変人がAクラスに降臨しました   作:孤独なバカ

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脅し

俺は放課後になると久保に頼みDクラスの女子と接触するように頼む。

久保の顔の広さは尋常でほとんどの女子生徒が好意的に思っているらしく俺と一緒にいるときも時々ラブレターをもらっている

まぁ、こいつの場合好意的に思っている奴が男子な時点でフラれるって分かっているんだが、そこは黙っているのが優しさってものだろう

……俺は同性愛は漫画や物語の中でだけでいいと思っているけど

いや、去年俺の席のとなりだった奴なんか同性愛の度がすぎて畜生道に落ちてもいいと思っているほどやばい奴だったし

てか俺の一年の席最悪だったもんな。

卑劣とマジキチに囲まれているって

するとしばらくすると久保が戻ってくる

「どうだった?」

俺が一言言うと苦笑いをして

「うん。やっぱりペナルティーはなかったよ。条件はBクラスの室外機を壊して欲しいってことだけ。」

やっぱりBクラスか。それなら先に手を打っておくか

「了解。それじゃあ交渉に行ってくるわ。久保も一緒についてきてくれ。」

「しかし本当にこんな作戦よく考えるね。」

「まぁ、完全にこの試召戦争は正直あまり意味がないからな。……さて動くか。」

といい俺は隣のクラスへと向かう

一応自習の時にCクラスには使者を送っていたので多分残っていることだろう。

「失礼するぞ。」

すると俺が入るとそこには三人の女子が座っていた

小山と水口、そして小柴か

俺は少し確認した後に少しだけ小山の方をみるとやはり警戒しているのがよく分かる

「Aクラス副代表の黒壁だ。Cクラスと条約を結びにやってきた。」

「……あら、宣戦布告だと思っていたんだけど。」

すると小山がそんなことを言い出す。まぁ、隣のクラスだし聞かれてもおかしくはない

「いや、最悪そうするってことだ。まぁCクラスにとっても悪くはない案をだすつもりだぞ。」

「……話を聞かせてくれるかしら。」

そうこないとな

「……根本を裏切って俺らと同盟を結ばないか?報酬は試召戦争で弱ったBクラスの教室ってところでどうだ?」

するとCクラスの代表格は目を見開く。

「どういうこと?」

「近いうちにFクラスとBクラスで試召戦争がおこる。その間俺たちと模擬の試召戦争をやってほしい。……とはいっても補習はなしで戦死のない試召戦争と言う名の召喚獣操作訓練だな。」

「ちょっとどういうことですか?それじゃあお互いにメリットが。」

「まぁ、聞けって。……小山、お前は何回召喚獣を操作したことがあるか?」

「えっ?五回くらいだけど。」

「そうだな。他の奴らもそうか?」

すると周りにいる女子も頷く。

「まぁ、そうだよな。俺を外したAクラスだってそれくらいだしな。…でもなDクラスとFクラスは違うけどな。」

するとCクラスが首をかしげる。俺は久保に目線を向ける

「実はDクラスとFクラスは講和条件を出すことによってDクラスは戦争の敗戦のペナルティーがない状態なんだ。振り分け試験はクラス分けがはっきり分かるために先生が難しく作成したもので、ふつうのテストよりも点数が下がる生徒が多いんだよ。」

「つまり今Bクラスと同盟を結んでいることがバレたら成績も有利な位置にいて、召喚獣の扱いが少しうまいDクラスと戦争になる可能性があるってことだ。俺だったら速攻でCクラスに攻めるけどな。」

するとCクラスの数人の笑顔が固まる。

「脅しているの?」

「脅しているんだよ。」

俺はきっぱり答える。すると隠す気のない俺に少しだけたじろぐ

「ついでに俺たちは自習の二時間を使って補充試験を受けたからお前らよりも試召戦争を始める準備はできているんだよ。ついでにお前らが受けなかったらDクラスと共闘してCクラスに攻め込んだ後にあえて施設の交換をせずにしとけば、Dクラスだけではなく Eクラスにも攻め込む口実を与えることになる。」

