魔法少女オレガ☆ヤンノ!?   作:かずwax

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誘惑に負けて現在番外編を執筆中!

近日投稿予定!

ちなみに内容は一切本編と関わりありません!


28話 紫さん♪お話しましょ♪

ほむらside

 

私は苛立たしげに立ち入り禁止区域を歩く。思い出すのは先ほどの事だ。

 

 

 

しくじってしまった。

インキュベーターがまどかと接触しないように先回りして奴らを始末したのが裏目に出た。

襲撃を逆手に取られてまどかに助けを求めて呼び寄せてしまうなんて。

しかも私がか弱い小動物を襲っているように印象づけられてしまった。

これであの娘の中では私は悪者認定。

 

相変わらず卑怯な連中ね・・

 

 

思わず舌打ちしてしまう。

苛立ちが消えずに立ち止まり思わず握りこぶしを作る。

 

一緒にいた美樹さやかにも警戒されてしまっている。

これではまどかと容易に話すどころか近づけない。

まどかだけならともかく美樹さやかがいる以上私が近づけば邪魔してくるだろう。

 

 

更に悪い事に突如現れた魔女の結界で足止めを食らってる間に巴マミとも接触させてしまった。

孤独を恐れる彼女は間違いなくまどかを魔法少女に勧誘するだろう。

 

結局私は巴マミに追い払われる形でまどかが抱くインキュベーターを始末出来ないまま退散するはめになった。

 

あいつらの思惑通りに事が進んでしまっている

 

美樹さやかは恐らく契約する。そしてほぼ確実に魔女化する。

今までの時間軸でも例外が無かったからこの時間軸でも同じだろう。

親友のそんな姿をあの娘に見せたくはないが私一人で対応出来るかどうか・・

まどかが契約してしまえばお終いだ。これだけは何としても阻止しなければ。

 

 

そしてキュゥべえを友達だと思っている巴マミは奴らを攻撃していた私を許さない。

もはや話も聞いてもらえないだろう。

 

おそらくこの時間軸でも巴マミと美樹さやかはワルプルギスの夜が来る前に死んでしまう。

戦力が欲しい私としては手痛いが仕方がない。

最優先はまどかだ。

 

・・やはりこの時間軸でも佐倉杏子に協力を求めるしかなさそうね。

 

どの時間軸の彼女も粗暴で利己的だが利害が一致すれば共闘出来る。よほどのイレギュラーが発生しない限りは大丈夫なはず。

 

「・・はあ」

 

ため息が出てしまう。

 

 

 

転校初日でここまで上手くいかない時間軸は初めてだ。なにもかも上手くいかない。

 

 

「それでも私は必ずまどかを救う」

 

たとえ一人でワルプルギスの夜と戦う事になっても

 

周りが全て敵になっても

 

 

不安になる考えを押しこめ再び歩き出す。そしてふと思い出す。

 

 

 

 

・・・そういえば「神原優依」はどうなのだろう?

 

この世界のイレギュラー。とても臆病そうな性格で脅威にはならないだろうけど、まどかの友達で美樹さやかとも親しい様子だ。彼女にもインキュベーターが見えていた。魔法少女の素質があるのは間違いないがどう考えているのだろう。

 

やはり契約するのだろうか?

 

しかし少し観察した時の様子に疑問がある。

 

学校にいる間、私に話しかけようとしていた。周りに人だかりが出来て一言話すどころか近づくことすら出来ていなかったけど。

 

さっきのインキュベーターを襲うというどう見ても私に悪い印象しか抱かない場面でも彼女は私に話しかけようとしていた。結局それは美樹さやかのせいで邪魔されてしまったが。

 

 

どうやら私に話があるみたい。それはこちらとしても好都合だ。

もし私が彼女を通して魔法少女の真実をまどかに伝える事が出来れば契約を考えないかもしれない。友達の話なら聞く可能性が高い。どこまで私の話を信じてもらえるか分からないがそれは彼女次第。

 

ひょっとしたら「神原優依」は私の協力者になるかもしれない。

直接会って話してみる価値はある。

 

 

 

「おーい!暁美さーん!」

 

考えがまとまると同時に誰かが私を呼ぶ声がする。声のする方へ振り向くと丁度考えていた「神原優依」がこちらに走ってきているのが視界に入った。わざわざあの後で私を探して呼び止めるにはそれなりの理由があるはず。内容にもよるがここで話し合って協力関係を築ければ御の字だ。

 

「・・・何の用かしら?」

 

神原優依が私の元にたどり着いたので彼女が口を開くのを待つ。

 

こんな言い方しか出来ない自分に憤りを感じる。彼女の事だから怖がってないといいけど。

 

 

 

 

「・・・・・・・・」

 

 

神原優依は何も喋らず顔を俯かせて私を見ないようにしている。よく見ると身体が震えているようだ。おそらく先程の恐怖が蘇ってきたのだろう。

 

・・いえ、ひょっとしたら私の事が怖いのかもしれない。

 

 

だったら何故追ってきたの?

