けものフレンズB   作:けものフレンズ2絶対許さないマン

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『けものフレンズ2』の設定をぶち壊したくて書きました。
そこに反省はない。あるのはあの駄作に対しての恨みだけや。


けものフレンズB

【ジャパリパーク:???】

 

ジャパリパークに佇むとある建物。

 

そこではヒトのフレンズが何かの実験をしていた。

 

外は悪天候にもかかわらず、彼女は実験を続けていた。

 

「…よし、後はこれをこの機械と一緒に入れれば」

 

彼女は両手にそれぞれ色の違う液体を、謎の機械に入れ始める。

 

「サンドスターとセルリウム…これらの関係性がわかれば…!」

 

そして機械が順調に作動し始め、彼女の表情も明るくなる。

 

しかし

 

ズドーン!!

 

突如として建物に落雷が走り、機械がおかしな動きを見せていた。

 

「そ、そんな!?どうして!?」

 

彼女は必死に機械を操作するも、一向に改善しない。

 

するとそこへ

 

「ーーーさん!研究所の周りの木に火が…!」

 

突如、彼女の友達と思わしきフレンズがドアを開けて入ってくる。

 

「!?だ、ダメ!ーーーーーラ!今来たら…」

 

彼女の悲痛の叫びと共に機械の周りに電流が走り、今にでも何か良くないことが起こりそうになっていた

 

「あ、危ない!」

 

フレンズは彼女を庇うかのように、彼女を機械から強引に離れさせる。

 

そしてつぎの瞬間

 

辺り一面に強い黒と白の光が包み込んだ。

 

二人は目を開けられないぐらいの眩しさに襲われる

 

そして、光が晴れた時

 

彼女は自分を庇ってくれたフレンズを見上げる

 

しかし、彼女は驚愕した

 

彼女の目に写っていたのは

 

『身体の半分がセルリアンと化していたフレンズの姿だった』

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

【日本:東京】

 

東京都にあるアパートの一室にて、若い男性がけものフレンズ(1期)を視聴していた。

 

彼はけものフレンズの最終回を見終えると、彼は背伸びをして視聴していたDVDを取り出す。

 

「いやー結構面白いな〜けものフレンズ!。なんだろう、なんかこう…昔の心を取り戻させてくれるみたいな?やっぱこういう暖かい世界っていいよな〜」

 

そう言いながら、今度はテレビの予約画面を操作していた。

 

そこには、『けものフレンズ2』のタイトルと話数が表示されていた

 

けものフレンズ2

 

この名を知らない人は殆どいないだろう。特にけものフレンズを1期から見ている人たちにとっては忘れたくても忘れられないタイトルだ。

 

何故ならけものフレンズ2は、けもフレ史上最悪のアニメかつ平成最後のクソアニメとして有名だった。

 

1話から始まるどことなくギスギスした感じ

 

フレンズを平気で貶したり、髪を引っ張るなどといった暴力

 

さらに、9話で起こったイエイヌへの酷い仕打ち

 

そしてなにより、最終回でイエイヌが見ていた絵

 

それはまさに1期を完全否定し、2期こそが本当のけものフレンズだというような絵だった。

 

などと数えるのもバカらしくなるくらいの不安要素や1期の優しい世界の否定要素、本当にこれはけものフレンズなのかと疑う人も少なくなかった。

 

放送終了後も、ツイッターなどで場外乱闘が勃発しており、今もなお『けものフレンズ2』はネットで大炎上している。

 

そんな事も知らない彼は、テレビに予約してあったけものフレンズ2を視聴しようとしていた。

 

「さーて、かばんちゃん達はごこくちほーに着いたのかなー?楽しみだなー」

 

そう言って彼は1話を視聴しようとしたその時

 

突然テレビから強い光が溢れ出した

 

「う、うわぁ!?な、なんだ!?」

 

光は彼を包み、光が晴れると、そこに彼の姿はなかった。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

【ジャパリパーク:海上】

 

海を走るジャパリバス

 

その近くには、新たなちほーであるごこくちほーが見えていた

 

