ただ、こころんと友希那さんは今後の話の都合上メインストーリーに行くまで出せないです。申し訳ない。
「「「えーーーーー!?」」」
「「?」」
3人共どうしたんだ?俺を見た途端に固まったと思ったら今度は急に大きな声を出すなんて
「おたえの彼って•••」
ん?何だろう、すげー嫌な予感がする。具体的には花園が何かやらかしたんじゃないかって。
「そうなんだね••••お幸せに」
「••••頑張れ」
何で俺は牛込さんと市ヶ谷さんから生暖かい目で見られているのだろうか。まるで死地に赴く兵士を見送るような•••
「おたえはあっ君と付き合ってたんだね!」
••••なるほど、そういう勘違いか••••え、なんで?
「ケース、今日私も破れちゃった」
この空気から最初の会話を拾う花園は最早流石としか言いようがない。
とはいえ、そろそろ誤解を解かないとまずい。花園にも迷惑だろう。
「あのさ、皆なんか誤解してない?俺は偶然会った花園にここまで拉致られただけなんだけど••••」
「でも彼も連れてくる。っておたえちゃんが••••」
ようやく合点がいった。おたえが彼氏連れてくるって言って本当に男を連れてきたからびっくりした。ってことか。
「••••?暁斗はオっちゃんじゃないよ?」
「オッちゃん?」
「••••花園の言う“彼”だよ」
おたえが、手に持ってた籠らしきものを床に下ろし、開く。
するとそこには両目の色が違ううさぎがいた。大体そんなことだろうとは思ってた。オッドアイだからオッちゃんなのか?
どうやら3人は自分たちの勘違いを察したらしい。
香澄は特に何事もなく花園との会話を続行。牛込さんは自身の色恋めいた勘違いが恥ずかしくなったのか、顔が赤くなっている。市ヶ谷さんはおたえの天然ボケっぷりに呆れながらも自身の勘違いに、耳が赤くなっている。
花園のボケっぷりがよくわかったところで、中へ入る。
中に入ると、沙綾の他に牛込ゆりさん、おばあさんが1人、ショートヘアの少女が1人。おばあさんは恐らく市ヶ谷さんの祖母だろう。ショートヘアの女の子は香澄に似てる気がする。
「あれ?何で暁斗がここに?」
「あらあら、有咲に男友達が出来たんだね。」
「氷川君もここに呼ばれたの?」
「あっ、氷川暁斗です。お邪魔します。今日は花園に連れてこられました。」
「ばーちゃん、そんなんじゃないから!」
市ヶ谷さん的にはまだ2回程度しか会ってない人間は友達とは言わないようだ。香澄がおかしいだけで、いたって普通である。
とりあえず沙綾の近くの床に腰を下ろす。
その時だった。香澄の腕の中からオッちゃんが飛び出した。狙うは俺の鳩尾。座った直後で気を抜いた俺は回避する間も無くクリーンヒット。痛みで悶絶し、床でのたうち回りながらライブが始まるのを見届けることになった。
「私の心はチョココロネ」牛込さんが作った曲らしい。曲名だけ聞くと電波ソングめいてるが、チョココロネの特徴と彼女たちの想いを掛けた、かなり考えられた歌詞だと思う。これを作る牛込さんはもっと自信を持っていいのではないだろうか。
一曲だけのライブが終わった。訳もわからず連れてこられたけど、悪くなかったと思う。香澄達も達成感を感じたのか、かなりはしゃいでいる。花園も目に見えて嬉しそうなのがわかる。
どうやら彼女達はこのままバンドを組むようだ。••••あとはドラムだけだ。
ライブが終了した後、沙綾と共に帰る。はしゃいでいた香澄達とは対照的に彼女の表情は暗い。
「なあ、沙綾」
「ん?」
「良かったな。4人の演奏」
「••••うん」
「楽しそうだったな」
「••••うん」
「あとはドラムだけだな」
「•••••何が、言いたいの?」
「一緒にやりたいって思ったろ?」
「••••!!そんなことないよ」
「••••そっか」
相変わらず意地っ張りだな。さっきの反応で香澄達とバンドがしたいってことはバレバレだ。それを彼女の優しさと後ろめたさが邪魔している。
本当に沙綾は損な性格していると思う。自分のことより周りのことを優先してしまっている。お姉ちゃんだから我慢しなくちゃいけない。