怖がるぐらいなら追ってこないで

私を勝手に期待させないで欲しかったのに・・

 

理不尽な怒りを感じながら神原優依を睨む。こんな状態では話なんて出来ないだろう。

・・・仕方がない。諦めた方がよさそうね・・・

 

 

「用がないなら私は行くわよ」

 

少し胸が痛むのを感じながら彼女にそう告げ背中を向けて歩き出す。

 

馬鹿ね私は。

 

ひょっとしたら・・なんて無駄に期待するなんて

 

内心で自嘲し、今後はなにも期待しないように戒めながら出口に向かった。

 

 

 

 

 

「ああああ!もう!行っちゃうじゃないか!君はホントにどうしようもないね!こんな時までポンコツなんて!待ってくれ暁美ほむら!僕らは君と話がしたいんだ!少しだけ話を聞いてくれないかな!?」

 

「!?」

 

 

この声を忘れる訳がない・・

間違えるはずがない・・これは憎いインキュベーターの声!

何故私を呼んだの?どうして?どこから聞こえた?

・・私の後ろから聞こえなかった?

 

 

慌てて後ろを振り返ると神原優依の肩に憎たらしい白い生命体がのっていた。

 

 

 

 

どうして神原優依といるの!?彼女は魔法少女だったの!?

 

ッ!混乱してる場合じゃない!時間を停止させて少し冷静に様子を見なければ!

 

 

カチリ

 

急いで時間停止の魔法を発動させ全ての時間を止めた。

これで少しは・・

 

 

 

「え・・・?」

 

自分の目を疑った。確かに私は時間停止をしたはず!

 

 

なのにどうして神原優依は動けるの?

どうして彼女の時間は止まらないの?

分からない・・何もかも分からない・・

 

 

彼女は一体何者なの・・?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はあ・・はあ・・死ぬ」

 

マミちゃん達と別れた後、暁美ほむらを追ってひたすら走る俺。はっきり言って瀕死に近いです。運動神経皆無な上にこんなに長い時間走る事もなかったので息が絶え絶えで足がコンパス棒のようだ。

 

まさか既に去った後じゃないよね?

勘弁してくれよ!?無駄骨とか俺泣くぞ!?

 

 

「あ」

 

はるか前方に逆V字のロング黒髪を発見!

間違いない!暁美ほむらだ!魔法少女のままでおっかないが仕方ない!

 

 

「おーい!暁美さーん!」

 

全ての体力を使い、声を張り上げてほむらを呼ぶ。

 

 

 

「げほ!」

 

息を詰まらせ咳が出てきて顔を伏せる。

 

う!きっつ!息出来ねえ!叫ぶんじゃなかったよ・・でもこうでもせんと俺に気づかずじまいだろうしな。

 

ていうかさっきの声届いたか?

 

若干ぼやけた視界で顔を上げるとほむらが俺に気づいたのかこちらに振り向き立ち止まっている。

 

おお!やったぞ俺!ほむらに届いてた!後はたどり着くのみ!

頑張れ俺!ゴールはもうすぐだ!

 

何とかほむらの前にたどり着くも既に体力の限界で顔を上げる気力すらない。身体を酷使したからか震えて痙攣してるっぽい。

 

「・・・何の用かしら?」

 

「ヒューヒュー」

 

あの・・用件を聞かれるのはもっともですが既に俺色々限界来てて声出すどころか呼吸音すら怪しいんでちょっと待っててもらえませんか?

やっぱり無茶するもんじゃないな。ほむらを追って捕まえるも話せないんじゃ本末転倒にも程がある。

 

 

「用がないなら私は行くわよ」

 

体力が戻らない内にほむらが痺れを切らしたのかスパッと断言され背中を向けて再び歩き出してた。

 

 

 

ちょっと待ってえええええええええええええ!!

