魔法戦記リリカルなのは ウォータイム 作:偽作者(ハザードフォーム)
「はぁ・・・・・・アラタ君・・・・・・か。」
はやては自分の部屋にて、一息付く。
「なのはちゃんの話じゃ、幼馴染みだというけど、私にも瀬名アラタっていう同じ名前の幼馴染みがいたんや・・・・。けど・・・・・」
――アラタ君は交通事故で死んだ。――
はやては一言言い、ため息を付く。
「何年ぶりに思い出すんやろうな・・・・・・。」
そう言い、とある写真を机のひきだしから、出す。そこには、幼少期のはやてと紅い髪をし、青い瞳を持ち、一緒に笑っている姿があった。
「そして、アラタ君を殺したのも・・・・・」
――私だった・・・・・・。――
はやては、またポツリと部屋にて、一言、言う。
その後、はやての頬に一つの涙が流れ、管理局所属の印である制服に落ちる。
「私が・・・・・・私がそこで死んでいれば!アラタ君は!アラタ君は!」
――生きていたかもしれない――
(今でも忘れられない・・・・・あの日の事を・・・アラタ君が死んだ日の事を・・・・・・)
はやて過去の事を思い出す。
『はやて・・・・・・逃げろ!!』
『いや!アラタ君!一緒に逃げよう!』
『駄目だ!俺はお前の両親にお前の命を託された。だから、死んででも。守らなきゃならない!』
『アラタくうううううううううううううううううん!!!嫌・・・・・・嫌ああああああああああああああ!!!!』
「ううっ・・・・・・アラタ君・・・・・・ごめんね・・・・・・ごめんね・・・・・・私が死んでれば、アラタ君は死ななくて済んだのに・・・・・・・・・アラタ君は生きてと言ってくれたけど、やっぱり私、寂しいよ・・・・・リインや、皆、弱い私のために死んで・・・・・・・ううっ・・」
その後、はやての目から涙が溢れ出る。
っして、はやてはいつの間にか、泣いていた。八神はてという一人の女の子として・・・・・
「はやてちゃん!!」
いつの間にか、部屋のドアが開いており、自分を愛し、自分のために自ら犠牲になった者の名を継ぐ者「リインフォースⅡ」が通常の小人姿ではなく、幼いが、ラージモードで、はやてに駆け寄る。
「はやてちゃん、どうして泣いてるんですか?」
リインフォースⅡははやてにどういて泣いているのかを問う。
「・・・ううん、目に塵が入った・・・「嘘は言わないでください!」」
すると、リインフォースⅡは何故か、怒る。
「はやてちゃん、はやてちゃんは堪えすぎです。なのはちゃんやフェイトちゃんもそうですが、はやてちゃんには、なのはちゃん、フェイトちゃん、皆がいるじゃないですか!」
リインフォースⅡははやてに言う。
「り、リイン・・・・・・・。」
「それに、お姉さんから私は貴方を助けるという願い事を受け継ぎました。だから、そこまで、堪えなくて良いですよ。はやてちゃん。」
リインフォースⅡは優しい笑顔で、言う。
「り、リイン・・・・・・今アインスの事を「お姉さん」って・・・・・・・。」
はやてはリインフォースの放った言葉に驚く。何故なら、今まで一度も呼んだ事のなかった言葉「お姉さん」を言ったからである。
「はい!、私にとっては、リインフォースはお姉さんなんです。元々そう呼んでたんすが、凄く恥ずかしくて・・・・・・。」
リインフォースⅡは恥ずかしがりながら言う。
「リイン・・・・・・・・・。」
「それより、今は泣いて良いんですよ?はやてちゃんも一人の女の子じゃないですか。泣きたい時は、堪えずに泣いて良いんですよ。」
リインフォースⅡはにっこりと優しい笑みを浮かべる。その笑顔は、自分のために自ら犠牲になった者の笑顔と何処となく、似ていた。
「私じゃなくても、お姉さんもきっとこうしていたと思います。だって、お姉さんははやてちゃんの祝福の風だから・・・・・。」
「り、リイン・・・・・・。」
リインフォースⅡの言葉により、はやての目から涙がもっと溢れ出る。
「りいいいいいいいいいいいいいいいいん!!ああああああああああああっ!!!」
「よしよしです。」
そして、はやては、リインフォースⅡに抱きつき、泣き始めた。
「必殺ファンクション!!」
そのころ、とある場所にては、騎士が、謎の者達と戦っていた。
『アタックファンクション!ホークアイドライブ!』
