5th両日当たったけど初日行けない疑惑出てきてブルーになってます……それではお話の方書いてきます……
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「あーーーー……やっちまったなあ……」
学校を出て特に意味もなく街をぶらついていた俺は今日の事を思い出して反省していた。いや、まぁ、俺だけのせいじゃない気もするけど岳も悪いし……
そろそろ帰るかと思い家路に向かう。こういう気分ノ落ちてる時は狩野川を眺めながら帰ろうと思い土手の方に向かう。
「今日もいい感じに流れてますなあ」
いいよね、川とかって穏やかな気持ちになる。のほほんとしながら歩いていると、前方の方でなにか揉めている男女がいた。
「ちょっと離しなさいよ!」
ナンパかなあと思いいつつ、いつもならさわらぬ神に祟なしって事でスルーしていたが
「いや、まじかよ」
どっかで見たことあるお団子頭に昼間の元気が嘘のように怯えていた女の子がガラの悪い男に絡まれていた。
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曜side
皆と別れた後私と善子ちゃんはマンションの裏手で少しお話をしていた。もちろん話題は今日の事が主だ。
「全く、信じられないわね。会ったばっかの人にあんな事頼むなんて」
「まぁ、実際そうだよね。でも部活の事聞いたの悪かったよね。事情を知らなかったとはいえ……」
「とにかく、私は今回の件はパスね。さすがに力になれそうもないし。」
と善子ちゃんは手をヒラヒラさせながら言った。善子ちゃんらしいといえば善子ちゃんらしい考え方だ。
「そろそろ帰ろっか、遅くなるとまずいし」
と言って私と善子ちゃんは帰ろうとするとガラの悪い二人組が声をかけてきた。
「ねぇねぇ、お二人さん何してんの?」
金髪でチャラチャラした風貌の男の人が私達に向かって声をかける。
「別になんでもないです。今帰るところなんで。」
「いや、そう言わずにさーちょっと俺達と遊ばない?」
「本当に結構です。」
どれだけ断ってもしつこく声をかけてくる。さすがに埒が明かないと思ったので私は一つひらめいた。
「あの、あんまりしつこいと警察呼びますよ」
これで、大丈夫だろうと軽率に考えたのが間違いだった。男達は急に私の頬を平手で叩いてきた。
「あのさ、あんま調子乗らない方がいいよ?黙って着いてこいよ。」
自分が殴られたのだと気づいた時にはとても怖くなり声も出なくなっていた。すると善子ちゃんが私の前に庇うように出てきてくれた。
私は何も出来ずただ、怯えるだけになった。
sideout
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あれはどう見ても渡辺さんと津島さんだなあ。でもナンパされるくらいであんなに渡辺さんが怯えるのはおかしい。とりあえず何とかしなきゃと近づいて声をかけることに決めた。
「そこで何やってるんですか?」
と聞くと金髪の男がこっちに来た。やだ、怖い。ヤンキー怖い。
「関係ない奴が入ってくんなよ!邪魔なんだよ!」
「いやーさすがにこれ見逃すのは出来ないですよ。とりあえず落ち着きません?」
「なんだお前ぶっ飛ばされてえか!?」
んー会話が出来ない。ってかあんま強くなさそうだなあ。と考えていると胸ぐらを掴まれてしまった。
「ヒーロー気取りなら他所でやれよ!」
相変わらず大声で喋るなあと思って、ふと渡辺さんと津島さんの方を見る。 津島さんは俺が介入したことで安心したような申し訳ないような複雑な表情だった。
そしてこの距離になってからようやく気づいた。渡辺さんの頬が赤く腫れていたのだ。