あともう少し!あともう少しで体力戻るから!ちょっと待って下さい!

せめて声が出るまでお待ち下さい!!

 

俺の心の叫びは無視され、ほむらとの距離は無情にも遠くなっていく。

 

 

 

「ああああ!もう!行っちゃうじゃないか!君はホントにどうしようもないね!こんな時までポンコツなんて!待ってくれ暁美ほむら!僕らは君と話がしたいんだ!少しだけ話を聞いてくれないかな!?」

 

醜態さらす俺を見るのに限界が来たのだろう。今まで空気と化してたシロべえがほむらに向かって叫んだ。

インキュベーターと魔女が怖くて存在消してた奴が何言ってんだか。

 

代わりに声を掛けてくれるのは正直ありがたいんだけど相手が悪すぎる!

よりにもよってあの「暁美ほむら」さんにお前が声かけるか!?

QBクリーナーと名高い人ですよ!?分かってんですか!?

 

 

「!?」

 

案の定こちらを振り向き、俺の肩にのっているシロべえを確認したほむらは警戒し、即座にお得意の時間停止を発動させた。予想範囲だ。

 

カチリ

 

 

「え・・・?」

 

時間が止まり周りの景色は時を止めたが俺たちの時間はそのまま動いている。

それが信じられないのかほむらは呆然と俺達を見つめ、そして俺達はそんなほむらの様子を見て成功を確信した。

 

 

「やったぞシロべえ!成功だ!やれば出来るじゃないか!よ!天才!」

 

「ふふふ、君に注文を受けた時は滅茶苦茶だと思ったけど僕にかかればこんなものさ!もっと褒めてくれていいんだよ?」

 

ガチャリ

 

「「嫌あああああああああ!!」」

 

 

 

 

 

今何が起こったかというと

 

 

 

ほむら時間停止発動させる

    ↓

俺とシロべえの時間が停止せず、ほむら驚く

    ↓

ほむらの様子を見て俺とシロべえ手を取り合って喜ぶ

    ↓

ほむら銃を突きつける

    ↓

俺とシロべえ悲鳴をあげて抱き合う←今ココ

 

 

 

こんな流れになっている。俺ピンチ!!

 

 

「答えなさい!どうして動けるのよ!?貴女は魔法少女なの!?」

 

混乱しているのかクールな仮面が剥がれ声を荒げて問い詰めてくる。

 

顔超おっかない!これ一歩間違ったら撃たれそうなんですけど!?

駄目だ!焦るな俺!ここで俺まで混乱したら収集つかなくなるぞ!

思い出せ!パニックになった相手との交渉の基本は冷静に対応する事だ!

やるんだ!ほむらを落ち着かせなければ!

 

 

 

俺は両手を上げてほむらに話かける。

 

「おおおおお落ち着いて話合おう!まずおれ・・私は一般人です!魔法少女じゃないです!どうして動けるかは私の肩にのっている白い宇宙人さんが知っているので彼に聞いて下さい!」

 

「!? 裏切ったね優依!薄情者!違うんだよ暁美ほむら!確かに君の時間停止を僕らには無効になるようにしたけどそのアイディアはコイツが出したから!僕は作っただけだから!黒幕は優依だよ!」

 

 

 

ほむらの前でお互い相手をなすり合いの殴り合いを始めたが裏では

 

 

≪おいシロべえ!結界とか盾とか何でもいいから身を守るもの無いのかよ!?このままじゃ殺されちゃうよ俺ら!≫

 

≪無いよ!ほむらの時間停止対策にほとんど費やしてからそこまで気が回らなかったの!≫

 

≪何で気が回らないんだよ!?一番大事な事じゃん!確かにほむらに時間停止されてその間に攻撃されたり逃げられたりするから厄介だけど発動させないようにすれば良かったんじゃないのか?何で俺らが時間停止の中で動けるようにするなんてややこしい事したんだよ!?≫

 

≪そこが僕のこだわりのポイントさ!いかに暁美ほむらと同様時間が停止してる中、自由に動けるように調整するのは大変だった!だけど苦労した分上手くいったよ!≫

 

≪そんな妙な事にこだわってるから身を守るっていう一番大事な事が抜けるんだろうが!≫

 

 

こんなやり取りがテレパシーで行われていた。

 

 

シロべえの変なこだわりのせいで生命の危機に瀕してるなんて・・すごく嫌だ。

こんなキャラじゃなかったのに・・ひょっとして俺のポンコツ移ったのか!?

