やはり俺の隣の席に紙袋が居るのはまちがっている。   作:ト——フ

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 思えばめだかボックスが原作の小説なのに13話にしてやっとバトル展開という驚きww まぁこんな感じのゆるい作品なのでよろしくです。

 ところで、五等分の花嫁10巻の表紙発表されましたね。皆さん見ました?四葉のあの表紙を。ええ、ですよね……凄かったですよね……(ここから長文ですので、ごと嫁知らんよって方は飛ばして貰っても大丈夫です。本編の内容には支障ありませんので!)

 最新の表紙の前に、一旦過去を振り返ってみましょうか──


 以前の表紙(5巻)のイメージといえば彼女を天使としか言い表すことが出来なかったと思う。ごと嫁を読んでいる方は一度思い返してみて欲しい。

 まず彼女の満面の笑みに目を奪われ、その手でハートを作ったキュートな面に危うく卒倒しそうになり、背景の四葉の葉もハートの形に合わせている所に感嘆の声を漏らす。
 そして、最後に全体を見ると、彼女のキュートさを存分に表した表紙に心を奪われる。

 異常(的な可愛さ)にして天使、彼女こそがあの中野家5姉妹の4女にしてヒロインの一人中野四葉だ!以後、お見知りおきを(黒神○黒感)

 って感じだったじゃないですか。

 それがもう10巻はどうです?以前のイメージとは少し変わってきますよね。
 まずあの表情!まるで威嚇するかのような、強気な印象を与えてくる面持ちで、普段ニコニコしてる四葉にしては珍しいような感じの。
 これってなんでしょう……もしかしてこっからは私も黙っちゃいねぇぜっていう他の姉妹への意思表示?それとも主人公への敵対心?

 という、あの表情だけで色んな想像が出来る訳なんですが、それよりもですね、個人的に気になる所があって。
 口の端を指で引っ張ってるんですけども、その引っ張ってる指が左手の薬指っていう……。え?なにそれめっちゃ意味深じゃね?ってなるじゃないですか!?
 どうしよう一体どんな意味でそんな……!ってなるじゃないですか!!

 いやホント私が指輪を貰うぜって意味なのか、それとも指輪なんか食ってやるぜっていう拒否感を表してるのか……と他にもありますけど、一体どんな意図を持ってるんだろう……。

 あと頭の花飾り?ですよね。なんかリボンをしてない四葉って凄い大人っぽく見えてくるというか。

 まず四葉って時折、子供っぽい部分が強調されてる気がするんですよね。お子様パンツとか動物のパジャマとかが良い例で。(お洒落なとこやグルメなとこ等の大人っぽい部分もしっかりありますが)
 で、極め付けはあのうさ耳リボンですよね。子供らしさの象徴?みたいな(扉絵の未来の姿でもしてましたが)
 そして今回の表紙は、そのリボンを取り、子供らしさを捨てたって解釈したら……四葉の心情に変化が起こったとか、決意?の現れとか、そういう風に捉えられません?

 っていう訳で、10巻で四葉になにかしらありそうというか、希望を言うなら四葉ルート入って欲しいというかですね……。

 まぁそんな感じで四葉の表紙が最高すぎてモチベ上がったんで書きました。
 楽しんで頂けたら幸いですm(_ _)m


第13箱 「おめえもそう思うだろ?」

 落ち着いて今の状況を整理する。

 俺は1年の教室を回っていた。そう、1組から12組の教室をまったりと「ほ〜立派なもんだな」とか考えながら回ってたんだが……13組へと続く廊下まで来ると異様な気配というか、嫌な予感がした。その出所は教室の中で、正直回れ右して逃げ出そうと思ったのだが、意思に反して足は教室へと進んでいた。

 

 明らかに異常な現象に戸惑いながらもどうするか考えたが、何分このような不可思議なことは初めての為、なすすべなく教室へと引き寄せられた。

 

 そして

 

「08899996344753!」

 

「ハハハッ!やるじゃんいいねっ!最高っっ!」

 

 この状況である。

 

 なんか数字少女が超スピードで打撃のラッシュを放ってて、もう一人の奴も笑いながらそれに応じてる。

 比喩ではなく、まるでドラゴンボールのような光景に唖然とする。明らかに次元というか、普段の日常からかけ離れた非日常。

 

 おかしいな……俺はなにも千葉のあの施設に来たわけじゃない。ただ学校見学に来ただけなのだ。この学校のことだから催し物など凄いのだろう、だから目の前の光景は非常に凝った〜という考えも一瞬頭によぎったが、そんなものでは説明がつかない。

 

 それに直感で分かった。この光景は現実で、フィクションでも作られたものでもない。今俺は、ありのままの、只の事実に目を向けているだけなのだ。

 

