学園生活は機械少女達と   作:真明

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どうも皆様真明です!今回からインフィニット・ストラトスを書いていきます!(本を持ってない為更新はかなり遅め)
ヒロアカを現在メインで書いてますがこれはまぁ、前から書いてみたかったので書いてます、変なところとか多いかもしれませんが御容赦を

それでは
『どうぞ!!』

今日中に設定を作ろうと思います


興味本位で触れるものじゃない

とある施設、そこに少年は両親に忘れ物を届けに来ていた、何時もと何ら変わらない普段通りのお使い、そのはずだった、少年が両親の手伝いで『アレ』に触れなければ…

 

???「えっと確かここだよな…あ、いたいた。おーい父さん、母さん、弁当もってきたぞ!」

父「おお!奏音(カノン)!いつも悪いな!」

奏音と呼ばれた少年は苦笑いしながらも弁当を父親に手渡す

奏音「なんでいつも忘れるかね、ほらあの人の分も用意してるから呼んでこいよ」

母「いつもごめんね?束さん!奏音が貴女のお弁当も用意してくれたみたいよ!」

その声に奥で人型の機械とにらめっこしていた機械で出来たうさ耳を付けた女性『篠ノ之束』は立ち上がりからノーモーションで奏音の前に飛び込みその豊満な胸に奏音の顔を押し付ける

束「かー君久しぶり!束さんがいなくて寂しかった!?」

奏音「く、苦しいから離れて…」

奏音が腕をタップする事でようやく離れた束は奏音の顔を優しく撫でながら話す

束「かー君は箒ちゃんやいっくん達の友達だしあの時身体を張って二人を守ってくれたら、だから私にとっては家族も同然だよ、そのせいで綺麗な顔に傷まで付けちゃったもん」

撫でられる手を掴み包み込むように握りながら奏音は話し出す

奏音「あの二人は孤独だった俺に光をくれました、いつも名前と体格のせいで虐められていた俺に優しく手を差し伸べてくれた、だから俺にとって2人のために体張るのは当たり前なんすよ」

それを聞いて束は優しく頭を撫でる、そんな2人を微笑みながら見守る両親、そこに別の声が聞こえてくる

???『まったく、機械であるはずの私達まで砂糖を吐きそうにくらい甘い雰囲気を醸し出してくれますね、まぁいいですけど』

奏音「なんだゆかり、起きてたのか、どうだ調子は」

束に撫でられるのをやめ、独りでに着いたPCへと声を掛ける、するとモニターにうさ耳フードを被った紫髪の少女が映し出される

ゆかり『ええ、お陰様で絶好調ですよ、なんならお偉いさんの秘蔵フォルダを国中にばら撒くのに1時間もかからないくらいには調子いいですね』

胸を張りながら自慢げに話す少女…いや、人工知能であるはずのゆかりはそう告げる

奏音「そいつは重畳、今日も父さん達の研究に付き合ってくれよ」

ゆかり『勿論です、皆もいつでも準備OKですよ』

束「相変わらずよく喋るよねぇ、ホントにAI?実は人が居たりしないの?」

ゆかり『何度も言いますが私達は嘗ては貴方達と変わらない人間だったんですよ?それをあのバカ共のせいで肉体を失ってその代わりにこうして電脳体になってるんですから感情くらいありますよ』

失礼な、そう言いたげに頬を膨らませ怒ってみせるゆかり、すると後ろから金髪のアホ毛の生えた少女が顔を出す

???『まぁまぁゆかりん、そう怒らないのしののんだって悪気があって言ってるんじゃないしさ』

ゆかり『マキさんもうネットサーフィンは良いんですか?』

マキと呼ばれた少女はゆかりの隣に姿を現すと奏音に話しかける

マキ『ねぇねぇマスター!ちょっと面白いものを今しののん達と開発してるんだけど付き合わない?』

面白いもの?束と両親の方に向きながら奏音は尋ねる

母「あぁ、試作品の換装型ISの事ね、でもあれはうちのテストパイロットに頼むし奏音は男の子よ?」

奏音「なんだISか、なら悪いけど俺は力になってやれないな、その研究は興味あるけど俺男だからな?」

マキ『いや、付けてって事じゃなくて、今それの動作チェックやってみたら動きがぎこちなくってさ、メンテやって欲しいなって』

父「あれには専門の整備士をつけてるはずだが…仕方ない奏音見てやってくれないか」

父に言われ奏音も仕方なく了承しその試作品の元へと向かう

 

両親、束の研究室から少し離れた保管庫、そこにそれは眠っていた、その試作品には装甲らしい装甲は見受けらずその周辺にはそれ専用と思われる装甲が並んでいた

奏音「こいつが噂の試作品か、装甲は殆どなし、その代わりに周囲にアーマーが転がってるな、マキ、こいつが調子悪いのか?」

マキ『そ、何時もは難なく動くのに今日は妙にぎこちないんだ、スキャンをかけても異常は見受けられないから変だなぁって思ってさ、そっちから弄ってみてよ』

奏音のスマホに移り状況を説明するマキ、奏音は道具を用意し機体に近づく、そしてそれぞれの可動箇所を入念に検査していくが何も異常は見受けられなかった

奏音「変なところは見受けられないな、マキ、どうだ動くか?」

マキ『うーん、動きはするけどやっぱりぎこちないね、なんでだろ?』

機体を遠隔で操作するマキ、確かにその動きはぎこちなかった

奏音「束さん、こんな事今まであった?」

束「ないよ、でも確かに変だね、今までこんな事無かったのに」

奏音は不思議そうに思いながら機体に近づき機体に触れる

激しい頭痛が奏音の脳裏を一瞬すぎる、それが何か理解しようとするより先に違和感に気付く、やけに視野が広く高いのだ、恐る恐る右手を見ると見覚えのあるものがすぐ近くにあった、先程まで見上げていた試作品の腕だった、そして両親、束の3人を恐る恐る見ると3人とも驚き、近くのパソコンでもゆかり達人工知能の全員が目を見開いていた

奏音「…なんでさ」

これが世界で二人目の男、詩花奏音の登場となり、世界は大きく動き出すこととなった


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