 

 

 

「うるさい!!」

 

「「ひいいいいいいいいいいいいい!!」」

 

俺達のくだらないやり取りもほむらの一喝で止まった。

だってさっきはハンドガンだったのに今はマシンガンに切り替えて突き付けてくれば誰だって止まる思う。

下手すりゃ蜂の巣ですもん!

 

 

「どういう事よ?」

 

「どういう事と申されましても・・」

 

単純に時間停止厄介だなー、何とかなんねえかなーと冗談半分でシロべえに対策をお願いしただけだ。ほむらが考えてそうな大それた理由なんてない。シロべえは文句言ってたけど成功してるあたり優秀だと思う。まあ予想の斜め下の効果で攻撃対策は何もしていないという欠陥付きだが。

 

コイツもポンコツになってきたな・・

 

心で毒づいたのに気づいたのかシロべえがほむらの見えない位置からパンチしてきて痛い。

 

 

 

て、そんな馬鹿な事考えてる場合じゃない!一刻も早くほむらの警戒を解かなければヤバい!俺達の命が!!

 

 

 

「あの暁美さん・・私達は怪しくないですよ?」

 

「時間停止が効かず自由に動いてる上にインキュベーターを連れた怪しさ満点の人が怪しくないと言っても貴女は信用出来るの?」

 

「ですよねー・・」

 

うん、怪しすぎるよね俺ら。逆の立場だったら絶対信用しないもん。

 

 

 

「・・どうしてインキュベーターを連れているの?」

 

「ひいい!」

 

ほむらがシロべえを睨みながら質問してくる。

Wow!凄い眼力!シロべえビビりまくってるよ!俺も怖い!

流石「インキュベーターが嫌いな魔法少女第一位」!すごい憎みっぷり!

 

 

・・冗談はともかくどうしよう?

シロべえの話は長くなるしいっその事俺について話す?

でもこんな状況で絶対信じてくれなさそうだ。

それよりも俺達は生きて帰れるかどうかさえ怪しいぞ・・

 

 

 

「・・答えられないの?」

 

どう答えるか頭を捻っているとほむらには黙秘と思われたらしく、とても苛立った様子の声で聞いてくる。

ほむらの奴とても不穏で物騒な雰囲気だ。本気でヤバいかもしれない!

 

 

「言いたくないなら構わないわ。力ずくで言わせればいいだけだもの。・・貴方達が何者でどういう目的でここにいるのか全て話してもらうわよ!」

 

 

ジャキっと不吉な音を出してほむらは俺の額に黒光りしてるマシンガンを向け、引き金を引こうとしている。

 

冗談だと思いたい!でもほむらの奴本気だ!

だって目がマジだもの!

何が何でも吐いてもらうって書いてあるんだもの!

ヤベえ!やっぱりコイツ暴走紫だ!

 

 

 

≪優依!早く逃げないと!≫

 

 

 

シロべえが叫ぶが今更逃げられない!動いたところで撃たれるし、何より足が竦んで動いてくれない!

 

≪優依危ない!≫

 

俺は覚悟を決めて目をギュッと瞑り来るであろう痛みに備える。

だが聞こえたのは発砲音ではなく代わりにガシャンと何かが壊れる音だったので驚いて目を開ける。

 

 

視界に映ったのは驚きの表情で固まった暁美ほむらと彼女の前に持っていたであろうマシンガンが真っ二つになって地面に落ちてた光景。どうやらさっきの音はマシンガンが落ちた音みたいだ。

 

 

「・・・何をしたの?」

 

「・・何が?」

 

「ふざけないで!!」

 

俺も何が起こったのか分かってないから答えようがないのにほむらは怒る怒る。それはもう目くじら立てまくる程。

 

 

 

「・・・チッ。訳が分からないから一先ず退散させてもらうわ。またどこから攻撃されるか分からないし。今度私に接触しようとしたら容赦しない。そしてまどかに危害を加えるようなら私は貴女を殺すわ。それだけは覚えておきなさい」

 

「はあ・・」

 

キャラブレブレな舌打ちからのブレないまどか至上主義宣言をされ、曖昧な返事をしてしまう。

脅しじゃなくて本気で実行してくるのがほむらの恐ろしいところだ。今後はもっと慎重にしないと!