「つまり、Aクラスに協力しなければ私たちは下位クラスの標的にさせると。」

「そういうこと。生憎俺らの最終目標はFクラスだし他のクラスとはなるべく穏便に済ませたいだけだ。それに多分戦争はFクラスの勝利に終わる。始業式を見る限りBクラスには腕輪持ちは誰もいなかったはずだ。しかし俺はFクラスにもう二人腕輪持ちを持っている奴をしっている。それに点数には負けていても作戦をしっかりとしたFクラスの方が優勢だ。それにあいつらは多分設備の交換はDクラスの設備同様に、交換はしないだろう。最終目標は俺らって言っていたからな。だから弱ったBクラスをそのまま食えるってわけだ。」

「……代表。私は信じられません。FクラスがBクラスに勝つなんて。」

と取り巻きの一人がそう言うけど小山は何かを考えている。

「……まぁ、そっち次第だ。目標が俺らだったのならば別に俺らに挑んでくれても構わない。俺らは戦争の準備はできているからな。」

「味方だけど、黒壁くんはどうしても悪役にしか見えないな。」

うるさい。ほっとけ

「ねぇ、この作戦は誰の案なの?どう考えてもAクラスの考えるような案ではないと思うんだけど。」

すると小山がそんなことを言い出す。まぁ、過去からみてもAクラスが脅しや脅迫なんて俺らくらいだしな

「俺だよ。悪いけど俺らはBクラスやCクラスよりFクラスに脅威を感じている。初日から試召戦争を仕掛ける実行力、そしてきちんと上位クラスに勝利を納め次のクラスに挑むことを前提に行動している。……悪いがどんな妨害をしようがBクラスには勝ち筋が見えない。誰かを傷つけようとするなら日本史300点オーバーのバカが特攻するだろうしな。」

「……へぇ〜。」

「ついでにこの交渉断るのならBクラスに言ってくれても構わない。別にこっち側は別に困らないし作戦に支障はないしな。ただCクラスに明日にでも戦争を仕掛ける気があるだけだ。」

「……分かったわ。その代わりお互いに戦争後一年間の不可侵を約束してくれるのならその同盟受けてもいいわ。」

「……あれ?もうちょっと条件を渋ると思ったんだけど。それに一年間って長いな。」

俺は少しあっけなく終わったので少しだけキョトンとしてしまう。Bクラスの倒す算段や色々決めてたのにな。

「私たちの最終目標はBクラスなの。元々Aクラスと戦う気はないし、何よりも元々二学期には裏切るつもりだったから。」

……あぁ、そういうことか。さすがにそれは読めないわ

「俺がいうことじゃないけど、性格悪いな。」

「そうじゃないと代表なんかできないわよ。」

「そりゃ、そうか。」

と軽く笑ってしまう。笑い合う俺と小山だが久保と取り巻きの奴はかなり引いているな

「それならAクラスと同盟は承認ってことでいいか?それと模擬の試召戦争の件も。ついでに協定違反に反すると強制的に敗北。つまり代表の戦死っていうのはどうだ?」

「それでいいわ。それなら条約を結びましょう。Bクラスへのと模擬戦争の宣戦布告の時期はAクラスに任せるわ。」

「あぁ、こちらから改めて連絡する。と言ってもFクラスがBクラスに宣戦布告した時に模擬戦争。FクラスとBクラスの戦闘が終了した翌日の朝のHR時にそっちはBクラスの教室にいるクラスに宣戦布告。俺らはFクラスにいる方に宣戦布告をする。一応模擬戦争は試験教科はそっちに優先させるし、小山も召喚獣の操作にならしときたいだろうからな。戦死はしないぶん前線に出られる。これから共同戦線をはるんだお互いに点数の把握はしといた方がいいだろ?」

「……なるほど。そういうメリットもあるのね。」

「別に根本と別れろって言っているわけじゃないんだし情報を規制しているわけでもない。ただお互いに利益を得る為に協定を結ぶだけだ。それにそっちにいる唯一の腕輪持ちの水口を前線に押し出せば根本なら打ち取れるだろ?」