 こんなことは今まで14年生きてきた中でも初めての体験の為、思わず俺ってバトル漫画の世界の住人だったのかと巫山戯た考えが頭によぎるが、あながち間違いでもないのかもしれない。

 ──と、そろそろ目の前のことに目を向けなければ。

 

「んっ?あんたは……まだ薄いけど確かにあるのかっ」

 

 数字少女と戦っている女性が此方を見てそう呟いた。

 何処かの制服を綺麗に着こなしていたり、長く伸びた髪はしっかり手入れされているのか艶があり、容姿も美人だと言えるくらいに整っている。

 だが、そんなものが気にならないくらいの気味の悪さを感じる。何を考えているのか分からないような渦巻いた目をしており、口元は長く薄く弧を描き、不気味な雰囲気を纏っている。

 

 そんな人間に頭から爪先までじっと見つめられ、言い表せない不快感が湧いてくる。

 それに、初めて対するようなタイプの人間でどう関わればいいか分からないからなのか、純粋な怯えからなのか、何も言葉を返すことが出来なかった。

 

「んー、けどなんか燃えないっていうか……戦闘よりじゃないっぽい?なら君を潰したいとは思わないなぁ」

 

「9639999685588!」

 

「んっ?私の異常(アブノーマル)? 」

 

 あいつ……もしかして数字少女の言葉分かんのか?

 

異常(アブノーマル)……や、別にいいか。私の能力は……簡単に言うと『思ったものを引き寄せる』って感じ。今回は〝潰しがいのあるもの〟。ま、それだと曖昧だから更に絞って異常(アブノーマル)とか抱えている人に設定したんだけどね。貴方みたいな強かな子がこの教室に引き寄せられたのが良い例。まぁ完全には使いこなせてないし、使いこなせるものでもないんだけどっ」

 

「──ッッ525!」

 

 再び二人の戦闘が再開する。

 俺はどうすればいいのか分からないことと、先程の不気味な雰囲気に当てられて金縛りにでもあったかの様に動けないことで、扉の前でただ突っ立ていることしか出来なかった。

 

 ─

 ──

 ───

 

 そうしているうちに5分ほど過ぎた。

 戦況はというと、やや数字少女に分があるように見える。

 だがしかし、対する例の女性はというとヘラヘラと笑みを浮かべて至極満足そうに呟く。

 

「いや〜やるもんだねぇ……私とやり合ってここまでもつなんてとんだ大物だよ。うんっ楽しいねっ!」

 

「9672780834」

 

「あーはいはい」

 

 ──このまま戦いをただ見ているだけでいいのだろうか。自分は幸い相手に関心を持たれていない為、静観に徹していれば怪我もなく無事でいられるだろう。

 しかし、自分より小さな奴が必死に戦っているのを指を咥えてただ見ていることにも疑問を感じる。

 

 ──が、それでも自分にはあんな激しい戦闘に混ざり、何か出来るとも思わない。身の程を弁えず、思い上がりで突っ込むだけ突っ込んでは瞬殺されるのが目に見えている。

 

 なら、自分に今出来ることは何か?戦闘力なんてもんは無い。武術の心得も無い。戦えもしない。精々常人よりしぶといだけだろう。よくてサンドバックになれるくらいだ。

 影の薄さ……といっても、ちょっとした特技のようなもんであんな奴に通用するのか定かでは無い。

 

 なら、俺に今出来ることといえば──

 

 

 ──機を見計らって教室から出て、人を呼ぶくらいだ。

 

 情けないと思う奴もいるだろうが、実際にあんなものを見て特攻するような奴は、考えなしの馬鹿か自殺願望者くらいのもんだろう。

 自分が今切れる手札を正確に見極め、最も有効な行動を取らなけばならない。本当に事態を収めたいならば、考えて動くべきだ。

 

 だから今は、奴に隙が出来た場面を逃さないよう戦いを見守るだけだ。

 

 ─

 ──

 ───

 

「089669455?」

 

「状況が分かってないのかだって?いやいやそんなことはないよ。自分が追い詰められてることくらい分かるよ」

 

 きょとんとした顔でそう言い切るも、途端に表情が歪み、にぃっと擬音がつくかのような顔で続ける。

 

「だから燃えるんじゃんっ」

 

 こいつ……見ていて思ったが、彼女はバトルジャンキーの気でもあるんじゃないだろうか。

 戦っている時も終始口角が上がっていて、心から楽しそうにしていたし。

 

「ふふっ、ワクワクすっぞ!なーベジータ!おめえもそう思うだろ?」

 

「01613494。『619494』0194649404!」

 

 あの気味が悪い雰囲気さえ無ければ何処ぞのサイヤ人のようだといえるが……あいつは違うな。

 ──と、なにやら彼方は喋り込んでいるようで、狙うとしたら今だろう。

 

 可能な限り気配を消し、扉を抜ける。

 廊下に出た所で油断せずに慎重に遠ざかっていく。

 

