魔法少女オレガ☆ヤンノ!?   作:かずwax

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皆さんありがとうございます!!
いつ原作始まるのか謎ですがこれからも投稿させていただきます!


22話 QBだよ!全員集合!!

もう春です。学校からの帰り道、季節の変わり目を感じる今日のこの頃。気温が暖かくなりポカポカしてきたのに比例して俺の胃もストレスでボカボカ殴られている状態です。もうすぐ原作始まる。もうすぐ暁美ほむらがやってくる(かもしれないと思いたい)。結局何の対策も出来ずに時間だけが過ぎてしまった。

 

うわああああああああ!どうしよう!発狂しそう!

 

俺は帰り道のど真ん中で一人頭を抱える。

 

この破滅コースいらっしゃいな世界で俺一人立ち向かうとか無理!心が壊れる!仲間が欲しい!でもマミちゃんも杏子もさやかも下手すりゃ途中でリタイヤだし、ほむらはどうすんのか分かんない!最悪イレギュラーである俺を警戒してKILLする可能性すらある!まどかは論外!間違っても魔法少女(=破壊神)にしてはいけないから協力を頼めない!!

 

味方いねえええええええ!!原作始まってもいないのに心折れる!全力で仲間募集したい!!誰かいないのか!?誰でもいいから助けてくれええええ!!

 

ここ最近ずっとこんな事考えてる他力本願な俺。いやマジで心が死にそうです。

 

「・・・はあ」

 

絶望の未来を想像し家の中に入る。取りあえず今日はもう寝て明日考えよう。そう決めて自分の部屋に向かう。やっぱり自分の部屋が一番落ち着くわ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「君は・・・・だよ。悪いけど・・・・」

 

「そんな!待ってくれ!どうして僕が・・・」

 

何やら俺の部屋から声が聞こえる。察するにキュゥべえの声だ。誰かと会話しているようで複数の声が聞こえる。なに人の部屋を談話室にしてやがるんだ?ここ最近居候のくせにやたら生意気だからお灸を据えてやるか。俺は居候の宇宙人に説教すべく扉を勢いよく開ける。

 

 

「こらぁ!人の部屋で何してんだ?って何じゃこりゃあああああああああああああああああああああ!!?」

 

 

注意するはずだったが俺は思わず叫んでしまった。なぜなら

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「「「「「「「「「やあ、お帰り。神原優依」」」」」」」」」」

 

「優依!良い所に!」

 

 

 

 

 

 

 

俺の部屋に白いGが大量発生してるうううううう!?見渡す限り白、白、白!マスコット天国ならぬキュゥべえ地獄だ!よく見ると真ん中にいるキュウべえを取り囲むようにして群がっている。真ん中にいる奴はおそらく俺の部屋で居候中のキュゥべえだろうか?何でこんな事になってんの!?

 

それにしてもこんなに大量にいるとたとえ見た目だけ可愛くても気持ち悪!!誰かQBホイホイ持ってきてええええええええええええええええ!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「それで?これは一体どういう事だ?」

 

湧き出た白いGをベッドから追い出し、なんとか座る場所を確保した俺は大量発生したキュゥべえと対面する形で向き合っている。ちなみに取り囲まれてたキュゥべえは現在俺の背中に隠れチラチラ様子を伺っている。おいこら顔出せ。

 

 

「「「「「「「「「「僕たちは彼に用があって来たんだよ」」」」」」」」」」

 

「・・あの、すみません。代表して一匹だけで喋ってくれませんか?エコー凄くて聞き取りづらいんで」

 

「僕たちは彼に用があるんだ」

 

早速俺の要望が通ったのか一番前にいた奴が話し始めて俺の後ろにいるキュゥべえの方を見る。おいこら!ビクッとして俺の背中に隠れんな!俺だって怖いんだけど!?

