昨日は少々動揺していた。
とにかくつぐが倒れた。原因は過労だ。巴から聞いた限りだと2、3日も休めば問題ないらしい。
大事じゃなくて安心はしたが、流石につぐりすぎだ。
でも、こればっかりはつぐの性分でもあるので止めるに止められないものなのかもしれない。
他のAfterglowの4人はつぐが戻ってきてもいいように。と練習をするらしい。だから今日のお見舞いは俺1人だけだ。何かがおかしいと思うが、流石に誰も来ないのはつぐだって寂しいだろう。だから俺1人だけでも行くべきだと思う。
「やっほ、つぐ聞いたぞ?過労だって?」
本当はそうなりそうな事に気付いていたくせに、よくもこんな白々しいこと言えるもんだ。自分自身に吐き気がする。
「うん。ちょっと頑張り過ぎたかも・・・」
「皆つぐのこと心配してたぞ?ひまりなんか明らかにテンション低かったし「大丈夫かな?」って何度も言ってたし」
「うん・・・皆には悪いことしちゃったな」
「そう思うなら今は休んどけ。あいつらはつぐが早く元気になるのが一番嬉しいだろうし」
「うん。そうするね」
「つぐ。頑張るな。とは言わないけど、ちゃんと休も?こうやって倒れる方がよっぽど時間が勿体無い」
「あはは・・・確かにそうだね」
「あら、暁斗君も来てたの?悪いわね。」
ここまで話したところでつぐのお母さんが来た。多分着替えの話とかもあるだろうし、今日はここで帰るとしよう。
「じゃあ俺はこれで。つぐ、お大事にな?」
「うん。ありがとう。態々ごめんね?」
気にするなと手を振りながら病室を後にする。
今日は久々にこのまま家に帰るか?
それなら一度商店街に行って買い物をしてからにしよう。
今日は何にしようか、肉か魚か迷うところだ。
「あー!あっ君だー。久しぶりだね。」
声をかけてきたのは北沢精肉店の一人娘、北沢はぐみだ。
オレンジ色のショートヘアのスポーツ少女だ。だが意外と女の子らしかったりする。
「おっすはぐみ。今日は何が安いの?」
「今日は豚挽肉だよ。それとコロッケ!」
確かにコロッケはいつでも安くて美味しい。肉屋だが、コロッケの方が有名な店である。
それはそうとして、今日は豚挽肉か・・・結構安いし、今日は肉野菜炒めかハンバーグにしようかな?
「へいへい。じゃあ豚挽肉150gとコロッケ一個」
「毎度ありー!包むからちょっと待っててね」
バタバタと店内に駆けていく。相変わらずはぐみは元気だ。ここ最近会ってなかったけど、変わってなくて安心した。
「はい。お肉とコロッケ。」
「ありがと。あっいくら?」
「220円だよ。ねーあっ君、最近どう?」
「はい・・・ちょうど。どうって・・・あっ、昨日つぐが倒れた。」
「えっ!?倒れたって・・・つぐちん大丈夫なの?」
「過労だってさ。2、3日すりゃ元気になるから大丈夫」
「そっか〜。元気になるなら良かった。でも、びっくりしたよ!」
「うん。俺も驚いた。」
しばらく取り留めのない。ごく普通の雑談を少々。
帰り際に
「あっ、はぐみね。バンド始めたんだ!」
さらっと大きいこと言うのやめてくれませんかね?
「バンド?」
「うん。ハロー、ハッピーワールド!ってバンドだよ」
なんでも世界を笑顔に!というコンセプトのバンド?らしい
メンバーに着ぐるみとは何ともカオスなバンドらしい。
ライブやる時には招待してくれるらしい。超嫌な予感がバリバリだが、誘われたら見に行こうと思う。
随分話し込んでしまったが、他にも必要な物を買って帰る事にしよう。・・・はぐみの家のコロッケは冷めても美味しいのがいいところの一つだな。新たな発見だ。
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翌朝、いつものように沙綾と歩く。
心なしかいつもより口数が少ない。何か考え込んでいるようだ。
何かあったのだろうか?ここ最近一気に色んなことが起こってるから沙綾にも何かあってもおかしくないような気がする。
「沙綾・・・何かぼっーとしてるみたいだけど、大丈夫か?疲れてる?」
「・・・へ?・・・あっ!? ごめんごめんちょっと考え事」
この感じは何だろうか?付き合いは2年ぐらいになるが、沙綾はあまり自分の思ってることを口に出さないからわからない部分が多い。
「話せないならそのままでいいけど、無理だけはしないでくれよ?つぐみたいに倒れられたら俺が困る。」
あくまで自分本位。沙綾は人に気を遣われると申し訳なさそうにしている時が多いから、多分このぐらいの方が沙綾にはちょうどいい。
「わかってるよ。大丈夫。そこまで深刻じゃないから」
そこまで・・・ね。つまり何かあったのは間違いないと見て良さそうだ。とはいえ予想はつかない。沙綾はかなりのお姉ちゃん気質というか、気配り上手というか、ともかく周囲に相当気を遣っている節がある。何かあったわけではないが、生活リズムの変化も合わせて、知らず知らずのうちにストレスを溜め込んでいる。なんてこともあるかもしれない。
学校も違うから俺が出来ることなぞ何一つもありはしない。
それに俺が何かしでかすと今までのものが壊れてしまう気がする。
つぐの時だってそうだ。俺が御両親にライブのことも、つぐが相当練習していることも話してしまったから、つぐにプレッシャーがかかってしまい、更に追い込む原因になったんじゃないのか?