「サーバルちゃん!見えてきたよ!」

 

「うわー!あれがごこくちほー?」

 

「森が沢山あるのだ!」

 

「すごいね〜」

 

かばん、サーバル、アライグマ、フェネック

 

そしてかばんの腕に付いているのは、今までかばん達を案内していた、ラッキービーストことラッキーさん

 

彼女達は、念願のごこくちほーに近づきつつあった

 

「モウスグ、ゴコクチホーニ着クヨそ、ソロソロ、降リル準備ヲシテネ」

 

ラッキーがそう言ったその時だった

 

突然、目の前から光が溢れ出していた

 

太陽とも違うその光に、みんなは驚いていた

 

「う、うわぁー!?た、食べないで下さーい!?」

 

「なにこれなにこれー!?眩しいよー!?」

 

「め、目が開けられないのだー!」

 

「アライさーん、そりゃ当然だよー」

 

「アワ、アワワワワ…」

 

光はジャパリバスを包み込み、光が晴れるとそこにジャパリバスやかばん達の姿はなかった

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

【???視点】

 

「ん、んー…」

 

突然、テレビから強い光がが溢れ出したと思ったら、いつのまにか気を失っていたみたいだ

 

未だに視界がボヤけるけど、何とか目は開けられそうだ

 

頑張って起き上がり、先ずは周りを確認してみる事にする

 

確認するもなにも、ここは自分の家の筈だけど、なんか草木の匂いがするし、何より風や空気がとても気持ちがいい

 

だんだんと視界が晴れ、よーく景色を見てみる

 

………あ、ここ俺の家じゃねぇわ

 

だって草木の匂いがどうこう言ってたけど、まさしくその通りだし、てか森の中だし

 

え何?俺今巷で流行りの異世界転移系ですか?

 

うわー、嫌だなー

 

まーた気持ち悪いだとか何とか言われんのかなー

 

てか、誰に言われんだろうなーそれ

 

まあ、来てしまったからには、まずは帰れる方法を探さないとね

 

とりあえず先ずは食料や水を確保しなければ

 

これサバイバルの基本だってじっちゃんが言ってた

 

俺は道なりに森を進んでいき、木や葉っぱなんかを見ながら歩いた

 

葉っぱだって食えるのあるしね、見るのは当然です

 

でも、一向に見つかる気配がない

 

途中小さいリンゴなら見つけて食べてみたけど、とても酸っぱくて食えたもんじゃなかった

 

まあそれでも貴重な食料なので大事に食べてるんですけどね…うぅ、すっぺー…

 

そうして歩いていると、ようやく森を抜ける事に成功した

 

森を抜けると、そこには球体型の家があちこちにあった

 

もしかしたら人がいるかも知らないと思い、窓を覗き込んだ

 

でも、全ての家を見たけど、誰も住んでいないようだった

 

俺は思わずため息をつき、仕方ないと思いつつも、もしかしたら家の中に食料があるかもと思い、家の中に入ろうとした

 

すると後ろから何かを落としたような音が聞こえた

 

もしかしたらこの家の人かなと思い、後ろを振り向くと

 

そこには犬の耳みたいなのを頭に生やした女の子がいた

 

「あ、えっと…この家の人?」

 

「あ、あ、ああ…」

 

「?」

 

「会えたーーー!!」

 

「え?う、うわぁ!?」

 

その子は突然抱きつき、突然の事に対応できなかった俺はそのまま倒れてしまう

 

「会えた!やっと会えた!ヒトに会えましたー!」

 

女の子は顔をこれでもかとスリスリと押し付け、匂いを覚えるかのように色んな所をスリスリしてくる。

 

「ちょっ、く、くすぐったいってw!」

 

しかし女の子は興奮してるのか、中々やめようとしない。

仕方ないので俺はしばらく彼女の気がすむまで好きにスリスリさせてみる事にした。

 

そんでスリスリされること5分

 

ようやく女の子は落ち着きを取り戻した。

 

「す、すみません。私興奮してしまったみたいで…」

 

「あー、うん。別に気にしてないからええよ?」

 