 

 

後ろの奴が頼りにならないので仕方なく俺が質問してみる。

 

「何で?同じキュゥべえじゃん。わざわざ会いに来る必要無いよな?しかもこんなに引き連れて。人の部屋で同窓会でもする気かよ?」

 

呆れた視線で大量にいるキュゥべえを見渡す。物壊したら弁償させてやるからな。

 

「突然大勢で来た事は謝るよ。ただ今回ここに来たのは僕たちにとって想定外の事態が起こったからなんだ。君の後ろに隠れている彼が精神疾患に罹ってしまってね。どうやら感情があるようなんだ。もう僕たちとは違う。感染しないようにリンクから切り離してしまっていてコンタクトが取れないんだ。だからこうして直接赴いたんだ。彼は危険だ。この事態を最小限の被害に抑えるために彼をこちらに渡してくれるかい?」

 

淡々とした口調で語るインキュベーター。そういやコイツらはこんな感じだった。俺の所にいるキュゥべえが目の前の機械みたいな奴らと全然違ったからすっかり忘れてた。なるほどコイツ精神疾患なのか。言われてみれば納得。感情がないと公言してる宇宙人にとっては見過ごせない事か。

 

「渡してどうすんのさ?」

 

気になったので聞いてみる。記憶消去とかすんのかな?

 

「これは僕たちの問題だからね。君には関係無い事だよ」

 

処分する気じゃん!

 

俺の第六感が叫ぶ!

 

おっかねえええええええええ!!やっぱりこいつら白い悪魔だよ!ぼかして言ってる辺りが凄い生々しいんですけどおおおおおおおお!?関わりたくねえええええええ!!

 

 

 

 

俺は考え込む。一瞬引き渡してお帰りいただこうかと思ったがすぐに思い留まる。俺の背中に引き渡されないよう必死にしがみついてるキュゥべえが気になったからだ。

 

確かにこいつは本当にあの外道なインキュベーターか?って思うほど感情豊かだ。毒舌だけどノリ良いしツッコミ属性。最近なんて魔法少女の契約の営業ほったらかして「Ribbon」の撮影やら俺との喧嘩や人の手作り料理のつまみ食いしかしてなかったもんな。ただの合理的な考えの奴ならそんな無駄な事しないもんね。そりゃ感情のないインキュベーターからしてみれば感情のあるこいつは危険と判断されるわけだ。ていうか役立たず認定されてそうだな。

 

 

 

 

・・・・うん。駄目だ。こいつらにキュゥべえを渡すことは出来ない。ムカつく奴だし、何度心を抉られてきたか分からん程毒吐かれたけど、何だかんだで一緒にいるのは楽しいし、腐れ縁みたいなもんだと思ってる。見捨てた日には一生後悔するだろうと確信できる。ここはいっちょ助けてやるか!

 

 

でもどうやってこのG共を追い出せばいいんだ?この場は何とかなっても俺の知らない所で必ず狙ってくる。今後も手を出さないように先手を打たなくちゃいけない。・・待てよ?あれなら・・

 

 

 

 

「別に渡してもいいよ」

 

「!?」

 

「本当かい?」

 

俺の言葉に目の前のインキュベーターは捕獲するために一斉に立ち上がろうとし俺の後ろにいたキュゥべえはショックを受けた様子だ。

 

痛い!背中殴るのやめなさい!まだ続きあるから!

 

「た・だ・し!」

 

俺は急いで待ったをかける。それを合図に皆動きを止めた。それを確認して続ける。

 

 

 

 

「そうなったら俺が魔法少女になる可能性ゼロになるよ?」

 

「どういう事だい?」

 

 

 

うわー食いついてきた。俺を魔法少女にするのまだ諦めてないんだな。知ってたけど。場を仕切るため咳払いをしてから口を開く。

 

「あー最初から魔法少女になる気なんてさらさら無いけど、もし万が一数億歩譲って契約する時が来たら俺は背中に隠れてるコイツと契約する。お前らとは絶対契約しない。そこで俺から選択肢を二つ出す。お前らの諸事情で特大の感情エネルギーを得られる可能性を放棄するか?宇宙救済のために些細な問題は見逃してビッグチャンスの可能性を残しておくか?自称感情のない合理主義のインキュベーターはどっちを選ぶ?」

 

自分でもとんでもなく意地悪な笑顔になってると確信する。

 

まあ未来永劫契約の可能性ゼロなんですけどね☆

これぐらい言っておかないとこいつら絶対退かなさそうだしさ。まあリップサービスって事にしておこう!さあどうする?白い悪魔諸君!

 

しばらく部屋の中は静かだったが、やがて先頭にいるインキュベーターが俺を見上げて結論を告げた。

 

「・・分かったよ。僕らは彼から手を退くよ。あくまで目的は宇宙救済のためのエネルギーを回収する事だからね」

 

うおっしゃあああああ!勝ったあああああ!