そう思うと俺は何もしない方が得策だろう。いつも通りでいい。
もしかしたらあいつも・・・もう過ぎてしまったこととはいえ、不味かったかもしれない。あっちはつぐ程露骨ではなかったから大丈夫だと思いたいが、もし裏目に出たら全員とすっぱり縁を切ってしまおう。
その方がきっと俺にとっても皆にとっても良いはずだと確信した。
そう思っても何も感じなくなってる自分は一体何なのだろうか
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今日の蘭は酷く落ち込んでいる。赤メッシュなのにブルーだ。
あの日か?デリケートなことだったら困るので、とりあえず体調でも悪いのか?と聞いてみても
「別に・・・ほっといてよ」
とつれない回答。まあ、これ以上深く追求するのは良くないだろう。
大体見当はついてるというのもあるが、蘭にはちゃんと居場所があるし、そのことの悩みだろうから、Afterglowの5人で解決するのが一番だ。
蘭にはちゃんと受け皿があるんだから、甘えればいい。その程度で愛想尽かされるほど脆い関係じゃないだろう。
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SPACEでのバイトを終えて帰宅する。今日は珍しく花園とシフトが被っていない。1人での帰り道は初回以外だと久しぶりな気がする。
だから今日は買い食いもせず真っ直ぐ帰ってしまおう。
「あっ、あっ君だ!お〜〜い」
何やら元気な声が響く。振り返るとネコミミが目に入った。
「こんばんは。戸山さん」
「えぇっ...!?香澄でいいよって言ったじゃん!」
「冗談だよ。それでどうかしたの?」
「見かけたから声かけたの。これから用事?」
「バイト終わって今帰りだよ。そっちは?」
「有咲の家からの帰りだよ!あっ有咲っていうのはね一年生で・・・」
想像を絶するマシンガントークが繰り広げられたので要約すると
市ヶ谷有咲:花咲川女子の1年B組。テストで学年一位の引きこもり。
ツインテールの金髪。流星堂という質屋の一人娘でおばあちゃんっ子
あとご飯が美味しい。らしい
出会って2日で家に転がり込み朝食を食べるこいつのコミュ力は恐ろしい物があると思う。かくいう俺も香澄と知り合って2日目なんだけどさ。
話を聞く限り、有咲の家にある「ランダムスター」ってギターとその後見に行ったライブハウスでバンドに星の鼓動を感じたらしい。
つまりキラキラドキドキはライブだったということか。
どうせ香澄のことだ。当然沙綾も誘ったのだろう。寧ろ誘わない理由が思いつかない。
そりゃ沙綾も曇るはずだ。一年前に自分の都合でバンドから抜けた自分が今更バンドなんてやっていい筈がない。でも叩きたい。でも家族が・・・それにCHiSPAが・・・という感じだろうか。
やりたいことやればいいのに・・・まあ、沙綾らしいといえばらしいのだが。
そのまま香澄と別れて家路に着いた。
つぐの出番が多いぞ!?これは私が無意識のうちにつぐを求めているというのか・・・?
冗談はさておき、書きやすいです。常識人だし。羽沢珈琲店は多くのガルパキャラが利用する場所でもあるから色んなキャラとの繋がりを持つ口実として便利というのもあります。
何より氷川家に好かれやすい説がありますし。
他にもこの子の出番増やせよ!っていうのがありましたら活動報告のところにガンガン書いていただけると嬉しいです。全部反映するというのはシナリオ上無理ですが、出せる子は出していきます。
設定開示するなら誰のがいいですか?
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友希那
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こころ
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香澄
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おたえ
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その他