ようこそ転生至上主義の教室へ   作:松浦ん家の次男

3 / 5
どうも松浦ん家の次男です。
今日は初めて四千字という文字の多さに挑戦してみました。



弐話 先輩との接触

俺が転生してから二日経った。坂柳との接触や神室の過去を知り、我ながら今の状態に満足している。だが、反対に注意しなければならない存在がある。

それは『袋小路清隆』だ。ん?あ、違うわ、袋小路じゃなくて綾小路だった。原作通りで行くと須藤退学の件までは動かないだろうが、まぁ心配するに越したことはない。例え動いたとしても俺がホワイトルームのことを言って脅せば大丈夫だろう。誰も知り得ない情報が一人だけ知っているというのはなんと楽しいだろう。この事を綾小路に伝えたらどんな反応をするのだろう。実に楽しみだ。

まぁ御託はここまでにして、今日は大事な用事があるのだ。この世界における俺の存在意義がここで決まる。

そう、それは生徒会との接触だ。断じて橘先輩が居るからとかそういう理由ではない。早い段階で協力体制にしていると、あとあと楽になってくるからだ。さて、どうやってやろうか。真正面から勝負してもいいのだが、それだと面白くない。そうだ、俺が生徒会に入って仕舞えばいいんだ。そうすれば堀北兄も有能な俺を追い返すこともないだろうし、それに橘先輩と一緒に過ごせるし、フフフフフ。

あ、すまん。取り乱してしまった。話を戻すが、生徒会に接触するにはこれが一番だろう。相手の出方次第だが、上手くなってくれるのを願おう。よし、そろそろ学校へ行く時間だ。

俺は制服に着替え、キッチンに向かった。冷蔵庫を開け、必要な食材を取り出し、軽めな朝食を作った。因みに今日は卵焼きとパンだ。十五分くらいかけて頂き、坂柳がいるロビーへと向かった。

 

「今日は早いですね。どうかされましたか?」

 

「今日は目覚めが良かっただけだ。」

 

「そうですね。」

 

「じゃあ行こうか。」

 

「はい。」

 

そして俺たちは学校へと向かった。

 

 

 

六時間目が終わり、SHRも終わり、俺は鞄を持って生徒会室へと向かおうとした。その時、

 

「あれ、二階堂くん?どこへ行かれるのですか?」

 

坂柳が話しかけてきた。

 

「いや、ちょっと用事がな、今日はすまんが一人で帰ってくれるか?」

 

「用事が気になりますが、問い詰めたところで、あなたは履いてくれませんからね、帰って聞きましょう。」

 

「あぁ、そうしてくれ。」

 

意外にも坂柳は引き退った。

そして俺は生徒会室へ向かった。

歩いていると人気がなくなってきた。近くに職員室とかがあるからだろうか。そして生徒会室のドアの前に立った。コンコンとノックしてみるが反応はない。二、三回やってみたが返ってこなかっため、断念した。

 

「明日に持ち越しかー」

 

そんな事を言って歩いていて、角を曲がったら、そこに人がいた。当然俺たちはぶつかり、その彼女は尻餅をついた。彼女が持っていた、書類が床にばら撒かれた。

 

「大丈夫ですか!?」

 

「いえ、私の不注意だったので。」

 

この声で気づいた。これ女性は俺がよう実の中で一番好きなキャラであった橘茜先輩だったのだ。

 

「拾うの手伝いますよ。」

 

「いえ、大丈夫です。」

 

「まぁそんな肩苦しいこと言わずに。俺の罪滅ぼしという形で手を打ってくれませんかね?」

 

「そこまで言われたら私には何も言えません。ではお願いします。」

 

拾い終わったところで橘先輩が話しかけてくれた。

 

「どうもありがとうございました。一つお聞きしたいのですが、貴方のお名前は?」

 

「二階堂隼です。」

 

「そうですか、私は橘茜と申します。改めて先程はありがとうございました。」

 

「いえ、此方こそ、自分の不注意でこんなことになってしまい、申し訳ありませんでした。」

 

「いえいえ、それで二階堂くんは生徒会に何か御用ですか?」

 

