魔法戦記リリカルなのは ウォータイム   作:偽作者(ハザードフォーム)

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第60話「謎の空へと浮かぶ物体」

「はやてさんっ!!」

 

アラタ達が見た巨大な蛇が自分の尾を食べる形をした何かが空へと浮かぶより、少し前の時間帯、バル‧スパロスははやての悲鳴を聞き、はやての部屋へと飛び込んでいた。

 

「ほう、遅かったな。」

 

はやての仕事場の部屋の目の前にはリインフォースとユーリの姿があった。

 

「なっ!?どうやってここにっ!?」

 

バル‧スパロスはリインフォースとユーリの姿に驚きを隠せなくなる。何故なら、ここは特務六課。そして、ここのセキュリティは束の手が加えられており、かなりの万全なはずである。だが、それをリインフォース達が突破し、ここに居るからであり、そして‧‧‧‧‧‧

 

「はやてさんっ!!」

 

そして、はやてをバインドで空中に固定浮遊させたままバインドで捕獲していたからである。

 

「八神はやて‧‧‧‧‧やはり、「闇の書」の復活にはかかせない物だな。」

 

リインフォースははやてを見ながらもフンと小さな笑みを浮かべる。

 

「はい‧‧‧‧‧そうですね。」

 

するとユーリが小さく呟く。

 

「貴方達は一体何者なんですか!!」

 

バル‧スパロスはリインフォース達に何者なのかと問う。

 

「私か?私はリインフォースだ。それ以上でも無ければ、それ以下でもない。」

 

「私も同じです‧‧‧‧‧私はユーリ‧エーベルヴァインであり、それ以上でも無ければそれ以下でもありません。」

 

ユーリとリインフォースは自分達はリインフォースとユーリ本人であり、それ以上でも無ければそれ以下でも無いと答える。

 

「違いますっ!!貴方達はリインフォースさんとユーリさんなんかじゃありません!!私ははやてさんから聞きました。リインフォースさんは最もはやてさんを大切にしていて、はやてさんの事が好きでした。それなのに、そのリインフォースさんがはやてさんにこんな事をするはずありませんっ!!」

 

バル‧スパロスはデータ化していた風魔小太刀を出現させ、手に持つと、はやてへと向かって飛んで行く。だが、直ぐにバル‧スパロスの前にリインフォースとユーリが瞬時に姿を現し、バル‧スパロスの右腕を掴み、右へと曲げる。

 

 

「あああああああっ!!!」

 

「"偽者“のお前は私には勝利する事すら、出来ない。」

 

「偽‧‧‧‧‧者っ!?」

 

リインフォースはそう言うと、バル‧スパロスの腕をそのまま、右へと曲げる。バル‧スパロスは痛みに耐えながらも直ぐに、リインフォースに蹴りを入れる。リインフォースは直ぐに片手で受け止め、バル‧スパロスをそのまま、部屋の隅っこへと投げ捨てる。

 

「うっ!!」

 

バル‧スパロスは勢い良く、壁に衝突し、壁を半壊させながらも、その場にて倒れる。

 

「バル‧スパロスッ!!」

 

すると、バル‧スパロス勢い良くが壁へと衝突した時大きな音のせいで、目を覚ましたのか、はやてがバル‧スパロスの名を呼ぶ。

 

「は‧‧‧‧‧や‧‧‧てさんっ!」

 

バル‧スパロスははやてを見ながらも、ゆっくりと立ち上がる。

 

(な、何故でしょうか?ナノマシンフレームとはいえ、私はLBXに変わりありません。なのに、何故こんなに痛みが‧‧‧‧‧?)

