魔法戦記リリカルなのは ウォータイム 作:偽作者(ハザードフォーム)
「・・・・・・・。」
「・・・・・・・。」
カトラスが自分達の食し、空となった食器を食堂へと返しに向かった頃、アインハルトとアラタは共にアインハルトの住むマンションへと帰っていた。だが、二人の間には沈黙しか無く、何も話せる事がなかったかのように歩いていたが・・・・・
(ど、どうすれば良いんだ?・・・・・・?この状況・・・・?)
アラタはアインハルトの方チラチラと見ながらも、どうすれば良いのか、考える。そんな中、アインハルトはというと・・・・
(え、えっと・・・・何故アラタさんはこちらを見ているのでしょうか・・・・?それより・・・・この静けさ・・・・どうしましょうか・・・?何故か嫌な予感しかしません・・・・。)
アインハルトはアラタがこちらをチラチラと見てくるのに気付きながらも、この気まずい状況をどうにかしないと思いながらも答える。そして、少しの沈黙の後・・・・・
「「あのっ!」」
だが、二人を口を同時に開く。そして、また沈黙が走る。
「え、えっと・・・・アインハルトから話してくれ・・・・」
アラタはアインハルトから離してくれるようにアインハルトに言う。
「あ、はい・・・・その・・・・明日はインターミドルです・・・・その・・・・えっと・・・・出来れば・・・・その・・・・見に来てほしいのですが・・・・・良いでしょうか・・・・?(な、何故でしょうか・・・・?やはり恥ずかしいです・・・・・。)」
アインハルトは恥ずかしがりながらもアインハルトに問う。それに対し、アラタは・・・・
「あ、ああ・・・その、俺で良ければな・・・・。(俺って・・・・・やっぱりアインハルトに何か迷惑を掛けたのかな・・・?)」
アラタはアインハルトの顔を見ながらも、やはり自分が何かアインハルトに迷惑を掛けたのか?と考えながらも、アインハルトの問いに対し、自分で良ければ行くと答える。
「あ、その・・・ありがとうございます・・・・・ですが、アラタさんもお忙しいのでは・・・?」
アインハルトはアラタにアラタ自身も明日は仕事なのではと言いながらも、忙しくなるのでは?と問う。
「ああ、確かに明日は忙しくなると思う。でも、なのは達も一緒に見に来ると思うし、アインハルトとヴィヴィオの戦う所も見てみたいしさ。時間を取って行ってみるよ。」
アラタはアインハルトに微笑みながらも自分もアインハルトとヴィヴィオの強くなった、成長した所を見てみたいと答えながらも、忙しくなるかもしれないが、どうにか、時間を取って行ってみると答える。
「あ、はいっ・・・その、ありがとうございます・・・・・。」
アインハルトはアラタの答えに対し、少し嬉しそうにしながらもアラタにありがとうと言う。それと同時にまた少しの間、沈黙が走る。
「あの・・・・・・アラタさん」
そして、アインハルトは口を開ける。
「ああ、何だ?アインハルト」
アラタはアインハルトの問いに答える。
「あの・・・・・今まで私とヴィヴィオさんと特訓をしてくれてありがとうございました。そのお礼は・・・「いや、お礼はいらないよ。アインハルトとヴィヴィオが強くなっただけでも、俺は嬉しいから」あ、はい・・・ありがとうございます・・・・。」
アインハルトは今まで自分とヴィヴィオを鍛えてくれた事に感謝しながらも何か言おうとするが、その前にアラタは何なのかを察しながらもお礼はいらないと答える。それに対しアインハルトは感謝する。
「明日は二人共頑張れよ。俺も応援するからさ。」
アラタはアインハルトに明日は二人共頑張ってと言いながらも、自分も応援していると答える。
「はいっ!ありがとうございますっ!!」
アインハルトはアラタに少し微笑みながらも答える。
「ああっ!それじゃあ、行こうか?」
アラタはアインハルトの問いに答える。
「はいっ!」
そして、二人は歩いて行こうとするが・・・・
「あの・・・・・アラタさん・・・手を繋いで良いですか?(な、何を言っているのでしょうか・・・・私は?・・・・・・)」
アインハルトはアラタに手を繋いで良いか?と問う。
「ああ、良いよ。ほら」
アラタはアインハルトの問いに対し、良いと答えながらも、自分の手をアインハルトの手へと差し伸べる。
「あ、はいっ!(な、何故叫ぶのでしょうか・・・・・?恥ずかしいです・・・・・・。)」
アインハルトはアラタの手を握る。
「それじゃあ、行こっか・・・・って、アインハルト?」
そして、アラタはアインハルトに行こうと言うが、アインハルトの顔色が紅くなっている事に気付く。
「あ、はいっ!」
アインハルトは我に帰ると顔を紅くさせ、答える。アラタは首をかしげながらもああ、それじゃあ、行こうと言う。
(どうしてでしょうか・・・・?何故いきなり私はアラタさんに手を繋いでほしいと・・・・?それに何故顔が・・・・・?)
