やはり俺の隣の席に紙袋が居るのはまちがっている。   作:ト——フ

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思う所があり、今回のお話のまえがきとあとがきを修正しました! ですが、本編に支障があるという訳では無いのでご安心を!混乱させてしまい申し訳ありませんm(_ _)m


第20箱 「私の場違い感が凄いんだけど」

「……仲睦まじいのは結構だけど、勝手に居なくなるのは困るわね」

 

「え、はい。すいません」

 

 思わず咄嗟に謝ってしまったが……誰?

 そんな考えが表情に出ていたのか、俺を見た彼女が「あぁそういえば」と何やら呟いた後

 

「じゃあ自己紹介。私は赤青黄。あなたとその少女の治療をした者です」

 

「──っ、それは」

 

 この女性……というか同年代にしか見えない少女がか──? マジか……それが本当なら頭が上がらない。

 にしてもすげぇな……最近の子供って名瀬もそうだが人の身体弄れる程に人体への造詣が深く且つ実践的な手術まで出来るとは……。多分そんな人間はほんの一握りしか居ないんだろうが、偶然にも最近立て続けに会ってばかりだからな。ほんとに最近の俺の人生どうなってんのやら。

 

 さて話を戻すと。自己紹介をされたということは……此方もそれに応えねばなるまい。なんせ相手は命の恩人ときた。蔑ろには出来ない。

 

 しかし自己紹介……自己紹介なぁ……。いや、入学式後にやるアレでないにしても、嫌な思い出が多いし大抵ポカやらかすからぶっちゃけ抵抗がある……。そもそも人との関わりが薄い分自己紹介の機会も少ないし慣れていない。

 しかし、多対一ではなく今回は1対1。難易度はまだ低い、はずだ。よし……なるべく考えすぎずにちゃちゃっと終わらせてしまおう。

 

 落ち着け俺。意識しすぎるといけない。とにかく噛まないように落ち着いて冷静に、だ。

 それにこういうのは一言目が大事らしい。一里先生から学んだから俺は知ってる。まぁ友達になりたい訳じゃないんだが。あと脱線するがOPの度にベジータに注意喚起されるナッパが草。(気になる人はniconicoへ)

 

 心臓の音がどどど、と鳴りそうな緊張の中口を開く。

 

「その節は……本当に助かりました。その、ありがとうございます。それと──俺は比企ぎゃやはちまんです。か、重ねて本当にありがとうございました」

 

 かみまみた。誤魔化すように最後に感謝の旨を重ねたが、どうだろう?流してくれると助かるんだが……。

 

「そう──ひきぎゃやくんね。珍しい名前だから忘れないかも。あはは!」

 

「えぇ……」

 

 全然スルーしてくれなかった……というか笑ってるのに表情が微動だにしないから揶揄ってるのかそうでないのか判断しかねる……。それにしても無表情で笑う人の動画を観たことはあるが、実際に目の前で見ると困惑でしかないことが分かった。

 

 またまたそんな考えが表情に出ていたのか、引き攣った顔を浮かべる俺に赤青黄……赤さんでいいか、語呂もいいし。赤さんが声を掛ける。

 

「なんてね。冗談は置いておくとして、えっと……ひきがやくんでいいのかしらね?怪我はあらかた治ったと思うけど、一応あなたの身体の調子を診ないとだから来てもらえる?」

 

「あ、はい。分かりました」

 

「それと敬語じゃなくていいわよ。あなた3年生でしょ?同い年だからタメで構わないわ」

 

「あぁ、はい。いや、分かった」

 

 まぁ彼方がそう言うのなら従うべきだろう。

 そんな会話をしつつ保健室へと戻る道すがら、ふと赤さんが問いかけてきた。

 

「ところで気になっていたんだけど」

 

「ん、何を?」

 

 俺としてはその長い右手の爪が気になりますね。なんだろうあれ……日頃生活するに当たって不便そうだよな。しかも先端は尖ってて軽く凶器だし。

 まぁしかし、やけに綺麗に整えられていて相当手入れしてるんだろうと見て取れる。そういった所には余念が無いんだろうな。あと真っ赤に染められていて綺麗だしカッコいい。ふむ……しかし長い爪、クールな印象、そして赤色……一体なに姉さんなんだろうか。きっとツンデレに違いないし、もしかすると偶にロリ化するかもしれない。

 

 そんな感想を抱きつつも彼女の言葉を待っていると、衝撃的な爆弾を投下してきた。

 

