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なんと980票!そのうちの約47%がさよひなヤンデレでしたね。
近いうちに書きます。暫しお待ちを。
いつからだろう。今まで培ってきたものを捨ててしまうことに慣れてしまったのは。
いつからだろう。積み上げてきたものをガラクタとしか認識できなくなっていったのは。
いつからだろう。そんな自分がおかしいと思えなくなっていったのは。
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そのまま彷徨い歩くこと数十分、もうすっかり夕暮れだ。
それに何か意味があったはずなのだが、今となってはどうでもいい。
皮肉にもかつて彼女達が夕焼けに誓ったように何も「変わっていない」からだ。二年間は何のために有ったのだろうか。結局なところ無駄にしていたと形容するほかないのかもしれない。
無論、総て忘れてしまった訳ではない。彼女達と駆け抜けた日々は今でも胸裡に刻み込んである。ただ、あの空間に姉が存在する以上同じものは決して帰ってこないだろう。ならそれはまったくの別物だ。あの陽だまりはもう戻ってこないし、不可逆で掛け替えのないものだったからこそ美しいまま終わらせたのだからこれで良い。元鞘に納まろうなどと無粋な真似はする筈もない。それこそ俺の浅ましいエゴだし、姉と、ついでに彼女達への侮辱に他ならない。
...いや、それ以上に俺の中で遠い「思い出」になってしまった。だからもう執着しようがない。
それによく言うだろう「前へ進め」と。そも俺1人いなくなった程度で崩壊するものなど今は何処にも無い。あるというならば、そんなもの、今壊れてしまっても何ら問題ないし、価値もさほどあるとは思えない。だから恥じる必要も悔いる必要もどこにもなく、未来に思いを馳せるべきだろう。やらねばならないことは山ほどあるのだ。振り返ってる暇などない。
これからの新生活に向けてまずは新たなバイト先を見つけることから始めよう。早速コンビニに置かれている無料の求人情報でも読もうかと思い至ったので、行き先を決定する。9月とはいえクッソ暑い中1時間近く歩いてるし、ついでになんか飲み物でも買おうかな。
「サマーセール.........アッキー......」
買い物を済ませ店を出た。
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もう日も大分落ちた。俺の夕飯は相変わらずだろうからそろそろ帰って何か作らねばならない。今日は適当に炒飯でも作ることに決めた。
買い物も済んだし、そろそろ帰路に着くとしよう。もう流石にあの人達も帰っただろうしね。
「あっーーー!にいちゃんだー!」
「久しぶりーーー!」
親しい人の弟妹や自身の子供なら可愛らしく思えるのだが、赤の他人のガキの声は不快に聞こえる。聞くに堪えない。そんなことを経験したことはないだろうか?かくいう俺はそんな経験を現在進行形で積んでいる。子供特有の甲高い声が癪に触る。一応恩人の子であり、恩人の弟妹であるはずなのに鬱陶しくて仕方がない。
「...久しぶり。元気だったか?」
だからといって年端もいかない子どもである純と紗南に当たり散らしていいわけではない。だからここはどうにか切り抜けてさっさと帰りたい。
「ねーねー!遊ぼうよー」
「遊びたーーい」
うっせえ...