 

バル‧スパロスは疑問に思いながらも、何故かなりの痛みが来るのか、疑問に思う。そんな時

 

「フッ、闇の書の元主、貴様に良い事を教えてやろう。」

 

すると、リインフォースは倒れたバル‧スパロを見て少し笑うと、意識を取り戻したはやての方へと向き、はやてを見つめながらも、言う。

 

「貴方は一体誰やっ!!貴方はリインフォースじゃないっ!!リインフォースは最も皆の事が好きだった、なのに、こんな事をするなんて、リインフォースじゃない。一体誰やっ!」:

 

はやてはリインフォースを見ながらも言う。

 

「フッ、これもデータ通りか、だが、私は“リインフォース“だ。それ以上でも無く、それ以下でもない。では聞こう。あそこに居る奴は誰だと思うか?」

 

リインフォースはバル‧スパロスを指さしながらも、はやてに誰なのかと問う。

 

「何ってバル‧‧‧‧‧‧っ!?」

 

はやてはリインフォースの指さす方、バル‧スパロスを見て驚く。何故なら

 

ーり、リインフォース‧‧‧‧‧‧ー

 

 

そう、はやての瞳に写ったのは金髪の髪を結んだ水色の瞳をし、管理局の服装をした男性の姿をしたバルスパロスでは無く、沢山の斬り傷があり、鎖に縛られている少し透明な自分を捕縛している目を閉じたまま、動かないリインフォースと瓜二つの姿がバル‧スパロスの後ろから出ていた。

 

「嘘や・・・・・貴方、うちに何かしたんやろっ!リインフォースは・・・・あの時・・・・そんな事有り得ないっ!!」

 

はやてはリインフォースを睨みながらも、自分に何かしたのかと聞く。

 

「いや、私は何もしてない。これはお前が闇の書の元主であったからだ。フン、あの主を防衛する守護騎士達も私を”偽者”とか、言っていたが、私は本物に変わりない。」

 

リインフォースはフンと笑みを浮かべながらも、はやてを見ながらも言う。

 

「っ!?シグナム達に一体何をしたんや!」

 

はやてはリインフォースにシグナム達に何をしたのか、聞く。

 

「何を・・・・・か。残念ながら、私は何もしてない。ただ、あの者達が私へと戻って来ただけだ。」

 

リインフォースは守護騎士達、シグナム達の事を思い出しながらもはやてに言う。

 

「っ?!そんな・・・・・・・」

 

「フッ、大丈夫だ、闇の書の元主・・・・・お前ももう直ぐに守護騎士達に・・「させませんっ!!」フン、偽者にしてはやるな。モロイ物かと思ったがな・・・・」

 

リインフォースははやてに魔方陣をが出ている手を当てようとしたその時、バル・スパロスがリインフォースに風魔小太刀を投げる。だが、リインフォースは普通にそれを受け止めると、そのまま、自分の握力で握りつぶし、潰れた風魔小太刀を横に放り投げる。

 

「フン・・・・良いだろう・・・・・・貴様も、私と共に来るが良いっ!」

 

リインフォースの言葉が終わると同時に、辺り揺れが起き始める。

 

「な、何をしたんですか!!」

 

「貴様も永遠に彷徨うが良い・・・・・・永遠の眠りの中でっ!!」

 

それと同時に、リインフォースの前に一つの本が姿を現す。

 

「そ、それはっ!?」

 

はやては驚く。何故なら・・・・・・

 

「驚く事もない・・・・・私はリインフォースだ。闇の書の管理人格である私が闇の書を持っているのはおかしくないであろう?」

 

そう、はやてが見て驚いた物・・・・・それは自分のリンカーコアへと溶け込んで融合したはずの闇の書がリインフォースの手元にあったからである。

 

「では、主、偽者。しばしの永遠の眠りへと・・・・・はっ!」

 

リインフォースはそう言うと、はやてをバル・スパロスの方へとバインドを掛けた状態で投げる。

 

「キャアッ!!」

 

「はやてさんっ!!」

 

バル・スパロスは直ぐに駆け、はやてを地に落ちる前にキャッチする。だが、それと同時に、二人は闇の書へと吸い込まれていってしまう。

 

「フッ・・・・・・おお・・・・漲る・・・・・漲るぞっ!感じるか・・・?ユーリ?」

 