「あなた達って付き合ってたりするの?」

 

「は?いやないだろ」

 

「……そんな仲良さげに手を繋いでいるのに?」

 

「え?……あ」

 

 横をチラと見る。そこには満面の笑みとまではいかないだろうが、今の彼女なりの精一杯の笑顔なのだろう幸せに浸ったような表情でトコトコと俺の横をついてくる数字少女の姿が。勿論お察しの通り手は繋がれている。一応弁明すると幾ら力入れても振り解けねぇし、本人の幸せそうな表情を見るとどうしてもな……。そんな訳で俺は悪くない。

 

「説得力が皆無よね♡」

 

 そう言われると弱い……。

 にしてもなんでそこで♡マーク?あれか?どっかの奇術師だったりするの?戦闘狂はもう勘弁ですよ?

 

「ぐ、いやしかしな。別に付き合ってるって訳じゃなくてだな」

 

「え、じゃあもしかしてまだそこまで進展してないってこと?えー甘酸っぱい♡でも安心して。そこまで仲が良いんだからきっと押せば何とかなるわ」

 

「いやだから別にそういう関係じゃ……」

 

 全くもってそんな色恋めいたものではない、と思う。あの少女がどう思っているかは分からないが、少なくとも俺はそう思う。

 が、しかしだ。幾ら当人達がどう思ってようと、何も知らない人達が傍から見ればそうとしか見えないのも事実。

 俺だって同じ立場ならそう思うし、なんなら精神衛生上視界から外して距離を取る。べっ、別に悔しくねぇし!

 

 とまぁ、そんな訳でどう説明するかと悩んでいると

 

「802130(お兄ちゃん)」

 

 横からくいくいと袖を引っ張られる。

 今度はなんだと顔を向けると。

 

「90432705554865。4091102(また頭撫でて欲しい。今度は私の頭を)」

 

 じーっと此方を見て何かを懇願するような数字少女。

 なんだろう……人前ってのもあるし心臓に悪いのはもう勘弁してねと思いながら、彼女が何を望んでいるのか思案していると、痺れを切らしたのだろうか俺の右手を自らの頭へと置きだした。

 

「14784357(じれったい)」

 

「え、何?何の真似?」

 

 妹以外の頭なんか初めて触ったんだが……触り心地が良くサラサラしてる。ふむ……これはいい……ってふざけてられない。また彼女の突拍子も無い行動が始まってしまったらしい。

 

「9997455(撫でて欲しい)」

 

 そう言い俺の右手を左右に動かしている。彼女の頭を撫でる様な形になってしまっているのだが……もしや……いやしかし、だけどなぁ。

 

「いや、流石にそれは……」

 

 やんわりと断ろうと手の動きを止めようとするが、それに気づいた彼女が此方をしんみりとした顔で見上げてくる。

 

「ぐっ、いやしかしな……」

 

 そんな顔されてもだな……妹でもない異性の頭を撫でるなんて無理なんですけど……。まだ小学生の低学年とかその辺りなら大丈夫だろうけど、歳も近そうだし……。絶対無理。無理無理。むりくぼなんですけど……。

 

「……」

 

「っ、……」

 

 ちょっと目を潤ませても駄目です。無理なものはむりなので……あっ、両手で袖を引っ張って……。そんなにしても森久保は、じゃなくて俺は揺らがな……っ、く。〜〜〜〜〜っ、んんんああああああったく……そんな目で見られて無視なんて出来ねぇだろ……。本気で気乗りはしないが……だけどやるしかなさそうだよな……はぁ……//

 

「──ッッ!!」

 

「〜〜〜〜//」

 

 くそっ死ぬ程恥ずかしい。恥ずかしすぎて顔が赤くなってるから俯きながら彼女の頭を撫でている。あ〜〜もうなんで俺がこんなことを……。

 頭にヤケクソになったやけくぼさんを浮かべながら、なんとか手を動かす。

 本当になんで俺がこんなことをせにゃいかんのだとチラッと横目で伺うと、下を向いた彼女の横顔が目に映った。頬を紅潮させて目を細め、そして口角は上がっている、そんな彼女の姿を目の当たりにして何も思わない筈も無く、俺の顔には更に熱がともるのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「え、何この甘い空間……私の場違い感が凄いんだけど」

 

 

 

 

 

 

 

 

 