俺は後ろにいるボサボサの前髪で目が隠れた女子を指差すと

「あら、知ってたの?」

「そりゃ、俺と久保はさすがに知っているだろ。毎回現代国語でトップ争いしているだし。」

「そうだね。黒壁くんが点数覚えていたのは驚いたけど。」

「黒壁くんはおかしいです。なんで振り分け試験で700点オーバーできるんですか。」

「……とはいってもなぁ。好きだから成績は伸びているわけだし。ぶっちゃけ本を見てたらこうなっただけだしなぁ。」

「うぅ。黒壁くんがいなければ私がトップなのに。……どうして。」

「いや、さすがにそこまでは面倒見れない。てか話逸れすぎだな。ぶっちゃけBとCはほとんど差がないから特化型で少しずつ前線をあげていけばBには勝てるだろ。CとBの違いは安定して点数が取れるかだろ。得意教科はCクラスの方が点数高いやつの方が多いし、特化型がFクラスについで多い分平均的に点数を出すことができるしな。」

「なんで私たちのテストの点数が漏れているんですか?」

「いや。俺が去年のテストから各教科の注意リストをちゃんと記録しているからなほとんどAクラスだけど地味にCクラス多いんだよ。各教科のトップ10にも少しだけいるし。」

この学年のトップ10位は点数は記載していないが乗っていることが多くほとんど俺の知り合いが占めているので分からない奴でも点数の間は分かるのだ。

まぁ、主要科目トップ3は点数がでるのだが

……それに俺にとって見たくもない名前も記載されていたし

「……あいつ来たんなら先に連絡しとけよバカ。」

「どうしたんだい?」

「いや。なんでもない。それじゃあ3枚の契約書を書いて欲しい。一つは鉄人に提出。」

「誰が鉄人だ。」

するとごとんとげんこつが落とされる

「っぅ。」

「全く。しかし、Aクラスらしくないな初日から動くなんて。」

「代表が雄二の時点で目標は俺らしかありえないでしょ。俺だって調節して入るかどうか考えましたし。」

「ほう、ではなんでお前はAクラスにいったんだ?お前があいつらの保護者になってくれると助かったんだが。」

と鉄人は俺にげんこつを落とした後に驚いたようにしていたが

「いや、須川や横溝のいるFクラスに本当に行きたいと思いますか?」

「……あぁ。そういえばお前工藤や霧島と話す機会が多いからよく追いかけられていたな。」

「話が早くて助かります。」

あいつら文房具をよく投げてきたから潰すよりも逃げる方が早いと気づいてから週3で追いかけられてたしな。

「あら。黒壁くんってモテるんだ。」

「いや。モテないぞ。どんだけモテないって俺の妹の成績の酷さくらいモテないぞ。」

「それは相当だな。」

鉄人がため息を吐く。やっぱりあの時の名前はあいつだったか。

「話が逸れたな、調印を結ぶんだろ。さっさとしろ。俺はFクラスの担任になる準備で忙しいんだ。」

「……先生。お疲れ様です。」

俺が鉄人に同情の目線を送るとそんな目で見るなと釘を刺される。

俺は久保が作成した協定書にサインとクラス印を押す。これは代表の代理に署名できる唯一の判子で基本は代表が持っておくべきだが霧島に一任されるというおかしなことが起こっていた

「これで終わりっと。それと、船越先生に連絡いれといてください。あれは須川の照れ隠しで本当は須川が話があるらしいって伝えておいてください。」

「「「「うわぁ。」」」」

というのは今日の試召戦争時に船越先生(生徒を単位をたてに交際を申し込んでくる先生)に放送された明久のためを思って放送した本人に擦りつけることにする

多分雄二のあんだろうが実行する方も方なので須川に代償を償ってもらおう

「わかった。しかし先生を。」

西村先生には悪いが

「いや、さすがにあの先生はちょっと近づくのはさすがに、俺でも気が引けます。実際被害にあってますし。」

「……お前がどれだけ船越先生を嫌っているのかよく分かるな。」

いや、さすがに被害にあったことがあるのにさすがに近づく気にならなりませんって

「それじゃあ久保帰るぞ。一応条約に乗ってくれてあんがとな。」

「ほとんど脅迫だったんだけどね。」

「脅迫も交渉の一つだ。覚えていた方がいいぞ。」

「そのやり方には肯定できないけど。」

「いや、その場合黒壁くんが正解よ。やり方は汚いけど決してルール違反ではないしね。」

小山がそういうとこいつはやはり代表の器を持っていることがわかる。

「……それに、黒壁くんとは仲良くなれそうだし。」

「あっそう。んじゃまたな。」

といい俺は教室を出ると少しだけため息を吐き

なんで性格に一癖あるやつばかりが俺の周りにいるんだろうとため息を吐いた


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