「ええ・・・・・・感じますね・・・・・・私達の力が元に戻って来るのがっ!」

 

 

そして、二人は大きな笑い声をあげた。

 

 

 

「ぐっ!!(な、何だ・・・・・コイツ・・・・・俺の攻撃を全て読んでいる・・・・・)」

 

そして、リインフォース達がはやてのいた部屋で大きな笑い声をあげていた頃より、現在に戻り、ストラトスはというと、目の前の黒い身体に、雷のエフェクトのような物が身体に刻まれている謎の敵に苦戦していた。

 

「ハカイ・・・・・・・スル」

 

謎のLBXは拳銃の銃口をストラトスへと向ける。そして、物凄い速さで撃つ。だが・・・・・

 

「くっ・・・・・・レイジングハート、お前は大丈夫か・・・?」

 

だが、ストラトスは右手で謎のLBXが放った拳銃の弾をつかんでいた。だが、ベルカ式の魔方陣が手に回っているのからして、何らかの魔法を使ったようだ。

 

ーはい、問題ありません。ー

 

(それにしても、アイツ・・・・・何者だ・・・・?俺の攻撃を全て読んでいる・・・・・俺への干渉は全て”斬ったはず”・・・・・・なのに何故・・・・?)

 

ストラトスがそう思っている中、ストラトスの前に立っている謎のLBXが突然、頭を抑えながらも苦しみ始める。

 

(な、何だ!?)

 

だが、直ぐに頭痛が収まったのか、謎のLBXはストラトスへと向け、トリガーを引くと、無数の銃弾を放つ。

 

「ぐっ!!」

 

ストラトスは直ぐに全て受け止めるが・・・・

 

「くっ・・・・目暗ましか。」

 

全ての銃弾を受け止め、ストラトスは前を見るが、謎のLBXの姿は何処にも無かった。

 

「それより、レイジングハート、急ぐぞ。セレデイが現れたということは・・・・・」

 

ーはい、わかっていますー

 

ストラトスはレインジングハートにそう言いながらも、駆けながらも、変身を解除し、駆けて行った。

 

 

「・・・・・・”ナハトヴァール”が動き始めたか・・・・・・。」

 

ストラトスが何処かへと駆けて行きった頃、前にはやて達を助けた紫色のデクーに酷似した謎のLBXとデクーの二人、そして、紫色のデクーに酷似したLBXと同じく、デクーとは酷似しているが、ストライダーフレームのLBXのような謎のLBXが空中に浮かぶ自分の尾を食べる謎の物体を見ていた。

 

「はい、現在、何の動きも見られません。ですが、このままだと、隊長の娘さんが完全に飲み込まれてしまいます。」

 

紫のデクーに酷似した謎のLBXの隣にいたデクーが空を見上げながらも言う。

 

「ああ・・・・・・知っている・・・・・その前にもう一つ、気になる事があってな・・・・。」

 

紫のデクーに酷似した謎のLBXは黒い雲に包まれた空を見上げながらも、一つ気になる事があると静かに言う。

 

「気になる事・・・・・?」

 

紫のデクーに酷似した謎のLBXの言う言葉に対し、隣にいた3人は首を傾げる。

 

「ああ・・・・・・・・・・あの、管理局のエースオブエースの隊に所属している「瀬名アラタ」という隊員・・・・・・・過去に死んだはずの”ツルギとあのお方の息子”の名前、そして、性格までもが、全て同じなんだ・・・・・・。」

 

紫のデクーに酷似したLBXが静かに後にいる3人へ振り向きながらも言う。

 

「え?まさか・・・・・隊長は”ツルギとあのお方の息子さん”が生きているとおっしゃるのですか・・・・?」

 

デクーに酷似したストライダーフレームに近いフレームのLBXは驚きながらも、紫のデクーに酷似したLBXに問う。

 

「いや、ただ、気になっていただけだ・・・・・。それでは、ミッションスタートだ。」

 

「「「了解っ!!」」」

 

