バケモノと悪魔 人間のようなナニカ 作:ストップウォッチ(腕時計型)
あれから何日か経ち今日は日曜日。あの後は桐生を抱いて、家に帰った。その後であの気配について、色々と探ってみた。金を握らしたり、脅迫したおかげで色々と分かったことがある。まず、この世界には人間の他に神、天使、堕天使、エルフ、悪魔がいるようだ。そして俺が学校で感じたのは、どうやら悪魔と堕天使らしかった。天使は天界、悪魔は冥界に住んでおり、悪魔側には魔王とかいうやつがいるらしい。神には、北欧神話のようにゼウスなどがいるようだ。エルフだが、この人間界のどこかにある森(聞いた話的に森よりも樹海だろうか?)にすんでいるとか。
まぁ、こんな話は置いといてだ。今日は夕麻のやつとデートの約束をしている。何か行きたいところを聞くと、いっしょにいられれば良い、的な事を言っていたので適当に女の子が好きそうなところを選んだ。因みにあいつは堕天使だ。最初の言動からして、どうやら俺のことを殺そうとしているのだろう。まぁ、簡単には殺されてやらんがな。そして桐生に聞いたんだが、あの駒王学園にはかなりの美少女美人がいるらしい。そしてそいつらについても探ってみると、ほとんどが悪魔だった。……悪魔には美系しかいないのだろうか。そしてここ最近、気付いたことがある。何か、ここ最近身体の内側にもやっとした何かがある。試しに桐生に聞くと、
「あら、それってまさか
ゲフンゲフン。何も無かった。良いな?あ〜、桐生に聞くと恋とか言われたが、そんなものでは無いのは判っている。なんというべきか、そう例えるなら、いつの間にか自分の物じゃない物が、自分の物になっている感じだ。
……まぁいい。今からは夕麻とのデートだ。気持ちを切り替えよう。
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あれから程よく時間が経ち、今、狗井は待ち合わせの場所で待っている。もうそろそろで待ち合わせの時間になる。
「あー、そろそろ約束の時間か。これなら、十分前ぐらいで良かったか?」
などと、独り言を喋っていると堕天使の気配が近づいてきたのを感じた。
(おっ?この気配は…)
そう思いながら振り返るとそこには、ゆったりとした服装で少し急ぎめに見える夕麻が見えた。
「どうも、お待たせしました。…待ち合わせには間に合いましたが、待ちましたか?」
「ん?いいや、いうて俺もさっき来たぐらいだ。…んじゃ、早速だけど行こっか。」
「はい、よろしくお願いしますね、狗井さん?」
そう言いながら意味ありげな笑みを浮かべた夕麻だが、どうやら今日はなにかありそうだ。