「はい、堀北生徒会長にお話がありまして。」

 

「そうなんですか、生徒会長は今、職員室へ居ますのでもう少し時間が掛かりますが、どうしますか?お茶くらいなら出しますが。」

 

「では、お願いします。」

 

「分かりました。付いてきてください。」

 

橘先輩は手慣れた手つきで鍵を開け、書類を机に置いた。

 

「そこのソファに腰掛けといて下さい。」

 

「分かりました。」

 

橘先輩は接待対応の秘書並みに早くお茶を淹れた。

 

「どうぞ。」

 

「ありがとうございます。んっ!このお茶、凄く美味しいですね。」

 

そう言ったら先輩は少し顔を赤くして

 

「そう言ってもらえたら嬉しいです。生徒会長が来るまでもう少し掛かりますので何か雑談でもしましょうか?」

 

「そうですね。」

 

生徒会長が来るまで色々な雑談をした。

そして、俺と橘先輩の仲が程よくなってきた時、生徒会長がやってきた。

「橘、その男は誰だ?」

 

「生徒会長に話があると言って来た、二階堂くんです。」

 

「そうか、御苦労。そこのお前、お前は()()()()()に話があるのだな。」

 

「はい。」

 

話が早くて助かる。

「よし、橘、この部屋から出ていけ。」

 

「え?!どうしてでしょうか?」

 

「理由は後から話す、今は俺に従え。」

 

「はい………」

 

先輩が悲しそうに部屋から出て行った。あんな顔するならこんなことしなければ良かった。

 

「それで、何の用だ。二階堂。」

 

「実は貴方と勝負をしたいと思いまして。」

 

「フフッ実に面白い。俺が勝ったらどうする?」

 

「南雲雅に関する情報を全て開示しましょう。」

 

『南雲』という言葉を言った瞬間、堀北兄は俺の胸ぐらを掴んできた。

 

「どういう事だ?何故入学したてのお前が南雲のことを知っている?」

 

「まぁいいじゃないですか。そんな事。すぐに分かりますよ。」

 

「良いだろう。それでお前が勝ったらどうする?」

 

上手くはぐらかしたようだ。

「俺を生徒会に入れて下さい。」

 

「ほう?理由を聞かせて貰おうか?」

 

「それは生徒会に入ったら色々なことができるからですよ。」

 

「そうか。分かった。では何をして勝負を着けるのか?」

 

「それはですねーー体術で勝負しませんか?」

 

俺がそう言うと堀北兄は深く笑った。俺が怪訝そうな顔をしていると。

 

「あぁ、済まん。そんな事を俺に言う生徒を初めて見たからな。それで本当にいいのか?」

 

「はい、よろしくお願いします。」

 

「流石にここでは無理だ。今日の二十一時に寮の裏の路地裏に来い。そこなら誰も来ない。」

 

「はい、分かりました。ちゃんと来て下さいね。」

 

「俺は約束を違えぬ男だからな。そこは安心しろ。」

 

「はい。では、後程。」

 

「あぁ、楽しみにしている。」

 

 

 

 

そして待っていた、二十一時。俺は約束の五分前にここに来ようとしていたのだが、もう堀北兄がいた。

 

「どうも。お早いんですね。」

 

「まぁな。では始めるとするか。」

 

「そうですーーー危なっ!」

 

俺が言葉を返す前に堀北兄は俺の腹に中段蹴りを放ってきた。俺はのろりと体を斜めらせ躱した。

 

「どうした?早くかかってこい。」

 

「相手の出方を見ているのですよ。」

 

「そうか、では続けさせてもらう。」

 

その言葉通り、攻撃をしてきた。

 

何分か攻撃を躱した頃か、堀北兄の攻撃の速さが落ちてきた。

 

「どうしたんですか?もしかして疲れました?」

 

「まぁ、な。だが、負ける気はしないがな。」

 

「そーですか。では、そろそろ決めさせてもらいますね。」

 

「こいっ!!」

 

