ここは、おっさんの夢の中。二人の娘と妻そしておっさん。4人とも笑顔だった。でも、おっさんは泣いていた。笑顔のまま泣いていた。気持ちのどこかで分かっていた。もう、戻れないと…
~地下室~
「お姉さま…」
一人の少女がいた。名は、フランドール・スカーレット。吸血鬼だ。幼いながらにしてすさまじい力を秘めた彼女はまだ力の制御ができなかった。そのせいで最愛の姉レミリア・スカーレットに怪我を負わせてしまった。しかし、彼女の姉も吸血鬼だ。その回復力は目に見てわかる。吸血鬼にしては何ともない怪我だがフランドールは、体に負わせた傷以外に心の傷も負ってしまった。自分が、怪我をさせてしまったのだと。
「…少し外の空気でも吸おうかな。」
フランドールは、階段を上った。いつもより長く感じた。登りきった時、彼女はふと物置だったはずの部屋に違和感を感じた。なにかがいる。人間?それとも妖怪?確かめたい。この好奇心はだれにも止められない。そう、彼女さえも。
「誰か居るの?」
物置部屋にはいる。そこにないはずの真っ白なベッドにくるまっている何か。フランドールはレーヴァテインを右手に持つ。シーツをめくると涙を流しながら笑っているおっさんが寝ていた。悲しそうで楽しそう嬉しそうで苦しそう。フランドールは、レーヴァテインを消滅させた。なぜなのかは分からない。そんな不思議な気分にさせるおっさんをフランドールは眺めていたかった。
「ふぅ…ん、ここは?」
おっさんがつぶやいた。フランドールは、急にお話がしたいという衝動にかられた。
「よく眠れた?え~っと…おっさん?」
「誰がおっさんじゃい!おにーさんだ、おにいさん。」
おっさn…おにーさんは、彼女の呼びかけに驚くこともなく答えた。さらには、質問までされた。
「ここは、夢の中?それとも現実?」
あかしなことを、きく人だ。ここは現実か?あたりまえじゃない。と彼女はおもった。
「ここは現実よ、おにーさん。それと、お話しましょ?」
自分でも不思議だった。初対面の、しかも人間と会話するなんて
「あぁ、いいけど…ここどこ?あと…まあいいや。」
おにーさんは、何か言いかけたけどやめた。フランドールはきになったが、問いつめようとはしなかった。
「ここ?ここは紅魔館。私のお姉様が主よ!」
フランドールは、『お姉様』というところを強調した。なぜなら、最愛の姉がここの主様なのだから。しかし、フランドールの顔は、くもった。おっさんは、直観的に感じた。
「お姉さんと何かあったのかい?」
「うん…実は喧嘩しちゃって怪我をさせちゃったの私が悪いんだけどね」
そのときフランドールの心にあったもやもやがなくなり感情が一気にあふれ出た。
「うぅ…グス…お姉様に…ヒッグ…お姉様に謝りたいよ~うぅ…」
おっさんは無言で抱きしめた。ふとこんな光景が脳裡に浮かんだ。娘たちの姉妹げんかだ。おっさんは胸の奥が熱くなるのを感じた。
「じゃあ、おにーさんも付いて行くから一緒に謝りに行こう?」
「うん!」
フランドールの顔が明るくなり、おっさんもほっとした。
「で、名前は何?」
「私?私は、フランドール・スカーレット。フランって呼んで!」
「わかったよ、フラン」
おっさんは、友達を手に入れた。
「おにーさん、名前は?」
「俺?あー、おにーさんでいいよ」
「わかった!」
こうして、おっさんと幼怪は、この館の主、レミリア・スカーレットの元に向かった。
NEXT・・・
ごめんなさい・・・
えー、鯑嫌ーいです。本当にすいません。サブタイ詐欺もいいとこですね~。反省してます。きっと、きっと次回こそは!!!はいそこ~「次回あんの~」とか言わない。
え~もう、次回予告的なもの行きま~す。次回!おっさんは、本当の事を知る。第三回「ほほえましいですな~」です。
(感想等もまちしておりまスカーレット。)すいません…
では!別名アルマデ現状ヲ維持シツツ待機ッ!!