き刺さっていた。

 

「これで•••••終わり••••••だっ!!」

 

アラタはスナイパーライフルの横にある何らかのボタンを押す。すると、そのボタンを押すと同時に弾丸が突き刺さった部分が小規模の爆発を起こしていく。そして、アマゾネスと無数のクノイチはその場にて、力を失ったかのように、崩れる。

 

「はぁ••••••はぁ•••••うっ!!」

 

アラタは頭を抑えながらも、その場にて倒れる。

 

「あ、アラタさん!? アラタさんっ!しっかりしてくださいっ!アラタさんっ!!」

 

アインハルトは直ぐにその場に倒れたアラタに駆け寄るが、反応はない。

 

「早く束さんに知らせなければっ!!ですが、通信回線の番号が••••ですが、熱はないようですし、一旦ベッドに運びましょう。アスティオン。」

 

ーニャ~ー

 

そして、アインハルトはアラタをアスティオンによる反重力による浮遊を使い、アラタをベッドまで運んで行った。

 

 

「ごめんな、やっと落ち着けた•••••。」

 

アラタがアインハルトの部屋にて、LBXと戦闘をし、倒れてしまった頃、ストラトスとアミタはお互い離れ、話し合っていた。

 

「いえ、良いんです。博士にこうしたら、落ち着きやすいって良く言われていたので」

 

アミタは笑顔で、ストラトスに抱きしめると、落ち着きやすいと答える。

 

「そうだったのか•••••。」

 

ストラトスは笑顔でアミタのいうグランツから教えて貰った事に納得が行く。

 

「それより、今日はもう寝た方が良いですよ?ストラトスもあまり無理しない方が良いですし」

 

アミタはストラトスに無理しない方が良いので、寝た方が良いと問う。

 

「ああ、でも俺もあまり眠れないんだ••••••」

 

ストラトスはアミタに自身はあまり眠れないと答える。

 

「なら、私もストラトスが眠れるまで、一緒にいます。良いですか?」

 

アミタはストラトスにストラトス自身が眠れるまで一緒に居ても良いかと問う。

 

「あ、いや、でも「それに明日は休日ですし、大丈夫です。」•••••そうか、なら良いけど•••••。」

 

すると、アミタはストラトスの横へと寄る。

 

「あの、ストラトス、何故そんなに悲しそうにしてるんですか?」

 

アミタはストラトスに問う。

 

「•••••少し昔話をして良いか?アミタ」

 

ストラトスはアミタに昔話をして良いかと問う。

 

「はい、良いですよ。」

 

アミタはストラトスの問いに答える。

 

「ああ••••分かった。」

 

そして、ストラトスはアミタに自分の過去の話をし始める。

 

「前にこの時代には、俺の母さんと父さんがいるって言ったっけ?」

 

ストラトスはアミタに自身の父親と母親はこの時代にいるかと前に聞いたかと問う

 

「あ、はい、確か時空管理局に所属していて、父親が一佐で、母親も一佐でしたよね••••?」

 

アミタはストラトスにこの時代にいるストラトスの父親と母親の階級について答える。

 

「ああ、父さんの方は俺の"師匠"の企みで一佐だけど、どっちみち、一佐になるから、大した事はないがな。」

 

ストラトスは自分の父親が何故一佐なのかについて言いながらも、大した事ないと答える。

 

「えっとあまり私は階級については分かりませんが、それって不味いんじゃ••••••。」

 

アミタはそれは不味いのではないか?と問う。

 

「いや、実際は師匠の企みもあるが、召集に加え、試験等も合格してるし、カトラス部隊長の件もあっての事だがな。」

 

ストラトスは師匠の企みだけで一佐になったわけではないと答える。

 

「そうでしたか••••あのそれでそれとどういう関係が••••?」

 

アミタはストラトスにそれとどういう関係があるのかと問う。

 

「•••••今年の12月、ーーーー。」

 

ストラトスの言葉にアミタは言葉を失う。

 

「そ、そんな••••じゃあ、ストラトスはどうなるんですか!?」

 

アミタはストラトスにどうなるのかと問う。

 

「さあな•••••俺にも分からない。だが、父さんと母さんが幸せなら、俺はいらないだろうな。」

 

ストラトスは夜空を見上げながらも、笑顔でアミタの問いに答える。

 

