宇宙戦艦ヤマト2203 暗黒星団帝国の脅威   作:Brahma

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本作の中間基地は原作のような紙ではありませんw



第15話 無敵の敵中間基地を攻略せよ

「加藤、できるだけ多くの敵を沈めてくれ。あと基地の内部もできる限り破壊してくれ。」

「奇襲だけで決定的なダメージを与えるつもりでやりますよ。なにしろ敵の怖さは身にしみてますからね。まともに立ち上がる前に叩きのめして立ち上がれなくしてやります。」

「無理をするなよ。優秀なパイロットは代えがきかないからその意味でも無事に帰ることだ。」

「まあ、見ていてください。コスモタイガー隊発進!」

 

「!! スラ司令!何か編隊が接近してきます。距離5500宇宙デザリオン!」

「どこの機体かわかるか?」

「おそらく地球の機体ではないかと思われます。」

「地球だと?ガイウスのやつが2万光年先で迎撃したはずではないのか?」

「そのはずですが…。何の報告も受けていません。」

「ふん。どうせ孺子は敗北して、艦隊をうしなって戦死でもしたんだろう。気に食わないやつだった。せいせいしたわい。あの程度の戦闘機隊でこの中間基地を落せると思っているのか。迎撃機隊発進!当基地のα砲の範囲におびき寄せるのだ。」

オルビス(白色円盤戦闘機)、ブルシウス(イモムシ形戦闘機)が発進し、コスモタイガー隊を迎え撃つ。

 

「敵機、接近してきます。」

「う、早いな、発見されたか。」

コスモタイガー隊は応戦してドッグファイトの状態になる。

 

「スラ司令。敵航宙隊の1/3がなんとか主砲の射程内にはいりました。」

「ふふ。全部とはいかなかったがまあいい。α砲発射準備。エネルギー充填。」

中間基地の下部に複数個ある半球形のカプセルのうちひとつがコスモタイガー隊に狙いをさだめて開いていく。

 

「!!」

「どうした?」

古代がレーダー手に問うと

「敵要塞下部、高エネルギー反応です。」

と答えが帰ってくる。

「加藤、敵の主砲が発射されようとしている。退避だ!」

「みんな左方向に一点集中攻撃!敵の編隊を突き破って脱出する。」

 

「α砲発射!」

要塞下部から宇宙の闇を照らすエネルギーの奔流が撃ちだされる。

「やつらの逃げる右方向の砲門にエネルギーを充填するのだ。」

「はつ。」

 

「うわああああ。」

エネルギーの奔流がコスモタイガー隊をつつみ、溶解する。コスモタイガーは次々と引き裂かれて1/4が永遠に失われた。

 

「このままだと排気口部分に侵入できないな…。」

白色円盤戦闘機、イモムシ形戦闘機の攻撃は激しくどうしてもコスモタイガー隊は要塞に接近できない。

「艦長、尾崎司令から通信です。」

「つないでくれ。」

尾崎の顔がスクリーンに映し出される。

「山南、基地内部に侵入できないなら、内部にいる艦隊がでてくるぞ。」

「わかった。それしかないか…数が多すぎる。」

「こちらにも艦載機を回してくれ。」

「ああ、向かわせる。」

尾崎の顔が消えると山南はすぐさま指示をする。

「古代、加藤に伝えろ。作戦変更。コスモタイガー隊はヤマト、山本隊は、しゅんらんの上空をまもれと。」

「了解。」

「第一砲塔10時の方向の敵編隊、第二砲塔2時の方向の敵編隊。」

「誤差修正第一砲塔+2度、第二砲塔-3度。」

「発射!」

「右舷、左舷パルスレーザー斉射!」

 

 

「よし、一気に拡散波動砲でかたをつけるぞ。」

「エネルギー充填、120%」

「拡散波動砲、発射!」

しゅんらんの艦首の三つの巨砲から打ち出された熱と光の激流が数十に分かれて無数の光の槍になって敵艦載機隊と暗黒星団帝国の円盤状の艦隊に降りそそぎ、引き裂きいていく。ちぎられ、飛散するもの、あっというまに溶解するもの、無数の爆発光、無数の爆煙…

無数の光の槍は、中間基地に襲いかかる。

「やったか…。」

艦隊が破壊された爆煙が晴れて中から現れたのは無傷の中間基地だった。

わっはっはははははははは…わっはっはははははははは…わっはっはははははははは…

無線通信上にわざと聞こえるようスラ・バツゾークの高笑いが聞こえる。

「そんなことでよくゴルバが倒せたな。ゴルバ一基をまぐれで倒せたようだが、まだ戦力は残っておるかwそんな石ころのような砲弾が切り札のようだが、次はどうする地球の愚か者どもw。」

頭髪のない蒼いスラ・バツゾークの顔がメインパネルに大写しになる。

 

 

「スラ司令、敵左側面に何かワープアウトしてきます。基地外壁から5000宇宙デザリオン!」

「!!」

「地球艦隊のみなさん、遅くなった。わたしは、ガミラス共和国小マゼラン方面司令カール・ゲルト・ルントである。本星上空の戦いでは世話になった。協力させてもらおう。」

「ルント司令感謝する!」

「地球艦隊からの暗号通信解読します。」

「艦載機隊ノ攻撃援護頼ム…」

艦載機隊の進路が示され、誘導の援護を頼む旨画面が映し出される。

「了解したと伝えろ!」

「ザー・ベルク!」

 

「なにか侵入できる穴のようなものは...。」

「発見。座標X-7293、Y-3893、Z-9300です。」

「コスモタイガー隊に連絡。座標X-7293、Y-3893、Z-9300に敵基地への搬入口発見。」

「了解。向かいます。」

「中間基地左側の敵艦隊動き始めました。到着まで700宇宙秒。」

「コスモタイガー隊、侵入口侵入開始まで850宇宙秒。」

 

「遊撃艦隊は新たな敵艦隊を攻撃しろ!」

下半分が円盤状で前方が橙色の50隻の艦艇からいっせいに薄緑色の光条が数十条放たれガミラス艦隊へ向かっていく。ガミラス艦隊は数隻炎上するものの射線を避けて反撃する。

薄紅色の光条が、逆さキノコ状で前方が橙色の船体を引き裂き炎上、火球に変えていく。

「よし、コスモタイガー隊から敵をひきはなすぞ。ガミラス艦隊を支援しろ。」

 

「小癪な敵どもめ。各α砲エネルギー充填!」

「敵主砲、高エネルギー反応!」

ルントはほくそ笑んだ。

「今だ!ガルント重爆機発進!敵に見舞ってやれ!」

「特殊削岩弾発射!」

 

「スラ司令!」

「どうした?」

「敵弾が第一砲門、第二砲門に命中!誘爆が始まっています。」

「あわてるな。第一砲門、第二砲門を切り離せ!」

「了解!」

スラ・バツゾークは、ほくそ笑む。

 

「敵の…主砲が二門切り離されます。」

切り離された主砲は、爆発四散する。しかし切り離された主砲塔の後ろからまた新たな主砲塔がせり出してきたのである。

「な、何だと!」

「サメの歯かよ」

ぼやきが漏れる。

 

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