堀北兄は最後の攻撃かは知らないが、逆裁覚悟の特攻をしてきた。俺は躱し、昨日ヨウツベで見た、後袈裟固め

というものを行ってみた。案の定堀北兄はもがき、苦しみ、俺の締めている腕を殴った。だが俺は当然離さないでギブアップするのを待った。2、3分後に堀北兄は降参した。

 

「降参だ。」

 

「分かりました。」

 

俺は拘束を緩めた。

「強いな。俺が負けるなど万に一つないと思っていた。」

 

「いえ、俺の勝ち方は変則的ですからね。本当の試合だったら、まず俺が負けてますからね。」

 

「いや、謙遜するな。何がともあれ、お前は勝ったんだ。生徒会入りを許可しよう。」

 

「ありがとうございます。」

 

「どこの席が良い?書記か、副会長の席があるが?」

 

「そうですねーーじゃあ副会長でお願いします。」

 

「分かった。それで処理しておく。」

 

「お願いします。」

 

「じゃあ今日はもう帰れ。明日から活動はあるのでしっかり休むように。」

 

「はい。では、おやすみなさい。」

 

「あぁ。」

 

 

 

俺は堀北兄と別れ、自分の部屋に帰った。

 

「あぁ〜疲れた。」

 

流石に疲れた。一瞬、負けるのではないかとヒヤヒヤしたが、勝てて良かった。これもあの仙人のお陰だな。

コンコン!

 

「ん?誰だ、こんな時間に?」

 

部屋のドアを開けると、そこに居たのはーー

 

「どっどうも二階堂くん。」

 

二つのお団子がある俺が一番好きな橘先輩だった。

 

「どっどうしたんですか、こんな時間に。」

 

「いえ、少しお話があるので来させていただきました。ここにいるのも恥ずかしいので中に入ってもいいでしょうか?」

 

「分かりました。どうぞ。」

 

「失礼します。」

 

前の人の部屋だとしても橘先輩が来るのは最高だぜ!

「お茶でいいですか?」

 

「あ、ありがとうございます。」

 

俺は橘先輩の前にお茶を置いた。

「それで、話とは?」

 

「そうですね。先程堀北くんからメールが届きまして、二階堂くんは生徒会に入るそうですね?」

 

「はい、そうです。」

 

「本当ですか!?それは良かったです。これから一年間よろしくお願いしますね。」

 

「は、はい。よろしくお願いします。」

 

「それはそうと私たち連絡先を交換してませんでしたね。何かある度に会うのも面倒臭いので交換しときましょう。」

 

「そうですね。分かりました。けど、俺は毎回橘先輩と会ってもいいですけどね。」

 

俺がそう言うと橘先輩は顔を赤めた。良し、成功だぜ!

 

「そ、そうですね。私もそう思ってました///けど、連絡先は交換しといたほうがいいです。」

 

「分かりました。では、交換しましょう。」

 

連絡先を交換し終わった後、雑談している途中に橘先輩はこう言った。

 

「では、そろそろ遅いので帰りますね。」

 

俺はすかさず

 

「送っていきますよ。」

 

と言った。橘先輩と一緒に帰れるとかどんな幸運だよ!

 

「いえ、大丈夫ですよ。同じ敷地内ですから。」

 

「例え同じ敷地内でも建物が違うので危ないですよ。俺、橘先輩に何かあったら心配ですし。」

 

「そうですね//分かりました。お言葉に甘えましょう。」

 

よっしゃあーー!

 

 

 

 

俺は橘先輩を送って自分の部屋に帰った後、今後のことについて考えていた。

まず、第一段階はクリア。明日は綾小剛路に接触だ。ん?あ、違うわ。超有名俳優の名前じゃなくて、綾小路だったわ。このくだり何回やんの?まぁその話は置いといて、どう攻めるか。手紙でも入れておびき寄せるか?人生で一回も告白されたことのない綾小路がどんな反応を見せるのか、気になりすぎて夜も眠れないわ。よし、明日のプランは考えたのでぐっすり眠りますか。

 

 

 

俺は眠りについた。

 

 




次回は五月上旬に投稿予定です。

展開早いですかね?
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。