てかこんな美少女に俺みたいな男にスリスリしてくれるのかと思うとちょっと嬉しかったりする。

 

「あー、えっと。まず自己紹介からだよね。俺は坂木 弘(さかき ひろし)。キミは?」

 

「あ、私イエイヌっていいます。えっと、サカキヒロ…」

 

「ああー、ヒロシでいいよ?イエイヌちゃん?」

 

「あ、はい。わかりましたヒロシさん」

 

イエイヌって…確か家で飼ってる犬の事かな?流石に専門家じゃないからわかんないな…

 

でも確かどっかで聞いたんだよな〜

 

まあ、今気にしたところで別にどうこうなる訳やあらへんし、別にいっか。

 

「ところでイエイヌちゃん。ここってどこ?」

 

「ここですか?ここは『ジャパリパーク』ですよ?」

 

「……………え?」

 

 

・・

 

・・・

 

・・・・(チーン)

 

「…えぇぇーーーーーー!?」

 

「うわぁ!?」

 

ジャ、ジャパリパーク!?

 

今この子ジャパリパークつった!?

 

い、いやいやいや

 

きっと同姓同名の人が世界には3人いるが如くきっと同じ名前の世界の筈!

 

そうだ!そうに違いない!

 

でも、一応ここがジャパリパークなら、聞いておく事もあるよなうん

 

「え、えーっと、つかぬ事をお伺いしますが。チミはなんのフレンズかなー?」

 

「私ですか?イヌのフレンズです!」

 

マジかよおい本物だよ本物のフレンズだよコンチクショー

 

どーりでなんかあちこちから四角い光みたいなのがあると思ったよ

 

マジもんのけものフレンズの世界じゃないですかーやだーチョーウレシー

 

「あ、よろしかったらおうちに入りますか?ヒトが作ってた葉っぱを入れるお湯を入れますよ?」

 

「アッハイ、イタダキマス」

 

そんなわけで俺は嬉しさ50%驚き50%の状態でイエイヌちゃんのおうちにご招待されました

 

そんで適当に椅子に座ってしばらく待つと、イエイヌちゃんがティーカップやポットを持ってきた

 

そんでティーカップの中にお茶を入れた。

 

「ど、どうぞ」

 

「あ、ども」

 

では一口………あ、これいい紅茶や。うめー

 

「んー。美味しい」

 

「よかった〜。ヒトが作ってたのを真似てみたんですけど、お口にあってよかったです!」

 

うーんこれマジでうめー

 

香りもいいし、これに砂糖とかミルクいれて飲むのもいいよなー。

 

あ、レモンとかいれてレモンティーもいいかもしれねぇ。

 

「ねぇイエイヌちゃん、このおうちにお砂糖はあるかな?」

 

「お、おさとう?」

 

「えーっと、こういう四角い白い塊か、細い棒みたいなのがあればいいんだけど」

 

「あ、それでしたら!」

 

イエイヌちゃんは奥へと入り、ガサゴソと戸棚を漁っているようだった

 

それでまたしばらくすると、カゴを持ってきた

 

その中には角砂糖やコンデンスミルク。オマケにレモン果汁の入った物まであった

 

「これのことですか?」

 

「あーそうそう!イエイヌちゃん賢い!偉い偉い!ありがとう!」

 

あまりの嬉しさにイエイヌちゃんの頭をナデナデする俺。

 

すると、イエイヌちゃんは嬉しかったのか、目を細めて嬉しそうにしている

 

「さて、それじゃあ砂糖とミルクを入れて…」

 

砂糖とミルクを入れてミルクティーにして、再び飲む

 

………最高〜

 

「ん〜。ミルクティーにしてもおいし〜」

 

俺の美味しそうな表情を見てイエイヌちゃんも同じようにティーカップに紅茶を注いで、砂糖とミルクを入れる。

 

「んぐ…。わぁ…美味しいです〜」

 

「ホント美味しいね〜」

 

そんな感じで俺とイエイヌちゃんはティータイムを楽しむのであった。

 

 

・・

 