「もう暗くなるし、帰りな」
「一緒に帰ろー!」
「行こう行こう!」
...ここから商店街はすぐ近くだから何人か見知った顔がある。そこそこ商店街に入り浸っていたツケがこんな形で回ってくることになるとは。
今ここでこの2人を邪険にしたら恐らくおばちゃんどもが正義感からお節介をかけてくる。ここの人たちは仲間意識が強いから、下手に純と紗南を邪険にしたら面倒なことになるのは目に見えている。
「...仕方ないな。俺も予定があるから家に送るだけだぞ?」
「やたー!」
「わーい」
さっさと用事を済ませて帰ろう。俺だってやらねばならないことが沢山あるのだから。こんなことで時間を取られたくない。
会ったのが久しぶりだからか、以前会った時より2人のテンションが高い。空白の時間を取り戻すつもりなのか、口数も多い。
疎ましい。煩わしい。五月蝿い。黙れ。そう言いたくなるのを堪えながら、怪しまれない程度に相槌を打つ。
「最近うちに来ないのはなんで?」
「次はいつくるの?」
...行かない。俺が好きだったあの場所には既に姉の影が存在しているから。今までと同じということは絶対にあり得ない。例え表面上は同じだとしてもだ。どう足掻いたって姉という色眼鏡がかかってしまう。存在としての格が天と地ほどの差なのだから、避けようがない必然で、どうしようもないことだ。
そう、そうだとわかってはいるけれど、そんな風に見られるのは例えばどんなに自分を誤魔化して、どうにか折り合いをつけていたとしても、気持ちのいいものではない。
生憎と俺は「俺個人を見る」なんて綺麗事を信じられるほど虫のいい性格はしていない。そもそも俺にはそんな価値など無いのだから、仮にそう言われたとしてもそいつは「頭がおかしい奴」としか思えないので近寄りたくない。
「俺も忙しくなったからなーいつ行けるかわかんないよ。でも、いつか顔出すし、パン買いに行くから」
とりあえず方便。いつかがいつになるかは明言しない。多分死後輪廻転生した後で行くかどうかじゃないかな...俺は生まれ変わりとか信じてないクチだし、その時やまぶきベーカリーが続いてるかどうかとかもわからないけど。
その後も嘘と方便で純粋無垢な子どもを騙しながら家路を急ぐ。
伸びる影はこれからの行き先を暗示しているのではないかと錯覚する。まあ、元より希望などないから確かにお先真っ暗なのは間違いないかな。
「ただいまー!」
「にーちゃんつれてきたー!」
そのまま帰らせておくれよ。正直沙綾と一番顔を合わせたくない。何を言われるのかがわからなくて怖い。また俺が以前言ったことをそっくりそのまま返されると面倒なことこの上ない。
「おかえり。手を洗っ......暁斗?」
「弟さんと妹さんをお連れしました。それじゃ」
「...あっちょっ待...」
踵を返す。もう会うことなんてないだろうし、思うことなどあるはずもない。
なんか悲しそうな声が聞こえたけど気のせいだろう。いくら元とはいえ、友人だった女の子のことを頭のおかしい奴だと自ら進んで思いたいわけではないのだから、ここは幻聴だったと思っておこう。
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...行ってしまった。引き止められなかった。折角巡ってきた千載一遇のチャンスを無駄にしてしまった。
暁斗は急に変わってしまった。いや、もしかしたら初めて会った時かその少し前に戻っているというのが正確なのかもしれない。最初に会った時はこれぐらい他人行儀だったはず。何故元に戻ったのかは先程は答えてくれなかった。何があったのか知りたい。出来れば元通り、毎朝うちに来て欲しいと今でも思っている。
でも...
「もう...無理なのかな?暁斗...」
それは嫌だ。直接は言ったことはないが、最早家族同然だと思ってる。だから勝手に居なくなるなんて許さない。認めない。せめて説明ぐらいして欲しい。そう思うのは私の身勝手なわがままなのかな。
...いけないいけない。私はこの家ではお姉ちゃんだ。弱いところを見せるわけにはいかない。
「沙綾?」
「...お父さん?どうかしたの?」
「何もないよ。それより暁斗君が来ていたのかい?」
「うん。すぐ帰っちゃったけどね」
「何か言っていたかい?」
「何にも」
せめて挨拶や軽い世間話ぐらいはしたかったところだった。
「そうか...」
「お父さん?」
「その...暁斗君のことでな?凄く言いにくいんだが」
そういえば疑問に思っていたけど、きっと気のせいだと思っていたことが一つあったことを今思い出した。
「暁斗君は、もううちには来ないよ」
なんでお父さんやお母さんは暁斗が来なくなって慌てる素振りがなかったんだ?まるであの日からうちに来なくなることを
「何か、知っているの?」
できれば嘘か冗談だと言って欲しい。もし何か知っているとしたら、事前に暁斗が伝えていたということだから...
「直接うちに来て言ったんだよ『行かない』って...」
それだけ暁斗の意思が固かったということになる。自らの意思でそれを選んだということになる。最悪だ。という他ないだろう。
現実はそう甘くない。両者の溝は決して埋まらない。それを突きつけられた気がした。
次回は8/8が推しのこころんの誕生日なので番外編。
内容は誕生日じゃなくて弦巻こころ√の一部というか山場ををお披露目したいと思います。
こころ√をお蔵入りにした理由の半分は薫くんです。もう半分はバンドリで殺し愛なんてやっていいわけないだろいい加減にしろ!と自重しました。
設定開示するなら誰のがいいですか?
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友希那
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こころ
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香澄
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おたえ
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その他