騎士の持つ機関銃の目の前に空中投影ディスプレイが写り、ターゲットを補足する。その後、細長い銃筒から、膨大なエネルギービームがそのターゲットである者達の頭を狙い撃つ。
謎の者達は機能を失ったかのように、頭を失った体が崩れ落ち、やがては爆発を起こす。
「終わったか・・・・・・・・。」
そして、横を見る。そこには、5人の謎の者を相手に銀色の細いフレームに、小さな短刀を持った忍者が戦っていた。
『セットアップ!風魔手裏剣!!』
すると、忍者は背中のバックパックを変形させ、巨大な手裏剣にし、5体の謎の者に投げつける。そして、5体纏めて刺さり、爆発する。爆発が収まった後、謎の者達がいた場所に刺さっていた巨大手裏剣を取り、それをバックパックに戻す。騎士は直ぐに警戒態勢を取るが、忍者はバックパックを地面に投げ捨てる。そして、一言言う。
――私は貴方と戦うつもりはない。――
すると、少しの沈黙が走る。すると、騎士は、忍者が投げたバックパックを拾い、忍者に渡す。
「今まで一人で戦ってきただろ?自己修復機能があるとはいえ、プログラムエラーが起きたら、終わりだ。それに、人数が多い方が良いだろ?一緒に付いて来てくれるか?」
騎士は問う。
「勿論だ。私はバル・スパロス。貴方は?」
「俺は瀬名アラタだ。まさかとは思わないが、君は記憶をなくしているのか?」
「ああ、すまない。私が覚えているのは、このバル・スパロスという名前だけだ。」
「そうか。それじゃあ、付いて来てくれ。束がメンテナンスをしてくれると思うからな。」
そして、二人は闇の中へと走り去っていった。
「はやてちゃんは瀬名アラタさんっていう幼馴染みが自分の代わりに死んだ事を思い出して泣いてたんですね。」
そのころ、はやての方はというと、泣き止み、リインフォースⅡに泣いていた理由を話していた。
「うん、ごめんな・・・・・リイン」
「良いんです。はやてちゃん。それに、はやてちゃんとアラタさんの間に何が起きたのか、分かりませんが、アラタさんははやてちゃんを助けたかったから助けたんだと思います。だあらはやてちゃんは人殺しじゃありません!!」
リインフォースⅡは真剣な顔で言う。
「リイン・・・・・・ありがとう。」
はやては自分が人殺しじゃないという事を言うリインフォースⅡに感謝する。
「いえいえ、それより、お腹空きました。久しぶりにはやてちゃんの作る料理を食べたいです!!」
「うん!!分かったで!そんじゃ、行こうか!」
「はい!!」
そして、二人は部屋を出て行った。部屋には夕日に照らされ、煌いている写真と一つ金色に光るチップがあった。
「アラタ君・・・・・・・。」
はやてが、過去の出来事から立ち直ったころ、なのははというと、部屋にて、金色に光るチップと、幼い自分とアラタという少年の写っている写真を見ていた。そして、昼にいきなり現れた束の言った言葉を思い出していた。
――瀬名アラタは生きている――
「アラタ君・・・・・・・・・。」
そして、なのはは夕日を見上げる。
本当に生きているのなら、今すぐに会いたい。そして、今も昔も思い続けた自分の気持ちを伝えたいという思いを持ちながら・・・・・・・・。
「こ、これって!!」
そのころ、フェイトはというと、部屋にて、バルディッシュのコアと接続されているノートパソコン型の演算装置のディスプレイを見て驚いていた。そこには、一体のコードや、骨組みがむき出しのロボットが写っていおり、色んな事が書かれていた。
「It seems that they are a master and the true character of those to whom this probably attacked us before. 」
「うん!早くこれをなのはに!!」
そして、立ち上がろうとしたその時、いきなり激痛が体中を走り、精神が麻痺し、フェイトは倒れる。
「フン、執務官とはいえ、案外簡単だったわね。」
フェイトはぼんやりとした視界で、自分を倒した者を見る。姿は江戸時代にいたクノ一に似ており、紅い光の目がフェイトを睨んでいた。
「ごめんなさいね~情報がばれるわけには、いかないのよ~。」
「な・・・・・・・・の・・・・・・は・・・・・・・・。」
そして、フェイトの視界は暗くなった。