「俺は、昔の父さんの昏睡状態の母さんを見ている顔をいつまでも見たくはない。それに皆も母さんの話をすると、暗くなる。それに世界は戦争状態で、色んな人々が死んで行くんだ。俺はそんなのをを本当の幸せとは認めない。父さんと母さんは俺には作り笑顔でいつもごまかしてるけど、もうあのような顔をいつまでもして欲しくないんだ。だからこそ、俺はここに来たんだ。未来を変えるためにな。」

 

ストラトスはアミタに過去の事を話しながらも、アミタに言う。

 

「そうだったんですか•••••。あのそれと凄く気になっていたのですが••••ストラトスの苗字って何ですか?一度も聞いた覚えがないので、それとストラトスの父親と母親って••••?」

 

アミタはストラトスに自身の苗字は何なのかと問う。

 

「それは•••••禁則事項だ。」

 

ストラトスは焦りながらも、アミタに禁則事項だと答える。

 

「そうですか••••なら、良いのですが「いや、ヒントはお前とも会っている面識のある人物だ。」ええっ?私とですか?」

 

「ああ、そうなるな。それじゃあ、今日はこのくらいにして、寝るとするか。アミタは眠たくないか?」

 

ストラトスはアミタにアミタ達共面識のある人物だと言いながらも、アミタにそろそろ眠たくないか?と問う。

 

「あ、確かに•••少し眠くなって•••「そうか、んじゃ、しっかり掴まれよ」ふ、ふぇ!?」

 

ストラトスはアミタにそう言うと、アミタをお姫様抱っこという形で抱き上げ、レイジングハートも直ぐに共に下へと降り、見事に着地する。

 

「いきなり、ごめんな。だけど、ここって11階の屋上だからな。俺のようなパーフェクトソルジャーじゃなきゃ降りられないし、魔法を使うのも面倒だろう?」

 

ストラトスはそう言いはがらも、アミタを下ろす。

 

「あ、いえ、それなら良いんですけど•••••(パーフェクト、ソルジャー?何処かで聞き覚えがあるような•••••)」

 

アミタはストラトスの問いに答えながらも、何処かで聞き覚えがあるパーフェクトソルジャーに疑問を抱く。

 

「それじゃあ、寝ようか。今日はありがとうな。アミタ。」

 

ストラトスはそう言うと、アミタに手を伸ばす。

 

「あ、いえ、良いんです。(あ、あれ?何故でしょうか••••?ストラトスとのただの握手なのに、な、何だか••••)」

 

アミタは顔を赤くしながらも、ストラトスと握手する。

 

「それじゃあ、寝るとするか。」

 

そして、二人は共にそれぞれの寝室へと向かって行く。

 

ー大丈夫でしょうか•••?さっきのアミタの様子が少しおかしかった気がしますが••••まぁ、今日は寝ましょう。ー

 

レイジングハートはそう考えながらも、ストラトスの寝室めと向かって行った。

 

(カトラス部隊長は何んであんなに無理やり笑顔を作ってるんだろう••••?やっぱり、何でなんだろう•••?)

 

ストラトスとアミタが、就寝するため、寝室に向かった頃、ティアナは鏡を見ながらも、自身の姿を見ながら、カトラスは何故あんなに苦しそうにしているのに、自分達には無理やり笑顔を作るのか、考えていた。

 

(•••••シャマルさんが言っていたのは、こういう事だったのね••••早く方法を見つけないと•••••)

 

そして、ティアナは手を洗うと、戸を開け、出て行く。

 

(でも一体どうすれば•••••)

 

そう考えながらも、ティアナが医療室に入る。そこには

 

「か、カトラスさんっ!?何をしてるんですか!?」

 

そこには、全身に包帯を巻かれている状態のカトラスが全ての書類を処理し終え、腕立て直し伏せをしている所だった。

 

「え?あ、すみません。俺は動かないと、全然落ち着かなくて••••」

 

カトラスはそう言いながらも、腕立て伏せをし続ける。

 

「だから、無理したら、駄目ですって。身体壊しちゃいますよ!」

 

ティアナはカトラスに身体を壊してしまうと言いながらも、カトラスをベッドに寝かせるが••••

 

(こ、こんな書類の山をたった少し私がトイレに行っている間に全て終わらせるなんて、それに、この山•••私とフェイトさんが処理している書類の量の倍じゃない!?)