そうやって自分の欲求を押さえつけている。
それ自体は別に悪いことじゃないと思う。人との関わりで自分を抑えるのは大事なことだと思うし、周りのことを考えられる沙綾は凄いと思ってる。
だからこそ、難しいのだ。間違ってはいないから正しようがない。
こればかりは沙綾自身が加減を覚えるしかないと思う。何かきっかけがあればいいんだが、俺が何かを言っても説得力に欠ける。
そもそも俺は仲間と共に何かに全力で打ち込む。なんてしたことないし、両親を大事にしてる沙綾の心情もまるで理解出来ていない。つまり沙綾の葛藤を上部だけしか理解できない。何を言っても薄っぺらいのだ。綺麗事を並べられても沙綾が苛立つだけ。
五月ももう半ばを過ぎた。雲はなく晴れ晴れとした青空だ。見えているのは飛行機雲だけ。
今日も変わらず2人は歩く。距離は変わらず、いつも通り。
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沙綾と別れた後、向かいにある羽沢珈琲店へ向かう。随分と久しぶりだ。ガルジャムはもうすぐらしいし、つぐは練習かもしれないが、元より時間潰しが目的だから問題ない。扉を開けるとカランカランと小気味良い音と共に、
「ヘイラッシャイ!何握りやショウカ!」
喫茶店とは思えないような声がした。ここはいつから寿司屋になったんだ?あんまり金ないんだけど••••
「えっと•••とりあえずカッパ巻きとあがり下さい。」
あれ?よく見るとこの子誰だ?今まで見たことないぞ?
銀髪で背が高い。雰囲気から日本人じゃないな。
「ちょっとイヴちゃん!ここは喫茶店•••って暁斗君。うちに来るのは久しぶりだね」
「学校ではちょくちょく会ってるけどな。その子バイトの子?」
「うん。この間新しく入った若宮イヴちゃん。イヴちゃんこっちが氷川暁斗君。ここでは一応先輩になるのかな?」
若宮イヴ•••ってパスパレの若宮イヴだよね?こんなところでバイトして大丈夫なのか?
「先輩ですか?つまりは師範代ですね!」
「し、師範代?」
「同じ道歩む先輩としてご指導お願いします!」
ゆっくりするつもりだったけど、この子の面倒を見ることになった。
よほど日本の侍が好きなのだろうか、所々でブシドーという単語が出てくる。
例えば接客の仕方や簡単な心構えにブシドーの心を感じてたり、つぐがつぐってた話をしたら、つぐの全力で取り組む姿勢にブシドーを見出してたりと、本当にブシドーが好きなんだろうな。そのブシドーが何なのかはよくわからないけど。
それとは別にパスパレでの姉の話を聞かされた。自由奔放だが頼りになる、らしい。というかまだ辞める気はないのか?珍しい。まだ姉の興味を引くものがあるのか、それとも姉も変わって来たのだろうか?
花咲川の文化祭の次の日、ライブが行われるらしい。その時に復活です!とイヴは言っていた。まあ、多分行かないからぶっちゃけどうでもいい。
結局その日はイヴに仕事を教えて終わった。
蔵イブとイヴ登場回だから蔵イヴです。すいません
私の心はチョココロネ、いい曲ですよね。一見ネタ枠ですけどプロのセンスが良く感じられる一曲だと思います。
あとアニメ一期中に出せそうなのは千聖とかのちゃん先輩かな
設定開示するなら誰のがいいですか?
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友希那
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こころ
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香澄
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おたえ
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その他