アインハルトは顔を紅くしながらも、何故自分はアラタに手を繋いで欲しいと言ったのかと疑問に思いながらも、アラタと共に自分の家へと歩いて行った。
「もうっ!クライン遅いじゃないっ!」
アラタがアインハルトを見送っている頃、クラインはアレナに色々と説教を喰らっていた。
当然である、クラインが出掛けた時間帯は朝の7時、現在は夜の7時だからである。
「すみません、姉さん、実は少し不幸な事があって、ジークさんの所でお世話になってしまって・・・・」
クラインはアレナに今日の朝、不幸な事があり、ジークの所でお世話になって、来たと答える。
「そう、なら、良いけど・・・遅く帰って来る時は連絡してね?」
アレナはクラインの問いに答えながらも、遅くなる時は連絡してほしいと言う。
「はいっ!分かりました」
クラインはアレナの問いに対し、強く返事をすると、自分の部屋へと入って行く。
「フフッ・・・・クライン、何か良い事、あったようね・・・・。」
アレナはクラインに今日は何か良い事があるのに、気付きながらも、クラインが自身の部屋に入った後、フフッと小さく微笑む。
「そういえば・・・・今日もパラサイトキー、見つからなかったな・・・・・・。」
アレナは何かをブツブツと呟きながらもリビングの方へと歩いて行った。
「えっと、それで話って・・・・・?」
アレナが何かをブツブツと呟きながらもリビングへと歩いて行った頃、アラタはというと、フェイトとなのはと共に、リビングのカーペットの上にて、座っていた。
「・・・・・ねえ、アラタ君・・・・アラタ君、何か隠してるの?」
なのはは静かにアラタに問う。
「いや、何も隠してないぞ?それで・・・・・どうしたんだ?」
アラタはキョトンとした顔をしながらも、どうしたのか?となのはに問う。
「うん、実はね、昨日アラタ、倒れそうになっていたでしょ?だから、本当は何か病気でも持ってるんじゃないかって思って聞いてみたの・・・・・・。」
フェイトはアラタを見ながらも問う。
「それは・・・・疲れてしまって「本当にそうなの?アラタ君」」
フェイトの問いに対しアラタは疲れてしまってふら付いてたと言おうとしたが、なのはの言葉により、途中で止められる。
「本当に・・・・疲れただけなの?」
なのはは真剣な顔でアラタに問う。
「あ、ああ・・・・そうだけど・・・・(ごめんな・・・・・なのは・・・・・・俺は・・・・)」
アラタは微笑みながらも、なのはの問いに答える。すると、なのはの表情が晴れ、笑顔となる。
「そうなんだ・・・・なら、良かった~。」
なのはは安心したかのように、いつも通りの口調に戻る。
「うん、そうだね。でも、無理はしたら、駄目だよ?アラタ」
フェイトはアラタに無理は禁物だと注意する。アラタはそれに対し、あはは、分かってるよと答える。
「それじゃあ、明日の事なんだけどね・・・・」
そして、なのはは明日のインターミドルの事について、話し始める。そんな中、アラタは・・・・・
(ははっ・・・・・バれる所だったよ・・・・・・・なのはには、心配掛けたくないし・・・・・・そう言えば、なのはってユーノっていう人と仲が良かったんだっけ?明日、聞いてみよう・・・・・)
アラタはそう思いながらも、なのはの話を聞き始めた
「グオオオオオオオオオオオオッ!!!」
その頃、とある静かな廃墟にて、獣の叫び声が鳴り響いていた。その鳴り響く先には、二つの円盤のような盾を両腕に装備し、狼のような顔をした巨大なラージドロイドが立っていた。