 

 

「・・・・」

 

背を向けて去ろうとするほむらが一度だけ悲しそうな表情で俺の方を見て姿を消す。

喋んなくていいからせめて壊れたマシンガンは回収してくださいよ!どうすんのよこれ!?

 

 

 

ほむらがいなくなった後、俺達はマシンガンの残骸に近づいて様子を見る。

 

「シロべえ、さっき何があったか見た?」

 

「分からない。優依の後ろに隠れてたからちゃんと見えなかったけど何かが横切ったと思ったら暁美ほむらが持っていた銃が壊れてたんだ。早すぎて見えなかったよ」

 

さり気なく俺を盾にした発言かますシロべえにも分からないようだ。

 

「まあ助かったから良かったんだけどなんだったんだろう一体?俺怖くて目つぶってから見てないし、故障じゃなさそうだな」

 

「この見事なまでに真っ二つな破損状態を見ると明らかに人為的だから事故でも無さそうだ。ベテランの魔法少女である暁美ほむらが対応できないなんて余程の事だよ。今の所考えられるのは他の魔法少女の仕業かな?心当たりはあるけど今は見滝原にいないはずだし、仮にいたとしても僕なら分かる。それに彼女の性格を考慮するとこんな隠密行動を起こさず、姿を見せるはずなんだけど・・理解できない。んー訳が分からないなー」

 

シロべえは冷静に分析しているが正直付いていけないので別の話題に変える。

 

 

「・・俺は最初から訳が分からないんですけど。何でほむらに声掛けたのさ?絶対警戒されるの分かってたのに」

 

「ああでもしなきゃ止まってくれなかったでしょ!君のエンスト寸前の体力のせいでまたほむらと話すチャンスを逃すところだったんだから!悪手だけどこれで向こうは嫌でも僕らを意識したはず!危険度は跳ね上がったけどまだ何とかなるよ!優依!早く紫を籠絡してよね!じゃないと僕殺されちゃうから!」

 

「何言ってんだお前は!おかげでさっきは撃たれそうになったんだぞ!?ほぼお前のせいで!次会ったら今度こそKILLされちゃうよ俺は!!」

 

「それを何とかするのが君の仕事でしょ!?」

 

 

しばらくこんな不毛な喧嘩が続いたが事実は変わらない。

俺達は暁美ほむらとの初接触を失敗で終わらせてしまった。

 

そもそもまともに話してないのに印象最悪なんですけど・・

 

 

 

「!」

 

「どうしたの優依?」

 

突然俺に天啓が降りてきた。まだ希望がある!

 

「そうだ!今からマミちゃんの所に行って説得すればいいんだ!ひょっとしたらまだ挽回できるかも!?ちょっと行ってくる!」

 

「待って優依!」

 

シロべえの静止を振り切り俺はマミちゃんの家に走る。

 

間に合ってくれよ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はあはあはあ・・」

 

ピンポーン

 

チャイムを鳴らし扉が開くのを待つ。

幸いまだ夕方だ。まどか達はまだ部屋にいるかも

 

 

ガチャ

 

 

「はーい!あ!優依ちゃんいらっしゃい!待ってたのよ?用事は終わったの?」

 

扉が開いてマミちゃんが出てきた。俺の姿を確認すると嬉しそうな笑顔になる。

 

 

「うん、ついさっき終わった。まどか達いる?」

 

マミちゃんの身体で遮られた部屋にピンクとブルーがいないか目で動かして探すがこちらからは確認出来ない。

 

頼む!まだいると言ってくれ!じゃないとここまで走った意味が!

 

祈るようにマミちゃんを見る。見つめられたマミちゃんはとっても嬉しそうな表情で口を開き運命を告げた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「鹿目さんと美樹さんならとっくに帰ったわよ?それより聞いて!明日あの娘達を連れて魔法少女体験コースをする事にしたの!優依ちゃんもせっかくだから一緒に参加しましょうね!」

 

 

運命は残酷だった

 

 

・・・あれ?おかしいな?目から液体流れてる・・・?

・・・しょっぱいな・・・これ・・・

 

 




大半の方のご想像通り失敗しました!

しかもほむらから敵視されるおまけ付き!


初日で早くも心折れた優依ちゃんは果たして精神が持つのでしょうか!?

次回は気分によって本編か番外編かどちらかを投稿する予定です!
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