 

カトラスのベッドの周りにある書類を山を見ながらも、ティアナは驚く。

 

「あ、えっと、すみません。でも、ティアナさんもそろそろ寝ないんですか?夜更かしは美貌の天敵ですよ?ティアさんって結婚しているんですし、ご主人さんにとってもティアナさんの健康は重要ですから。」

 

カトラスはティアナに微笑みながらも、言う。

 

「(やっぱり無理して笑顔を作ってる••••それに、け、けけけけけ結婚っ!?)あの、カトラス部隊長、私はまだ独身なんですが•••••?」

 

ティアナはカトラスから結婚していると聞き、驚きながらも、自分はまだ独身だと答える。

 

「ええっ?でも、その左手の薬指、どうみたって結婚指輪なんじゃ••••」

 

(左手••••?ああ、これね。)

 

すると、ティアナはカトラスが言いたいのが、どういう事なのか、理解し、左手の薬指に付けてある指輪を取る。

 

「これの事ですよね?これは単に兄さんがくれた男よけみたいな物です。最近色々とあれなので、男余けとして、持ってるんです。」

 

「そうですか•••••良かった••••。」

 

ティアナの説明を聞き、カトラスは安心する。

 

「えっ?」

 

ティアナはカトラスが良かったと言う言葉を聞き、首を傾げる。

 

「あ、いえ、何でもありませんっ!それより、ティアナ執務官は何処で寝るんですか?」

 

カトラスはティアナに何処で寝るのか、問う。

 

「何処でって、家ですけど••••?」

 

ティアナはカトラスの問いに答える。

 

「そうですか••••なら早く帰った方が良いですよ?俺の事はほって置いても、どうせ、束さんが来ますし。」

 

カトラスはティアナに自身はほって置いても、どうせ、束が止めに来ると答える。

 

「••••••(やっぱり、何でなんだろう?カトラス部隊長は何で、悲しそうな目をしているのに、何で無理しても笑顔を作るんだろう••••?)」

 

カトラスの問いに対し、ティアナはカトラスが何故悲しそうな瞳をしながらも、無理して笑顔を作るのか、疑問に思う。

 

「あれ?どうしたんですか?ティアナ執務官?」

 

カトラスはティアナにどうしたのか、問う。

 

「いえ、やっぱり前言撤回します。ここで寝ます。」

 

すると、ティアナは何かを決意し、カトラスにここで寝ると答える。

 

「ええっ!?だ、駄目ですよ。ここで寝たら、風邪引いちゃいますよ。だから家に「いえ、カトラス部隊長が逃げたら、束さんだとしても、今は深夜なので、眠むたいはずなので、私が近くにいれば、そう簡単には逃げれませんので」え、えっとでも••••」

 

「私の事は良いですから、それより、カトラス部隊長はたまには自分の事も心配してください。」

 

ティアナはカトラスにそう言うと、横にある長椅子に座る。

 

「ははっ、良いですよ。俺の事なんか•••••」

 

カトラスはティアナに向けて、笑顔を作りながらも、言う。

 

「何言ってるんですか。健康で居て貰わないと、こちらも困ります。」

 

ティアナはカトラスにカトラスに健康で居て貰わないと困ると言う。

 

「そうでしたね、ティアナ執務官。」

 

カトラスは苦笑しながらも、ティアナの問いに答える。

それと、同時に二人の間にまた沈黙が走る。

 

「•••••カトラス部隊長、本当に無理に笑顔を作らなくて、良いんですよ?私にも、話してください。力になりますから。」

 

ティアナはカトラスに無理に笑顔を作らなくて、良いと言う。

 

「いえ、無理に笑顔を作ってませんし、大丈夫です。ですが、心配してくれて、ありがとうございます。お気持ちだけ、受け取って置きます。」

 

カトラスはティアナに自身は大丈夫であり、心配してくれて、ありがとうと感謝する。

 

「いえ、私からは無理やり笑顔を作ってるようにしか、見えません。私にも話してください。私も力になりますから。」

 

ティアナはカトラスにカトラス自身が自分からは無理やり笑顔を作ってるようにしか、見えないと答える。

 

「••••そうですか。でも、本当に大丈夫ですから。それに、今日は遅いので、寝ましょう。ティアナ執務官は俺のベッドを使ってください。俺がそっちの長椅子で寝ますので」

 

カトラスはティアナに自分は大丈夫だと言いながらも、今日は遅いため、寝ようと言い、長椅子にて、寝るため、立ち上がろうとするが、

 

「いえ、駄目ですよ。怪我人はベッドで安静にして、寝ないと駄目です。私はこういうのは、慣れてますから。」

 

ティアナは直ぐにカトラスが立ち上がるのを、止め、ベッドへと横だわらせる。

 

「で、ですが、ティアナ執務官がそれだと風邪を引いてしまいます。そしたら、ティーダさんが「なら、私が一緒に寝れば良いんじゃないですか。」ええっ!?で、でも、駄目ですよ。俺は男ですし••••」

