先日の大樹の件から、数日、私はいつもと同じく、パソコンのディスプレイとにらめっこをしていた。
「ふぅー、ここはこれでいいかな。ノア、シュミレート頼む。」
『はぁーい、わかったの』と今回の術式の構築計算式のシュミレートを開始する。今回はうまくいったらしい。
「中々上手くいったんじゃないか?」
『うん、だけど今回構築出来た構築式だと、どうしてもレイジングハートの容量を超えちゃうかもしれないの。』
『YES、一回の戦闘でそう何度も使えませんし、この術式の外部の魔力を束ねて発射するのも制御はとても繊細です。マスターと一緒に行ってもそう何度も使えません。』
「でも英里はすごいね。この歳でブレイカーの術式を単独で組んじゃうなんて」
「ブレイカー?」
「ブレイカーっていうのは、英里が今、やろうとしていたことのミッドチルダでの名称のことだよ。」
「なんだ、既に確率された技術なのか。」と英里はガクッと肩を落としてしまった。
「でも、僕も確認したけどこのブレイカーの構築式は本当に完璧だと思うよ。」
「いいか、ユーノ。技術者にとって完成や完璧っていうのは絶望にた感情を持つものだ。何処かの科学者はいった。つねに高みを目指せ、されど完璧になるなかれってな。」
「時々、英里が子どもに見えなくなる時があるよ。」
「よく言われるよ。さてそれじゃ容量が足りないなら出来る範囲でレイジングハートを強化改造していくつもりだ。レイジングハート構わないか?」
『YES、マスターのお役に立てるなら、是非』
「ありがとう、レイジングハート、さて設計図を描いていこうか。」と私は改良の前に私に出来る範囲での地球産の魔法デバイス、劣化版レイジングハートの製作を行うことにした。インテリジェンスデバイスというらしいレイジングハートのようなデバイス、私が設計図を引いたのはレイジングハートと合体させることによって出力を底上げする拡張パーツ、それ自体をもう一つのインテリジェンスデバイスとすることでさらに出力強化、魔力制御や術式発動の処理能力を向上させるという感じの構想をユーノに話して聞かせながら、作業をする。ユーノは英里の邪魔になってはとジュエルシードの探索に向かうのだった。
それから2時間、英里が設計をしながら並列でノアのシュミレートに沿って修正を加えていく。その際にレイジングハートにも意見を聞きながらさらに作業をしていると
(英里、英里!、大変だよ。ジュエルシードが暴走した。)
「ん、そうかわかった。すぐに向かう。」
と英里はレイジングハートを持ってバリアジャケットを装着し、現場に向かうのだった。
そして魔力反応の出ている場所にたどり着くと巨大な猫がいた。
「あれは、月村邸か?、そうか。もうそんな時期か」
『マスター?』『英里ちゃん?』
「いや、なんでもない。行くぞ。」と私は結界を念の為結界を展開して猫をどうにかするか考えていると何処からか光刃が飛んできて猫に直撃、さらに次の瞬間、金髪の少女が鎌の形状のビーム刃を出したデバイスで攻撃し、猫のジュエルシードを封印する。
「すごいな。あの子だがジュエルシードを持っていかれるのも面白くないな。」と私はその金髪の少女に攻撃する。
「誰?、地球に魔導師⁉︎、ジュエルシードの回収者」
「すまないが、それを持っていかれると私としては少々面倒なんだ。それを渡してはもらえないかな?」
「それは出来ない。これを母さんが必要としてるから」
「交渉決裂か、仕方ない。ここからは少々荒っぽく行かせてもらう。」
と英里は魔力を拳に纏わせて殴りかかる。
「嘘、最初からそのつもりだったくせに!」
「そんな訳はないだろ。何事も争わないで済むならそれが一番だ。」
「しつこい」と金髪の少女は光を発して英里の目をくらませる。
「逃げられたか・・・・・、あれがフェイト・テスタロッサか」
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