・・・

 

・・・・

 

・・・・・

 

そんなこんなしてたらあたりはすっかり暗くなっていた

 

お茶をしながらこのジャパリパークの事をイエイヌちゃんに聞いたり、他にヒトのフレンズを見ていないかなど色々話したりした。

 

まず、このジャパリパークはここ最近おかしな現象が起こってるという。

 

突然強い光が出たと同時に、強い揺れや俺みたいにフレンズが現れたりするらしい。

 

イエイヌちゃんも森の中で強い光が発しているのを見てもしかしたらと思いおうちに戻ってきたら、案の定俺がいたという。

 

そのため、ヒトも俺以外見ていないという。

 

…なるほど。あの光かなんなのかはわからないけど、俺がジャパリパークに来れたのは、恐らくその光のお陰かもしれないな。

 

「さーて、夜になった事だし、これからどうするかねー?」

 

ここいらで野宿できる所あったかなー?

 

イエイヌちゃんの家があるからーとかそういうのはNGね?

 

いやだっていくらなんでも見も知らないヒトをおうちに泊めるのはいくらなんでも抵抗あるでしょ?

 

「…あの!ヒロシさん?」

 

「ん?どしたのイエイヌちゃん?」

 

「その…、ヒロシさんさえよかったら、行く場所がわかるまで、このおうちに泊まっていきませんか?」

 

…おうふ

 

マジかよ 泊まっていいの?

 

女の子と男が同じ屋根の下で寝泊まり?

……ヤッター\(^O^)/

 

「そ、そだねー。行くあてもないし、せっかくだから、その好意に甘えるよ」

 

そう言うとイエイヌちゃんの表情が花が咲いたみたいに嬉しそうな顔になった。

 

「ありがとうございますー!」

 

「わぷっ!?」

 

イエイヌちゃんは再び俺に抱きついてくる。

 

よっぽど心細かったんだなーと思うとちょっと泣けてくる。

 

こうして俺は、イエイヌちゃんのおうちでしばらく厄介になる事となったのであった。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

【1年後】

 

あれから1年が経っちまいました。

 

イエイヌちゃんとフリスビーで遊んだりかけっこやら散歩やらと色々してましたけど、やっぱ帰る手段ありまへんでしたわ。

 

あれから強い光の噂もなくなり、強い揺れは昨日の夜に来たぐらいでそれ以来音沙汰はない。

 

んで、現在俺はと言うと、イエイヌちゃんと散歩しながら揺れの原因を調査しているといった所っす。

 

いやね、ほら。イエイヌちゃんにもしもの事があったら嫌やん?

 

そんな事起きたらアタシ悲しみの向こうに旅立ちますわホント。

 

んな事考えてたらイエイヌちゃんが立ち止まってクンクンと匂いを嗅いでいた。

 

「どした?イエイヌちゃん?」

 

「…森の向こうから、変な匂いがします」

 

「変な匂い?例えば?」

 

「うーん…、おうちの近くにあったのりものっていうのと同じ匂いがします」

 

乗り物なんてあったのね。俺知らなかったよ。

 

まあそんな事はどうでもいい。今はそんなそんな重要でもあらへんしね。

 

イエイヌちゃんが匂いを嗅ぎながら進み、俺もそれにつづく

 

広い森の中をどんどん進み、気がつくと少し広い場所に出た。

 

すると、イエイヌちゃんは唐突に立ち止まり、なにかを見上げていた。

 

俺もイエイヌちゃんと同じように見上げると、そこには絶対にジャパリパークには無い物がそこにはあった。

 

「……なぁにこれぇ?」

 

そこには、座り込むような形で倒れていた。巨大な【ロボット】の姿があった。

 

というか、これは俺でも知ってるロボットだった。

 

そのロボットは、リアルロボット界の金字塔、『機動戦士ガンダムシリーズ』に出てくるモビルスーツ。

 

『バイアラン・カスタム』

 

そう呼ばれていたモビルスーツが、今俺とイエイヌちゃんの目の前にその存在感を示していた。

 

つづく

 




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