 

カトラスの答えにティアナはなら、一緒に寝れば、良いんじゃないかと答える。

 

「私が長椅子で寝れば、カトラス部隊長は駄目だと言うので、なら、私とカトラス部隊長が一緒に寝れば良いじゃないですか。カトラス部隊長は今までだって、任務中に女性とも寝た事があるって聞いたので、大丈夫だとは思います。(あれ?私、何言ってるのよ?)」

 

ティアナはカトラスに自身と一緒に寝れば、良いのでは?と問う。

 

「え、えっと••••そうですか。それじゃあ、入ってください。(だ、大丈夫でしょうか••••?確かに、ティアナ執務官の言葉は合ってはいますが•••••正直、女性と寝る時は少し気が引きます)」

 

カトラスはティアナに布団の中に入るように布団を退ける。そして、ティアナはカトラスの横に横だわる。

 

「あの••••狭くはないですよね?」

 

カトラスはティアナに狭くないのか?と問う。

 

「いえ、全然問題ありません。」

 

ティアナはカトラスに問題ないと言う。それと同時に二人の間にまた沈黙が走る。

 

「あの••••ティアナ執務官。」

 

カトラスはティアナの名前を呼ぶ。

 

「はい、何でしょうか?カトラス部隊長。」

 

ティアナはカトラスに何なのか問う。

 

「ティアナ執務官は•••••何故俺の監視役をしたんですか?」

 

カトラスはティアナに何故自分の監視役をしたのか、問う。

 

「それは、私のせいで、カトラス部隊長が傷付いたから「いえ、あれはさっきも言った通り、俺の自業自得ですよ。」えっ?」

 

ティアナは自身のせいだと答えようとするがそれは自分のせいだとカトラスは答える。

 

「でも、良いんです。これで、俺は怪我しても、ティアナ執務官は守れたんですし、ティアナ執務官も今別に今

直ぐに帰っても良い「カトラス部隊長」•••••んですよ•••••」

 

カトラスは自分は怪我しても、ティアナだけは守れたため、大丈夫だと言おうとしたが、ティアナがカトラスを抱きしめる。

 

「え、あ、あの••••駄目ですよ。俺を抱きしめたりしたら••••ティーダさんが•••••」

 

カトラスは焦りながらも、言う。

 

「何でですか?何でカトラス部隊長はそこまで自分を責めるんですか? 今回は私の責任なのに、何でカトラス部隊長は自分のせいにするんですか?」

 

ティアナはカトラスに何故、そこまで、自分を責めるのかと問う。

 

「いえ、だって俺は部隊長「だからです。」」

 

「カトラス部隊長は私のせいで負傷の上に寿命まで縮まってしまったんですよ?なのに、何で自分のせいにするんですか?••••私のせいなのに、何でカトラス部隊長が••••••。」

 

ティアナの頬に一粒の涙が流れる。すると、カトラスはティアナを抱きしめる。

 

「ふ、ふぇ!?」

 

「ティアナ執務官••••すみません、今日2回も泣かせてしまって••••でも、ティアナさんの方こそ、そこまで、自分を責めないで良いんですよ?ティアナさんは何も悪くないんです。」

 

カトラスはティアナを抱きしめながらも、ティアナは何も悪くないと答える。

 

「でも••••そのせいでカトラス部隊長の寿命が縮まったんですよ••••?カトラス部隊長の人生を半分以上は奪ったんですよ••••?」

 

「いえ、ですが、守る事が出来ました••••ティアナ執務官を守る事が•••俺にとって、ティアナ執務官も大切な仲間ですから。」

 

カトラスはティアナに微笑みながらも、言う。

 

「カトラス••••部隊長•••••」

 

ティアナはそのまま、安心したかのように目を閉じ、静かな寝息を立てながらも、眠り始める。

 

「おやすみなさい、ティアナ執務官。」

 

カトラスはそう言うと、ティアナをそのまま、ベッドに寝かせる。

 

(大切な仲間を守る•••••か。でも、いつまで続けられるのでしょうか••••?)

 

そして、カトラスは真夜中の夜空を見上げる。

 

(俺が死んだら••••誰が皆を•••••)

 

そして、カトラスは医療室のベッドにて眠るティアナを見る。

 

「ですが••••守ってみせます。俺の命が続く限り•••」

 

カトラスはそう呟くと、ティアナの眠るベッドから離れ、長い椅子に座り、就寝した。

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。