そして、三人は何処かへと向かって屋根と屋根を飛び越えながらも何処かへと去って行った。

 

 

 

ーアラタ・・・・・・・。-

 

その頃、とあるビルの屋上にてはというと、とある金髪のロングヘアーの綺麗なドレスをした女性が空に浮かぶ自分の尾を食べる蛇の形状をした謎の物体を見ていた。だが、その女性の身体にはノイズが走っており、明らかに人間ではないようだった。だが、何故か、ヴィヴィオの後ろ姿と限りなく似ていた。

 

ー早く行かないと・・・・・・-

 

そして、女性は一瞬に何処かへと消え去って行った。

 

 

「それで・・・・・あれは一体・・・・?」

 

とあるビルの屋上から金髪のロングヘアーの女性が一瞬にて消え去って行った頃、なのはが仕事をする時に使用する部屋にて、アラタ達が話し合っていた。

 

「ごめん、皆・・・・。実は私にも分からないの・・・・。」

 

束はあの空に浮かぶ自分の尾を食べる蛇の形状をした謎の物体の情報データをホログラムで表示しながらも、見ながら、言う。

 

「嘘・・・・束が知らない程の物だなんて・・・・。」

 

キリエは束の知らない物があるのに驚く。

 

「ごめんね・・・・・、実は私にも分からない理由があるの。」

 

束は皆にそう言うと、あるデータをホログラムに表示し、見せる。皆はそのホログラムに表示されたデータを見始める。

 

「実はね、あの大きな謎の物体からは・・・・・過去の闇の書事件の闇の書の持つ巨大なエネルギー反応が出ているの。」

 

「闇の書・・・・・」

 

束の言葉になのははポツリと呟く。

 

闇の書・・・・・・それは、古代ベルカにて作られた元々はストレージデバイスであった「夜天の書」というデバイスが何らかの過程を得て、防衛プログラムが暴走、そして、それが原因で、無数のそのデバイスの主となった人が死んでいくという事件「闇の書事件」の核のような存在のデバイスである。だが、それはナハトヴァールをはやて達と守護騎士達、そしてなのは達が共に戦い、勝利得て、闇の書は暴走した防衛プログラムの消滅と同時に、「夜天の書」へと姿を戻し、その夜天の書は全てはやてのリンカーコアへと溶けて行くようにはやてのリンカーコアと完全に融合した。

そして、闇の書の欠片も完全に破壊したのであるが・・・・・

 

「ふむ・・・・そうであったか・・・・・。実は我らも薄々感じていたのだ。」

 

ディアーチェは空に浮かぶ謎の物体を見ながらも、言う。

 

「私達は、夜天の書と対となる存在、紫天の書のマテリアルですから、夜天の書の力なら、直ぐに分かりました。ですが・・・・少し違う魔力も感じるんです。」

 

シュテルはアラタ達に夜天の書についてと、自分達がマテリアルである事を言う。

 

「少し違う魔力・・・・?」

 

アラタはシュテルの答えに対し首を傾げる。

 

「うん、僕達には分からないけど、何か他の魔力を感じるんだ・・・だから、違うと思ったんだけど・・・・束が出してくれた答えのお陰で今、はっきりする事が出来たんだ。」

 

レヴィは皆あの謎の物体から闇の書の物とは違う謎の魔力を別に感じることと、束の出してくれた答えのお陰ではっきりできたと言う。

 

「でも・・・・・一体どうやって・・・・・あれを・・・・?」

 

そんな中、

 

「キャアアッ!!!」

 

廊下の方から女性の声が聞こえて来る。だが、アラタ達には、聞き覚えのある声だった。

 

「今のは、フェイトのっ!?」

 

そして、アラタは自動ドアを開け、廊下へと出る。そして、フェイトの悲鳴が聞こえた方を振り向く。そこには・・・・・・・

 

「フェイトッ!?」

 

そこには、白き悪魔が気を失ったフェイトを踏んでいる姿があった。

 

 

 

 

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