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第一話「それは不思議な出会いにゃの」
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―――4月●日晴れ
始業式を終え、今日から中学二年生となった。一年経つのは本当に早いものだと思う。
新しいクラスメイトと友達になり、部活は今日は無いので家に直帰していた。
僕の両親は毎日忙しいから家にいないことが多い。
父さん“公野 明日夢”は家の近くで営業している内科のお医者さん。地元の人からも信頼されているらしい。
母さん“朱莉”はゲームクリエイター。
ただし、蝶☆変態だ。近所の隣人や知り合いの全てから恐れられている。そしてオタクでコスプレイヤー。もう、誰も手がつけられない。たまに自分の神と言い出すから始末に負えない。父さんも何でこの人と結婚したんだろうね?
だから僕は基本的に家に一人でいることが多い。寂しいといえば寂しいけど、ほぼ毎日隣の家に住む幼馴染が遊びに来るからそうでもない。
「ナルー、一緒にゲームしよー!今日は負けへんで!」
「別にいいけど、負けても泣かないでよ?リッドは泣き虫だし」
「んなっ!?泣き虫やないもん!ナルのアホーーー!!」
とまあ、こんな感じ。リッドこと“ヴィルフリッド・エレミア”幼い頃からの付き合いだから、同い年だけど妹のような関係だと思う。
ゲームで勝負して僕が勝ってリッドが負けて泣く。そして慰める。これが日常かなぁ
今日もいつものようにリッドと遊んで、明日の学校の準備を終えて寝る。その筈だった。
違和感を覚えたのは深夜だった。
ふと、お腹に違和感を覚えた。なんというか、何かが乗っかている感じ。そう、以前リッドが寝ている僕を起こすために腹部に乗っかってきた。そんな感じだ。
またリッドは部屋に侵入して僕の上に乗っかったのかな?と思った。けど、よく考えたらそれはあり得ない。
リッドが来るのは毎朝で家に誰かいる時だけだ。勝手に不法侵入してくるような奴じゃない。
じゃあ、誰?そう思って目を覚まして腹部を見る。上には何も載っていなかった。代わりに布団の中が異様に膨れ上がっていた
え?布団の中に侵入してるの?誰が?
少し恐怖感を覚えながらも見なければならないと思い、布団を捲った。そこにいたのは・・・・・・
「うにゃー・・・・・・すー・・・・・・」
よくわからない生き物がそこにいた。え?ナニコレ?猫耳としっぽがあるから猫?でも見た目はどう見ても女の子・・・・・・でも、幼児より小さいし。っていうか、何で僕のお腹の上で寝てるの!?
これが僕と不思議な猫(?)であるにゃのはとの出会いであった。
ども、ゼルガーです。
だいぶ昔に書いた「にゃのはと一緒」のリメイクです。
主人公の設定は高校生から中学生に変更し、両親の設定も少しだけ変えました。母親は変わってない?濃いキャラだから仕方ないね。
次に登場してほしいチヴィット族
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シュテゆ(シュテル)
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ふぇーと(フェイト)
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王ちゃま(ディアーチェ)
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ぷらずま(電)
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リヨぐだ子