「フフッ・・・・・さあ、我らと参りましょう・・・・・”偽の闇の意思”を破壊しに・・・・”サイクロプス”」
肩に乗るリインフォースが叫ぶ。その言葉を聞き、サイクロプスは叫ぶと、何処かへとアクチュエータ音を出しながらも歩いて行く。
(さあ・・・・・・・私が息の根を止めましょう・・・・・・”偽りの闇の書の意思”・・・。)
そして、何処かへと去って行った。
「はい、今日も異常は見当たりませんでした。」
その頃、研究所にて、サクヤがホログラムを出現させ、誰かと話し合っていた。
『そうか・・・・・それじゃあ、引き続きミッションを続けてくれ。』
その言葉と同時に、サクヤの前に出ていたホログラムは姿を消す。
「ふう・・・・・今日も色々と疲れたな・・・・・・・。」
そして、机の上に足を乗せると、窓から月を見上げる。
(博士から聞くには、まだ、動く事は出来なさそうだし・・・・・・でも、それまでに何もない日々になると良いけど・・・・・・)
サクヤはそう小さく誰もいない部屋にて呟いた。
「あの・・・・話とは?」
その頃、バル・スパロスはというと、シグナムに呼ばれ、とある公園のベンチにて、座り、シグナムに話とは?と聞いていた。どうやら、シグナムに何か話があると聞き、シグナムの待つ公園に来たらしい。
「ああ・・・・バル・スパロス・・・・お前は主はやて達と一緒にどう思ってる?」
すると、いきなりシグナムはバル・スパロスにはやて達と一緒にいる時、どう思っているのかと問う。
「何か、凄く楽しくて、良い家族だなと思いました、私も家族だったら・・・・とも思うほど、うらやましかったです。」
バル・スパロスはシグナムの問いに答える。
「そうか・・・・・・・実は私はお前と一緒にいる時、昔の私の家族の一人を思い出してしまうんだ・・・・。」
シグナムは星の光る夜空を見上げながらも、バル・スパロスと共にいる時、昔自分の一人の家族を思い出すと小さく呟く。
「確か・・・・・リインフォースさん・・・・でしたよね?」
バル・スパロスはシグナムの答えに対し、リインフォースじゃないのか?と問う。
「ああ・・・・・・・・。そうだ・・・・・・前にも話したとおり、リインフォースは主を守るために自ら死を選んだ・・・・・・・・本当に馬鹿な奴だった・・・・・・。」
「・・・・・・・・。」
シグナムの話に対し、バル・スパロスは静かになる。
「だが・・・・お前といると・・・・何故か、お前がアイツに見えてしまうんだ・・・・・お前はアイツじゃないのに・・・・・・何故か、思い出してしまうんだ・・・・・・・。」
シグナムはバル・スパロスと過ごしていると、バル・スパロス自身がリインフォースではないのに、リインフォースに見えてしまうと言う。
「シグナムさん・・・・・・・・大丈夫ですよ、私がそのリインフォースさんじゃなくても、もし、力になれるのなら、力になりますから・・・・・そこまで悲しまないでください・・・・・・。」
バル・スパロスはシグナムの話を聞き終えると、静かに自分がリインフォースじゃなくても、力になるとシグナムに言う。
「そうか・・・・・・ありがとう・・・・・・・。」
シグナムは静かに礼を言う。
「済まない、いきなり私の独り言に付き合ってもらって・・・・それじゃあ、そろそろ戻ろう・・・・・・」
そして、シグナムは自分の独り言につき合わせてもらってすまないと謝りながらも、ベンチから腰を上げる。
「いえ、大丈夫です・・・・・でも、心配しそうですし、帰りましょう。・・・・・・。」
そして、バル・スパロスも腰を上げる。そして、二人は公園を去って行った。