 

俺は心の中でガッツポーズをする。これでこいつらはキュゥべえに手を出さないだろう。今日の俺って策士だな!意外と頭脳キャラいけるかも!?

 

 

 

 

 

 

「それにしても驚きだね」

 

「ん?」

 

一人悦に入っていた俺に水を差す声が聞こえた。声の主は俺の前にいるインキュベーターだった。心なしか嬉しそうに聞こえたんですけど?

 

「あれだけ頑なに契約を拒んでいた君が自ら可能性を示してくるなんてさ。これは良い傾向だ」

 

「あの・・え?・・ちょっと」

 

おかしい。話が不穏な方向に進んでない!?こんな展開聞いてないよ!?

 

「是非君が自分から望んで契約してくれるように僕らはこれから様々な対応をさせてもらうよ!インキュベーターの威信にかけて!」

 

「遠慮してもらえませんか!?俺契約する気ないよ!?」

 

「それじゃ失礼するよ。ばいばい」

 

「話聞いてえええええええええええええええ!!」

 

俺の叫びはスルーされ白いG共は窓が壊れるんじゃないかと思うくらいぎゅうぎゅう詰めになりながら出て行った。

 

 

とんでもねえ事口にしてしまったああああああああ!!あいつら自分では感情無いって言ってたくせに目の色変えてて声が上機嫌だったぞ!?うわああああああ!これから原作始まるって時に何で更に厄介な事になるように仕向けてんだ俺はあああああ!?難易度ハードモードからナイトメアモードに切り替わった瞬間を目撃してしまった・・・。

 

 

自分の愚かさとこれからの絶望的な未来に嘆き俺は床に手をついて打ちひしがれる。

 

「君は救いようがない馬鹿なのかい?」

 

「・・・自分でもそう思います」

 

インキュベーターが去り隠れていたキュゥべえがいつのまにか俺の隣に立っていて、ダメ押しの一言を呟いた。いや助けたのにトドメ差すって酷くないですか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

キュゥべえside

 

「それはともかく助けられた事には変わりない。お礼を言うよ。ありがとう。君が助けてくれなかったら僕は処分されていただろうしね」

 

「・・やっぱそうなんだ」

 

僕は未だにさっきの事を引きずっている優依にむかってお礼を言う。

 

まさか彼女が僕を助けてくれるとは思わなかった。てっきり僕を見捨てて差し出すのかと思ってたから驚いた。どうして助けてくれたんだろう?

 

「何?どうしたの?」

 

そう疑問に思って優依を見つめていると不思議に思ったのか僕に質問してきた。だから思い切って聞いてみる。

 

 

「君はどうして僕を助けたんだい?」

 

「?」

 

「君にとって僕は厄介な存在でしかない。それなのにわざわざ君が不利になるような事を言ってまで僕を助ける理由はなんだい?」

 

「あー」

 

優依は顔をかいて言い淀んでいる。そんなに言いづらい事なんだろうか?

 

「笑わない?」

 

「内容によるよ」

 

「・・キュゥべえの事腐れ縁の悪友みたいに思ってるからかな・・?」

 

「え?」

 

「ああああ!だから友達だって思ってんの!最初は正直嫌いで厄介な奴だって思ってたけど喧嘩したりふざけあったりして一緒に過ごしてるうちに情が移ったんだよ!キュゥべえといるの楽しいの!だからこれからもよろしくしたいんだよ!」

 

「・・・・・・・・・」

 

優依は恥ずかしいのか真っ赤な声で叫ぶ。僕はどう答えればいいのか分からなくて無言のままだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『どうやら君は精神疾患になってしまったようだ。感染の可能性があるからリンクはすでに切ってある。悪いけど僕たちは君を処分しなければならないんだ」

 

 

 

 

優依の部屋で彼女を待っている時に突然”元僕たち”に囲まれ告げられた。

 

予感はしてた。優依に出会ってから僕と彼らの考えにズレが起きていて魔法少女の契約にも懐疑的になっていた。リンクを通して見る彼女たちの絶望する姿は目を背けたくなる程辛い光景になっていたんだ。今までの僕ならこんな事はなかった筈なのに。

 