「4章めちゃくちゃ面白かった……毎度言ってるんだけどホント話が良すぎるのなんの!
 あと、異聞帯の話は毎回思うんだけど心にくるよなぁ、色んな意味で。うん。主人公は凄いよホント。

 ところでさ。ところでですよ。アシュヴァッターマンの兄貴格好すぎない??? 
 もうあの頼もしすぎる部分が最高すぎるんですが……。特に絆5時にかけてくれる台詞が至高でほんとマジヤバイっすよ(語彙力)。まだの人は取り敢えずその台詞聞いてみて。多分5秒後くらいには回してると思うから(体験談)。

 だけどお迎え出来るかは話が別なんだよね……くっ、なんでうちのカルデアには兄貴が居ないんだよォッ!! 
 もう石が20個しかねぇのによぉ……(゜´Д`゜)
 うぅっ、俺も兄貴に怒ってもらいたい……特にあの「コイツどうしようもねぇな」って感じの蔑んだような目で怒られたい(手遅れ)
 あとインドの渋谷凛って愛称ついてて草

 あとあれですね。ひとりぼっちの○○生活の話を本編で八幡に触れて貰おうと思ってたらアニメ終わっちゃってた……。ぬぬぬ……無念(-_-) とまぁこんな感じで割かと頻繁に失敗しつつあれこれやってる作者ですが、これからもどうかよろしくお願いしまーす! さて、よい頃合いですので、あとがきもこの辺で。それでは次回」

「おい待てテメェ……何勝手に終わらせようとしてんだ?」

「ヒッ、え……と、ち、ちーっす名瀬さん」

「おーっす。いや〜それにしてもやけに久し振りじゃーん作者さん。いや、厳密に言えばこの小説に出ること自体が久し振りだっけなー。な?」

「っ、そ、そうでしゅね。ハイ。正しくその通りかと。ええ」

「だよなー。いやはやおかしな話もあったもんだよなぁ……なんせこの作品のメインヒロインが1ヶ月近くも出てねーんだからなああああああああああ!!!!」

「うわあっつッッ!あつッ!ほーアチッッ!いや寒ぶッッ!アイエエ!?凍る火柱(アイスファイア)!?まだそこまでいってないのにナンデ!?」

「このコーナーにそんな道理は通じねーんだよ。ま、んなことは置いとくとしてだ。そんじゃ今から言う質問に正直に答えて貰うぜー?なーに簡単なことだから安心しな。このまま火傷と凍傷で天国へと旅行しに行くか、それとも俺を本編に復帰させるか、どっちがいいかってだけだからな」

「え、いやけど。あんたオープンハイスクールサボって家でゴロゴロしてるだけじゃないっすか……流石にちょっと厳しいかなとアッッ!あっ熱ッッあ!」

「ん?なに?俺の出番前向きに検討するって?」

「いやだから無理だってアッッ!冷えッッざッ寒ッ」

「どうやらちっとばかしオツムが残念なようだな。ったく仕方ねぇなーいやホント仕方ねぇ。仕方ねぇからそのドタマ改造する(いじくりまわす)しか無ぇじゃん☆」

「──ヒッヒィッ!?え、嘘!?マジ?いや、近づいて来ないで誰か助け」

「ハハッ!助けなんざ来る訳ねーだろがーよ──ッてぇ!痛っ!思っきり頭叩きやがって……」

「何やっとんだお前……その辺にしとかねぇとアレだぞ。具体的に言うとさっきからお前の株暴落してるぞ」

「──っ、ハッちゃん!?な、なんで此処に!?」

「いや、作者からメールで今日来いって言われててな。んで面倒ながらも来てみたら、お前が暴走してたから流石に止めるべきかと思って」

「──ちッ、ハッちゃんを出されちゃあこっちは何も出来ねぇ。この話はまた今度にするしかねーな」

「た、助かった──?」

「恐らくな」

「あ、そーいやハッちゃん。風の噂で耳にしたが最近新しい女引っ掛けたらしいじゃん」

「は?いや、ありえんだろ。ないない、ガセだからそれ。ってか一体そんな情報何処から流れんだよ……」

「ふ──ん。成る程。あくまでシラを切るっつーんだな?」

「いやだから事実無根だって。なんの根拠もない根も葉もないタチの悪い噂だ」

「ほ──ん。あっそー。ま、いーや。そこまで言うんだったら追求はしねーけど」

「おう、そうしてくれ」

「それはそうと、このハッちゃんと少女が手を繋いでる写真なんだがよ」

「……」

「説明出来んだよな?」

「……いや、それはアレだ。その、俺にもよく分からんというかだな」

「あ゛?なに?説明になってねーんだが?」

(え、なんで浮気がバレた夫みたいな空気になってんの?そして作者の奴も空気になってるし……いや、むしろ姿が見えないあたり既に帰った節がある)