 この調子でいけばと息を殺し動いていると、急に天井が視界一面に映る。咄嗟のことで頭も回らず動転していると、背中に衝撃が走り思わずむせてしまう。

 

「──ん゛ッ!ごほッッ、ハッ、はぁ……」

 

 転ばされたのだと遅れて理解した。

 

「んー、君には確かに興味は無いけどさ。だからといって勝手に動かれたら困るっていうか。誰か呼ばれでもしたら面倒だし、大人しくしといて欲しいのよ」

 

 だからね、と続け、にっこりといい笑顔を浮かべて

 

「動けないように足潰しとくねっ」

 

 なんの躊躇もなく、その辺のゴミでも潰すかのようにぐしゃりと、脚を砕かれる。

 

「──ッッ!? ────っ、づッ」

 

 声が出なかった。

 あまりの激痛に、その所業に、自分の置かれている状況に頭が真っ白に塗りつぶされる。

 

「──ぐッッそが……痛っッッづ──」

 

 相手に毒づくことも出来ず、頭を塗り潰すように迫り来る『痛い』という感情に流され、思わず心の内を漏らしてしまったのは仕方のないことだと思いたい。




 〜〜オリキャラ設定〜〜

 名前:宮ヶ原(みやがはら) (なごみ)
 過負荷(マイナス) :前後不覚(ロングトラベル)
 引き寄せる :望まないものを引き寄せてしまう。
 常時発動型というわけでもないが、頻繁に発生するスキル。

 幼少期から、望まない苦手な動物が寄ってくる・望まない暴力を振るう人が寄ってくる・望まない苦手な食べ物が食卓に並ぶ・望まない勧誘等がくる等々、兎に角災難な目に人一倍、というか比でもないくらい遭ってきた。

 ある日、自分でもこの体質(当時はスキルと認知してない)は可笑しいと薄々気づいていたので、一度考えてみることに。そして彼女なりに考えた結果、『望まないものが寄ってきて嫌ならば、それを好きになればいい』と結論を出す。

 それから、苦手な動物を可愛く思えるように・嫌いな暴力も好きになるように・苦手な食べ物も好きになるように・嫌な勧いは喜んで受けるようにと、嫌なことを積極的に行なっていく。そんな風に、嫌なことに肯定的に好意的に向かいあって、それを求めるようがむしゃらに生きてきた結果、次第に自分でも自分が何をしたいのか分からなってしまい、何が好きで何が嫌なのかよく分からなくなってしまう。

 そんな感じに精神面も歪んでしまった結果、望まないものと望むものの境界が曖昧になり、スキルもそれに合わせて調整(進化?)され、『思ったものを引き寄せる』というものに。

 引き寄せられたものを見て思うことは
「あー、多分好きっ」「多分嫌いかも」という、自分でもよく分からない反応。

 但し例外が一つあり、闘争は好きだとはっきり思えるそうな。
 彼女、元々は非常に暴力や争いが嫌いだったらしく、普通に育てば温厚な人間になる筈だったのだけど、スキルがそれに反応してしまい過剰に暴力・格闘に触れることになってしまう。その所為か、嫌でも戦闘力が上がってしまうような生活を送ることに。『望まないものを好きになろう』という思想で、度々闘争に触れてきた結果、バトルジャンキーのようになってしまったそうな。

 あと、こんな生き方(何度も何度も嫌なことに積極的に向かい合ってやり遂げるような)続けれていたことから彼女、相当強かな所あるなと。

 過負荷(マイナス)っぽくないかな?まぁけどこんな感じでお願いしますm(_ _)m

 スキルは「ヒロアカ」の出久のお母さんから着想を得ました。引き寄せるって部分ですね。

 彼女の名前はGoogleマップで九州地方を眺めてピンときたものを選ばせて頂きました。

 って考えてみたものの、本当にこんな生き方をしたらこんな考え方になるのか分かりません。なんせ心理学を専攻していたとか、勉強していたとかじゃないので。完全に作者の妄想を書き殴っただけです。
 なので、心理等に詳しい方からは矛盾を感じられるかと思われます。申し訳ありませんが、ご都合主義だとかで流して頂ければ幸いですm(_ _)m

 力及ばない作者で申し訳ありませんm(_ _)m

 〜〜スキル名の由来 〜〜

 前後不覚→あとさきの区別もつかなくなるほど、正体を失う。→ あと(嫌い) さき(好き)の区別がつかなくなるほど→自分が分からない→自分の気持ちが分からない→多分、分かるためには時間が掛かるだろう→だからきっと長い旅になりそう→長い旅 ロングトラベル

 長い旅ということにして救われる可能性も示唆しておきたかったのです……。

でも自分でキャラ設定考えといてアレですが、どうやってこの子救ってあげれば……
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