バケモノと悪魔 人間のようなナニカ 作:ストップウォッチ(腕時計型)
リアス達に出会ってから翌日。あの後、家に帰ってからは特に何もせずにその日を終えた。…いや何もせず、ではないか?一応、確認をしたな。と言っても全形態になれるかどうかぐらいだが。後、エアダッシュを使ってみたりだな。ウォールランも試そうかとも思ったがやめた。あれは能力云々以前のものであれは筋力によって出来るものだからな。もしやったら壁にものすごいヒビが出来ていただろうな。そして今日、リアスのとこから使いが来るはずなんだが…。放課後か?ちなみに今は昼だ。というか昼休みだな。あ〜、今日の昼飯どうしょうかな〜。こっちのパンは美味いんだが、腹にたまりにくいし…。
「い、狗井〜?ちょっとー、聞こえてますか〜?」
「ん?あぁ、藍華か。どした、こんな昼間に。」
「どしたって、そりゃあ。あ、あんたにお弁当をもってきたのよ。(もじもじ)」
「えっ?何聞こえな〜い。(ニヤニヤ)」
「(カアァ〜〜)あ、あんたに弁当を持ってきてやったのよ!!」
「おう、ありがと。」
そう言って弁当を受け取った俺は蓋を開ける。するとそこには美味しそうな具材がたくさんあった。見た目はかなり良い。良いが、うん、まぁよく見るTHE彼女が作りました、って感じだな。そして俺は早速その中の一つを食べる。
「ど、どう?」
「うん、美味いぞ。いや〜悪いな。こんな大層なもん作ってもらって。」
「お、お世辞なんかいいわよ。後、そんなこと言うなら今度お礼になんか頂戴よ。」
「おういいぜ。後やっぱりツンデレは良いな。見ててすげえ可愛い。」
「なっ?!だ、誰がツンデレよ!私はデレてなんかないわよ。」
「あっはっは、お前のことだって言ってないのに。そんなん自分のことですって認めてるもんじゃねえか。それにそんなん言うなら鏡で自分の顔見てこい。顔赤いし若干ニヤけてるぞ。」
「え!嘘!?」
そう言って藍華は自分のカバンから手鏡を取り出す。
「〜〜!やっぱりニヤけてなんかいないじy」
むきゅ
そんな音が聞こえてきそうなほどきれいにイタズラが決まった。どんなイタズラかというとこちらに向いてくる顔の頬に当たるとこに人差し指を置いて待つだけだ。分かりやすく言うと肩ポンした手をそのままで人差し指を立てるやつとほぼいっしょだ。
「あっはっはっはっはっは。いやーきれいに決まったなー。」
「〜〜〜!!あんたね〜!さっきからあたしをからかってそんなに面白い!?」
「あぁ面白いね。それにきれいな女が近くにいるからすげえ嬉しい。」
「〜〜〜〜!……はあ〜。もういいわ。諦めた。これが惚れた弱みってやつかしらね。」
「おいおい、弱みなんて失礼だな。これでもちゃんとお前のことは好きだぞ。」
「ふん、どうだか。これまでの女性みたいに一回やったらポイでしょ。」
「…一応一回じゃないんだが。それに…、」
そう言いながら俺は藍華の頭を撫でる。
「俺のためにせっかく弁当やら化粧やらしてくれてるんだ。誠意には誠意でしっかり返すよ。それにそんなこと言うならお前だって午前中こっちから声をかけても無視したり離れるじゃないか。結構寂しいんだぞ?ああいうことされると。」
「…いつからよ。」
「ん?」
「いつからあたしの化粧に気付いてたのよ。」
「そりゃあお前。朝、顔を合わせた時に。」
「…そう。」
「あぁ、嘘なんかついてねえよ。…そろそろ手、離していいか?弁とu」
「駄〜目。」
「ええ。せっかく作ってくれたのに…。」
「〜〜〜♪」
「…まぁいいか。」
ああ、化粧について説明がいるな。【駒王学園 夜編】を見れば分かるんだが、そん時に藍華の目元の化粧の話が出て来た。それが今は若干薄くなっている。遠目じゃかなり視力が高くないとほぼ変わって無いように見えるが俺にそんな問題はない。それにこんだけ近けりゃさすがに分かる。(何?一部メタいだと?知るか、説明が難しくなるんだよ)
後、ここは教室だ。んでこんなことをしてるということはだ。
「「「「「「ぐぬぬぬぬぬぬ」」」」」」」
「良いな〜。あたしもあんな風になりたいわ。」
「いやいや、あんたなんか無理に決まってるわよ。…ま、私もだけどね。」
「そういえばさ、なんか桐生さんキレイになってなかった?」
「言われてみれば確かに…。それになんか化粧してるような。ん〜、でも化粧は濃い、というより薄いような?……えっ、じゃあ、あの目の下の隈って、メイク!?」
「嘘〜!??あ〜でも桐生さんってちょっとアレだけど顔の輪郭とか表情は豊かだね。」
「まぁでも、可愛いしお似合いなのかな。」
「「「ねぇ〜〜。」」」
ちなみにあのえろバカ二人はいない。なんか「次の時間には体育があるクラスがある!つまりは行くぞ、元原!」とか言いながら教室から出て行った。…女子たちに睨まれながら。…はぁ、別に藍華のゆっくりするのは良いんだがとっとと来るなら来るで早くして欲しいもんだな。