「大体ハッちゃんは俺だけ見てればいーのによ」

「え、なに?」

(なんか邪悪なオーラが見えるんですが気のせいだよね」

「なぁハッちゃん……色々考えたけどもう我慢出来ねぇよ俺。ハッちゃんが他の女とよろしくやってるなんて想像しただけで怒りだけじゃ収まらず殺意まで湧いてきちまうんだ。このままじゃいずれ他の女共を始末しかねない。だからハッちゃん、俺と一緒に暮らさねぇか?お金は俺が稼いでくるから、ハッちゃんはずっと家に居て専業主夫やってくれたらいいから。うん、むしろそっちの方を推奨する。きっとハッちゃんが家で毎晩迎えてくれるなら俺お仕事頑張れるし、それにきっと良い家庭を築けると思う。あ、そうだ子供は何人がいい?俺としてはやっぱり男の子と女の子両方1人ずつは欲しいかな。きっと俺たちの子だからとびきり可愛いに違いねーよな?あ、だからって俺に構うのを疎かにするのは勘弁願うぜー?ほら、自分の子に嫉妬するなんて嫌だからさぁ。さて、そーいう訳だからこれから俺の部屋で一生過ごして貰うことになるけどよー、ハッちゃんの為って分かってくれるよな?
 ちょ──っと目を離した隙に別の女が擦り寄ってくるらしいからよぉ、だから仕方ねーよなぁ。俺の唯一の親友で大切で重要で最愛で欠かせない存在のハッちゃんが他の女の毒牙にかかっちまうといけねーもんなぁ?お利口さんのハッちゃんだから分かってくれるよな?愛ゆえの行動だって理解出来るよな?
 それにそんな虫たち蔓延る世にハッちゃんを放したなんて考えたらゾッとするし害虫駆除の必要が出てきて面倒だからよー。ほらあれじゃん、一生二人一緒に幸せに過ごす為には一抹の不安も消しておくべきだろ?
 お巡りさんに目ェ付けられて逃げながら隠れて過ごすなんざクソくらえだしよー。それに俺とハッちゃんが一緒に居ることは必然でしかねーから誰にも邪魔される道理なんかねーんだし。ごくごく当たり前の世界の常識ってやつなんだからなー……ハッちゃんもそう思うよな?
 だから此れからは二人一緒に俺の家で過ごそうな」

「怖い、怖いよ……洒落にならんレベルで怖い」

「なんてなー。冗談だって。ほら、ヤンデレって需要あるかもしれねーじゃん?」

「それを向けられる側からしたら恐怖でしか無いから勘弁してくれ……」

「ハハッ、んで話を戻すが」

「……写真の女の子は本当に俺にも分からん。色々事情があってその子の考えも読めないっていうかだな、まぁとにかく分かったら話す」

「ん、話してくれんならいいんだ。どうしてもこれだけは気になってな」

「そうか。まぁだけど俺だからな。浮ついた話になる訳ないだろうから、そこはよろしく頼むな」

「……おう」

(どうだか……)

「なぁ……それよりそろそろあとがき締めないとマズイんじゃねぇの?」

「あぁ、確かにそうだな。20回記念とはいえ、大分文字数使っちまってるからなー……ちゃっちゃっと終わらせようぜ」

「だな、じゃあこの辺で」

「おう。まぁ、そんなこんなで『やはり俺の隣の席に紙袋が居るのはまちがっている。』第20箱 あとがきのお相手は
 何かいいことあったらエロいな 名瀬夭歌と」

「いや何処のヴァルハラコンビなんですかね……」

「お相手は何かいいことあったらエロいな 名瀬夭歌と」

「それで通すのか……何かいいことあったら小町に連絡 比企谷八幡でした」

 ─
 ──
 ───

(この話は本編に関係ありませんのでよろしくです。それと、名瀬ちゃんの次出るタイミングは既に決まってるんで、あとがきの通り無理を通して〜ってのは無いです。ですがまぁ、本当にもうちょっとで出てもらう予定なんで、それまでどうかお待ちをm(_ _)m)
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