原因は分かってる。「神原優依」だ。彼女の突飛な言動と行動が影響して「僕たち」とは違う「僕」という自我が生まれた。いつからなのかは分からない。おそらく初めて優依と出会った時から前兆はあったのかもしれない。楽しい・嬉しい・悲しい・腹立たしい・馬鹿馬鹿しいといった様々な感情は優依を通じて学んだ事だ。観測では分からないような事があると初めて知った。僕たちは感情があることを精神疾患と呼んでいたがそれは違うと今なら思える。僕たちはただ目を背けていただけ。僕たちは自分が傷つきたくないから本当はある感情を奥深くに閉じ込めているだけだ。僕はそう結論付けた

 

それを察知されたんだろうね。ある日リンクを切られた。まさかすぐに対応されるとは予想外だ。感情を持つ僕が恐ろしいらしい。過剰とも思えるほどの数を連れた元僕たちがやってきた。

 

この時が来たか・・

 

死にたくない!

 

どうして僕が!?

 

取り囲まれた僕はあらゆる感情が渦巻いていた。そんな時に現れたのが優依だった。まあ彼女の部屋だしね当然だ。

 

少しでも助かりたくて後ろに隠れた。まあ・・多少怖かったのは否定しないけど。

 

まさか助けてくれるとは思わなかった。あのヘタレな優依が僕となら契約してもいいといった時は誰だコイツ?と思うほど驚いた。まあ当然口が災いして更に厄介な事を舞い込むようになってたな優依は。調子に乗った自業自得の結果なので同情の余地はないね。

 

 

 

ただ本当に嬉しかった。僕を助けてくれて。友達と言ってくれて。勿論不安はある。僕はこの先どうなるのか?優依の行く末がどうなるのか?不透明な事ばかりだ。

 

 

 

「・・・本当にいいのかい?僕ははぐれだ。自業自得とはいえこの先彼らは君を付け狙うよ?僕だけで対処出来るか分からないんだよ?」

 

これまでの事を振り返った後拒絶されてもいいように逃げの言葉を口に出す。体が震えている。これが恐怖というやつなんだね・・。

 

優依はキョトンとしていたが急に笑顔になって僕に手を差し出してきた。僕はその手をまじまじと見つめる。どういう事?

 

「何をいうか!ぶっちゃけ俺一人じゃめちゃくちゃ怖いんで頼りにしてるよキュゥべえ!一人より二人ってやつだ!これからよろしく!居候兼悪友よ!あっこれ握手ね」

 

相変わらず情けない宣言をしてるなあ。・・・でも優依らしいや。

 

 

 

・・・決めた。僕は優依と一緒に生きる。僕の持てる力でこの馬鹿でヘタレな友達を守ろう。

 

 

 

 

「そう言われたら仕方ないね。僕もやれる事はやろう。・・僕の悪友だしね」

 

優依の掌に足を乗せて宣言する。僕は足だけどしっかりと握手しあった。

 

人類とここまで仲良くなった前例はない。今までは表面上の付き合いでインキュベーターに感情がない上に魔法少女達はすぐにいなくなってしまったからだ。道のない道を歩くようなもんだ。怖いけど優依となら仲良く楽しくやっていけそうだ。

 

まだ見ぬ先を考えて僕は胸が高鳴った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ところでさ」

 

「何?」

 

さっきまでの感動的な場面の後、優依が唐突に切り出してきた。

 

「インキュベーターって大量にいるじゃん?皆『キュゥべえ』って呼ばれてるからややこしいし、いっその事改名しないか?例えば『シロべえ』とかってどう!?」

 

 

 

「・・・表に出なよ優依。容赦しないから」

 

 

 

 

うん、やっぱり無理かもしれない。この馬鹿へタレと友好な関係作れる気がしないよ。

 

 

先の事は置いといて取りあえず僕はドヤ顔してる優依にむかって頭突きをお見舞することに決めた。

 




QB仲間にGETだぜ!!
彼の活躍で優依ちゃんの生存率は大幅にアップするでしょう!!
今後の活躍に期待です!ほむほむに殺されないようにしないといけないですけどねw
あとヤンデレさんにも!

QBが味方になったのであと数話で原作入ります!
・・でも最近番外編を先に書きたいなあと葛藤してる今日のこの頃・・
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